上 下
68 / 77
第四章ガードマン、オークの花嫁になる

ガードマン、オークの花嫁になる【7】*

しおりを挟む
「あぐ……!うぅ……!」

 ザックのモノが僕の中に入ってくる。串刺しにされていく。さっき、これ以上拡がらないと思ってたのに更に拡がっていく。
 苦しい。痛い。息ができない。
 まだ亀頭すら全部入ってないのに、辛い。

「ぎぃ…… !ぁ……うう……っ!……あぁっ……!」

 ……なのに、それ以上に気持ちいい。快楽が苦痛をかき消していく。

「ミツバ……うっ!」

 耳元で熱っぽく囁かれる。身体全体でザックの亀頭を締め付けた。
 ビュッと、肉壁の中であたたかい何かが出た。
 ぬるぬるしてる?精液?でもザックのモノは固いままだ。むしろ大きくなって……。

「ざっく?これ……ひううっ!」

 ザックの手が僕の腰を下ろし、亀頭が完全に入る。幹の途中まで入った辺りで、ふううーっと、深い息が肩口に当たった。

「ふう……。すまん。少し出た。苦しくはないか?」

「あう……らいじょぶ……あっ……あ……きもちぃ……」

 本心からの言葉だ。もう苦痛はない。ただひたすら気持ちいい。というか、どんどん快感が強くなっているような?

「……感じてはいるが、苦しくは無さそうだな。蕩けた顔をしている。よかった。俺の唾液と精液はミツバと相性がいいんだな。夢だから当たり前かもしれないが……」

「へぁ?あいしょう……?ゆめ……あっ……!あうっ!ひああぁ……!ひいぃっ!」

 僕の疑問をよそに、ずぶずぶとザックのモノが入っていく。やがて、何かに当たって止まった。
 そこが結腸で、今から作り変えられていく場所だと僕が知るのは少し後だ。今はとにかく、ザックを受け止めるので精一杯だ。

「はぁ……ミツバの中、最高だ。柔らかくて熱くて良く締まって……俺を搾り取ろうとしている。気持ちいいよ」

「あ……ふぁ……」

 甘い囁きにうっとりした。ザックは動きを止め、僕の髪や背中を撫でてくれる。

「ありがとう。俺を受け入れてくれて……」

「ぼくも……うれし……だいてくれて、ありがとう」

 きゅっと抱きしめ合う。幸せでうっとりするけど、だんだんと切なくなってきた。

「ね、ざっく……もう、うごいていいよ」

「ミツバ……」

 先をうながすため、僕は腰を動かす。

「あうっ……!」

 すぐに腰砕けになってザックにすがりついてしまったけど、意思は通じたらしい。ザックは僕の腰を掴んだ。

「んっ!んおっ!おくっ!おくあたってるうう!」

 ザックの腰が小刻みに動き、奥を突き上げる。僕の中はその刺激に悦んで震え、ザックのモノを締め付けた。

「おしりすごいい!ざっくのおちんちんすき!おおきい!すきいぃ!」

「俺も!俺もだ!」

 興奮した声が応える。ズンッと、一際強く突き上げられた。

「ああ!ミツバ!はぁっ!はぁっ!俺も好きだ!いいっ!奥に出す!ミツバ!俺の花嫁にするからな!夢だろうが幻覚だろうが!もう離さない!俺の花嫁になってくれ!孕め!」

「なるう!なるからだしてえぇ!」

 僕は何を言われてるのか良くわからないまま了承し、熱い飛沫を受け入れた。

「~~~っ!!!」

 濃くて熱い精液が、僕の身体に入ってくる。お腹が膨らんでいくのを感じながら、僕は多幸感で意識を半分飛ばしていた。
 でも、ザックのモノは全く萎えなかった。射精を済ませてもガチガチのまま、肉壁の中をいっぱいにさせて、精液を染み込ませるように腰をぐりぐりと動かしていた。

「ふーっ!ふうぅっ……!俺の花嫁だ……孕ませる……絶対……!」

「あぅ……あぁ……!」

 下腹が膨らんで熱い。気持ちいいのが引かない。快楽に頭から足先まで浸かっていて何も考えられない。感じすぎて辛い。
 そんな僕の状態を知っているのかいないのか、ザックはゆっくり僕を押し倒した。

「んおぉ!ぉっ……!……っ!」

 体勢が変わる事による刺激。暴力的な快楽に、僕の意識がさらにあやしくなる。

「ぉ……!ぁ……!」

「可愛いミツバ。俺の花嫁。もっと俺を受け入れてくれ」

 ザックは体重をかけながら腰を揺する。たぽんと僕の下腹が揺れる。抽送によってぐちゅぐちゅと、結合部からザックの精液があふれた。

「あぁ……!あぅっ……!あぁー!……ああぁっ!」

 もう喘ぎ声を出してたくましい身体にすがる以外、何もできない。
 肉壁を擦って精液を染み込ませるザックの……たくましくて熱くて固い肉棒のことしか考えられない。

「また出す!受け止めてくれ!」

「うん!うけとめ……!~~~っ!!!」

 また熱い飛沫が肉壁に放たれた感触。僕はとうとう完全に意識を飛ばした。

 これは夢なのに、どうして意識が飛ぶんだろう?

 そんな呑気なことを考えながら。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【R18】息子とすることになりました♡

みんくす
BL
【完結】イケメン息子×ガタイのいい父親が、オナニーをきっかけにセックスして恋人同士になる話。 近親相姦(息子×父)・ハート喘ぎ・濁点喘ぎあり。 章ごとに話を区切っている、短編シリーズとなっています。 最初から読んでいただけると、分かりやすいかと思います。 攻め:優人(ゆうと) 19歳 父親より小柄なものの、整った顔立ちをしているイケメンで周囲からの人気も高い。 だが父である和志に対して恋心と劣情を抱いているため、そんな周囲のことには興味がない。 受け:和志(かずし) 43歳 学生時代から筋トレが趣味で、ガタイがよく体毛も濃い。 元妻とは15年ほど前に離婚し、それ以来息子の優人と2人暮らし。 pixivにも投稿しています。

公開凌辱される話まとめ

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 ・性奴隷を飼う街 元敵兵を性奴隷として飼っている街の話です。 ・玩具でアナルを焦らされる話 猫じゃらし型の玩具を開発済アナルに挿れられて啼かされる話です。

皇帝の肉便器

眠りん
BL
 この国の皇宮では、皇太子付きの肉便器というシステムがある。  男性限定で、死刑となった者に懲罰を与えた後、死ぬまで壁尻となる処刑法である。  懲罰による身体の傷と飢えの中犯され、殆どが三日で絶命する。  皇太子のウェルディスが十二歳となった時に、肉便器部屋で死刑囚を使った自慰行為を教わり、大人になって王位に就いてからも利用していた。  肉便器というのは、人間のとしての価値がなくなって後は処分するしかない存在だと教えられてきて、それに対し何も疑問に思った事がなかった。  死ねば役目を終え、処分されるだけだと──。  ある日、初めて一週間以上も死なずに耐え続けた肉便器がいた。  珍しい肉便器に興味を持ち、彼の処刑を取り消すよう働きかけようとした時、その肉便器が拘束されていた部屋から逃げ出して……。 続編で、『離宮の愛人』を投稿しています。 ※ちょっとふざけて書きました。 ※誤字脱字は許してください。

オークなんかにメス墜ちさせられるわけがない!

空倉改称
BL
 異世界転生した少年、茂宮ミノル。彼は目覚めてみると、オークの腕の中にいた。そして群れのリーダーだったオークに、無理やりながらに性行為へと発展する。  しかしやはりと言うべきか、ミノルがオークに敵うはずがなく。ミノルはメス墜ちしてしまった。そしてオークの中でも名器という噂が広まり、なんやかんやでミノルは彼らの中でも立場が上になっていく。  そしてある日、リーダーのオークがミノルに結婚を申し入れた。しかしそれをキッカケに、オークの中でミノルの奪い合いが始まってしまい……。 (のんびりペースで更新してます、すみません(汗))

人権終了少年性奴隷 媚薬処女姦通

オロテンH太郎
BL
息子への劣情を抑えきれなくなった父親は、金にものを言わせて幼い少年を性奴隷にするのだった。

【BL:R18】旦那さまに愛育調教されるオトコ妻

時枝蓮夜
BL
この世界には完全な男性1:完全な女性0.4:不完全男性0.5の割合で生まれてくる。 ぼくは不完全な男、12歳から15歳で肉体的な成長が止まり、生殖能力もない不完全男性として生まれた。 不完全男性は数の足りない女性の代用として、完全な男性の内縁のオトコ妻になる事ができる。 ○ ぼくは14歳になる直前に旦那さまに見初められた。 そして15歳の春、スクールの卒業と同時に旦那さまに娶られ、オトコ妻となりました。 ○ 旦那さまに娶られ、オトコ妻となりましたので旦那さま好みのオトコ妻となるべく愛育調教が始まりました。 ○ 旦那さまのお気に召すまま、ぼくを旦那さま好みに調教して下さいませ。

新しいパパは超美人??~母と息子の雌堕ち記録~

焼き芋さん
BL
ママが連れてきたパパは超美人でした。 美しい声、引き締まったボディ、スラリと伸びた美しいおみ足。 スタイルも良くママよりも綺麗…でもそんなパパには太くて立派なおちんちんが付いていました。 これは…そんなパパに快楽地獄に堕とされた母と息子の物語… ※DLsite様でCG集販売の予定あり

『僕は肉便器です』

眠りん
BL
「僕は肉便器です。どうぞ僕を使って精液や聖水をおかけください」その言葉で肉便器へと変貌する青年、河中悠璃。  彼は週に一度の乱交パーティーを楽しんでいた。  そんな時、肉便器となる悦びを悠璃に与えた原因の男が現れて肉便器をやめるよう脅してきた。 便器でなければ射精が出来ない身体となってしまっている悠璃は、彼の要求を拒むが……。 ※小スカあり 2020.5.26 表紙イラストを描いていただきました。 イラスト:右京 梓様

処理中です...