S級【バッファー】(←不遇職)の俺、結婚を誓い合った【幼馴染】を【勇者】に寝取られパーティ追放されヒキコモリに→美少女エルフに養って貰います
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
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第4章
第54話 前衛不遇職『バーサーカー』
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「よりにもよって、前衛で一番の不遇職バーサーカーかよ。で、レベルは?」
「……」
「レベルはいくつなんだ?」
俺がもう一度尋ねると、
「……8よ」
サクラは小さな声でしぶしぶって感じで言った。
「はい却下!」
「ちょ、待ってってば! お願い! なんでもするから! えっちなことだってしていいから! おっぱいオッケー! 本番はだめだけど、どうしてもって言うならお尻も差し出すわ!」
などと言いながらサクラが俺にしがみついてくる。
「それだけはわたしが許しません」
だけどアイセルが地獄の底から響いてきたような殺意のこもった恐ろしい声で言うと、サクラは恐怖におびえた真っ青な顔をして、一瞬で俺から逃げるように離れた。
「さ、最後のはちょっとしたジョークよジョーク。もちろんアイセルさんの大切な人を盗ったりなんてしないわよ? だから心を穏やかにして、まずはその物騒なモノを仕舞ってくれませんでしょうか」
「おや? すみません、つい興奮していつの間にか抜刀しちゃってました、てへっ」
そう言って魔法剣を鞘へと納めたアイセル。
ふむ、アイセルが人に対してビンビンの本気の殺意を向けるのは初めて見たな。
そして殺意に巻き込まれただけの俺もすごく怖かったので、アイセルはあまり怒らせないようにしようと思いました。
こんなのバッファーの戦闘力ではどうしようもありませんので。
「話を戻すけど、なにが悲しくてレベル一桁の駆け出しバーサーカーの面倒を見にゃならんのだ」
「そう言わずにお願い、ここまでレベルを上げるのもすごく大変だったの! パパに頼んで用意してもらったパーティは、みんなお金は要らないから許してくださいって言って逃げちゃって……」
「そらそうだろうよ、俺だって逃げるわ」
「ぐぅ……っ! で、でもでも、私調べたんだけどケイスケの職業のバッファーって、前衛職がいないと何もできない後衛不遇職なんでしょ? わたしがその前衛になってあげるって言ってるのよ?」
「残念ながらレベル8のバーサーカーじゃ、ろくに前衛にもならないんだよなぁ」
「不遇職同士、仲良くしましょ?」
「いいやしない、悪いけどこの話は無しだ。俺にはもうアイセルっていう最高の前衛職がいるんだ。アイセルは凄いんだぞ、なんせ最優遇職と言われるエルフの魔法戦士だからな」
「うぐぅ、魔法戦士いいなぁ……」
「納得したか?」
「納得はした……」
サクラがこくんとうなずいた。
「じゃあ――」
「でも頭では納得しても心が納得しないんだもん。お願いケイスケ。ケイスケはわたしの憧れなの!」
「俺が憧れだって? バッファーの俺が?」
憧れと言われると嫌な気はしないな。
だって人間だもの。
「だってバッファーなんていう、なった瞬間に冒険者引退を決意するカスみたいな、バーサーカーの足元にすら及ばない味噌っかすで最低辺の真性ゴミクズザコ後衛不遇職でも、やればできるんだって私はケイスケの活躍から教えてもらったんだもん!」
「おまえ事実だからって、なんでもかんでも思ってること好き放題言っていいと思ったら、大間違いだからな!? オブラートに包むとか敢えて言及しないとか、社会には気づかいという名の潤滑油で回ってるんだからな!?」
正論を言われて傷つく人は多いんだぞ?
分かれよな!?
「ご、ごめんなさい。私、根が正直なものでつい……」
俺がサクラの口撃に若干へこまされていると、
「あのケースケ様、お話が盛り上がってるところ申し訳ないのですが、質問してもよろしいでしょうか?」
アイセルがぴょこっと手をあげた。
「いいぞ、なんだ?」
あと別に盛り上がってたわけではないからね?
一方的に言いたい放題好き勝手言われまくってただけだからね?
「初歩的な質問で恐縮なんですけど、バーサーカーって強力な前衛職ですよね? ほとんどいない珍しい職業、いわゆるレアジョブの1つだったと思うんですけど」
アイセルが聞いてきた流れに、
「そうよ! その通りよ! 高レベルのバーサーカーは盾役として重宝されるんだからね!」
サクラがこれはチャンスとばかり乗っかってくる。
「高レベルのバーサーカーは、だろ」
「うぐっ」
しかし俺のその一言ですぐに黙ってしまった。
「アイセル、ほとんどのバーサーカーは早い段階で諦めて引退するんだ。だから必然的に高レベルのバーサーカーはレアジョブになるんだよ」
「でもでもバーサーカーという職業は、怒りの精霊『フラストレ』の力を借りて戦う最強クラスの戦闘力を持った前衛職だって、冒険者ギルドにある職業解説本に書いてありましたよ?」
「お、勉強してるな、えらいぞ」
「しかも疲れ知らずで、戦闘中に負った怪我なら結構な怪我でもすぐにその場で回復しちゃえるから、いくらでも最前列で戦い続けられるって。なのにそんなに育成が難しいんですか?」
「ああ、かなりな。なんせ怒りの精霊『フラストレ』の力をまともにコントロールするには、最低でもレベル30は必要だって言われてるから」
「レベル30も必要なんですか!?」
「しかもコントロールできるまでは、ほとんど使い物にならないときた」
「それは大変ですね……ちなみに低レベルで力をコントロールできないとどうなるんでしょうか?」
「怒りの精霊『フラストレ』の力をコントロールできないと、バーサーカーの固有スキル『狂乱』が過剰発動してバーサーク状態になる。すると――」
「す、すると……?」
「文字通り狂戦士となって敵味方関係なく手あたりしだいに襲いはじめるんだ」
「うわぁ……」
アイセルが絶句した。
「だから超がつくほど要注意の職業だし、低レベルだとパーティを組んでくれる相手はまずいない職業なんだよ」
「だから育てば強いはずなのにあまり育たなくて、高レベルのバーサーカーはレアジョブなんですね……」
「そういうこと」
「すごく不遇職ですね……」
「すごく不遇職なんだ」
「……」
「レベルはいくつなんだ?」
俺がもう一度尋ねると、
「……8よ」
サクラは小さな声でしぶしぶって感じで言った。
「はい却下!」
「ちょ、待ってってば! お願い! なんでもするから! えっちなことだってしていいから! おっぱいオッケー! 本番はだめだけど、どうしてもって言うならお尻も差し出すわ!」
などと言いながらサクラが俺にしがみついてくる。
「それだけはわたしが許しません」
だけどアイセルが地獄の底から響いてきたような殺意のこもった恐ろしい声で言うと、サクラは恐怖におびえた真っ青な顔をして、一瞬で俺から逃げるように離れた。
「さ、最後のはちょっとしたジョークよジョーク。もちろんアイセルさんの大切な人を盗ったりなんてしないわよ? だから心を穏やかにして、まずはその物騒なモノを仕舞ってくれませんでしょうか」
「おや? すみません、つい興奮していつの間にか抜刀しちゃってました、てへっ」
そう言って魔法剣を鞘へと納めたアイセル。
ふむ、アイセルが人に対してビンビンの本気の殺意を向けるのは初めて見たな。
そして殺意に巻き込まれただけの俺もすごく怖かったので、アイセルはあまり怒らせないようにしようと思いました。
こんなのバッファーの戦闘力ではどうしようもありませんので。
「話を戻すけど、なにが悲しくてレベル一桁の駆け出しバーサーカーの面倒を見にゃならんのだ」
「そう言わずにお願い、ここまでレベルを上げるのもすごく大変だったの! パパに頼んで用意してもらったパーティは、みんなお金は要らないから許してくださいって言って逃げちゃって……」
「そらそうだろうよ、俺だって逃げるわ」
「ぐぅ……っ! で、でもでも、私調べたんだけどケイスケの職業のバッファーって、前衛職がいないと何もできない後衛不遇職なんでしょ? わたしがその前衛になってあげるって言ってるのよ?」
「残念ながらレベル8のバーサーカーじゃ、ろくに前衛にもならないんだよなぁ」
「不遇職同士、仲良くしましょ?」
「いいやしない、悪いけどこの話は無しだ。俺にはもうアイセルっていう最高の前衛職がいるんだ。アイセルは凄いんだぞ、なんせ最優遇職と言われるエルフの魔法戦士だからな」
「うぐぅ、魔法戦士いいなぁ……」
「納得したか?」
「納得はした……」
サクラがこくんとうなずいた。
「じゃあ――」
「でも頭では納得しても心が納得しないんだもん。お願いケイスケ。ケイスケはわたしの憧れなの!」
「俺が憧れだって? バッファーの俺が?」
憧れと言われると嫌な気はしないな。
だって人間だもの。
「だってバッファーなんていう、なった瞬間に冒険者引退を決意するカスみたいな、バーサーカーの足元にすら及ばない味噌っかすで最低辺の真性ゴミクズザコ後衛不遇職でも、やればできるんだって私はケイスケの活躍から教えてもらったんだもん!」
「おまえ事実だからって、なんでもかんでも思ってること好き放題言っていいと思ったら、大間違いだからな!? オブラートに包むとか敢えて言及しないとか、社会には気づかいという名の潤滑油で回ってるんだからな!?」
正論を言われて傷つく人は多いんだぞ?
分かれよな!?
「ご、ごめんなさい。私、根が正直なものでつい……」
俺がサクラの口撃に若干へこまされていると、
「あのケースケ様、お話が盛り上がってるところ申し訳ないのですが、質問してもよろしいでしょうか?」
アイセルがぴょこっと手をあげた。
「いいぞ、なんだ?」
あと別に盛り上がってたわけではないからね?
一方的に言いたい放題好き勝手言われまくってただけだからね?
「初歩的な質問で恐縮なんですけど、バーサーカーって強力な前衛職ですよね? ほとんどいない珍しい職業、いわゆるレアジョブの1つだったと思うんですけど」
アイセルが聞いてきた流れに、
「そうよ! その通りよ! 高レベルのバーサーカーは盾役として重宝されるんだからね!」
サクラがこれはチャンスとばかり乗っかってくる。
「高レベルのバーサーカーは、だろ」
「うぐっ」
しかし俺のその一言ですぐに黙ってしまった。
「アイセル、ほとんどのバーサーカーは早い段階で諦めて引退するんだ。だから必然的に高レベルのバーサーカーはレアジョブになるんだよ」
「でもでもバーサーカーという職業は、怒りの精霊『フラストレ』の力を借りて戦う最強クラスの戦闘力を持った前衛職だって、冒険者ギルドにある職業解説本に書いてありましたよ?」
「お、勉強してるな、えらいぞ」
「しかも疲れ知らずで、戦闘中に負った怪我なら結構な怪我でもすぐにその場で回復しちゃえるから、いくらでも最前列で戦い続けられるって。なのにそんなに育成が難しいんですか?」
「ああ、かなりな。なんせ怒りの精霊『フラストレ』の力をまともにコントロールするには、最低でもレベル30は必要だって言われてるから」
「レベル30も必要なんですか!?」
「しかもコントロールできるまでは、ほとんど使い物にならないときた」
「それは大変ですね……ちなみに低レベルで力をコントロールできないとどうなるんでしょうか?」
「怒りの精霊『フラストレ』の力をコントロールできないと、バーサーカーの固有スキル『狂乱』が過剰発動してバーサーク状態になる。すると――」
「す、すると……?」
「文字通り狂戦士となって敵味方関係なく手あたりしだいに襲いはじめるんだ」
「うわぁ……」
アイセルが絶句した。
「だから超がつくほど要注意の職業だし、低レベルだとパーティを組んでくれる相手はまずいない職業なんだよ」
「だから育てば強いはずなのにあまり育たなくて、高レベルのバーサーカーはレアジョブなんですね……」
「そういうこと」
「すごく不遇職ですね……」
「すごく不遇職なんだ」
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