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性感帯
しおりを挟む「………んっ、……ふぅ……っ」
舌を絡め合ううちに媚薬が効いてきたのかノアの息と体温がどんどん上がっていく。
「…あっ、……んぅ……っ♡」
胸の小さな突起に指先がそっと触れただけでノアは敏感に反応して身体を捩った。もう片方の愛らしく尖った胸の突起にねっとりと舌を這わせると可愛い声がノアの口から溢れてくる。
「……っ、あん…っ、んん……っ」
舌で首筋から鎖骨を舐め、乳首に到達するとその突起にしゃぶりつき、下腹部までキスで降りるとまた上まで登って乳首を愛でる。
「あっ……、あんっ♡…や…、んっ♡」
シーツを掴んでピクピクと震えながら私の愛撫を受けて悶える久しぶりに見るノアの淫らな姿が堪らなく愛しい。
「……っ、やぁ…♡…っも…ぅ…、そんなの、あんっ、いい…から…ぁっ!はや…っ、早く…っ、入れて…っ!」
「だめだ。もっとノアを愛したい…。」
私の頭を掴んで愛撫を止めようとするノアの手を取り、掌を合わせて指先を絡めてぎゅっと握り締めた。
いつものようにノアの脚の付け根や性器を存分に愛でる。
「……や、ぁんっ♡……あぁ…っ、だ…め…っ、やだ…っ、早く…っ!!」
「ノア…?どうした…?薬が効いているとはいえ、やたらと欲しがるじゃないか。」
ジュルジュルとわざと卑猥な音を立てて膣口やアナルを舐めながら問いかける。
「……いいっ、いいから…っ、早く…、入れて…っ!ん…っ、中に出して…っ、…あぅ…っ、んんっ、は、孕ませて…っ!早く、終わらせて…っ、あん…っ!」
私と繋いだ手を痛いくらいに強く握りしめてノアが懇願してきた。
ーー…早く、終わらせる…?
違う。違う、そうじゃない…。
私はただ…、子を孕ませたいだけではないのに。
ノアを愛したい、愛されたいのに。
服従の誓いまで立てたというのに…。
やはりノアには伝わらないのか…?!
悔しさとやるせなさに思わず我慢出来なくなり、ノアをうつ伏せにしてアナルに狙いを定めて丹念に舐め上げる。
「…はぅ…っ!!…やぁ…っ!やだっ!そこ…っ、あぁんっ♡…あっ、あぁっ!」
ひときわ大きな喘ぎ声を漏らしてノアが身を震わせる。
「や…っ!それ、や…だ…っ!恥ずかしい!…って…、いやっ!きらい…っ!それ…っ、あっ、あん♡ああっ!ひぁっ、ふぅ…っ、……んぅぅ♡…や…だぁ!」
私は時間をかけて『躾』を繰り返し、ノアの性感帯をくまなく調べ尽くしてきた。
本人は決して認めないが、ノアはアナルを舐められるのが大好きだ。
ノアの身体の中の一番の性感帯。
それも指ではなく、舌で感じる。
本来、性器ではなく排泄する為だけの場所で人間の身体の中で最も汚いとされるこの場所。
私も今まで数多くの者を躾けてきたが、ここまで丁寧に後孔を舐めるなどという行為をするのはノア一人だけだ。
初めてノアのアナルを見た時、黒ずみのようなものも僅かな嫌な匂いさえも一切なかった。推測だがノアは食事を摂らない為ここからの排泄はせず、アナルセックスの経験も殆ど…もしくは全く無かった為かと思われる。
嫌な匂いどころかむしろフェロモンのような甘やかなとても魅力的な良い匂いがして、もっとずっと嗅ぎたい、嗅いでいたいと無性に引き寄せられてしまう。
この甘い香りはノアの身体全体や首筋や腋などからも仄かに香ってくるのだが、股間、特にこの場所からが一番強く感じられる。
慎ましく窄まってヒクヒクと震える小さな薄桃色にときめき、汚いどころかむしろ美しく可愛らしくて目一杯愛でてあげたいと思えた。
ノアの双丘を割って一番の恥部であるここに顔を埋めて息を吹きかけたり、深呼吸するようにノアの甘いフェロモンの匂いを嗅いで堪能したり、皺の一つ一つをねっとりと味わうように舌を這わせて「美味しい」などと囁く。
「……やぁ、…っも…っ、あぅっ、…気持ち悪…いっ!!この…っ!へん…っ、たい…っ!!ばか!やだ…っ、あん…っ」
清廉で高潔なノアの羞恥心を煽るのに一番効果的な場所を最も効果的なやり方で攻め落とす。
「ふふっ、ここが一番好きなくせに…。こんな所を舐められるのが好きなんて、お前もかなりの変態だな。」
「……っや、……ちが…っ!、んぅ…っ」
わざとジュルジュルと音を立てながら私の熱い吐息を吹きかけると薄桃色のアナルが可愛くヒクつく。イヤイヤと首を振りながらも無意識に私の舌を追って尻が揺れているのがとてもいやらしくて愛おしい。
羞恥心を煽れば煽るほどノアは顔や耳、身体さえも赤く染めて、他のどんな場所より快楽に乱れ、ブルブルと震えて淫らに悶える。
「あ゛ぁっ、…ッッ!もぉ…、ああっ」
時折アナルに舌先を入れながらねっとりとしつこく長い時間をかけて舐め続けているとノアはガクガクと腰を跳ね上げて絶頂を迎えた。
絶頂を迎えた後も指も追加しながら愛撫を続け、立て続けに3回ほどイカせた頃にはペニスからお漏らしのように吹いた潮と女性器から絶え間なく溢れ出す愛液でシーツに水溜まりが出来ていた。
「…っ、…ふぅ…っ、ん…っ、うう…っ」
3回目の絶頂を迎えたその後も、ノアは可愛い声を漏らしながら小動物のようにプルプルと震えて痙攣し続けている。
ああ、なんて可愛らしいんだ…。
唾液にまみれた口元を拭ってノアの内腿からアナル、尻たぶに沢山のキスをしながら、今度は背中を辿って上に向かって登っていく。
ノアの肩や首筋、耳、そして頬や額、髪へキスの雨を降らせた。
ノアの顔を覗き込むと真っ赤な顔でハッ、ハッと浅く息をしながら虚ろな眼で涙を流し、薄らと開かれた口から飲み込めなかった唾液が垂れていた。
身体はまだビクビクと震えている。
絶頂がまだ続いているのだ。
ああ、なんて淫らで美しいのだろう。
感動すら覚えてしまう。
ノア…、ノア。
私の心をこんなにも揺さぶり、熱くさせるのはきっと私の人生でお前一人だけだろう。
「ノア…、私の人生の全てをかけてお前を愛し抜こう…。」
ノアの垂らした唾液を舐め取りながら唇を重ねて舌を絡ませ、深いキスを交わした。
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