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異世界初心者
襲撃3
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「凄いホコリと粉塵だ……ケホケホ……」
シェルターから僕は這いずり出た。安全だと指で輪を作り、手招きするとニコルとミーヒャも別のシェルターから這いずり出てくる。
「ゴホゴホ……」
遡る事10分ほど前、僕は逃れられない事を悟った。この危機を逃れる良い道具はないか?山賊から襲われる恐怖を感じながら[通販カタログ]を捲っていた。山賊に反撃する道具としてクロスボウ・ボウガンやエアガンよりも強力なガスを注入して射撃を行うガスガンを見つけた。強力な武器であるが、矢の番方やらガスの注入方法やら複雑な下準備や操作の取得が必要だ……
ああ……想定しておくべきだった……
二人を守らなければ……二人を見ると今まで小麦粉で調理していたのだろう。真っ白な粉まみれになっていた。
!!!!
これだ!!!
僕は爆発から身を守れるシェルターを3つ購入した。
山賊は射程距離で僕達より有利なのを気付いている筈だ。その優位性を自ら放棄する事は考えにくい。僕達の気配がなくなれば、優位性を捨て小屋に突入してくるか、優位性を保ったまま遠巻きに攻撃するかだろう。
遠巻きにする時は火攻めする事を一番に考えつくだろう……
全くの賭けだが、他に方法を思い付かない。油断して突入してくれば、催涙スプレーとスタンガンが使える。
あとは運を天に祈ろう。。。
「二人は先にここに入ってくれ。山賊が小屋に入って来たらここから飛び出て渡した催涙スプレーとスタンガンを浴びせよう。無事にやり過ごして二人の料理を一緒に食べるぞ!」
二人はシェルターに入った。僕は二人が料理していた小麦粉を空中に撒いた。
細かい粒子が目に入り涙が出てくる。小屋中に小麦粉が充満している。上手くいけば良いが……
僕もシェルターに入り、時が過ぎるのを待った……
小屋全体が激しい炎に包まれている。小屋の一部が崩れ落ち、火の手が小屋の内部まで侵入して来た。小屋中に充満した小麦粉の粉塵が火の勢いと混じり合った。
ドカーーーーーン!!!!
小屋全体を吹き飛ばす大爆発が起こった。粉塵爆発だ!
物音がしなくなった小屋の周りには、油断した山賊達が近付いていた。小屋を取り囲んでいた山賊達に向かって大爆発が襲ったのである。
空気を揺らすほどの衝撃に、山賊達も堪らず地面に倒れている。
凄まじい衝撃音を感じた僕はシェルターから這い出たのだ。すでに小屋はなくなり、辺り一面、粉塵が舞っている。爆発の衝撃で激しく燃えていた炎も吹き飛ばされ、一部で燻っているだけであった。
シェルターから僕は這いずり出た。安全だと指で輪を作り、手招きするとニコルとミーヒャも別のシェルターから這いずり出てくる。
「ゴホゴホ……」
遡る事10分ほど前、僕は逃れられない事を悟った。この危機を逃れる良い道具はないか?山賊から襲われる恐怖を感じながら[通販カタログ]を捲っていた。山賊に反撃する道具としてクロスボウ・ボウガンやエアガンよりも強力なガスを注入して射撃を行うガスガンを見つけた。強力な武器であるが、矢の番方やらガスの注入方法やら複雑な下準備や操作の取得が必要だ……
ああ……想定しておくべきだった……
二人を守らなければ……二人を見ると今まで小麦粉で調理していたのだろう。真っ白な粉まみれになっていた。
!!!!
これだ!!!
僕は爆発から身を守れるシェルターを3つ購入した。
山賊は射程距離で僕達より有利なのを気付いている筈だ。その優位性を自ら放棄する事は考えにくい。僕達の気配がなくなれば、優位性を捨て小屋に突入してくるか、優位性を保ったまま遠巻きに攻撃するかだろう。
遠巻きにする時は火攻めする事を一番に考えつくだろう……
全くの賭けだが、他に方法を思い付かない。油断して突入してくれば、催涙スプレーとスタンガンが使える。
あとは運を天に祈ろう。。。
「二人は先にここに入ってくれ。山賊が小屋に入って来たらここから飛び出て渡した催涙スプレーとスタンガンを浴びせよう。無事にやり過ごして二人の料理を一緒に食べるぞ!」
二人はシェルターに入った。僕は二人が料理していた小麦粉を空中に撒いた。
細かい粒子が目に入り涙が出てくる。小屋中に小麦粉が充満している。上手くいけば良いが……
僕もシェルターに入り、時が過ぎるのを待った……
小屋全体が激しい炎に包まれている。小屋の一部が崩れ落ち、火の手が小屋の内部まで侵入して来た。小屋中に充満した小麦粉の粉塵が火の勢いと混じり合った。
ドカーーーーーン!!!!
小屋全体を吹き飛ばす大爆発が起こった。粉塵爆発だ!
物音がしなくなった小屋の周りには、油断した山賊達が近付いていた。小屋を取り囲んでいた山賊達に向かって大爆発が襲ったのである。
空気を揺らすほどの衝撃に、山賊達も堪らず地面に倒れている。
凄まじい衝撃音を感じた僕はシェルターから這い出たのだ。すでに小屋はなくなり、辺り一面、粉塵が舞っている。爆発の衝撃で激しく燃えていた炎も吹き飛ばされ、一部で燻っているだけであった。
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