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第36幕 ガーゴイル
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ベータが真幌を拐おうとした日から二日後。美翔と真幌、小空は中央武道場の館内にいた。
「え? 真幌くん、怪しい男に狙われてたの!?」
「うん……あの時はボクもわけわからなくて逃げてたけど」
「私何も気づかなかったぁ……」
小空は怯えていた真幌に気づかなかったことに後悔する。
「小空ちゃんは気にしなくていいよ」
「ほんまエライのやったわぁ」
大変だった、と言った表情を真幌と美翔は見せる。
「……やっぱお前の血、狙ってたみたいやな」
美翔は真幌の右腕の傷を見る。包帯で巻かれたそれは美翔には痛々しく見えた。
「……」
美翔は自分の通信端末を出す。そして、式部に電話をかける。
『……もしもし? 美翔アル?』
「おー、ニーハオ式部。こないだあて等、変な連中に襲われたやん? アイツがなんなんか詳しく教えてぇな~。それから……」
美翔は式部に問う。
『それから?』
「……あてと真幌を中央区に呼んだんって、なんでや?」
『? なんでってお前達も力付けてもらって、クオーツさんと合流して戦ってもらうためネ』
「それだけちゃうやろ?」
美翔は不機嫌な表情を浮かべる。
「式部、あて等に黙ってるやろ? 何と戦ってるかとか、マスターのこととか」
『……』
式部は黙る。美翔は電子端末をスピーカーモードにし、真幌と小空にも聞こえるようにする。
「あて等に正直に言うてぇな」
『……ああ、実はな、クオーツさんは、今は行方不明アル。見つかったのと連絡ついたってのはお前らに中央区に来てもらう嘘だったネ』
式部はゆっくりと真相を言った。
「やっぱりやん! あれからマスターに何回か電話したけど何も連絡無かったで!」
美翔は式部に嘘を付かれていると薄々思っていた。
「……」
「……」
真幌と小空は黙り込む。
『本当にごめんアル。どうしてもお前らには来てもらいたかったから、ああ言ってしまったアル。……クオーツさんが生きてるかどうかわからないネ。それをお前らに言えなかったネ』
「なんで行方不明なん? あて等が戦った奴と何か関係あるん?」
『ああ、あるネ。アイツ、ベータは俺達が戦っているテロリスト集団、ガーゴイルの一人アル」
「ガーゴイル……」
真幌はアリサと恒星から知ったガーゴイルの名に少し反応する。
『ちょっと前からシティナイツはソイツらと戦ってるネ。最近起きている事件や事故はほとんどガーゴイルが絡んでいる。鏑木町でスイートポイズン売っていた奴は、末端の下っ端だったアル』
式部は続ける。
『ガーゴイルは違法の薬品や武器の密売、強盗で徐々に金集めしながらある物を狙ってるんだよ』
「なにをや?」
『……二年前に打ち上げられた人口衛星《ウタホシ》アル』
「ウタホシってニュースにも出でいたアレですか?」
真幌が美翔の電子端末に声をかける。ウタホシ。火星探索用のロボットを数体送り込むために二年前に打ち上げられた人口衛星で今は地球を離れ、火星の近くに浮上している。
『ああ、真幌か。そうアル。あれは表向きは火星の調査って言われてるけど、実はな……軍事衛星なんだアル。あれがテロリストの手に渡ってしまったら、大変なことになるネ』
「操作って、そんなことできるん?」
『ウタホシは地球からでも命令出来て操作出来るアル。……連中の正確な狙いは、操作出来る人間アル。クオーツさんは、操作出来る人間ネ』
「……」
『クオーツさんはガーゴイルから逃げ伸びるために俺やお前らの前から姿を消したアル。俺も探したけど見つけられなかったアル』
「……」
美翔と真幌と、小空は黙って聞いていた。しかし、美翔の口は開いた。
「……そうかぁ、わかったわ。とりあえずは大丈夫そうやね」
『え? なんで?』
「人口衛星を操作出来るんはマスターだけなんやろ? 殺される心配はないやん? まあマスターはどえらい強いから殺されはせえへんけど!」
「兄ちゃん……」
美翔は式部に聞こえるように笑いかける。
「式部も気にせんでええよ! マスターが連絡マメちゃうんも、勝手にどっか行くんも、あの人らしいやん。まあ、お前が嘘言うたんはちょっと怒るけど」
『何に対しての気にするな、なんだアル??』
笑う反面、怒りを含んだ声に式部は少し驚く。
「で、今お前どこおるん? 仕事中?」
『確かに仕事中アル。てかそれは最初に聞くことアル。それから……』
「……あ! 美翔! 真幌くん! 後ろ!」
「へ? ああ!?」
ふと小空が後ろを振り返ると……三人の背後には皆本式部本人がいた。
「式部さん!?」
「式部いつからおったん!?」
真幌と美翔は驚く。
「途中からいたアル! ここに到着した途端に美翔が電話してきて、探しながら電話してたネ!」
美翔と式部はお互いの電子端末の通話を切る。
「……直接会って言おうと思っていたネ。兄弟子としてな」
「?」
「……お前達にも、クオーツさんを助けるためにガーゴイルと戦ってほしい。シティナイツの候補生としてアル」
式部は軽く頭を下げる。
「式部さん、頭上げてください」
「せやで、あて等もマスターはよ見つけたいで! もちろんや!」
真幌と美翔は式部に顔を上げさせる。
「ところで、シティナイツの候補生ってなんなん?」
「現状テロリストと戦える権利があるのは、警察と、シティナイツとその関係者だけアル。それ以外の連中が戦って二次被害を増やしたりでもしたらそれこそ問題になるネ」
「そないか……」
美翔は小空のほうを見る。
「あの! 皆本さん!」
「? 小空ちゃん?」
「私も、候補生になれませんか!? 私も戦わせてください!」
「?」
小空にいきなり言われ、式部は困惑する。
「私、ずっとシティナイツに入って兄と一緒に戦いたいって思ってたんです。皆本さん達がクオーツさんを助けるのも加勢します! どうか!」
小空は懇願する。
「あ、ああわかった。……ちょっと悔しいが、ミツテルに頼んでおくアル。結局決めるのはアイツアル」
式部はそれを一旦受け取る。
「やることわかったし、とりあえずがんばろうや!」
美翔はその場にいる真幌達と、自分を鼓舞するのだった。
※
「中央区、一年くらい来てなかったな」
水色の髪をし、メガネをかけた男は中央区の港にいた。船で四国から久しぶりに柊市に来たのだ。
「クオーツいなくなったから、ここはまた地獄になるかもな」
男は港を離れて歩いていった。
「え? 真幌くん、怪しい男に狙われてたの!?」
「うん……あの時はボクもわけわからなくて逃げてたけど」
「私何も気づかなかったぁ……」
小空は怯えていた真幌に気づかなかったことに後悔する。
「小空ちゃんは気にしなくていいよ」
「ほんまエライのやったわぁ」
大変だった、と言った表情を真幌と美翔は見せる。
「……やっぱお前の血、狙ってたみたいやな」
美翔は真幌の右腕の傷を見る。包帯で巻かれたそれは美翔には痛々しく見えた。
「……」
美翔は自分の通信端末を出す。そして、式部に電話をかける。
『……もしもし? 美翔アル?』
「おー、ニーハオ式部。こないだあて等、変な連中に襲われたやん? アイツがなんなんか詳しく教えてぇな~。それから……」
美翔は式部に問う。
『それから?』
「……あてと真幌を中央区に呼んだんって、なんでや?」
『? なんでってお前達も力付けてもらって、クオーツさんと合流して戦ってもらうためネ』
「それだけちゃうやろ?」
美翔は不機嫌な表情を浮かべる。
「式部、あて等に黙ってるやろ? 何と戦ってるかとか、マスターのこととか」
『……』
式部は黙る。美翔は電子端末をスピーカーモードにし、真幌と小空にも聞こえるようにする。
「あて等に正直に言うてぇな」
『……ああ、実はな、クオーツさんは、今は行方不明アル。見つかったのと連絡ついたってのはお前らに中央区に来てもらう嘘だったネ』
式部はゆっくりと真相を言った。
「やっぱりやん! あれからマスターに何回か電話したけど何も連絡無かったで!」
美翔は式部に嘘を付かれていると薄々思っていた。
「……」
「……」
真幌と小空は黙り込む。
『本当にごめんアル。どうしてもお前らには来てもらいたかったから、ああ言ってしまったアル。……クオーツさんが生きてるかどうかわからないネ。それをお前らに言えなかったネ』
「なんで行方不明なん? あて等が戦った奴と何か関係あるん?」
『ああ、あるネ。アイツ、ベータは俺達が戦っているテロリスト集団、ガーゴイルの一人アル」
「ガーゴイル……」
真幌はアリサと恒星から知ったガーゴイルの名に少し反応する。
『ちょっと前からシティナイツはソイツらと戦ってるネ。最近起きている事件や事故はほとんどガーゴイルが絡んでいる。鏑木町でスイートポイズン売っていた奴は、末端の下っ端だったアル』
式部は続ける。
『ガーゴイルは違法の薬品や武器の密売、強盗で徐々に金集めしながらある物を狙ってるんだよ』
「なにをや?」
『……二年前に打ち上げられた人口衛星《ウタホシ》アル』
「ウタホシってニュースにも出でいたアレですか?」
真幌が美翔の電子端末に声をかける。ウタホシ。火星探索用のロボットを数体送り込むために二年前に打ち上げられた人口衛星で今は地球を離れ、火星の近くに浮上している。
『ああ、真幌か。そうアル。あれは表向きは火星の調査って言われてるけど、実はな……軍事衛星なんだアル。あれがテロリストの手に渡ってしまったら、大変なことになるネ』
「操作って、そんなことできるん?」
『ウタホシは地球からでも命令出来て操作出来るアル。……連中の正確な狙いは、操作出来る人間アル。クオーツさんは、操作出来る人間ネ』
「……」
『クオーツさんはガーゴイルから逃げ伸びるために俺やお前らの前から姿を消したアル。俺も探したけど見つけられなかったアル』
「……」
美翔と真幌と、小空は黙って聞いていた。しかし、美翔の口は開いた。
「……そうかぁ、わかったわ。とりあえずは大丈夫そうやね」
『え? なんで?』
「人口衛星を操作出来るんはマスターだけなんやろ? 殺される心配はないやん? まあマスターはどえらい強いから殺されはせえへんけど!」
「兄ちゃん……」
美翔は式部に聞こえるように笑いかける。
「式部も気にせんでええよ! マスターが連絡マメちゃうんも、勝手にどっか行くんも、あの人らしいやん。まあ、お前が嘘言うたんはちょっと怒るけど」
『何に対しての気にするな、なんだアル??』
笑う反面、怒りを含んだ声に式部は少し驚く。
「で、今お前どこおるん? 仕事中?」
『確かに仕事中アル。てかそれは最初に聞くことアル。それから……』
「……あ! 美翔! 真幌くん! 後ろ!」
「へ? ああ!?」
ふと小空が後ろを振り返ると……三人の背後には皆本式部本人がいた。
「式部さん!?」
「式部いつからおったん!?」
真幌と美翔は驚く。
「途中からいたアル! ここに到着した途端に美翔が電話してきて、探しながら電話してたネ!」
美翔と式部はお互いの電子端末の通話を切る。
「……直接会って言おうと思っていたネ。兄弟子としてな」
「?」
「……お前達にも、クオーツさんを助けるためにガーゴイルと戦ってほしい。シティナイツの候補生としてアル」
式部は軽く頭を下げる。
「式部さん、頭上げてください」
「せやで、あて等もマスターはよ見つけたいで! もちろんや!」
真幌と美翔は式部に顔を上げさせる。
「ところで、シティナイツの候補生ってなんなん?」
「現状テロリストと戦える権利があるのは、警察と、シティナイツとその関係者だけアル。それ以外の連中が戦って二次被害を増やしたりでもしたらそれこそ問題になるネ」
「そないか……」
美翔は小空のほうを見る。
「あの! 皆本さん!」
「? 小空ちゃん?」
「私も、候補生になれませんか!? 私も戦わせてください!」
「?」
小空にいきなり言われ、式部は困惑する。
「私、ずっとシティナイツに入って兄と一緒に戦いたいって思ってたんです。皆本さん達がクオーツさんを助けるのも加勢します! どうか!」
小空は懇願する。
「あ、ああわかった。……ちょっと悔しいが、ミツテルに頼んでおくアル。結局決めるのはアイツアル」
式部はそれを一旦受け取る。
「やることわかったし、とりあえずがんばろうや!」
美翔はその場にいる真幌達と、自分を鼓舞するのだった。
※
「中央区、一年くらい来てなかったな」
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