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聖セレグナ学園編

これから

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守って…… 守って…… 守り抜くから……
お前の事は絶対に見捨てないからな……

「え!? いまの告白!? 」

辺りがザワメキ出す、それを黙って見守る
次郎

「こんな虚しい時代に、こんな人が
いるとは…… 世界もまだ終わってないな 」

自然と出来る摂理なんかでは無い
人の温かさを感じる為のもんだよ……。

守は庇う、自分の立場が危うくとも
その心にある槍だけは絶対に曲げない。

次郎……俺は必ず、あの亜美って女を
潰す絶対にな。

「聡の目は本気に満ちてるな 」

権力をひけらかすバカな女、そんな
権力には絶対に屈しないし、恐れない
そんなことで一々俺がビビってたら……
いまの「俺」は存在しない。

「次郎 見ててくれよ、嫌違うか、お前は
俺と共に戦う事を決めたんだから 」

決めた、決めたんだよ。

「あぁ 聡 俺は お前の事気に入ったぜ 」

そして、一方亜美の方では

「聡マジで潰す 」

「亜美マジでやんの? 」

「やるよ…… 必ず 」

もう関係ない……確かに前までは聡は私の仲間だったけど、聡は私の前であんだけの
啖呵を切った、もう私は許さない。

「もう、泣き喚いても遅いしね 」

亜美の怒りは最骨頂に達していた。

「聡、お前は死ぬ気で花子を助ける
そう決めたんだな。 」

「うん。決めたよ…… 」

打倒聖セレグナ、そのクサッた
カースト制思考をぶち壊してやる。
必ずその奥にあるヘドロを吸い上げてやる。

「とりあえず~ あいつ呼ぼう! 」

亜美は電話をする、その姿を見て
亜美の囲い達を身体を震え上がらす

「え?まじ? 」

「結構マジ! 」

花子を殺す為、花子を世の中から抹殺
する為。

「貧乏人はいらないってな 」

そう言うと、電話の方は相手が出たらしく
亜美は応答する。

「あ、どうしたの~ あみっち~~ 」

電話の向こう側からは、チャラい感じの
声が聞こえる

その声を聞いた、囲いの連中は
さらに震える

「ジョーカー あのね…… 」

そして、聡は戦う覚悟を決め、そして
亜美のいる方向を睨む

「いい目になったな…… 聡 」

次郎は、そんな聡の姿を見て、ほんとに
思う。

なぁ…… 真由美、俺さいままで
世界はクサってるって思ってた、だけどさ
まだ世界に救いはあった、それだけで
俺は、ほんとに嬉しかった。

「ねぇ、次郎止めてよ!! お願い 」

花子は走って、俺の元に近づいてきた
そして、俺は泣きそうな表情をしている
花子の頭を撫で

「聡はな、お前の為に全部捨てる覚悟を
したんだ! すげーよ ! だからお前も
それに相応しいおんなになれ!! 」

俺は、そう言った、そう言うと花子
はいま着てる全ての感情を払い、聡の
元へと走って行った、まぁ近くに
いるんだけどね。

比喩表現的なアレっすよ
気にしないで 。


「花子、俺は、お前が好きだ 」

もう一度、もう一度告白をしよ
君に似合わない花はない、君はエベレスト
に咲くどんな一輪の花よりも美しい

花子は泣きながら、聡の手を握ろうと
する。

だが、その瞬間
殺気もなにも無く、あたかもそこに
最初からいたような気がした、そして
そこいにた奴は、自らをジョーカーと
名乗った。

「久しぶりだな、カオス、お前は
覚えてるか知らないけどな 」

次郎改め、カオスはその顔を忘れては
いなかった。

「追放者と会うとはな 」

追放者、そのままの通り
IBD団体を追放された者だ、理由は
簡単、精神的に追い詰められていじめを
守る側からいじめをする側に回る、もしくは
任意的に、自分から悪になるケースもある
その、ジョーカーと言う奴は 自らを悪に
染まり、今ではいじめをしている側になって
いる。

「あんなに、最初の頃は先輩って
言ってたのにな…… 」

先輩と慕っていたのは事実
でも、それはアンタがいじめを撲滅する
側への話だった

だけど、今のアンタは
完全に俺の敵だ。

「調子に乗んのも大概にしろよ
誰も救えないゴミクズがよ 」

ジョーカーは知っていた、俺が誰一人
救えないってのを

「まぁ、みてろよ 」

ジョーカーは手に持っている
金属バットで花子を襲う

やめろ、後、一秒、ただ一秒前に進みたい
後、一手なんだ。

聡は腕でバットを防ぐだが、金属の為
腕にヒビが入る

「聡そのまま、抑えとけ!!  」

カオスはジョーカーの脇を蹴りに行く
だが、そんな簡単に事が済む問題では
なかった。

ジョーカーはその前に、聡から離れ
バットをカオスの足に合わせ防御した

「早いな……ジョーカー 」

「お前なんかに負けたら一生の恥 」

言ってくれるな……
確かに、おれは喧嘩が強い、だけど
あのジョーカーって奴はその倍喧嘩が
強い、だから余計にも敵にはしたくない
存在。

花子が涙目でこちらを見ている


「ちょっと待ってろ…… 」

カオスはジョーカーを睨んだ。
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