4 / 98
〜第一章〜 異世界転生編
俺の新しい異世界生活がしっかりと始まりました②
しおりを挟む
あれから二週間ほど経った。まだこの体にも異世界にも完全に慣れていない。
今視覚から手に入る情報だけだと、この世界では魔法が存在している。
どうやって魔法を発動させているかは全く分からない。
初めて魔法を見たのは、この家を母親に抱かれながら色々周った時に、外で布団を乾燥させるメイドが魔法みたいなのを使っていた。
手のひらから魔法陣が出ており、見た瞬間自分の体に電撃が走るような衝撃を受けた。
前世の世界ではマンガやアニメの世界だけのものだったが、今は成長さえ出来れば俺もいつか魔法を使えるはずだと心を躍らせている。
もっともっと俺はこの世界を知りたい。見たこともない景色がまだこの世界に溢れている。そんな想像を膨らませるととても今後が楽しみになる。
それと母親がめちゃくちゃ可愛い、というか美人だった。顔は小さく、銀髪に碧眼で誰もが羨む様な美人だ。前世でも見た事が無いような程で、歳も二十代くらいだろうと俺は思った。
しかし今日は母親の様子がおかしい。いつもは落ち着いていて冷静な母親だが、今日はいつもと違って落ち着きが感じられない。
それに俺が産まれてから二週間も経っているというのに父親を俺はまだ一回も見た事が無い。
出来れば早く自分の父親を見てみたいものだ。
そんな事を考えているとなんだか段々と母親の足並みが速くなる。顔をみると今まで以上の笑顔だった。
でも何故足並みが速いのかが未だにわからないが、前をよく見ると、母親が向かっているのは玄関らしき場所だった。
母親の歩く速度が小走りになると、目の前の扉が丁度開き、一人のイケメンな男性が出てくる。
身長は大体、百八十センチメートルくらいで、黒髪に黒い目で日本人って感じがする。
母親と扉から出てきた男性は俺を真ん中に置きながら涙を流しながら抱き合っていた。
その瞬間、俺はこのイケメンが俺の父親だと察した。
まさか、母親が美人で父親がイケメンとは、俺は結構恵まれている気がした。
今だけはあの神様に感謝をしておいておこう。
俺はイケメンと美人から産まれた俺は将来どんな容姿に育つのだろうかと、今からとても楽しみだった。
さっきから一時間くらい経過しているのにこの夫婦はずっと抱き合っている。
出来れば早く離れて欲しい。真ん中に挟まれている俺の体が潰れそうだ。
数分後なんとか抜けれたが、ずっと挟まれていた所為か、体が痺れて動けない。
てかさっきから母親のアレの感触がすごい、アレって言ったら伝わると思うからあえては言わない。
前世だったら今回の様な状況にあったら嬉しいイベントだったと思うが、今はこの人が俺の母親だからか、嬉しいという気持ちにならない。
この体になると、どうしても眠気が凄い。今も母親に撫でられているだけで寝そうになる。
そして結局俺は睡魔に負けて、またまた深い眠りについてしまった。
今視覚から手に入る情報だけだと、この世界では魔法が存在している。
どうやって魔法を発動させているかは全く分からない。
初めて魔法を見たのは、この家を母親に抱かれながら色々周った時に、外で布団を乾燥させるメイドが魔法みたいなのを使っていた。
手のひらから魔法陣が出ており、見た瞬間自分の体に電撃が走るような衝撃を受けた。
前世の世界ではマンガやアニメの世界だけのものだったが、今は成長さえ出来れば俺もいつか魔法を使えるはずだと心を躍らせている。
もっともっと俺はこの世界を知りたい。見たこともない景色がまだこの世界に溢れている。そんな想像を膨らませるととても今後が楽しみになる。
それと母親がめちゃくちゃ可愛い、というか美人だった。顔は小さく、銀髪に碧眼で誰もが羨む様な美人だ。前世でも見た事が無いような程で、歳も二十代くらいだろうと俺は思った。
しかし今日は母親の様子がおかしい。いつもは落ち着いていて冷静な母親だが、今日はいつもと違って落ち着きが感じられない。
それに俺が産まれてから二週間も経っているというのに父親を俺はまだ一回も見た事が無い。
出来れば早く自分の父親を見てみたいものだ。
そんな事を考えているとなんだか段々と母親の足並みが速くなる。顔をみると今まで以上の笑顔だった。
でも何故足並みが速いのかが未だにわからないが、前をよく見ると、母親が向かっているのは玄関らしき場所だった。
母親の歩く速度が小走りになると、目の前の扉が丁度開き、一人のイケメンな男性が出てくる。
身長は大体、百八十センチメートルくらいで、黒髪に黒い目で日本人って感じがする。
母親と扉から出てきた男性は俺を真ん中に置きながら涙を流しながら抱き合っていた。
その瞬間、俺はこのイケメンが俺の父親だと察した。
まさか、母親が美人で父親がイケメンとは、俺は結構恵まれている気がした。
今だけはあの神様に感謝をしておいておこう。
俺はイケメンと美人から産まれた俺は将来どんな容姿に育つのだろうかと、今からとても楽しみだった。
さっきから一時間くらい経過しているのにこの夫婦はずっと抱き合っている。
出来れば早く離れて欲しい。真ん中に挟まれている俺の体が潰れそうだ。
数分後なんとか抜けれたが、ずっと挟まれていた所為か、体が痺れて動けない。
てかさっきから母親のアレの感触がすごい、アレって言ったら伝わると思うからあえては言わない。
前世だったら今回の様な状況にあったら嬉しいイベントだったと思うが、今はこの人が俺の母親だからか、嬉しいという気持ちにならない。
この体になると、どうしても眠気が凄い。今も母親に撫でられているだけで寝そうになる。
そして結局俺は睡魔に負けて、またまた深い眠りについてしまった。
0
お気に入りに追加
92
あなたにおすすめの小説
新人神様のまったり天界生活
源 玄輝
ファンタジー
死後、異世界の神に召喚された主人公、長田 壮一郎。
「異世界で勇者をやってほしい」
「お断りします」
「じゃあ代わりに神様やって。これ決定事項」
「・・・え?」
神に頼まれ異世界の勇者として生まれ変わるはずが、どういうわけか異世界の神になることに!?
新人神様ソウとして右も左もわからない神様生活が今始まる!
ソウより前に異世界転生した人達のおかげで大きな戦争が無い比較的平和な下界にはなったものの信仰が薄れてしまい、実はピンチな状態。
果たしてソウは新人神様として消滅せずに済むのでしょうか。
一方で異世界の人なので人らしい生活を望み、天使達の住む空間で住民達と交流しながら料理をしたり風呂に入ったり、時にはイチャイチャしたりそんなまったりとした天界生活を満喫します。
まったりゆるい、異世界天界スローライフ神様生活開始です!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
転生者は冒険者となって教会と国に復讐する!
克全
ファンタジー
東洋医学従事者でアマチュア作家でもあった男が異世界に転生した。リアムと名付けられた赤子は、生まれて直ぐに極貧の両親に捨てられてしまう。捨てられたのはメタトロン教の孤児院だったが、この世界の教会孤児院は神官達が劣情のはけ口にしていた。神官達に襲われるのを嫌ったリアムは、3歳にして孤児院を脱走して大魔境に逃げ込んだ。前世の知識と創造力を駆使したリアムは、スライムを従魔とした。スライムを知識と創造力、魔力を総動員して最強魔獣に育てたリアムは、前世での唯一の後悔、子供を作ろうと10歳にして魔境を出て冒険者ギルドを訪ねた。
アルファポリスオンリー
魔力0の俺は王家から追放された挙句なぜか体にドラゴンが棲みついた~伝説のドラゴンの魔力を手に入れた俺はちょっと王家を懲らしめようと思います~
きょろ
ファンタジー
この異世界には人間、動物を始め様々な種族が存在している。
ドラゴン、エルフ、ドワーフにゴブリン…多岐に渡る生物が棲むここは異世界「ソウルエンド」。
この世界で一番権力を持っていると言われる王族の“ロックロス家”は、その千年以上続く歴史の中で過去最大のピンチにぶつかっていた。
「――このロックロス家からこんな奴が生まれるとは…!!この歳まで本当に魔力0とは…貴様なんぞ一族の恥だ!出ていけッ!」
ソウルエンドの王でもある父親にそう言われた青年“レイ・ロックロス”。
十六歳の彼はロックロス家の歴史上……いや、人類が初めて魔力を生み出してから初の“魔力0”の人間だった―。
森羅万象、命ある全てのものに魔力が流れている。その魔力の大きさや強さに変化はあれど魔力0はあり得なかったのだ。
庶民ならいざ知らず、王族の、それもこの異世界トップのロックロス家にとってはあってはならない事態。
レイの父親は、面子も権力も失ってはならぬと極秘に“養子”を迎えた―。
成績優秀、魔力レベルも高い。見捨てた我が子よりも優秀な養子を存分に可愛がった父。
そして――。
魔力“0”と名前の“レイ”を掛けて魔法学校でも馬鹿にされ成績も一番下の“本当の息子”だったはずのレイ・ロックロスは十六歳になったこの日……遂に家から追放された―。
絶望と悲しみに打ちひしがれる………
事はなく、レイ・ロックロスは清々しい顔で家を出て行った。
「ああ~~~めちゃくちゃいい天気!やっと自由を手に入れたぜ俺は!」
十六年の人生の中で一番解放感を得たこの日。
実はレイには昔から一つ気になっていたことがあった。その真実を探る為レイはある場所へと向かっていたのだが、道中お腹が減ったレイは子供の頃から仲が良い近くの農場でご飯を貰った。
「うめぇ~~!ここの卵かけご飯は最高だぜ!」
しかし、レイが食べたその卵は何と“伝説の古代竜の卵”だった――。
レイの気になっている事とは―?
食べた卵のせいでドラゴンが棲みついた―⁉
縁を切ったはずのロックロス家に隠された秘密とは―。
全ての真相に辿り着く為、レイとドラゴンはほのぼのダンジョンを攻略するつもりがどんどん仲間が増えて力も手にし異世界を脅かす程の最強パーティになっちゃいました。
あまりに強大な力を手にしたレイ達の前に、最高権力のロックロス家が次々と刺客を送り込む。
様々な展開が繰り広げられるファンタジー物語。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
うちの美少女AIが世界征服するんだって、誰か止めてくれぇ
月城 友麻
ファンタジー
「働きたくないでござる!」
そう叫んでいた高校生の主人公は、各社から発売中のAIスピーカーを使って楽な人生を目指そうとするも挫折。ところが、忘れたころになぜか可愛い少女の姿をしたAIが送られてくる。そして、AIは「働きたくない」主人公の夢をかなえるため、いきなり世界征服を始めてしまった。
驚いて阻止しようとした主人公だったが、とんでもない事態に巻き込まれてしまう。
果たして世界は、主人公は、どうなってしまうのか?
楽しいAIと仲間が織りなす近未来で異世界なストーリーです。
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる