パラメーターゲーム

篠崎流

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実は初恋の人

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三月に入って直ぐの事である。それからまた暫くして俺は夏さんに「要求」された、状況は一回目と同じで日曜

娘らが出かけた後、俺と二人に成った所、午前中とかなら二人に成る時間が結構ある

夏さんは午前十時くらいに指示した通り、俺の部屋に来てベットに腰掛ける俺の前に立つ、俺は夏さんのスカートを上に捲り上げて確認する

「よしよし。ちゃんとしてたな」
「ウン‥」とまた小さく返事した

そう前日渡したローターである「朝に着けておいてちゃんと発情しとくんだぞ?」ていうプレイ。

これを引っ張ってヌルっと抜いて下着も下ろして完全に脱がせた。もう、漏らしたみたいにパンツもぐっちょりだ、これを彼女にも見せて「凄いね」と言ってあげる

「ゆ、悠くんが焦らすから‥」

頬をピンクに染めて俯き加減で震えながら言った。早速、夏さんをベットに寝かせて正常位で下半身丸出しにして挿入。

「あ‥ああ‥」と入れるまでの行程を味あわせて、一番奥まで入れてそこで止めてやると要求はしてこないが体で表現する。

泣き上気したような顔でこっちをジッと見て足を俺の腰に絡める、それでいて、体を少し丸めて「早く頂戴」て腰をフリフリする

口では要求し難いけど、体とか表情とかリアクションで表現する何回抱いても初々しくて可愛い

普通Hを重ねてお互い慣れると変化があるもんだが、夏さんには無い

「こんな事していいのかしら?‥」
「私凄く不安‥」
「でも悠君に抱かれるの好き‥」

みたいなのが失われない

種付けプレスの格好でゆっくりストロークを始める。
①でゆっくりの時はちんぽ抜けそうになるまで引いて最奥まで入れて、また引くを一分くらい繰り返して
②で、時々完全停止して休ませて焦らし「はやくはやく」と表現したら
③で、フイを突く様に激しく三十秒くらいスパートピストンしてまたゆっくりに戻る

夏さんはこの1~3の繰り返し、三周目③で最初の絶頂。五周目の③でもまた絶頂した

十分辺りから俺も我慢出来なくなり、最後の三分は、朝の台所Hみたいに夏さんがイッても構わず腰振る激しい往復運動を続けてギリギリの所で抜いて、夏さんの口に持っていく。

夏さんも虚ろな目のまま、差し出されたちんぽを「はむ」と咥えて顔をイヤイヤするように振りながら亀頭を嘗め回して射精される

ビクッと震える度に出す射精も、同じ様に口に「んう!」と彼女も鼻を鳴らす様に声を挙げ受け止めた。今日は夏さんが大丈夫な日じゃないのもあるがまあ、基本的に膣内射精し捲らない方がいいだろう

夏さんはベットで仰向けで暫く放心状態に成ってたがこれもメチャエロい、じっとり汗ばんだムッチリ白ボディ、何度もイッて腰が抜けたみたいに動けなくなって両足も開いたまま局部丸出しでトロ笑顔で半開きの口の横から注がれた精液が溢れてくる

見てるだけでまた勃起しそうになるので我慢して自分の身嗜みを整えて、夏さんの体も拭う。

五分くらいして放心状態から彼女も戻ってきて我に還った後は自分で自分を整えて、フラフラしながら俺の部屋を出た

その直後だろうか、廊下での会話が聞こえる、夏さんはドアを全部閉めてなかったので内容も聞こえる

「あ、あら?渚ちゃん帰ってたの?」
「あ、うん。ちょっと雨降ってきたからさ部活中止だわ‥て、どうしたの?お母さん」
「う、うん‥ちょっと膝が‥」
「え~!?どっか悪いの??」
「そ!掃除の時、ぶつけちゃって!」

長女の渚だ。夏さん誤魔化すのがヘタすぐる、という訳で、俺も部屋出て加わり誤魔化した

「何してんの?どっか打った?」と割り込んで支えて一階のリビングに連れてった。やり過ぎも問題あるけど、渚が急に帰ってきたのは誤算だった。まあ、多分誤魔化せただろう

午後三時には妹の歩ちゃんも帰って来て俺の部屋来た

「お兄ちゃん、お土産だよ!」

とか言って、ゲームソフト持ってきた、イベントで貰ったそうだ

夕方まで貰ったレースゲームで対戦して食事して俺も暇に成ったが、特にアプリ起動はせず、軽く筋トレして風呂入って寝ようと思って一階に下りた所で渚と会ったが特に会話もしなかった「あれ?」とは思ったが、翌朝の月曜だ

皆で飯食って学校へ行こう、の所で渚は先に出立、何時もどおりだが、夏さんに対しての対応がやけにクールでダークだった。

何時もは「いってらっしゃ~い」

「いってきまーす!」だが、その日は。
「あ‥うん」だけだった
「どうしたのかしら?調子悪いのかなぁ?」

とは夏さんも言ったが、俺はもしや、と思った
そこで、俺も登校の合間バスの後ろ席で、ここまで、ノータッチだった渚も調べる。

情報量が膨大で一人に掛かる探査が時間掛かるのもあるが、彼女は俺の中ではあんまり「女の子」て印象はなく後回しだったのもある

だが、昨日の一連の流れから今朝の流れ、態度これは夏さんとの情事がバレてるんじゃね?と想像は付いた

さっそくアプリ起動して相関表示するが。
俺は「いやいや」と思って一旦電源を落す、深呼吸して再起動して確認したが表示が変わる訳じゃない。

そう渚の対俺は「好き、でも嫌い」だった。ただ、良感情もかなり高いのだが、でも嫌いとあった通り、嫌悪感もかなりあった

これも予想通りだが、やっぱ夏さんとの「アレ」はバレたらしい。部屋は閉めてた、鍵も掛けてたので見てはいないが、まあ音だけでも分るよね、俺の部屋でアンアンしてれば

渚は、見た目はやっぱり可愛いのだが、中坊からの知り合いで「ダチ」と言った通り女性として意識してなかった。

公的にも夏さん歩ちゃんと違い他人ウケは良くない外見上は男子には人気あるが、性格的にはそうでもない

俺ら中学トリオは慣れたもんだが他の男子には厳しい。いや言ってる事は同じか‥ただ、付き合いの長い俺と孝と準は「そういうキャラ」で割り切ってるので何を言われも平気てだけなので、渚をよく知らない人からすれば「うわ‥キッツ」てなる差だろう

俺的には良い奴なんだけど、友達が長かったのもありあんまり恋人とかは無いよね、とは思ってたから、結果後回しになった

何で俺を好きがあったのかというと、これもチビ渚が説明する。渚と俺は中二の終り頃知り合ったクラスは同じだったが

「コイツきっついな」

とは最初は思ってたし特に交流は無かったのだが、こういう性格だから、一部同姓からも異性からも

「テメー生意気なんだよ」て事になった

昔から陸上でいい成績だったし勉強も上、他人から見ればやっかみの対象には成るので、明確に苛められては居なかったが多少の嫌がらせはあったらしい。

決定的だったのは二つ続いた事件で、これは俺も関わったので憶えて居る。

上級生の女子の一部に呼び出されて暴行を受けた。正確には「受けかけた」だ、校舎裏で囲まれてポニテを引っ張られた所で俺が割って入った

昔から周りより頭一つデカイし、顔も強面だし、ずっと空手家だったし相手集団も俺の一睨みで引いて終った、まあ準と同じルートで交流が始まる訳だ

もう一つが、学校帰りにこれも男子の同級のヤンキーに絡まれナンパされた事、んで渚はこんな奴だから、相手の手を強く退ける様に打ち返して怒鳴った。そこまでされると、相手も黙って無いがこれも俺が間に入って収めた

「テメなんだ!?」とは言ってきたが
「悪いね、俺の彼女なんだ、許して?」と云いつつ

ソイツの肩に手を置いて握りつぶす勢いで威圧してお帰り願った、そこから渚も俺に言われた事もあって少し治った

「一々喧嘩売るなよなぁ」で

そこから俺は渚にはずっと「王子様」だったらしい、まあ、客観的に見れば分らんでもない。

ただ、俺は昔から達観してたし
「つまんねー事してんじゃねーよ」という部分と
「弱い奴見つけてウサ晴らしとかくだらねー」と思ってるだけだ

準をそれとなく仲間にしたのもそれだけ、だから「助けた」とかあんま考えて無いのもある

「ああ‥そんな事あったなぁ」

とか今更思い出し、理由としては一応納得したが気づけて言われてもそりゃ無理だろ。

渚は自身の行動を反省はしたんだろうが、他人には露骨に馬鹿とかアホとか言わなくなったが俺には厳しい、未だに「バーカ」とか「アンタさぁ?」とか言ってくるし、思ってるならそれなりにしとけ、とは思うだろう?まあ、俺にだから言うのだろうけど

このままでは不味いとは思い、俺も学校で渚と話そうとはしたんだが基本シカトされるようになった。

まあ、そうだよね元々俺を好きだったのに夏さんと俺の関係を知った訳だし、それだけに一層嫌悪感みたいのはあるだろうし

そのまま三日程無視される事が続くが基本的に冷たい対応されるのは俺だけなんだけど、さすがに周りも気づいたらしい

「お前渚と喧嘩でもしたか?」

と孝にも言われたので無視されるのは俺だからいいだろう、とも言ってられない

俺は渚と無理矢理でも話す時間を作った。彼女の部活終りを待って、放課後下校するところを掴まえて、学校の裏手に連れてタイマンで話した。

「なぁ、俺が嫌いなのは分るけどせめて皆の前では調整してくれないか?流石に皆不信に思ってるぞ」
「‥」
「何か気に触ったのなら謝るからさ」
「わかっても‥」
「??」
「原因も分ってないくせに謝るな馬鹿!」

怒鳴って俺の腿裏に超痛いローキックを放った

「いてぇ!?」
「アンタが悪い訳じゃないだろ!!何で謝るんだよ!!」

そう怒鳴りつけて荷物抱えて走って逃げた

「ちょ!?待て」

とは思ったのだが残念ながら俺の脚じゃ渚は追えない、しかも今までで一番痛いキックだったし痺れて暫くダッシュ不能だった

ただ、俺にはアプリがある、基本的にMAP機能から追うのは可能だが追わなかった。

俺の中で「もう話しても無駄かな‥」と思ってたし、ある程度機嫌が直るまで待つしかないな、と考えたから

正直だるいんだが、そんな事でサボる訳にもいかず、そのままバイトに向かう。

その間、当然電源を落としてたので分らなかったのだが終ってスマホ起動した所で家から連絡が入っている事を通知から知った、即折り返しを入れたのだが、どうも渚は帰らなかったらしい

「悠君‥渚から連絡ない?」て
「帰ってないの?」
「ええ、連絡入れてるんだけど届かなくて‥」
「分った、ちょっと待ってて」

そう言って俺も一旦電話を切りアプリ側を起動、渚をブックマークしてMAP表示したが、繁華街に居るらしい移動はしてるので大丈夫ぽい

再び夏さんに連絡を入れ大丈夫である事を伝え俺が迎えに行くとした。渚を追って俺も街中に出るがその間嫌だけど、渚のデータを集積する、気に成る事も確かにあったから。

彼女が怒った時怒鳴って言った事
「アンタが悪い訳じゃないのに何で謝るのよ!」てとこ、そう、彼女は俺を責めてる訳じゃないのだろう

二十分移動して商業ビル並ぶところに入ってゲーセンで彼女を見つけた、正直、躊躇われるが意を決して近づいて話した

「あ‥」
「渚、もう帰ろうぜ」

その時の彼女は静かに従って店を出て付いて来たがこのまま、て訳にもいかないだろう中途で公園に寄り、一対一でベンチでちゃんと話そうと思った

ここまで相手に分ってしまえば隠してはおけないのもあるし、データ集積の結果、彼女の心境も分ったから夏さんとの関係も正直に話した

「ママの事、好きなんだ」
「まあね、俺に一番優しいから普通に好きだぜ」
「でも恋愛でもないんだね‥」
「夏さんも俺もまだ分ってないかもな、俺の中ではそうなっても良い、て相手」
「そう‥」
「俺に怒ってるんじゃないなら、何に怒って不機嫌になった?」
「多分自分に‥二人がそういう関係だったとしても誰が悪いとかじゃないし他人がとやかく言う事じゃないのは分ってるけど‥」
「そっか」
「でも御免、私も混乱してて、どうしていいか分らないんだ‥だから少しそっとしといて」
「分った。先帰るわ、連絡は入れておくから」
「うん‥」

そうして俺はその場を離れて家に戻った。夏さんにも電話して、心配無い事、大まかな前後の事情も伝えて

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