【R18】性奴隷の憂鬱な夢

なみ

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優越感

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--約2ヶ月後。

あれからオリバーはノアをよく連れ出すようになった。

侍従にノアを着飾らせた後、身長が190㎝以上程もあるオリバーはノアを子供のように軽々と抱き上げて部屋を出る。

オリバーはブラッドとは違い、ノアを煌びやかな服飾品で飾り立て、積極的に人前に連れ出してノアを臣下達や来賓者に見せつけていた。

オリバーの首に両腕を回し、片腕で抱えられながら現れる美しくて妖艶な雰囲気を纏ったノアの姿は見る者全ての心を奪った。

皆がノアに見惚れる様子や自分への羨望や嫉妬の眼差しを見て、オリバーはこれ以上ないほどの優越感を感じていた。

その内に宮廷会談などの席にまでたびたび連れ出すようになり、周囲の者はその溺愛ぶりに呆れつつもノアの姿を見るとそのあまりの美しさに息を呑んでソワソワと浮き足立っていた。
そしてノアを連れて出ると必ず雨は止んで青空が広がった。

『精霊の愛し子』

噂を耳にして半信半疑だったが、皆その姿を見て誰もが間違いないと確信した。

オリバーの優越感を表すかのようにノアの服飾もどんどん華美になっていった。

会談の間、着飾った服の隙間から手を差し込んでは暇つぶしのようにノアの身体を弄んだ。


その日もノアを連れ回した後、部屋へ戻るとオリバーはノアをそのままベッドへ押し倒した。

オリバーが口移しでノアにたくさんの唾液と共に媚薬を飲み込ませる。

キスを続けていると、徐々にノアの身体の奥から疼くような熱が込み上げてきて頭の中の芯が蕩け始めて、戻りかけていた意識が再び遠くなっていく。

この恍惚とした蕩ける表情が堪らなく性欲を煽る。

ノアの瞳が潤んできたのを確認するとオリバーは自身の服を乱暴に脱ぎ捨て、ノアの服も脱がせた。

「……っ!はぁっ♡…っんぅ…っ♡」

敏感になっているノアの身体は脱がせる時、服が擦れる僅かな刺激さえピクピクと反応して快感に変えている。

ノアを仰向けに寝かせ、全身に満遍なくキスの雨を降らせた後、小さく尖ったノアの乳首を舌で転がし、もう片方は手で円を描くように刺激していく。

「んん…、う…っ、あっ…はぁ…っ」

時折吸い上げながら舌でなぞるように下腹部へ降りていき、ノアの両脚を高く上げて広げさせ、膝の裏や内腿、脚の付け根を丹念に舐めた後、指でアナルをくすぐりながらゆるく硬さを持ったペニスを口で頬張る。

「ん…っ、そこ……っ♡…あっ♡」

口の中でペニスを舌で吸い上げるとノアの身体はふるふると小さく震え出す。こんなにも丁寧に前戯を施すのはノアが初めてだ。

それもこれもノアの"愛"を手に入れる為……--。

「あっ…、ああ…っ!ん、はぁ…♡」

ペニスを嬲り、アナルをほぐしていると膣口から愛液が溢れ出してアナルの方まで垂れてくる。

「はは…、凄いな。もうこんなに欲しがって…!!」

「……はぁ…っ♡あっ、あ゛んっ♡」

--…そろそろか…?

ノアのペニスを舌で転がしながら、すでに濡れている膣口に指を根元まで挿し入れ、より気持ちいい場所を探るように動かした。

「あっ!!ああん…っ!!や…ぁっ♡」

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ

指の動きが次第に大胆になっていくのと比例してノアの嬌声と卑猥な水音が部屋中に響き渡っていく。

「はぁ…っ、ああんっ♡ああ…っ♡」

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ

「ははっ!…ノア、凄いな!!ほら、お前のまんこがこんなにいやらしい音を奏でているぞ!!他の誰も聴くことが出来ない俺だけの淫靡な調べだ…!」

ノアを見た者達の羨望の眼差しを思い出しながらオリバーはわざと大きな音が出るようにぐちゃぐちゃと激しく指を動かして言葉と共にノアの羞恥心を煽る。

「はぁっ♡はぁっ、んっ♡…や、やぁ…っ、やだ……ぁっ、…あ゛あん♡」

「嫌じゃないだろう?こんなに欲しがっているくせに。可愛い奴め。」

膣内を指で弄りながらオリバーが笑う。

「そこっ、や、あ…っ♡お、しり…、に…っ、ください…っ」


「……なに?」


ノアからの初めての"おねだり"にオリバーは思わず耳を疑って聞き返した。

こちらから促したのではなく、ノア自らの意志で…。

………聞きたい、もう一度…。

口の上にそっと手を置いて表情を隠しながらも耳まで真っ赤に染めて瞳を潤ませたノアの顔が堪らなくいじらしい。

「あ、…お…っ、…けつまんこに…っ♡んっ…ぅ♡おちんちん、ください……っ♡」

「誰のチンポが欲しいんだ?」

「お、…オリバーの、おちんちん…っ」

ノアが言った瞬間、オリバーは胸に締め付けられるような強い鼓動の高鳴りを感じた。

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