16 / 54
No.16:めっちゃ揺れてる。
しおりを挟む
「そう。このヌーブラっていうのは、キャバ嬢の必需品なの。ウチの店のキャストは、ほぼ全員やってるよ」
「そうなんですね。てことはやっぱり……胸の大きい方が人気がある、ってことですか?」
「それもあるけど、主に防御用かな。お店は基本おさわり禁止なのね。でもやっぱりちょっと触ってくる人とか、あるいは腕を押し当ててくる人とかいるわけ。でもこうやって中にヌーブラを入れておくと、こっちは触られた感覚がほとんどないのよ。たとえばこうやっても」
いきなりすみかさんが僕の腕を取って、胸を押し付けてきた。
「ちょ、ちょっと、すみかさん!」
「こうやってもね、全然こっちは腕の感触が無いんだよ。翔君はどう? シリコンの感覚、わかる?」
「わかりませんわかりません!」
僕はパニックになった。
とりあえず腕を離してもらった。
「はぁ……もう心臓がもたないですよ」
「翔君は……やっぱりおっきい方が好きなの?」
正解はなんだ?
「えっと……僕はすみかさんの胸のサイズが好きです」
「そ、そういうこと、真顔で言わないでくれる?」
すみかさんの顔が赤くなった。
「じゃあ、聞かないで下さいよ……」
こっちまで赤くなる。
「はぁー、でもなんでこんなバイトしてるんだろうね……親が聞いたら、絶対泣くよ」
すみかさんのテンションが下がる。
「やっぱりご両親は知らないんですか?」
「そりゃ知らないわよー。母親が知ったら、それこそ本当に心臓が止まっちゃう」
すみかさんのお母さんは、たしか心臓が悪かったんだな。
「短時間で効率よくお金が稼げて、お昼間に時間が取れる仕事って、やっぱりこういう仕事しかないのよね。ほんと、やんなっちゃう」
「大変なんですね。でも教師目指して頑張りましょうよ! 僕、応援します」
「もー翔君、本当にいい子だなー」
すみかさんがまた僕の腕を取って、胸を押し付けてきた。
「だ、だからそれ、やめて下さいって」
すみかさん、絶対に面白がってやってるよね。
………………………………………………………………
「よし、じゃあ動画取ろうよ」
なぜか、すみかさんはノリノリだ。
「でも本当にいいんですか?」
「全然いいよ。だって顔出ししないし、声も使わないんでしょ? 絶対誰だかわかんないじゃん」
僕のチャンネルは、顔出し無し、声無し、テロップのみだ。
動画編集はパソコンでやっている。
やっぱり身バレは、あまりしたくない。
一応構成を考える。
僕とすみかさんが横並びになって、斜めから撮る。
すみかさんは、カメラ側でフライパン担当だ。
いとこのお姉さんに、料理を手伝ってもらうことにする。
カメラアングルを決めて、一発録りだ。
メニューは業スーのレトルトハヤシライスを使った、牛肉の煮込み料理だ。
ていうかそもそもこれぐらいだったら、手伝いなんか必要ないんだけど。
僕が肉を適当な大きさに切って、フライパンに入れる。
すみかさんがフライパンを揺らしながら、胸も揺らす。
うわ、めっちゃ揺れてる。
大サービスだ。
あとはフライパンにレトルトのハヤシを入れるだけ。
業スーの冷凍ほうれん草をレンチンしてバターを混ぜて、その上にフライパンの中のものをかければ完成だ。
完成シーンで、すみかさんは小さくぴょんぴょんと跳ねて、喜びを表現する。
うわっ……もう、ゆっさゆさだ。
テーブルに移って、試食シーン。
すみかさんは片腕をテーブルについて、その上に胸を乗っける。
絶対に誰も料理なんて見ないだろうな……。
取った動画をパソコンで編集して、夜遅い時間にアップロード完了。
そして3日後……
「登録者数2,650人、だと?」
3倍近くに増えていた。
再生回数はいつもの8倍ぐらい。
おっぱい効果、凄すぎる。
すみかさんも大喜びだ。
「やっぱりヌーブラって、最強だねー」
「そうなんですね。てことはやっぱり……胸の大きい方が人気がある、ってことですか?」
「それもあるけど、主に防御用かな。お店は基本おさわり禁止なのね。でもやっぱりちょっと触ってくる人とか、あるいは腕を押し当ててくる人とかいるわけ。でもこうやって中にヌーブラを入れておくと、こっちは触られた感覚がほとんどないのよ。たとえばこうやっても」
いきなりすみかさんが僕の腕を取って、胸を押し付けてきた。
「ちょ、ちょっと、すみかさん!」
「こうやってもね、全然こっちは腕の感触が無いんだよ。翔君はどう? シリコンの感覚、わかる?」
「わかりませんわかりません!」
僕はパニックになった。
とりあえず腕を離してもらった。
「はぁ……もう心臓がもたないですよ」
「翔君は……やっぱりおっきい方が好きなの?」
正解はなんだ?
「えっと……僕はすみかさんの胸のサイズが好きです」
「そ、そういうこと、真顔で言わないでくれる?」
すみかさんの顔が赤くなった。
「じゃあ、聞かないで下さいよ……」
こっちまで赤くなる。
「はぁー、でもなんでこんなバイトしてるんだろうね……親が聞いたら、絶対泣くよ」
すみかさんのテンションが下がる。
「やっぱりご両親は知らないんですか?」
「そりゃ知らないわよー。母親が知ったら、それこそ本当に心臓が止まっちゃう」
すみかさんのお母さんは、たしか心臓が悪かったんだな。
「短時間で効率よくお金が稼げて、お昼間に時間が取れる仕事って、やっぱりこういう仕事しかないのよね。ほんと、やんなっちゃう」
「大変なんですね。でも教師目指して頑張りましょうよ! 僕、応援します」
「もー翔君、本当にいい子だなー」
すみかさんがまた僕の腕を取って、胸を押し付けてきた。
「だ、だからそれ、やめて下さいって」
すみかさん、絶対に面白がってやってるよね。
………………………………………………………………
「よし、じゃあ動画取ろうよ」
なぜか、すみかさんはノリノリだ。
「でも本当にいいんですか?」
「全然いいよ。だって顔出ししないし、声も使わないんでしょ? 絶対誰だかわかんないじゃん」
僕のチャンネルは、顔出し無し、声無し、テロップのみだ。
動画編集はパソコンでやっている。
やっぱり身バレは、あまりしたくない。
一応構成を考える。
僕とすみかさんが横並びになって、斜めから撮る。
すみかさんは、カメラ側でフライパン担当だ。
いとこのお姉さんに、料理を手伝ってもらうことにする。
カメラアングルを決めて、一発録りだ。
メニューは業スーのレトルトハヤシライスを使った、牛肉の煮込み料理だ。
ていうかそもそもこれぐらいだったら、手伝いなんか必要ないんだけど。
僕が肉を適当な大きさに切って、フライパンに入れる。
すみかさんがフライパンを揺らしながら、胸も揺らす。
うわ、めっちゃ揺れてる。
大サービスだ。
あとはフライパンにレトルトのハヤシを入れるだけ。
業スーの冷凍ほうれん草をレンチンしてバターを混ぜて、その上にフライパンの中のものをかければ完成だ。
完成シーンで、すみかさんは小さくぴょんぴょんと跳ねて、喜びを表現する。
うわっ……もう、ゆっさゆさだ。
テーブルに移って、試食シーン。
すみかさんは片腕をテーブルについて、その上に胸を乗っける。
絶対に誰も料理なんて見ないだろうな……。
取った動画をパソコンで編集して、夜遅い時間にアップロード完了。
そして3日後……
「登録者数2,650人、だと?」
3倍近くに増えていた。
再生回数はいつもの8倍ぐらい。
おっぱい効果、凄すぎる。
すみかさんも大喜びだ。
「やっぱりヌーブラって、最強だねー」
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
NTRするなら、お姉ちゃんより私の方がいいですよ、先輩?
和泉鷹央
青春
授業のサボリ癖がついてしまった風見抱介は高校二年生。
新学期早々、一年から通っている図書室でさぼっていたら可愛い一年生が話しかけてきた。
「NTRゲームしません?」
「はあ?」
「うち、知ってるんですよ。先輩がお姉ちゃんをNTRされ……」
「わわわわっーお前、何言ってんだよ!」
言い出した相手は、槍塚牧那。
抱介の元カノ、槍塚季美の妹だった。
「お姉ちゃんをNTRし返しませんか?」
などと、牧那はとんでもないことを言い出し抱介を脅しにかかる。
「やらなきゃ、過去をバラすってことですか? なんて奴だよ……!」
「大丈夫です、私が姉ちゃんの彼氏を誘惑するので」
「え? 意味わかんねー」
「そのうち分かりますよ。じゃあ、参加決定で!」
脅されて引き受けたら、それはNTRをどちらかが先にやり遂げるか、ということで。
季美を今の彼氏から抱介がNTRし返す。
季美の今の彼氏を……妹がNTRする。
そんな提案だった。
てっきり姉の彼氏が好きなのかと思ったら、そうじゃなかった。
牧那は重度のシスコンで、さらに中古品が大好きな少女だったのだ。
牧那の姉、槍塚季美は昨年の夏に中古品へとなってしまっていた。
「好きなんですよ、中古。誰かのお古を奪うの。でもうちは新品ですけどね?」
姉を中古品と言いながら自分のモノにしたいと願う牧那は、まだ季美のことを忘れられない抱介を背徳の淵へと引きずり込んでいく。
「新品の妹も、欲しくないですか、セ・ン・パ・イ?」
勝利者には妹の愛も付いてくるよ、と牧那はそっとささやいた。
他の投稿サイトでも掲載しています。
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる