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第三章エルフ、オークの花嫁になる
エルフ、オークの花嫁になる【26】完結*
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グイドの指に肉壁の強く感じる場所を押され、温かい口内に性器を包まれて、私は呆気なく射精した。
「薄くてサラッとしてる。最近、やり過ぎたせいか?」
それもあるけど、恐らくお尻でばかり絶頂している所為だ。セリオリス様も言っていた。人によっては雄子宮が成熟していくにつれて、性器の大きさが縮んで反応が薄くなっていくと。
実際、私の性器も睾丸も小さくなっている気がする。それを恐れも後悔もしていないので、小さな事だ。
「だって、ぐいどがおしりきもちよくしてくれるから、おちんちんもう……おちんちんよりおしりもっとぉ……」
「その前に、少しだけ練習しないか?やり方、覚えたいんだろ?」
「うん……」
私は物足りなく思いながら、ソファから降りてグイドの股間に顔を埋めた。
「んっ……すごぃ、こいにおい……」
舐めた瞬間、衝撃を受けた。私、なんで今までグイドのおちんちん……いや、旦那様の肉の槍を舐めてなかったんだろう?味は苦しょっぱくて雄臭い。でも美味しい。そして、無防備な大事な場所を私に預けてくれる愛おしさ。
私は夢中で舐めしゃぶった。手管とかグイドに気持ちよくなって欲しいだとかは、二の次になってしまった。もう頭の中は、この肉の槍を味わって精液を飲むことでいっぱいだ。
そんな私にグイドは優しく教えてくれる。
「もう少しゆっくり……そうだ。上手だ。……んっ……はぁ……」
だんだん、半勃ちだった肉の槍が膨らんで固さを増していく。口に咥えたらもっと実感出来るだろう。思いついた時には、私は喉にあたるほど深く咥え込んでいた。
「……っ!……ふぅっ!イイぞ……そのままっ!」
「んぶっ……!んん~~っ!」
勢いよく射精した。どろどろに濃くて熱い。
そして、美味しい。苦しょっぱくて生臭くて雄臭いのに美味しい。もっと飲みたい。ああ、でも。
「ぐいどぉ……やっぱり……おしりで……たべたい……」
「……そうか。レグレースのお尻は食いしん坊だなあ。いいぜ。自分で入れてみろ」
私は感じすぎて震える身体でなんとか立つ。そして、グイドの膝を跨ぐようにしてソファに乗り上げた。グイドの希望で抱き合う形だ。なんとか、亀頭が肛門に当たるよう当てがう。
「そのままゆっくり腰を下せ。出来るな?レグレース」
「うん……んんんっ!ふうぅ……!」
グイドの指で解され、私の愛液で濡れた肛門と肉壁はあっさりと肉の槍を受け入れていく。
「んぉっ……ぁっ……きもちぃ……!」
体重がかかってずぶずぶと貫かれていく。けれど、半端な位置で止まってしまう。
「ほら、頑張れ」
「ひぃんっ……あぅっ……っ……!」
軽く腰を揺すられて全身に快感が走った。身体に力が入らない。ただ痙攣して快楽と圧迫感に耐えるばかりになっている。無理だこんなの。
「むりぃ……!おちんちんおっきくて、むりっ……ぐいど、うごいてぇ!」
「うぐっ!かわい……わ、わかった。よく頑張ったな」
グイドがギュッと抱きしめて頭を撫でたり、耳を甘噛みしてくれる。耳の先端が弱いから、力がさらに抜けた。
「長くてすべすべでずっと噛んでたい……なっ!」
「ひうぅっ!……ぁっ!~~っ!」
ズンっと、力強く突き上げられた。一気に根元近くまで入った所為で、私は絶頂して愛液を垂らし射精した。愛液は大量に分泌されて、肉の槍を濡らした。精液は、薄くて少ない量が申し訳程度にこぼれるだけだ。
「きもちいいか?俺もイイ……動くぞ」
苦しいくらいグイドに抱きしめられ、耳を齧りながら囁かれ、激しく突き上げられた。そこからは意識が曖昧だ。
とにかく、私は揺さぶられて喘ぎ、濃くて大量の精液をたっぷり注がれ……愛おしいオークの花嫁になれた幸せを噛み締めたのだった。
◆◆◆◆◆
あっという間に当日になり、表彰式が始まった。集会所の中は常にない熱気に包まれている。
「壇上のあの方がクオーン陛下?オズマ様より大きいね」
私とグイドはこっそり話した。今は代官による一連の騒動の説明と、誰がいつどう活躍したかを説明してる最中だ。ちょっと飽きてきた。
「そうだ。その隣がツカサ王配陛下だな。噂通り黒髪で、少し変わった礼服を着ているから間違いない」
「異世界の礼服だね。名前はスーツ?だっけ?王配陛下によくお似合いで素敵だ。クオーン陛下とお揃いの装飾品と調和しているし」
グイドが茶化すように口の端を上げた。
「レグレースこそ、礼服も首飾りも似合っている」
私とグイドは、同じ白金色の生地に緑と金の色糸で刺繍した礼服を着ていた。ナッツさんたちは凄い。制作時間三日とは思えない。なんか集会所の端で燃え尽きてるけど。後で差し入れしよう。それくらい、礼服の出来がいい。
礼服は私はゆったり、グイドはかっちりとしたデザインだが、一目で対になっているとわかる。
そして互いに、胸元にゴブリン避けの匂い袋を入れ、金色の魔石の首飾りを着けている。匂い袋はグイドが、魔石の首飾りは私が作った。
二十年前、グイドが私にくれたゴブリン避けの匂い袋は、攫われた時に引き裂かれた。また、私がグイドに渡した魔石も、攫われた私を探したり、ゴブリンマスターを倒す為に魔力を使ったので消滅してしまった。あの戦斧についていた魔石がそれだったのだ。
「うん。ありがとう。君も素敵だよ」
「レグレースの見立てがいいからな。けど、首飾りはちょっと豪華すぎないか?」
「ええ?君の綺麗な緑色の肌と凛々しい金色の目に一番合うようにデザインしたのに。それを言うなら、私の礼服ひらひらして可愛すぎない?私、もう二百歳だよ」
「レグレースは世界一可愛いんだから、可愛い礼服を着るべきだろう」
真顔で言い切られて笑ってしまった。
そうして、話題を変えつつ内緒話を続けた。
「あのー。そこの新婚さんたち、そろそろ壇上に上がって下さーい」
と、ツカサ王配陛下に言われ、周りから囃し立てられるまでずっと、私たちはお互いに夢中だったのだった。
おしまい
◆◆◆◆◆
ここまで長くなるとは思いませんでした。お付き合い頂きありがとうございます。お気に入り登録、感想、投票など反応頂けて励みになりました。
近いうちに番外編を更新出来ればと考えていますが、予定は未定ですので完結表示とさせて頂きます。
「薄くてサラッとしてる。最近、やり過ぎたせいか?」
それもあるけど、恐らくお尻でばかり絶頂している所為だ。セリオリス様も言っていた。人によっては雄子宮が成熟していくにつれて、性器の大きさが縮んで反応が薄くなっていくと。
実際、私の性器も睾丸も小さくなっている気がする。それを恐れも後悔もしていないので、小さな事だ。
「だって、ぐいどがおしりきもちよくしてくれるから、おちんちんもう……おちんちんよりおしりもっとぉ……」
「その前に、少しだけ練習しないか?やり方、覚えたいんだろ?」
「うん……」
私は物足りなく思いながら、ソファから降りてグイドの股間に顔を埋めた。
「んっ……すごぃ、こいにおい……」
舐めた瞬間、衝撃を受けた。私、なんで今までグイドのおちんちん……いや、旦那様の肉の槍を舐めてなかったんだろう?味は苦しょっぱくて雄臭い。でも美味しい。そして、無防備な大事な場所を私に預けてくれる愛おしさ。
私は夢中で舐めしゃぶった。手管とかグイドに気持ちよくなって欲しいだとかは、二の次になってしまった。もう頭の中は、この肉の槍を味わって精液を飲むことでいっぱいだ。
そんな私にグイドは優しく教えてくれる。
「もう少しゆっくり……そうだ。上手だ。……んっ……はぁ……」
だんだん、半勃ちだった肉の槍が膨らんで固さを増していく。口に咥えたらもっと実感出来るだろう。思いついた時には、私は喉にあたるほど深く咥え込んでいた。
「……っ!……ふぅっ!イイぞ……そのままっ!」
「んぶっ……!んん~~っ!」
勢いよく射精した。どろどろに濃くて熱い。
そして、美味しい。苦しょっぱくて生臭くて雄臭いのに美味しい。もっと飲みたい。ああ、でも。
「ぐいどぉ……やっぱり……おしりで……たべたい……」
「……そうか。レグレースのお尻は食いしん坊だなあ。いいぜ。自分で入れてみろ」
私は感じすぎて震える身体でなんとか立つ。そして、グイドの膝を跨ぐようにしてソファに乗り上げた。グイドの希望で抱き合う形だ。なんとか、亀頭が肛門に当たるよう当てがう。
「そのままゆっくり腰を下せ。出来るな?レグレース」
「うん……んんんっ!ふうぅ……!」
グイドの指で解され、私の愛液で濡れた肛門と肉壁はあっさりと肉の槍を受け入れていく。
「んぉっ……ぁっ……きもちぃ……!」
体重がかかってずぶずぶと貫かれていく。けれど、半端な位置で止まってしまう。
「ほら、頑張れ」
「ひぃんっ……あぅっ……っ……!」
軽く腰を揺すられて全身に快感が走った。身体に力が入らない。ただ痙攣して快楽と圧迫感に耐えるばかりになっている。無理だこんなの。
「むりぃ……!おちんちんおっきくて、むりっ……ぐいど、うごいてぇ!」
「うぐっ!かわい……わ、わかった。よく頑張ったな」
グイドがギュッと抱きしめて頭を撫でたり、耳を甘噛みしてくれる。耳の先端が弱いから、力がさらに抜けた。
「長くてすべすべでずっと噛んでたい……なっ!」
「ひうぅっ!……ぁっ!~~っ!」
ズンっと、力強く突き上げられた。一気に根元近くまで入った所為で、私は絶頂して愛液を垂らし射精した。愛液は大量に分泌されて、肉の槍を濡らした。精液は、薄くて少ない量が申し訳程度にこぼれるだけだ。
「きもちいいか?俺もイイ……動くぞ」
苦しいくらいグイドに抱きしめられ、耳を齧りながら囁かれ、激しく突き上げられた。そこからは意識が曖昧だ。
とにかく、私は揺さぶられて喘ぎ、濃くて大量の精液をたっぷり注がれ……愛おしいオークの花嫁になれた幸せを噛み締めたのだった。
◆◆◆◆◆
あっという間に当日になり、表彰式が始まった。集会所の中は常にない熱気に包まれている。
「壇上のあの方がクオーン陛下?オズマ様より大きいね」
私とグイドはこっそり話した。今は代官による一連の騒動の説明と、誰がいつどう活躍したかを説明してる最中だ。ちょっと飽きてきた。
「そうだ。その隣がツカサ王配陛下だな。噂通り黒髪で、少し変わった礼服を着ているから間違いない」
「異世界の礼服だね。名前はスーツ?だっけ?王配陛下によくお似合いで素敵だ。クオーン陛下とお揃いの装飾品と調和しているし」
グイドが茶化すように口の端を上げた。
「レグレースこそ、礼服も首飾りも似合っている」
私とグイドは、同じ白金色の生地に緑と金の色糸で刺繍した礼服を着ていた。ナッツさんたちは凄い。制作時間三日とは思えない。なんか集会所の端で燃え尽きてるけど。後で差し入れしよう。それくらい、礼服の出来がいい。
礼服は私はゆったり、グイドはかっちりとしたデザインだが、一目で対になっているとわかる。
そして互いに、胸元にゴブリン避けの匂い袋を入れ、金色の魔石の首飾りを着けている。匂い袋はグイドが、魔石の首飾りは私が作った。
二十年前、グイドが私にくれたゴブリン避けの匂い袋は、攫われた時に引き裂かれた。また、私がグイドに渡した魔石も、攫われた私を探したり、ゴブリンマスターを倒す為に魔力を使ったので消滅してしまった。あの戦斧についていた魔石がそれだったのだ。
「うん。ありがとう。君も素敵だよ」
「レグレースの見立てがいいからな。けど、首飾りはちょっと豪華すぎないか?」
「ええ?君の綺麗な緑色の肌と凛々しい金色の目に一番合うようにデザインしたのに。それを言うなら、私の礼服ひらひらして可愛すぎない?私、もう二百歳だよ」
「レグレースは世界一可愛いんだから、可愛い礼服を着るべきだろう」
真顔で言い切られて笑ってしまった。
そうして、話題を変えつつ内緒話を続けた。
「あのー。そこの新婚さんたち、そろそろ壇上に上がって下さーい」
と、ツカサ王配陛下に言われ、周りから囃し立てられるまでずっと、私たちはお互いに夢中だったのだった。
おしまい
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