上 下
26 / 69

人生を斜交いに生きた男 実話 27

しおりを挟む
「あんた男前だし、これから沢山の女性を泣かすやろうなぁー」
 その時は
 「ハァー⁉️」
 それより聖書の掟を破ったので罰が起きるのではと内心はビクビクしていたのだ。
 栄子とは3ヶ月位で
 「彼氏にバレないうちに別れよう、バレたらあんたにとんでもない事が、、、迷惑かけたくないし」
 泣き泣き別れた。その後東京へと流れて行ったようだ。
 またいつもの自分のテレトリーで待機していると右手の方でマッチの灯が見えたので、手を挙げてその席に。ボーイを呼ぶ時はこの時代はマッチをするのだ。
 「ハィ、、、」
 「ボーイさん追加お願いね」
 伝票を渡された、35歳の明美さんのテーブル。伝票の中にメモが
 〈今日ハネたら○○で待っているのでよろしくね〉
 エッーほんまか?ベスト20位以内のホステスに誘われるとは心は躍ったが、待てよ罠かも?後ろにヤクザが、、、と想像したが目の前の美味しい果実には勝てず素早くビールと綺麗な灰皿を持って
 「お待たせしました」
 さりげなく明美さんに指で丸のサインを出すとニコッと笑ってくれた。たまに煙草の空箱にチップが入っている時があるらしいが、それを知らずに捨ててしまっていたようだ。ある日ボーイがゴミ箱に手を入れてゴソゴソしているので
 「何してるんですか?」
 「中にチップが入っているのもあるんや!」
 「エッ、ほんまか?」
 それからは空箱は意識してチェックすると確かに入っている事も有ったのだ。
 毎日ではないが仕事終了時に抜打ちで先輩や主任が身体検査を行い、チップを巻き上げられるので、トイレの水洗タンク内にビニール袋に入れたり、植木鉢に隠したり、煙草の箱にそれをゴミ箱へと一時的に置いたり。
私はたまには1000円程をわざと没収させて上手く難を逃れていた。
 11時45分になると、店内が一斉に真っ暗になり15秒程で店内の照明が全開状態になるのでホステスが1番嫌がる時だ。化粧崩れや、シワがはっきり見えるので、、、大方の客はこの合図で帰るが、話しがまとまらないとか、未練タラタラの客は中々腰を上げない野暮もいるので、それらを支配人が処理をしていくのだが!     続く
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

自称サバサバ女の友人を失った話。

夢見 歩
エッセイ・ノンフィクション
あなたの周りには居ませんか? 「私ってサバサバしてるからさぁ」が口癖の女の人。

オリジナルエロ小説でお金を稼ぐ忘備録

どん丸
エッセイ・ノンフィクション
ノクターンノベルズに始まりpixiv、fantia、FANBOX、DLsite、FANZA、そしてアルファポリスでオリジナルエロ小説を書いて儲けはどんな感じかの忘備録。あくまでも忘備録でこうするといいよ!みたいな話ではありません。書いているのがエロ小説という都合上ちらっとエロ用語が入るのでR15にしています。月の売り上げが出るタイミングで更新します。

同僚くすぐりマッサージ

セナ
大衆娯楽
これは自分の実体験です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

処理中です...