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第三章
106ー一家で討伐
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「わふっ、レオン様、マップを忘れてるわよ」
「あ、そうだった」
「レオン様、索敵して下さい」
「ルル、特訓の成果を見せてやるよ。あれ? モモ、この反応初めてだ。何だこれ」
「レオン様、左前方奥ですか?」
「ああ、ルル。これ何だ?」
「ブースト、プロテクト」
「ルル?」
「ラウ兄様、シルバーベアです。上位種です。3頭います」
「シルバーベア! ルル良い素材になるぞ! 冬の武装に使おうぜ! あんまり斬り刻むなよ!」
ええー……! ジュード兄様こんな時でも素材なのね。
「わふっ! レオン様、気付かれたわ」
「モモ、クソ! ルルもモモも索敵早過ぎんだよ!」
「わふっ! レオン様、焦らない!」
「お父様! 来ます!」
「おう! やるぞ!!」
シルバーベアはベア種の中の上位種です。普通はもっと森の奥に出る筈だけど……?
「お父様、麻痺させますか?」
「ルル、何を言ってる! そんな事したら勿体ないだろ!」
あー、脳筋が発動したわ。
左前方から樹々を抜けてシルバーベアが姿を見せました。
――グググ……ググググ……
シルバーベアが威嚇してます。
「全員、まだ動くな!」
「「はいっ!」」
ジリジリと距離を詰めます。
――グゥオォォォーーー!!
「来るぞッ!」
「おぅッ!」
斬り込み隊長ラウ兄様が真正面から突っ込みます! その後ろをリルが続きます!
「行くぞッ!」
ジュード兄様が別のシルバーベア目掛けて走ります! 当然、ノトスが一緒に走ってます!
「カッケーなー!」
レオン様…… 感心してないで。私達も行くわよ?
「モモ!」
「わふッ!」
モモと二人で残る1頭に向かってダッシュです! モモは私の一歩先を走ります!
せぇーーーのッ! 思い切り双剣をシルバーベアの首を目掛けて斬りつけます。
――ジャキーーンッ!!
――ドサッ!!
「えっ?」
え? えっ!? 一発で斬れちゃった!? 何これ? この音も、切味も、何ッ!?
「ルル、私する事ないわ」
「モモちゃん! まさか一回で斬れると思わなかったのよ。私もビックリした!」
なんと一太刀で首が落ちてしまいました。なんと言う事でしょう! 見事な切味! これぞ匠の仕事ですね!
「ルル、エグイわ」
「レオン様、ビックリしちゃった!」
「何が「ビックリしちゃった!」だよ、こっちがビックリだわ」
「違うのよ。こんなに斬れると思わなかったのよ」
「ほーーん。いいですねー。俺なんて、そんな切味もわかんねーし」
あれ? スネてますか? スネ◯さんですか? さ、無限収納に収納しよっと。
「お前達、私の出番がなかったぞ!」
お父様までスネてますか?
「そうよ、ズルイわ!」
あらら、お母様もですか?
「父上、母上、まさかこんなに斬れるとは!」
ラウ兄様も一撃で終わりですか。さすおにですか。
「兄貴! ミスリルはスゲーなッ!」
ジュード兄様もですか! さすおに2ですか。
「ラウ! ジュード! ルル! 次は手出し禁止だ!」
「「「ええーーー!!」」」
お父様、悔しかったのね。
はい、お邸に帰ってきました。シルバーベアの後に、ブラックウルフが出てきたので、無事にお父様やお母様もレオン様もミスリルの剣の切味を堪能されましたよ。ヨカッタヨカッタ!
「ルル、少し引っ掛かるわね。」
「モモちゃんどうしたの?」
「モモ、魔物の種類だろ?」
「わふん」
「ラウ兄様、何ですか?」
「森の中心に近くなる程、上位種と呼ばれる強い魔物が多くなるのは普通なんだが、今日はそこまで中心に入ってないのに結構な上位種が出てきたからな。気にはなっていたんだ」
「兄貴、そうだな。あの程度の場所でシルバーベアが出てくるのは珍しいな」
「ああ、ジュード。ブラックウルフもな」
「ラウ、ジュード。森に異変が起きている可能性があると言う事か?」
「父上、まだ分かりません」
「兄貴、少し調べてみるか?」
「そうだな。父上、構いませんか?」
「ああ、勿論だ。ルル、新しい武装はいつ出来る?」
「お父様、分からないです。ユリウスに確認してきます」
「ああ、頼む」
「モモ、行くわよ。レオン様、ついでに解体に出しましょう」
「ああ、分かった」
「わふっ!」
レオン様と一緒にルフタの作業場に来ました。
「ルフタ、いるかしら?」
「おう! ルル嬢、どうした? また討伐したのか?」
「そうなの。こっちに出していいかしら?」
「おう、頼む」
――ドサッ! ドサッ!
レオン様と二人で魔物を出しました。
「……ルル嬢、これは一体なんだ?」
「え? シルバーベア3頭と、ブラックウルフ5頭よ」
やだ、ルフタ知らないの?
「チゲーよ! なんでこんな上位種ばっかなんだよ! しかもこの切り口はなんだ!? こんなの見た事ねーよ!」
「ああ、シルバーベアはラウ兄様とジュード兄様と私で、ブラックウルフがお父様とお母様とレオン様よ」
「はぁ……!? 一家揃ってかよ。まぁいいわ。これ、立派な素材が取れるぞ」
「ええ、だからジュード兄様があんまり斬り込むな、て言うから」
「だから全部首狙いかよっ! はぁー、慣れねー! 慣れねーわ!」
何言ってんの? ルフタ。
「ブホホッ!」
「いや殿下、笑ってるけど殿下も同類だろが?」
「俺は普通だよ」
「まぁ、いいわ。ルル嬢これ皮どーする? バロールに渡しとくか?」
「ええ、そうしてくれる?」
「了解!」
「じゃあ、お願いね」
「おう」
さて、次はユリウスね。
「ユリウス」
「おや、ルル様。もう討伐はおしまいですか?」
「ええ。剣を試してみたかっただけだから。バロールから武装が届いてないかしら?」
「ああ、バロール持ってきましたよ。付与してほしいと」
「ユリウス、いつ位に出来る?」
「出来てますよ」
へっ?
「もう出来てるの? 早過ぎない?」
「マーリソン殿も付与して下さいましたから」
「マーリソン殿は何でも出来るんだなぁ」
「わふぅ」
「レオン殿下、私などルルーシュア様に比べたら足元にも及びませんよ!」
やだ、だからそれやめて。
「そんな筈ないじゃない。マーリソン様凄いわよ」
「ルルーシュア様! なんと! 光栄に御座います!」
はいはい、いつものテンションね。
「な、ルル。言った通りだろ?」
もう、スルーよ。スルースキルがあればカンストする勢いよ。
「あ、そうだった」
「レオン様、索敵して下さい」
「ルル、特訓の成果を見せてやるよ。あれ? モモ、この反応初めてだ。何だこれ」
「レオン様、左前方奥ですか?」
「ああ、ルル。これ何だ?」
「ブースト、プロテクト」
「ルル?」
「ラウ兄様、シルバーベアです。上位種です。3頭います」
「シルバーベア! ルル良い素材になるぞ! 冬の武装に使おうぜ! あんまり斬り刻むなよ!」
ええー……! ジュード兄様こんな時でも素材なのね。
「わふっ! レオン様、気付かれたわ」
「モモ、クソ! ルルもモモも索敵早過ぎんだよ!」
「わふっ! レオン様、焦らない!」
「お父様! 来ます!」
「おう! やるぞ!!」
シルバーベアはベア種の中の上位種です。普通はもっと森の奥に出る筈だけど……?
「お父様、麻痺させますか?」
「ルル、何を言ってる! そんな事したら勿体ないだろ!」
あー、脳筋が発動したわ。
左前方から樹々を抜けてシルバーベアが姿を見せました。
――グググ……ググググ……
シルバーベアが威嚇してます。
「全員、まだ動くな!」
「「はいっ!」」
ジリジリと距離を詰めます。
――グゥオォォォーーー!!
「来るぞッ!」
「おぅッ!」
斬り込み隊長ラウ兄様が真正面から突っ込みます! その後ろをリルが続きます!
「行くぞッ!」
ジュード兄様が別のシルバーベア目掛けて走ります! 当然、ノトスが一緒に走ってます!
「カッケーなー!」
レオン様…… 感心してないで。私達も行くわよ?
「モモ!」
「わふッ!」
モモと二人で残る1頭に向かってダッシュです! モモは私の一歩先を走ります!
せぇーーーのッ! 思い切り双剣をシルバーベアの首を目掛けて斬りつけます。
――ジャキーーンッ!!
――ドサッ!!
「えっ?」
え? えっ!? 一発で斬れちゃった!? 何これ? この音も、切味も、何ッ!?
「ルル、私する事ないわ」
「モモちゃん! まさか一回で斬れると思わなかったのよ。私もビックリした!」
なんと一太刀で首が落ちてしまいました。なんと言う事でしょう! 見事な切味! これぞ匠の仕事ですね!
「ルル、エグイわ」
「レオン様、ビックリしちゃった!」
「何が「ビックリしちゃった!」だよ、こっちがビックリだわ」
「違うのよ。こんなに斬れると思わなかったのよ」
「ほーーん。いいですねー。俺なんて、そんな切味もわかんねーし」
あれ? スネてますか? スネ◯さんですか? さ、無限収納に収納しよっと。
「お前達、私の出番がなかったぞ!」
お父様までスネてますか?
「そうよ、ズルイわ!」
あらら、お母様もですか?
「父上、母上、まさかこんなに斬れるとは!」
ラウ兄様も一撃で終わりですか。さすおにですか。
「兄貴! ミスリルはスゲーなッ!」
ジュード兄様もですか! さすおに2ですか。
「ラウ! ジュード! ルル! 次は手出し禁止だ!」
「「「ええーーー!!」」」
お父様、悔しかったのね。
はい、お邸に帰ってきました。シルバーベアの後に、ブラックウルフが出てきたので、無事にお父様やお母様もレオン様もミスリルの剣の切味を堪能されましたよ。ヨカッタヨカッタ!
「ルル、少し引っ掛かるわね。」
「モモちゃんどうしたの?」
「モモ、魔物の種類だろ?」
「わふん」
「ラウ兄様、何ですか?」
「森の中心に近くなる程、上位種と呼ばれる強い魔物が多くなるのは普通なんだが、今日はそこまで中心に入ってないのに結構な上位種が出てきたからな。気にはなっていたんだ」
「兄貴、そうだな。あの程度の場所でシルバーベアが出てくるのは珍しいな」
「ああ、ジュード。ブラックウルフもな」
「ラウ、ジュード。森に異変が起きている可能性があると言う事か?」
「父上、まだ分かりません」
「兄貴、少し調べてみるか?」
「そうだな。父上、構いませんか?」
「ああ、勿論だ。ルル、新しい武装はいつ出来る?」
「お父様、分からないです。ユリウスに確認してきます」
「ああ、頼む」
「モモ、行くわよ。レオン様、ついでに解体に出しましょう」
「ああ、分かった」
「わふっ!」
レオン様と一緒にルフタの作業場に来ました。
「ルフタ、いるかしら?」
「おう! ルル嬢、どうした? また討伐したのか?」
「そうなの。こっちに出していいかしら?」
「おう、頼む」
――ドサッ! ドサッ!
レオン様と二人で魔物を出しました。
「……ルル嬢、これは一体なんだ?」
「え? シルバーベア3頭と、ブラックウルフ5頭よ」
やだ、ルフタ知らないの?
「チゲーよ! なんでこんな上位種ばっかなんだよ! しかもこの切り口はなんだ!? こんなの見た事ねーよ!」
「ああ、シルバーベアはラウ兄様とジュード兄様と私で、ブラックウルフがお父様とお母様とレオン様よ」
「はぁ……!? 一家揃ってかよ。まぁいいわ。これ、立派な素材が取れるぞ」
「ええ、だからジュード兄様があんまり斬り込むな、て言うから」
「だから全部首狙いかよっ! はぁー、慣れねー! 慣れねーわ!」
何言ってんの? ルフタ。
「ブホホッ!」
「いや殿下、笑ってるけど殿下も同類だろが?」
「俺は普通だよ」
「まぁ、いいわ。ルル嬢これ皮どーする? バロールに渡しとくか?」
「ええ、そうしてくれる?」
「了解!」
「じゃあ、お願いね」
「おう」
さて、次はユリウスね。
「ユリウス」
「おや、ルル様。もう討伐はおしまいですか?」
「ええ。剣を試してみたかっただけだから。バロールから武装が届いてないかしら?」
「ああ、バロール持ってきましたよ。付与してほしいと」
「ユリウス、いつ位に出来る?」
「出来てますよ」
へっ?
「もう出来てるの? 早過ぎない?」
「マーリソン殿も付与して下さいましたから」
「マーリソン殿は何でも出来るんだなぁ」
「わふぅ」
「レオン殿下、私などルルーシュア様に比べたら足元にも及びませんよ!」
やだ、だからそれやめて。
「そんな筈ないじゃない。マーリソン様凄いわよ」
「ルルーシュア様! なんと! 光栄に御座います!」
はいはい、いつものテンションね。
「な、ルル。言った通りだろ?」
もう、スルーよ。スルースキルがあればカンストする勢いよ。
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