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7,エドガーとの出会い
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新キャラ、エドガーが出てきます。解説は後述。エロ無し
「リョウタ様、地方の貧乏貴族の娘との結婚してよかったのですか?」
領地内の街並みを歩き偵察するリョウタは、それに同行する部下である軍人貴族エトガーにナナについて問われる。
「娘? ああ、ナナは女だけど女じゃない」
「え?」
エトガーは戦争で遠方にいたのでナナについてはよく知らなかった。
「俺の、いや俺と兄の妻は両性具有でな。男女どちらであるんだ。一見は普通に男だぞ」
「両性を持つ者は本当にいたのですね……」
両性具有の存在は知っていたが実際に会ったり見たりしたことはなかったのでエトガーが驚きを隠せなかった。
「戸籍の書類も見て俺も驚いたぞ。男女どちらにもマルが書かれていた」
「なんだか未知の世界を見たような反応ですね」
「まあな。ハヤトが妻に夢中なんだ。だから俺も妻を受け入れている」
リョウタには、ハヤトが両性具有という点をきっかけにナナに惹かれたように見える。
「リョウタさん!」
「あ、ナナ」
リョウタは荷物を持ったナナを街中で見つける。
「買い出しか?」
「うん! たまには屋敷から離れた街も見てみたくて」
ナナはエトガーに気付く。
「そちらの方は?」
「俺の部下のエトガーだ。君はまだ会ってなかったな」
「はじめまして。俺、ハヤトさんとリョウタさんの……妻のナナです」
エトガーにナナは赤面しながら挨拶する。
「ど、どうも……」
どこにでもいるような成人男性にしか見えないナナにエドガーは内心逆に驚く。
(これで女と同じアレがあるのか……?)
エトガーもナナにある意味の関心を抱くのだった。
「リョウタ様、地方の貧乏貴族の娘との結婚してよかったのですか?」
領地内の街並みを歩き偵察するリョウタは、それに同行する部下である軍人貴族エトガーにナナについて問われる。
「娘? ああ、ナナは女だけど女じゃない」
「え?」
エトガーは戦争で遠方にいたのでナナについてはよく知らなかった。
「俺の、いや俺と兄の妻は両性具有でな。男女どちらであるんだ。一見は普通に男だぞ」
「両性を持つ者は本当にいたのですね……」
両性具有の存在は知っていたが実際に会ったり見たりしたことはなかったのでエトガーが驚きを隠せなかった。
「戸籍の書類も見て俺も驚いたぞ。男女どちらにもマルが書かれていた」
「なんだか未知の世界を見たような反応ですね」
「まあな。ハヤトが妻に夢中なんだ。だから俺も妻を受け入れている」
リョウタには、ハヤトが両性具有という点をきっかけにナナに惹かれたように見える。
「リョウタさん!」
「あ、ナナ」
リョウタは荷物を持ったナナを街中で見つける。
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「うん! たまには屋敷から離れた街も見てみたくて」
ナナはエトガーに気付く。
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「はじめまして。俺、ハヤトさんとリョウタさんの……妻のナナです」
エトガーにナナは赤面しながら挨拶する。
「ど、どうも……」
どこにでもいるような成人男性にしか見えないナナにエドガーは内心逆に驚く。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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