幼馴染を慰める夜

かべうち右近

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3.幼馴染を慰める夜(前)*R18

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 口を離して彼女の顔を見るが、彼女は顔を覆ったままだった。
「友理」
 名前を呼んでも答えはない。
 どうしていいか一瞬迷って、Tシャツをまくりあげると下着があらわになる。ブラの上から胸を掴んでみたが、彼女が感じているのかよくわからない。
 早く、彼女の服を、脱がしたい。
 童貞だってブラの外し方くらいは知っている。外した事がないだけで。
 背中に手を差し入れようとしたら、彼女がわずかに背中をずらして触りやすくしてくれた。
 指先でホックを探して何とか外す。
 そのままブラを上にずりあげれば、彼女が小さく「あ」と声を出した。聞いたことのない声と、ふるりと揺れた胸が、俺の理性をまた一つ剥がす。
 手のひらで胸を包むと、思った以上に柔らかい。形を確かめるように揉むと、彼女の口からまた小さな声が漏れた。
 反対の胸に口を寄せる。乳首を舐めると、じっとりとした汗の味がして、しょっぱい。柔らかな先端を舌先でこねると、ぷっくりと硬くなって舌の先でころころと転がった。そのたびに彼女の口からは小さな声が漏れる。
 先端を軽く噛むと、それが気持ちいいのかよく声が漏れる。反対の胸も乳首をつまむように弄ると彼女の声が大きくなった。
 彼女のショートパンツをはいた太ももが、もじもじと動く。それに気付いた時には、俺の腕は彼女の足に伸びていた。
「あっ」
 太ももに触れた途端、彼女が喘ぎとは違う声を出す。
「友理」
 声をかけながら、ショートパンツに手をかけると、彼女の身体が強張った。
「翔…」
「友理が嫌ならやめる」
 そんなつもりはない癖に、彼女の許可が欲しくて、言葉を吐く。
「いじ、わる……」
 泣きそうな声がしたと思えば、不意に頭を抱き寄せられた。そして口を奪われる。ねっとりと舌を絡めてから、彼女は口を離した。そして、やっと俺の目をまっすぐに合わせる。
「忘れさせて、くれるんでしょ」
「ああ」
 今度は俺から、彼女の口を塞ぐ。さっきよりも激しく、彼女の中を確かめるように。
 ショートパンツのボタンを外して、下にずらそうとするが、汗で滑りにくい。なんとかずらすと、下着も一緒に脱がしてしまった。ショートパンツはソファの横に落として、彼女の太ももに触れる。
 柔らかい感触を楽しんでから、足を開かせると、彼女の秘部は既に愛液で濡れていた。
「あんま見ないで」
「無理だな」
「……っ」
 俺の言葉に反応したのか、彼女のそこがひくりと動いて、愛液がとろりと溢れ出てきた。それを、舌ですくいとって舐める。
「あっや…っ」
 舌でひだをかき分ければ、奥から奥から溢れてきた。
「シャワー、浴びて、ないのに……っ」
 喘ぎながら彼女が言うが、それを無視して奥へ奥へと舌を進める。彼女の声があがる度に、ひくついたひだがやめるなというように、俺の舌を締め付ける。彼女が、俺の舌で感じてくれているのが嬉しかった。
「あっだめ、だめ、やっ」
 甲高い声でなきながら、彼女が俺の頭を掴んでくる。
「舐め、ないでぇ……ぁっ……はぁ……ぁっ!」
 ひと際大きい声をあげたかと思うと、彼女はびくんびくんと痙攣して止まる。達したらしい。
 一度顔を離して、ベトベトになった口まわりと腕で拭う。
 荒い呼吸を繰り返す彼女の胸が、揺れている。
 エアコンをつけ忘れていたせいで、部屋が暑い。額から垂れた汗が、彼女の肌にぽたりと落ちた。
「挿れても、いいか?」
 もはや、ここまで来てやめることもできない。それでも、彼女の意思を確認してしまう。俺の身体は止まらないが、それでも今やめればギリギリ最後の一線は越えていない。
 押し倒したのは俺だが、最後の許可が欲しかった。
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