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ぐるぐるとまわる天体の上にいる僕たちは、いつまでたっても重力にひかれて回り続ける。
そんなことも理解出来ない学者どもが何を偉そうにしているのか、それが僕には我慢できない。果てしなく続く宇宙、そこにロマンがあるのかと言えばそうでもない。
地上の星にロマンがあるのだ。それを偉い人は理解しようとしない。宇宙に恋い焦がれて、ロケットという粗大ごみを空にばらまいては歓喜の声を上げて、地球は青いとか、神はいないだとか勝手なことを言ってそこに夢を見る。
「僕に言わせればくだらないことだ」
何もない無重力の空間で、僕は1人佇んでいる。
別に好きでそうしているわけではない。気がつけばこんな無力な空間に一人でいただけだ。上下もわからず光もない。ただひたすらに宙に浮かぶ星屑が輝いては消えていくばかりだ。
ほかに生物などはおらず、ただ無慈悲にも時間の流れだけは感じていた。
酸素を取り入れることを拒んでいるのだろう……ただただ頭はくらくらとするし、目はチカチカとした星をとらえてばかりだ。――そして誰かの熱にうなされる。
これほど屈辱的で、苦しい出来事は起こり得ないはずだ。
「宇宙とは……孤独とは地獄だ。人はどこから来てどこに行くのだろうか? いいや、それは誰にもわからない」
それを理解するまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。
そんなことも理解出来ない学者どもが何を偉そうにしているのか、それが僕には我慢できない。果てしなく続く宇宙、そこにロマンがあるのかと言えばそうでもない。
地上の星にロマンがあるのだ。それを偉い人は理解しようとしない。宇宙に恋い焦がれて、ロケットという粗大ごみを空にばらまいては歓喜の声を上げて、地球は青いとか、神はいないだとか勝手なことを言ってそこに夢を見る。
「僕に言わせればくだらないことだ」
何もない無重力の空間で、僕は1人佇んでいる。
別に好きでそうしているわけではない。気がつけばこんな無力な空間に一人でいただけだ。上下もわからず光もない。ただひたすらに宙に浮かぶ星屑が輝いては消えていくばかりだ。
ほかに生物などはおらず、ただ無慈悲にも時間の流れだけは感じていた。
酸素を取り入れることを拒んでいるのだろう……ただただ頭はくらくらとするし、目はチカチカとした星をとらえてばかりだ。――そして誰かの熱にうなされる。
これほど屈辱的で、苦しい出来事は起こり得ないはずだ。
「宇宙とは……孤独とは地獄だ。人はどこから来てどこに行くのだろうか? いいや、それは誰にもわからない」
それを理解するまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。
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