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第6章 王都
216ー通路までピッカピッカ
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「まて、ココ」
「え? キリシマ?」
「お前、用心しろって言っただろうよ。鑑定眼使ってねーのか?」
「あ、忘れてたわ」
「頼むぜ。見てみろよ」
「ええ」
ちょっと大聖堂の大きさと趣きに圧倒されてたね。俺は慌てて鑑定眼で見る。ああ、そうなのか。
「マジ……?」
「大マジだ」
大聖堂の正面入り口に大きな魔法陣があったんだ。ピッカピッカ光っていたよ。
しかも、今まで見た物の様に上下とかではない。入口を覆う様に大きな魔法陣が展開されている。こんな大きさの魔法陣は初めて見たぞ。魔法陣の中を歩いて入って行く感じだ。
大聖堂に入る人は漏れなく精神干渉ってか。趣味が悪すぎだぞ。
「ココ、どうした」
「お祖父様、大きな魔法陣が正面の入口にあります。こんな大きな魔法陣を見た事がありません」
「なんだって」
「キリシマ、どうすんの?」
「ここのはデカイからな。俺がやるぜ」
「まて、キリシマ。その魔法陣は例の精神干渉していくる魔法陣なのか?」
「おうよ。この大きさだとほんの数回通っただけで干渉を受けてしまうぞ」
「それなら大変な事になるぞ」
「お祖父様、そうですね」
「王都の不特定多数の人々が通っている事になる。一体いつからあるんだ?」
「お祖父さま、そんなの解呪しきれませんよ?」
とんでもなくデカイ話になってきたぞ。どうすんだよ。
「ココ、とにかく目の前の物をなんとかしよう。これ以上増やさない為にもな」
「はい、ロディ兄さま」
「キリシマ、そこから解呪できるのかい?」
「おう、楽勝だぜ」
「じゃあ、頼む」
「おうよ」
そう言って、キリシマはバッグの中からゴツゴツとした短い指を出し、ヒュッと振った。ただそれだけだ。
それだけなのに、パキンと音を立てて魔法陣が消えて無くなった。
こいつ、本当にどこまで出来る様になったんだ? 凄くないか?
「へへん。ちょろいもんさ」
マジ、何も言えねー。ちょいムカつく……いや、羨ましい。
「ココ、いつものツッコミはどうしたよ!?」
「だって、キリシマ。どこまで能力を解放してもらったのよ。普通に凄いじゃない」
「何言ってんだ。俺はドラゴンだぞ。しかもエンシェントドラゴンなんだ。これでも本当の力の数分の一だぜ」
ああ、ドラゴンに喧嘩を売るのだけは止めておこう。
「ココ、お前何言ってんだ?」
「いや、ドラゴンって勝てないなぁってね」
「アハハハ。ココはドラゴンに喧嘩を売るつもりなのかい?」
「お祖父さま、それは絶対に止めておこうと思っていたところです」
「ココ」
え? ロディ兄とランスに呆れられちゃってる? なんでだよ?
「とにかく、中に入りましょうか」
ランスが先に入って行く。それも勇気あるな。この流れを見ていて自分が1番先に入ろうなんて良い度胸してるぜ。
「ココ、お前そう思うなら見る事ができるココが先に入れよ」
「キリシマ、時々良い事を言うわね」
「なんで時々なんだよ! いつもだろうよ!」
はいはい。じゃあ、俺が先導するぜ。
「ランス、危険だからあたしが先導するわ」
「ココ様、しかしココ様も危険です」
「大丈夫よ。鑑定眼で見ながら進むわ」
今、霧島が解呪したばかりの正面の入口を入ると、近くにいた司祭様が話しかけてきた。
「お祈りでしょうか?」
こいつも鑑定眼で見る。当然、こいつもだ。そう深くはないが解呪が必要だ。
「兄さま、いいですか?」
「ああ、こっそりだよ」
「はい」
俺は下で手をデコピンの逆バージョンにしてピンッと弾く。と、司祭がブルルッと震えた。
「あれ?」
「どうされました? 気分でも悪いのですか?」
「いえ、大丈夫です。お祈りに来られたのでしょうか?」
「はい。実は辺境伯領から参りました。私は前辺境伯の弟です。王都に参ったので大聖堂にご挨拶をと思い参りました」
「辺境伯様のお身内の方ですか!?」
「これは次男で、こっちは次女です」
「それはそれは、よくお越しになりました。どうぞ正面の奥にお進みください」
そう言って、司祭様は何処かへ行った。
入口から正面の中央身廊が最奥の祭壇にまで続いていいる。これはゴシック建築というのだろうか? 俺は建築の事はよく分からない。彫刻などは多くないが、両側にある上部のアーチ型したガラスがステンドグラスになっている。ヨーロッパ等にありそうな教会だ。金掛かってるね~。この世界で大きなガラスは貴重なんだよ。しかもカラフルな色付きだ。
いや、それよりもその最奥に続いている真ん中の中央身廊だけでなく、側廊にまで途中に魔法陣が浮いている。祭壇に向かおうとしたら、必ず何れかの魔法陣の輪の中央を歩いていく事になる。こんなの反則だ。どこをどう通っても魔法陣があるじゃん。ピッカピッカに光って浮いてるじゃん。
「きっとお偉いさんが出てくるぞ」
「お祖父さま、それよりここにいる人達全員なんです。それに各通路にも魔法陣が浮いてます。どうしましょう?」
「通路もなのか?」
「はい。どこを通っても魔法陣を通る事になります」
「そこまでなのか……解呪は無理なのかい?」
「分かりません。この人数で、こんなに広い場所を解呪した事がありませんから」
「ココなら余裕だぜ」
「キリシマ、そう?」
「おう。ココの魔力量ならこの程度楽勝だ。でも、俺がやるぜ。ロディ、やっちまってもいいか?」
「ああ、キリシマ。頼む」
「よし」
そして、霧島はまた手を出す。今度は大きく円を描いた。それだけだ。なんだよ、こいつ。凄すぎるだろう。
☆ ☆ ☆
読んで頂きありがとうございます。
今日は後ほどハルちゃんも投稿します。
宜しくお願いします!
「え? キリシマ?」
「お前、用心しろって言っただろうよ。鑑定眼使ってねーのか?」
「あ、忘れてたわ」
「頼むぜ。見てみろよ」
「ええ」
ちょっと大聖堂の大きさと趣きに圧倒されてたね。俺は慌てて鑑定眼で見る。ああ、そうなのか。
「マジ……?」
「大マジだ」
大聖堂の正面入り口に大きな魔法陣があったんだ。ピッカピッカ光っていたよ。
しかも、今まで見た物の様に上下とかではない。入口を覆う様に大きな魔法陣が展開されている。こんな大きさの魔法陣は初めて見たぞ。魔法陣の中を歩いて入って行く感じだ。
大聖堂に入る人は漏れなく精神干渉ってか。趣味が悪すぎだぞ。
「ココ、どうした」
「お祖父様、大きな魔法陣が正面の入口にあります。こんな大きな魔法陣を見た事がありません」
「なんだって」
「キリシマ、どうすんの?」
「ここのはデカイからな。俺がやるぜ」
「まて、キリシマ。その魔法陣は例の精神干渉していくる魔法陣なのか?」
「おうよ。この大きさだとほんの数回通っただけで干渉を受けてしまうぞ」
「それなら大変な事になるぞ」
「お祖父様、そうですね」
「王都の不特定多数の人々が通っている事になる。一体いつからあるんだ?」
「お祖父さま、そんなの解呪しきれませんよ?」
とんでもなくデカイ話になってきたぞ。どうすんだよ。
「ココ、とにかく目の前の物をなんとかしよう。これ以上増やさない為にもな」
「はい、ロディ兄さま」
「キリシマ、そこから解呪できるのかい?」
「おう、楽勝だぜ」
「じゃあ、頼む」
「おうよ」
そう言って、キリシマはバッグの中からゴツゴツとした短い指を出し、ヒュッと振った。ただそれだけだ。
それだけなのに、パキンと音を立てて魔法陣が消えて無くなった。
こいつ、本当にどこまで出来る様になったんだ? 凄くないか?
「へへん。ちょろいもんさ」
マジ、何も言えねー。ちょいムカつく……いや、羨ましい。
「ココ、いつものツッコミはどうしたよ!?」
「だって、キリシマ。どこまで能力を解放してもらったのよ。普通に凄いじゃない」
「何言ってんだ。俺はドラゴンだぞ。しかもエンシェントドラゴンなんだ。これでも本当の力の数分の一だぜ」
ああ、ドラゴンに喧嘩を売るのだけは止めておこう。
「ココ、お前何言ってんだ?」
「いや、ドラゴンって勝てないなぁってね」
「アハハハ。ココはドラゴンに喧嘩を売るつもりなのかい?」
「お祖父さま、それは絶対に止めておこうと思っていたところです」
「ココ」
え? ロディ兄とランスに呆れられちゃってる? なんでだよ?
「とにかく、中に入りましょうか」
ランスが先に入って行く。それも勇気あるな。この流れを見ていて自分が1番先に入ろうなんて良い度胸してるぜ。
「ココ、お前そう思うなら見る事ができるココが先に入れよ」
「キリシマ、時々良い事を言うわね」
「なんで時々なんだよ! いつもだろうよ!」
はいはい。じゃあ、俺が先導するぜ。
「ランス、危険だからあたしが先導するわ」
「ココ様、しかしココ様も危険です」
「大丈夫よ。鑑定眼で見ながら進むわ」
今、霧島が解呪したばかりの正面の入口を入ると、近くにいた司祭様が話しかけてきた。
「お祈りでしょうか?」
こいつも鑑定眼で見る。当然、こいつもだ。そう深くはないが解呪が必要だ。
「兄さま、いいですか?」
「ああ、こっそりだよ」
「はい」
俺は下で手をデコピンの逆バージョンにしてピンッと弾く。と、司祭がブルルッと震えた。
「あれ?」
「どうされました? 気分でも悪いのですか?」
「いえ、大丈夫です。お祈りに来られたのでしょうか?」
「はい。実は辺境伯領から参りました。私は前辺境伯の弟です。王都に参ったので大聖堂にご挨拶をと思い参りました」
「辺境伯様のお身内の方ですか!?」
「これは次男で、こっちは次女です」
「それはそれは、よくお越しになりました。どうぞ正面の奥にお進みください」
そう言って、司祭様は何処かへ行った。
入口から正面の中央身廊が最奥の祭壇にまで続いていいる。これはゴシック建築というのだろうか? 俺は建築の事はよく分からない。彫刻などは多くないが、両側にある上部のアーチ型したガラスがステンドグラスになっている。ヨーロッパ等にありそうな教会だ。金掛かってるね~。この世界で大きなガラスは貴重なんだよ。しかもカラフルな色付きだ。
いや、それよりもその最奥に続いている真ん中の中央身廊だけでなく、側廊にまで途中に魔法陣が浮いている。祭壇に向かおうとしたら、必ず何れかの魔法陣の輪の中央を歩いていく事になる。こんなの反則だ。どこをどう通っても魔法陣があるじゃん。ピッカピッカに光って浮いてるじゃん。
「きっとお偉いさんが出てくるぞ」
「お祖父さま、それよりここにいる人達全員なんです。それに各通路にも魔法陣が浮いてます。どうしましょう?」
「通路もなのか?」
「はい。どこを通っても魔法陣を通る事になります」
「そこまでなのか……解呪は無理なのかい?」
「分かりません。この人数で、こんなに広い場所を解呪した事がありませんから」
「ココなら余裕だぜ」
「キリシマ、そう?」
「おう。ココの魔力量ならこの程度楽勝だ。でも、俺がやるぜ。ロディ、やっちまってもいいか?」
「ああ、キリシマ。頼む」
「よし」
そして、霧島はまた手を出す。今度は大きく円を描いた。それだけだ。なんだよ、こいつ。凄すぎるだろう。
☆ ☆ ☆
読んで頂きありがとうございます。
今日は後ほどハルちゃんも投稿します。
宜しくお願いします!
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