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中級冒険者

再びギルドへ

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 僕は[くにどんハウス]にある素材を全て商品に作製した。

 これでしばらくは、冒険者稼業に専念出来る。

 ギルドへ行き依頼掲示板を見る。

 久しぶりの行為だ。

 Aランク冒険者になるための必須依頼は2つ終了している。

 最後の必須依頼には、ダンジョン30階層への到達というものがある。

 これは難度が高いだろう。

 ダンジョン最深部への到達をすると、細々とした依頼を何十とこなしただけの貢献度が一気に貯まるようだ。

 充分に準備をして目標は、30階層への到達を目指そう。

 余裕があれば、行ける所まで行ってみよう。

 必須依頼である[ダンジョン30階層への到達]と[ダンジョンマップ作成]の依頼を受注した。

 [ポーション類]は相当数のストックがある。

 食事を充分に用意しよう。腹が減って倒れるのはゴメンだ。

 武器はこれで良し。

 防具をクロードに頼んでいたのを貰おう。

 まず屋台で弁当数種類や汁そばを売り切れになるまで購入した。

 クロードの防具も出来上がっていた。

 左手の前腕につけていた皮の盾の代わりに、軽い青銅で作った盾だ。

 皮の胸当ては鉄素材になっている。

 皮のすね当ても青銅製になった。

 【皮の盾:防御力➕6】
                   ↓
 【青銅の盾:防御力➕12】

 【皮の胸当て:防御力➕8】
                    ↓
 【鉄の胸当て:防御力➕18】

 【皮の靴:防御力➕4】

 【皮のすね当て:防御力➕4】
                    ↓
 【青銅のすね当て:防御力➕8】

 準備が整い、商会の統括マネージャーであるアントニオに、ダンジョンに潜るためしばらく不在にする事を伝えた。

 アントニオからは、魔石は商会で使うので、売らない事、素材も商会に持って帰るようにと念を押された。

 王都[ローマン]からダンジョンの近くの街[フォロ・ロマーノ]までは、馬車で10時間の旅だ。

 ゆっくりとした馬車に揺られながら、[フォロ・ロマーノ]に到着した。

 今回は、ソロアタックである。

 宿に泊まる事もせず、疲れたら自分に回復魔法をかけて、夜も寝ずにダンジョンを進む計画だ。

 以前来た時に遭遇した、[マリモン][出っ歯ネズミ][コウモリ猫][小型ケルベロス][毒カエル][闇コウモリ][ゴブリン][オーク]を簡単に狩っていった。

 今回は、買取りは意識しないので、素材の状態には気にせず、レベルの低い魔法をレベルアップしようと考えている。

 素材を傷付けるため、使う頻度の低かった、火魔法や風魔法、土魔法などを意識的に使っていく。

 あえて魔法を使わず、近接戦闘で剣技と体術で倒していく事もした。

 以前到達した、20階層に到着した頃には、かなりレベルアップが出来ていた。

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