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ネガティブとインターネット
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ネガティブな投稿は基本気持ち良く見れるものではない。インターネットが一般化された以上、この手の問題は避けて通れないものだ。
私はどちらかというとネガティブに陥りやすいほうで、この名前で仕事をする前はしょっちゅうTwitterで大暴れしていた。声も執筆も「イメージが大事」ということで、ネガティブが孕む投稿はポジティブに転じるようにそれなりの要素を含ませるように心がけている。
しかし、何の得にならない叫びほど誰かに聞いてもらいたくなるのはある種の承認欲求なのだろうか。時折ズシっとした重みに心が支配されるとき、助けを呼ばんばかりに大荒れする。自分でもどうにもならないほどに。困ったことに、人から注意されたらさらに悪化するもんだからとんでもなく厄介。いつも振り回してしまっているのにいつも通り接してくれる母と彼氏には本当に頭が上がらない思いだ。
ところで皆さんは何のためにインターネットをしているだろうか?そもそもの入口とは?あなたのネットはどこから?
私は某漫画のファンサイトから。当時「なりきりチャット」というものがあって、伯父からWindows2000のPCを譲り受けたときに行き始めた。その前にも天てれのファンサイトや2chのフラッシュ倉庫などを漁っては得も言われぬ快感を満たしていたのを覚えている。
PCはデスクトップで当時はADSLの有線接続だった。LANケーブルとPCをつなげばすぐにネットができるわけではない。「フレッツ接続ツール」なるものを使ってようやくネットと接続する。いちいちその工程をやらないと桃源郷には行けないわけで、切断するにもフレッツのツールで処理しなければシャットダウンできなかった。
当時小学5年生。デスクトップが家に来る前はどうやってインターネットを楽しんでいたかというと――伯父の会社のPC(Windows XP)を使わせてもらっていた。身内だから許されたものの、完全なる営業妨害もいいところである。ついでに書くと、Windows2000の前は98のノートPCをもらって使っていた。もう時効なので話すが、このPCでエロサイトにアクセスしていた。しかもサンプル動画もダウンロードしてQuicktimeで見ていたもんだから、当時蔓延っていた詐欺によく捕まらなかったなぁと我ながら感心する。
このように、現実にいればいるほどインターネットの世界に飛び込まないとやっていられなくなる。世界は広いといえども、私のような人間なんてマジでそこらへんにいる。要するに、誰も聞いてくれないであろうネガティブなことを叫ばないと本当に生きられないのだ。
煤汚れが目立つ平成のインターネットに救われた人間からすれば、キラキラした令和のインターネットは本当に生きづらい。似たような境遇を持つ人間で固めれば視野は狭まるし、いろんなアカウントをフォローしたらしたでネットの灰汁を煮詰めまくったもので書かれたルールに従わなければならないことだってある。少なくとも1年に1回はそんなトラブルを目撃しているような気がする。知らんけど。
キラキラ街道まっしぐらなインターネットをしたければ、確かにネガティブな言動を慎まなければならない。だが覚えてほしいのは、無理にポジティブに変換して投稿する必要はないということだ。
私はこの名前で仕事をしているので関係ある各種SNSでそういうことを言えなくなってしまったけれど、規模だけはデカいネットの海なのだからあなたの意見を聞いてくれる人は絶対いる。
だから、ネガティブを嫌うな。
私はどちらかというとネガティブに陥りやすいほうで、この名前で仕事をする前はしょっちゅうTwitterで大暴れしていた。声も執筆も「イメージが大事」ということで、ネガティブが孕む投稿はポジティブに転じるようにそれなりの要素を含ませるように心がけている。
しかし、何の得にならない叫びほど誰かに聞いてもらいたくなるのはある種の承認欲求なのだろうか。時折ズシっとした重みに心が支配されるとき、助けを呼ばんばかりに大荒れする。自分でもどうにもならないほどに。困ったことに、人から注意されたらさらに悪化するもんだからとんでもなく厄介。いつも振り回してしまっているのにいつも通り接してくれる母と彼氏には本当に頭が上がらない思いだ。
ところで皆さんは何のためにインターネットをしているだろうか?そもそもの入口とは?あなたのネットはどこから?
私は某漫画のファンサイトから。当時「なりきりチャット」というものがあって、伯父からWindows2000のPCを譲り受けたときに行き始めた。その前にも天てれのファンサイトや2chのフラッシュ倉庫などを漁っては得も言われぬ快感を満たしていたのを覚えている。
PCはデスクトップで当時はADSLの有線接続だった。LANケーブルとPCをつなげばすぐにネットができるわけではない。「フレッツ接続ツール」なるものを使ってようやくネットと接続する。いちいちその工程をやらないと桃源郷には行けないわけで、切断するにもフレッツのツールで処理しなければシャットダウンできなかった。
当時小学5年生。デスクトップが家に来る前はどうやってインターネットを楽しんでいたかというと――伯父の会社のPC(Windows XP)を使わせてもらっていた。身内だから許されたものの、完全なる営業妨害もいいところである。ついでに書くと、Windows2000の前は98のノートPCをもらって使っていた。もう時効なので話すが、このPCでエロサイトにアクセスしていた。しかもサンプル動画もダウンロードしてQuicktimeで見ていたもんだから、当時蔓延っていた詐欺によく捕まらなかったなぁと我ながら感心する。
このように、現実にいればいるほどインターネットの世界に飛び込まないとやっていられなくなる。世界は広いといえども、私のような人間なんてマジでそこらへんにいる。要するに、誰も聞いてくれないであろうネガティブなことを叫ばないと本当に生きられないのだ。
煤汚れが目立つ平成のインターネットに救われた人間からすれば、キラキラした令和のインターネットは本当に生きづらい。似たような境遇を持つ人間で固めれば視野は狭まるし、いろんなアカウントをフォローしたらしたでネットの灰汁を煮詰めまくったもので書かれたルールに従わなければならないことだってある。少なくとも1年に1回はそんなトラブルを目撃しているような気がする。知らんけど。
キラキラ街道まっしぐらなインターネットをしたければ、確かにネガティブな言動を慎まなければならない。だが覚えてほしいのは、無理にポジティブに変換して投稿する必要はないということだ。
私はこの名前で仕事をしているので関係ある各種SNSでそういうことを言えなくなってしまったけれど、規模だけはデカいネットの海なのだからあなたの意見を聞いてくれる人は絶対いる。
だから、ネガティブを嫌うな。
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