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第四章ガードマン、オークの花嫁になる

ガードマン、オークの花嫁になる【24】*

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 ザックは僕の両脚の間にはさまった。片手で僕の身体を支え、もう片方の手をお尻の穴にのばす。

「触る前からぱくぱく開閉していて……とても淫らで愛らしいな。ミツバ」

 卑猥な褒め言葉に笑顔が浮かぶ。恥ずかしいのに嬉しい。快楽に痺れた頭で思ったまま口にした。

「ほんとう?ぼくのおしりのあな、すき?」

「お尻の穴もそれ以外も好きだ。愛しているよ」

 ザックは柔らかな声で返事をし、自分の唾液と精液をまとわせた指でお尻の穴をこする。

「あんっ……あっ!あぁっ!」

 入ってないのに、指で尻穴こすられてるだけなのに、気持ちいい。幸せ。
 触手とも自分の指とも全然違う。好き。僕の倍くらい大きくて、節くれだってて、固くて、爪が分厚い。森みたいに濃い緑色の指。
 ザックの指が好き。
 ああ、でもいつまでも入ってこなくてもどかしい。腰が揺れちゃう。
 切ない。悲しい。

「ミツバ、入れていいか?」

「わ、わかってる……くせに……いじわるぅ」

 ちょっと涙が出た。ザックは低く笑ってその涙を舐めてキスしてくれる。

「悪かった。入れていくから、痛かったら言ってくれ」

「うん。はやく……ひぁんっ」

 ザックは、一本ずつゆっくりと入れていった。

「んっ……!んっ……!もっとぉ……!」

 そして初めは浅くゆっくりと、次第に本数を増やして激しく動かしていった。

「あぁんっ!そこきもひいぃ!いくっ!またいくぅっ!」

 肉壁から全身を駆け巡る快楽に身体が跳ねた。ピュッと、申し訳程度の精液が鈴口からこぼれる。そのまま萎えてしまう。
 逆に、僕の肉壁は元気というか貪欲だ。ザックの指に吸い付くように、尻穴の盛り上がった部分は逃すまいとするように締め付けたり痙攣したりしている。
 もう自分でもはっきりと存在がわかる、雄子宮からあふれる愛液をたらしながら。

「フッ。ミツバは本当に感じやすくて可愛いな。我慢せず何度でもイッていいぞ。君の乱れる姿は最高だ」

「ひああぁん!」

 ギラギラした緑の目は凶悪だけど、ザックの声と指はどこまでも優しい。でも容赦なく僕の快楽を引き上げていく。
 いつの間にか、指は四本まで増えていた。

「んぉっ!んああぁっ!ひぃあぁっ!ひろがるぅ!おしりひろがるうう!」

 指をバラバラに動かされたり、束ねてぐりぐりと捩じ込まれたり、肉壁の特定の場所を断続的にこすられたり……。
 気持ちいい。幸せ。でも、足りない。奥が切ない。
 雄子宮が下がる。ザックの肉棒が欲しくておねだりしてる。

「ああぁんっ!ひあぁ……!あっ……おぉっ……!ひぁ……!ほ、しい……ちょうらい……!」

 涙を流して懇願した。なのに、ザックは意地悪な顔で聞く。

「何が欲しいんだ?」

「おちんちん!ざっくのいれてぇ!もうほしいぃ!せつないの!」

「わかった」

「んおっ!」

 ザックの言葉と共に指が抜かれる。引き抜かれた刺激に浸る僕を見下ろし、ザックが囁く。

「ちゃんと言えたご褒美だ。どんな体位がいい?どう抱かれたい?」

 どんな体位で?どんな風に?そんなの決まっている。僕はザックを見上げて手を伸ばした。
 縋り付くように太い首に手を回す。

「このまま……いれて……だきしめて……
 もう、ぼくを……はなさないで」

「……っ!ああ、もう何があっても離さない」

 告げる言葉にザックの瞳が潤む。ぬぐってあげようとしたけど、ザックが動く方が早かった。
 正常位の姿勢で抱き合う。たくましいザックの身体に包まれてホッとした所で、お尻の穴に熱くて固い感触が当たる。
 僕のお尻の穴がひくついて招こうとする。

「いれるぞ。いいな?」

「うん……あっ……!」
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