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オルトアの血2
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「ここはとても安心できる空間です。心地良い。それに、水に浸かると疲れが癒えるような気がするのです。どんなに身体が辛くとも、ここへ来て出る頃には身体が軽くなっている」
そして、散々弄ばれぐずぐずに緩んだ後孔も処女のように復活する。
……というのはさすがに言えない。これはタリアスの言葉だ。
思い出し、ユノンは顔を赤らめた。ここが暗くてよかった。
「この水には、子宝祈願に使う他に薬湯のような効能があるのでしょうか。兄様はご存知ですか?」
傍らのユーティスを見上げ、問いかける。
ユーティスは背が高い。タリアスやライルと同じくらいで、弟のユノンはなぜ自分は背の高さを父から受け継ぐことができなかったのかと悔しく思うこともあった。だが、今ではこれでよかったのだと思っている。
ただでさえ男の妃ということで自分のことを受け入れ難く思う民もいるのに、それに加えて背が高く威圧的だったら滑稽さも凄まじいはずだ。
ユーティスは少し考えるようにゆっくりと一度瞬きし、ユノンを見下ろした。眼差しは慈愛を含んではいるが、もう微笑んでいない。
「……ユノン、実を言うと私もここへ来るととても落ち着くのだ。泉を見るのは数年振り。だが、オルトアの家へ帰った時よりも安らげる。なぜだと思う?」
問い返され、ユノンは首を捻った。
「わかりません。僕と兄様とで、何か共通しているものがあるのでしょうか」
容姿は似ている。兄弟なのだから。しかし片方は神官、片方は王妃。育ってきた環境も置かれている立ち位置もまるで違う。
兄弟なのに、こんなにも遠い。
「今思ったことを言ってみなさい」
「えっ?」
ユノンは緊張した。兄と自分とを比較するとどうしても卑屈になってしまうこの気持ちを悟られているのだろうか。
「……兄様と僕は、兄弟なので容姿は似ておりますが、置かれている立場もまったく違いますし、」
「そう、兄弟だ。私たちは血が繋がるオルトアの人間。共通の先祖を持つ」
ユノンの言葉を遮るように、途中でユーティスが口を挟む。最後まで考えを知られることなく、ユノンはこっそりと胸を撫で下ろした。
「オルトアの人間であることとこの場に安らぎを感じること、それらになんの関係があるのでしょうか?」
問うと、ユーティスがユノンをじっと見下ろす。青くぼんやりと照る兄の白い頬を、ユノンも見上げた。
兄は他の誰とも違う。父とも。ほとんど接点はなかったはずなのに、彼のことは心から信じて頼ってもよいような気がしていた。
愛欲とは別の愛を向けてくれる、夫たちと違う存在。ただ助言をくれ、導いてくれる存在。久し振りにユーティスに再会してからというもの、彼はユノンの中でそのような位置づけにいる。
「……ユノン、お前はここで誰かと言葉を交わしたか?」
心臓が一瞬跳ねた。
言葉を交わしたと言うより、情を交わした人物が一人。そして、下賤の者と自称した掃除夫とも話をした。
掃除夫とはしばらく顔を合わせていないが、少し前のあの夢を思い出すと、今はなぜか嫌な汗をかく。
「なぜですか? ここは僕しか入れないことになっています。誰かと顔を合わすことなど、通常ならありえないでしょう?」
「通常、なら」
ユーティスがじっと視線を合わせてくる。自分と同じ黒い瞳に、ちらちらと青い炎が浮か揺れている。
泉のさざ波を映して炎をたぎらせるその瞳はすべてを見透かしているようで、ユノンはたまらず視線を逸らしてしまった。不自然だったとは承知している。だが秘密を持つユノンは、その圧に耐え切れなかったのだ。
しばらく貫かれるようなユーティスの視線を感じながら立っていたが、ふいと目を逸らされたのがわかった。突然強張った身体が楽になる。
ユノンは息を吐き、汗に濡れた額を衣の袖で拭った。
「ユノン、カザカルの神官の立場から助言しよう。身体はいくらライル殿下に差し出しても構わない。だが、お前はタリアス陛下だけを愛しなさい」
もう一度、心臓が跳ねた。ここでこの言葉をもらうのは二度目だ。
心臓はそのままどくどくと走り続ける。
「……ど、どういうことでしょうか」
ユーティスはじっと部屋の隅の暗闇を見つめる。あの空間から、以前しわがれた老人の声が聞こえていた。老人はユノンに語りかけたのだ。
――ただ陛下の仰せのままにし、陛下だけを愛するのです。いいですか、陛下だけを愛することが、あなたの平穏に繋がります――。
思い出そうとすると、低く、太く鼓膜に蘇ってくる。
今もあの黒い空間に、何かがいるというのだろうか。ユーティスには見えているのか。ユノンの目には何も映らない。
毎夜足を運ぶこの部屋において初めて、言い知れぬ恐れがユノンの中に生まれた。
「……だが、お前の兄としての、一人のただの人の立場から助言するとすれば」
兄はユノンの問いには答えず続ける。内に生まれた暗い恐怖からすくい出すように、ユーティスはユノンの肩に手を置いた。
「お前が本当に幸せになる道を選びなさい。国と陛下を選んでもよい。元いた場所に戻るのもよい」
選ぶも何も、自分はタリアスの妻だ。第一の夫は第二の夫よりも優先される。
これが「タリアスだけを愛する」ということにはならないだろうか。
求めてくれるライルを突き放すようなことなどできない。初めて自分の身も心も、すべてを欲してくれた人。言動は粗野でも、心の内の優しさをたまにこちらが弱っている時に見せてくれるずるい人。
どちらかだけを、など無理だ。自分はもう、ライルに惹かれている。タリアスに抱かない気持ちをライルに抱いてしまっている。
ただそれを認めるのはまだ怖くて、蕩けるようなその感情を名状できないでいる。
目を背け続けているのだ。
表向きにはタリアスをより愛し、心の内ではライルに焦がれていることを。
「……元いた場所とは、なんですか?」
自問を処理しきれず、別の疑問を口にした。兄の話には理解できないことが多すぎる。
オルトア家へ戻ってもよいと言っているのだろうか。よいはずがない。父は自分を家に入れないだろう。
「生まれる前にいた場所だよ」
「え?」
いよいよわからない。混乱し固まってしまったユノンに柔らかく微笑み、ユーティスは語り出す。
「ここは古代、オルトアの祖先が王妃とともに子宝の祈りを捧げた場所だ。湖の底からやって来た王妃が城の生活でも心やすらかに過ごせるよう、穴を掘り湖の水を引き入れたと言われている。ここでは今も祖先たちが歴代の王妃を見守っているのだ」
ユーティスにはもう何を聞いても答えてはくれないだろうと漠然と思った。
聞けばなんでも教えてくれる博識な兄だが、必要以上に答えは与えない。それは昔からだ。
兄の言葉の意味は、自分で探すしかないのだ。
ユノンは黙り込み、兄の話に耳を傾けた。
「我々は、ユノン・オルトアを愛している。だからユノンには国を繋いでいってほしいと考えている。だがその運命は、本来それに収まるだけのものではない。お前の、望むようにしなさい。私は止めない。ただ私は、私の弟を愛している」
最後の方は、諦めが含まれたような、少々寂しさを含んだような微妙な声色だった。
まるで弟ではない誰かに言い聞かすような内容に、ユノンは何も言えずにいた。兄相手にまた静かな恐ろしさがこみ上げてきて、言葉が出て来なかったのだ。
二人並び、少しの間ぼんやりと光る水面を見つめていた。
兄がどのような思いで自分の隣に立っていたのか、結局は何を伝えたかったのか。お前の好きにしていい、という解釈でいいのだろうか。
そんなことを確認できるはずもなく、苦ではない沈黙の中にいた。
掃除夫はもう、自分の前には二度と現れない。それは予感していた。
そして、散々弄ばれぐずぐずに緩んだ後孔も処女のように復活する。
……というのはさすがに言えない。これはタリアスの言葉だ。
思い出し、ユノンは顔を赤らめた。ここが暗くてよかった。
「この水には、子宝祈願に使う他に薬湯のような効能があるのでしょうか。兄様はご存知ですか?」
傍らのユーティスを見上げ、問いかける。
ユーティスは背が高い。タリアスやライルと同じくらいで、弟のユノンはなぜ自分は背の高さを父から受け継ぐことができなかったのかと悔しく思うこともあった。だが、今ではこれでよかったのだと思っている。
ただでさえ男の妃ということで自分のことを受け入れ難く思う民もいるのに、それに加えて背が高く威圧的だったら滑稽さも凄まじいはずだ。
ユーティスは少し考えるようにゆっくりと一度瞬きし、ユノンを見下ろした。眼差しは慈愛を含んではいるが、もう微笑んでいない。
「……ユノン、実を言うと私もここへ来るととても落ち着くのだ。泉を見るのは数年振り。だが、オルトアの家へ帰った時よりも安らげる。なぜだと思う?」
問い返され、ユノンは首を捻った。
「わかりません。僕と兄様とで、何か共通しているものがあるのでしょうか」
容姿は似ている。兄弟なのだから。しかし片方は神官、片方は王妃。育ってきた環境も置かれている立ち位置もまるで違う。
兄弟なのに、こんなにも遠い。
「今思ったことを言ってみなさい」
「えっ?」
ユノンは緊張した。兄と自分とを比較するとどうしても卑屈になってしまうこの気持ちを悟られているのだろうか。
「……兄様と僕は、兄弟なので容姿は似ておりますが、置かれている立場もまったく違いますし、」
「そう、兄弟だ。私たちは血が繋がるオルトアの人間。共通の先祖を持つ」
ユノンの言葉を遮るように、途中でユーティスが口を挟む。最後まで考えを知られることなく、ユノンはこっそりと胸を撫で下ろした。
「オルトアの人間であることとこの場に安らぎを感じること、それらになんの関係があるのでしょうか?」
問うと、ユーティスがユノンをじっと見下ろす。青くぼんやりと照る兄の白い頬を、ユノンも見上げた。
兄は他の誰とも違う。父とも。ほとんど接点はなかったはずなのに、彼のことは心から信じて頼ってもよいような気がしていた。
愛欲とは別の愛を向けてくれる、夫たちと違う存在。ただ助言をくれ、導いてくれる存在。久し振りにユーティスに再会してからというもの、彼はユノンの中でそのような位置づけにいる。
「……ユノン、お前はここで誰かと言葉を交わしたか?」
心臓が一瞬跳ねた。
言葉を交わしたと言うより、情を交わした人物が一人。そして、下賤の者と自称した掃除夫とも話をした。
掃除夫とはしばらく顔を合わせていないが、少し前のあの夢を思い出すと、今はなぜか嫌な汗をかく。
「なぜですか? ここは僕しか入れないことになっています。誰かと顔を合わすことなど、通常ならありえないでしょう?」
「通常、なら」
ユーティスがじっと視線を合わせてくる。自分と同じ黒い瞳に、ちらちらと青い炎が浮か揺れている。
泉のさざ波を映して炎をたぎらせるその瞳はすべてを見透かしているようで、ユノンはたまらず視線を逸らしてしまった。不自然だったとは承知している。だが秘密を持つユノンは、その圧に耐え切れなかったのだ。
しばらく貫かれるようなユーティスの視線を感じながら立っていたが、ふいと目を逸らされたのがわかった。突然強張った身体が楽になる。
ユノンは息を吐き、汗に濡れた額を衣の袖で拭った。
「ユノン、カザカルの神官の立場から助言しよう。身体はいくらライル殿下に差し出しても構わない。だが、お前はタリアス陛下だけを愛しなさい」
もう一度、心臓が跳ねた。ここでこの言葉をもらうのは二度目だ。
心臓はそのままどくどくと走り続ける。
「……ど、どういうことでしょうか」
ユーティスはじっと部屋の隅の暗闇を見つめる。あの空間から、以前しわがれた老人の声が聞こえていた。老人はユノンに語りかけたのだ。
――ただ陛下の仰せのままにし、陛下だけを愛するのです。いいですか、陛下だけを愛することが、あなたの平穏に繋がります――。
思い出そうとすると、低く、太く鼓膜に蘇ってくる。
今もあの黒い空間に、何かがいるというのだろうか。ユーティスには見えているのか。ユノンの目には何も映らない。
毎夜足を運ぶこの部屋において初めて、言い知れぬ恐れがユノンの中に生まれた。
「……だが、お前の兄としての、一人のただの人の立場から助言するとすれば」
兄はユノンの問いには答えず続ける。内に生まれた暗い恐怖からすくい出すように、ユーティスはユノンの肩に手を置いた。
「お前が本当に幸せになる道を選びなさい。国と陛下を選んでもよい。元いた場所に戻るのもよい」
選ぶも何も、自分はタリアスの妻だ。第一の夫は第二の夫よりも優先される。
これが「タリアスだけを愛する」ということにはならないだろうか。
求めてくれるライルを突き放すようなことなどできない。初めて自分の身も心も、すべてを欲してくれた人。言動は粗野でも、心の内の優しさをたまにこちらが弱っている時に見せてくれるずるい人。
どちらかだけを、など無理だ。自分はもう、ライルに惹かれている。タリアスに抱かない気持ちをライルに抱いてしまっている。
ただそれを認めるのはまだ怖くて、蕩けるようなその感情を名状できないでいる。
目を背け続けているのだ。
表向きにはタリアスをより愛し、心の内ではライルに焦がれていることを。
「……元いた場所とは、なんですか?」
自問を処理しきれず、別の疑問を口にした。兄の話には理解できないことが多すぎる。
オルトア家へ戻ってもよいと言っているのだろうか。よいはずがない。父は自分を家に入れないだろう。
「生まれる前にいた場所だよ」
「え?」
いよいよわからない。混乱し固まってしまったユノンに柔らかく微笑み、ユーティスは語り出す。
「ここは古代、オルトアの祖先が王妃とともに子宝の祈りを捧げた場所だ。湖の底からやって来た王妃が城の生活でも心やすらかに過ごせるよう、穴を掘り湖の水を引き入れたと言われている。ここでは今も祖先たちが歴代の王妃を見守っているのだ」
ユーティスにはもう何を聞いても答えてはくれないだろうと漠然と思った。
聞けばなんでも教えてくれる博識な兄だが、必要以上に答えは与えない。それは昔からだ。
兄の言葉の意味は、自分で探すしかないのだ。
ユノンは黙り込み、兄の話に耳を傾けた。
「我々は、ユノン・オルトアを愛している。だからユノンには国を繋いでいってほしいと考えている。だがその運命は、本来それに収まるだけのものではない。お前の、望むようにしなさい。私は止めない。ただ私は、私の弟を愛している」
最後の方は、諦めが含まれたような、少々寂しさを含んだような微妙な声色だった。
まるで弟ではない誰かに言い聞かすような内容に、ユノンは何も言えずにいた。兄相手にまた静かな恐ろしさがこみ上げてきて、言葉が出て来なかったのだ。
二人並び、少しの間ぼんやりと光る水面を見つめていた。
兄がどのような思いで自分の隣に立っていたのか、結局は何を伝えたかったのか。お前の好きにしていい、という解釈でいいのだろうか。
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