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100、お弁当作り
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「ふふん~、ふんふん~」
王妃様に薔薇園に誘われた翌日、厨房で私が鼻歌交じりに作業をしているとトーマスがやってくる。
「お嬢様、ご機嫌ですね!」
私は胸を張ってトーマスに答えた。
「だって、王妃様に薔薇園に招待されたのよ! ふふ、楽しみ」
もうすぐきっとアドニスと伯爵様が迎えに来ると思う。
まだ朝早いけど、私にはやることがあった。
目に前には新鮮な卵と、クラーリルという植物の種からとった油。
見た目や味は、オリーブオイルに近いかしら?
その中でも、あるものに合いそうな味を料理長に選んでもらった。
今私の傍には、メルファとミーアさん、そしてコンラッドさんとトーマスがいる。
朝食が終わって後かたずけをしながら、私の料理を手伝ってくれているんだよね。
「お、お嬢様、やっぱり私がしましょうか?」
過保護なメルファに、私は頬を膨らませる。
「大丈夫です! メルファもアドニスもわたしのことドジだと思ってるんだから!」
「そんなことはないですけど」
私は卵と、果物酢と、さっきの植物油を混ぜながら適度に塩をふっていく。
トーマスが首を傾げた。
「こりゃあまた何です? お嬢様」
「ふふ、マヨネーズっていうのよ、トーマス」
私がそう言うと、コンラッドさんが感心したように私に言った。
「さっき試しにお嬢様と作ってみたんだが、これがサラダに良く合ってな。一体お嬢様は、どこでこんなことを覚えたんですかい?」
私は咳ばらいをすると、コンラッドさんに言った。
「あ、あのねプリンの時と同じで異国の食べ物の本で見たのよ」
少し離れたところに、エルナとレアン君が席を並べて座っている。
その手には、キュウリに似た野菜をスティックにしたものを持っている。
実はさっき試しに作ってみたマヨネーズを、ああやって味見したのよね。
「シャルロッテ、お姉ちゃん! とっても美味しいよ!」
「ふふ、そうでしょ? お姉ちゃんも大好きなのよね、マヨネーズ」
お店で売ってる出来合いのものも美味しいけど、こうやって作るのも楽しい。
エルナは隣のレアン君の頬を見て笑った。
「レアンお兄ちゃんマヨネーズついてるよ? ほら!」
そう言ってレアン君の頬についたマヨネーズを、指でとってパクリと口にいれるエルナ。
「な、生意気だぞ! そんなのついてたって、お姉様がとってくれるんだからな」
レアン君の変な自慢が可愛い。
エルナはすっかりレアン君に懐いたみたいだけど、レアン君はお兄さん風を吹かせたいみたい。
それが上手くいってないのが愛らしい。
ミーアさんが私の横で、見事な包丁さばきで私の料理の下準備をしてくれている。
耳が切られた食パンにバターとマヨネーズを塗って、ミーアさんが準備をしてくれたいろんな具を挟めば完成。
王宮に持っていく、特性のサンドウィッチ弁当。
具は卵とマヨネーズを混ぜた定番の物から、トマトやキュウリに似た野菜を挟んだもの。
それに蒸し鶏のお肉を、ミーアさん特製のソースに絡めたもの。
他にもコンラッドさんが作ってくれたものもある。
私はみんなと協力しながら、どんどんサンドウィッチを作っていく。
それを、メルファが用意してくれた木の蔓を綺麗に編み込んだお弁当箱に、布を敷いてその上に入れていく。
付け合わせのサラダと、マヨネーズの入った小さな入れ物も、トーマスが用意して別の弁当箱に詰めてくれた。
(美味しそう。この世界の食材ってとっても美味しいんだよね、アドニス喜んでくれるかな)
もちろん王妃様や伯爵様も。
「パンで挟む料理は、時々私も作りますがね。こんなに色んな種類を使うのは初めてですよ、彩もいいですなこれは」
余ったサンドウィッチを見て、レアン君とエルナがこっちにやってくる。
私はもう一つ弁当箱を用意してもらって、それを詰め込んだ。
「ふふ、レアン。貴方とエルナのお弁当よ、二人で食べてね」
「お姉様! 分かりました。エルナに行儀正しく食べさせますから」
その言葉にエルナが頬を膨らませる。
「レアンお兄ちゃん、さっきほっぺにマヨネーズつけてたくせに!」
エルナの言葉にレアン君は顔を赤くする。
「な、生意気だぞエルナ!」
ミーアさんがハラハラしながら二人を眺めている。
私は耳元で囁いた。
「大丈夫ですよ。ミーアさんたちは、お父様がお客様だって認めてくれたんだですから。それに本当は仲良しなんですよ、あの二人」
さっきも、私の白ウサギに二人で仲良く餌をやっていたのを見た。
レアン君は今まで弟だったから、エルナが来てからちょっと威張ってる。
私の天使はそんな姿も可愛らしい。
そうしていると、玄関の方がから馬の嘶きが聞こえてきた。
アドニスの馬車だろう。
私は慌ててお弁当を綺麗な布の袋に詰める。
メルファと手分けしてそれを持つと玄関に向かった。
玄関には、お父様とお母様が執事のロートンさんと共に、アドニスを家に迎えているのが見える。
「アドニス!」
私が少し小走りになりそうになって、足取りを緩めた。
またアドニスに怒られそうだから。
「シャルロッテ、母上がお待ちだ。ん? 何だそれは」
アドニスは、私とメルファが持っている包みが気になるみたい。
私はアドニスの傍まで歩み寄ると、悪戯っぽく笑って答える。
「王妃様に、素敵な薔薇園にご招待されたんですもの。お礼にお弁当を作ったの」
私の言葉にアドニスは驚いたように目を見開くと、あごに手を当てて考え込む。
「……シャルロッテ、お前が作ったものを母上に食べさせる気か?」
「アドニス、何その顔。大丈夫だから、ちゃんとミーアさんやコンラッドさんにも手伝ってもらってます!」
私の言葉にアドニスは、ほっと息を漏らした。
「ならば安心できそうだな」
「悪かったですね。私が作ったものでは安心が出来なくて!」
私達の会話を聞いて、伯爵様が笑っている。
「シャルロッテ様、楽しみにしています」
「は、はい、伯爵様!」
ほら、伯爵様はいつも紳士。
奥様になる人は幸せだよね。
そんなことを考えていたら、いつの間にかアドニスの顔がすぐ側に迫っていた。
(え?)
アドニスは私を抱きしめると、頬に優しく口づけをする。
突然だったので私は固まってしまった。
体が熱くなって、心臓がドキドキと音を立てて鳴っているのが分かる。
アドニスはそっと唇をはなすと耳元で囁いた。
「お前のお陰だ、シャルロッテ。母上の命を救ってくれたこと感謝している」
「アドニス……」
頬がまだとても熱く感じられる。
気が付くと、メイドの子たちがキャッキャと黄色い歓声を上げている。
「素敵ですわ、アドニス殿下」
「シャルロッテ様と、とてもお似合いですわ」
「はぁ、私もあんな素敵な殿方に口づけされてみたいです」
アドニスは、彼女たちの声を聞いて思わず咳払いをしている。
何だかその姿が可愛い。
「それでは行こうか、シャルロッテ」
「ええ、アドニス」
私はアドニスに手を引かれて、玄関を出ると王宮へ向かうための馬車に乗った。
────
園宮りおんです。
皆さんのお陰で、このお話もちょうど100話になりました。
いつもお読み頂いて本当にありがとうございます!
王妃様に薔薇園に誘われた翌日、厨房で私が鼻歌交じりに作業をしているとトーマスがやってくる。
「お嬢様、ご機嫌ですね!」
私は胸を張ってトーマスに答えた。
「だって、王妃様に薔薇園に招待されたのよ! ふふ、楽しみ」
もうすぐきっとアドニスと伯爵様が迎えに来ると思う。
まだ朝早いけど、私にはやることがあった。
目に前には新鮮な卵と、クラーリルという植物の種からとった油。
見た目や味は、オリーブオイルに近いかしら?
その中でも、あるものに合いそうな味を料理長に選んでもらった。
今私の傍には、メルファとミーアさん、そしてコンラッドさんとトーマスがいる。
朝食が終わって後かたずけをしながら、私の料理を手伝ってくれているんだよね。
「お、お嬢様、やっぱり私がしましょうか?」
過保護なメルファに、私は頬を膨らませる。
「大丈夫です! メルファもアドニスもわたしのことドジだと思ってるんだから!」
「そんなことはないですけど」
私は卵と、果物酢と、さっきの植物油を混ぜながら適度に塩をふっていく。
トーマスが首を傾げた。
「こりゃあまた何です? お嬢様」
「ふふ、マヨネーズっていうのよ、トーマス」
私がそう言うと、コンラッドさんが感心したように私に言った。
「さっき試しにお嬢様と作ってみたんだが、これがサラダに良く合ってな。一体お嬢様は、どこでこんなことを覚えたんですかい?」
私は咳ばらいをすると、コンラッドさんに言った。
「あ、あのねプリンの時と同じで異国の食べ物の本で見たのよ」
少し離れたところに、エルナとレアン君が席を並べて座っている。
その手には、キュウリに似た野菜をスティックにしたものを持っている。
実はさっき試しに作ってみたマヨネーズを、ああやって味見したのよね。
「シャルロッテ、お姉ちゃん! とっても美味しいよ!」
「ふふ、そうでしょ? お姉ちゃんも大好きなのよね、マヨネーズ」
お店で売ってる出来合いのものも美味しいけど、こうやって作るのも楽しい。
エルナは隣のレアン君の頬を見て笑った。
「レアンお兄ちゃんマヨネーズついてるよ? ほら!」
そう言ってレアン君の頬についたマヨネーズを、指でとってパクリと口にいれるエルナ。
「な、生意気だぞ! そんなのついてたって、お姉様がとってくれるんだからな」
レアン君の変な自慢が可愛い。
エルナはすっかりレアン君に懐いたみたいだけど、レアン君はお兄さん風を吹かせたいみたい。
それが上手くいってないのが愛らしい。
ミーアさんが私の横で、見事な包丁さばきで私の料理の下準備をしてくれている。
耳が切られた食パンにバターとマヨネーズを塗って、ミーアさんが準備をしてくれたいろんな具を挟めば完成。
王宮に持っていく、特性のサンドウィッチ弁当。
具は卵とマヨネーズを混ぜた定番の物から、トマトやキュウリに似た野菜を挟んだもの。
それに蒸し鶏のお肉を、ミーアさん特製のソースに絡めたもの。
他にもコンラッドさんが作ってくれたものもある。
私はみんなと協力しながら、どんどんサンドウィッチを作っていく。
それを、メルファが用意してくれた木の蔓を綺麗に編み込んだお弁当箱に、布を敷いてその上に入れていく。
付け合わせのサラダと、マヨネーズの入った小さな入れ物も、トーマスが用意して別の弁当箱に詰めてくれた。
(美味しそう。この世界の食材ってとっても美味しいんだよね、アドニス喜んでくれるかな)
もちろん王妃様や伯爵様も。
「パンで挟む料理は、時々私も作りますがね。こんなに色んな種類を使うのは初めてですよ、彩もいいですなこれは」
余ったサンドウィッチを見て、レアン君とエルナがこっちにやってくる。
私はもう一つ弁当箱を用意してもらって、それを詰め込んだ。
「ふふ、レアン。貴方とエルナのお弁当よ、二人で食べてね」
「お姉様! 分かりました。エルナに行儀正しく食べさせますから」
その言葉にエルナが頬を膨らませる。
「レアンお兄ちゃん、さっきほっぺにマヨネーズつけてたくせに!」
エルナの言葉にレアン君は顔を赤くする。
「な、生意気だぞエルナ!」
ミーアさんがハラハラしながら二人を眺めている。
私は耳元で囁いた。
「大丈夫ですよ。ミーアさんたちは、お父様がお客様だって認めてくれたんだですから。それに本当は仲良しなんですよ、あの二人」
さっきも、私の白ウサギに二人で仲良く餌をやっていたのを見た。
レアン君は今まで弟だったから、エルナが来てからちょっと威張ってる。
私の天使はそんな姿も可愛らしい。
そうしていると、玄関の方がから馬の嘶きが聞こえてきた。
アドニスの馬車だろう。
私は慌ててお弁当を綺麗な布の袋に詰める。
メルファと手分けしてそれを持つと玄関に向かった。
玄関には、お父様とお母様が執事のロートンさんと共に、アドニスを家に迎えているのが見える。
「アドニス!」
私が少し小走りになりそうになって、足取りを緩めた。
またアドニスに怒られそうだから。
「シャルロッテ、母上がお待ちだ。ん? 何だそれは」
アドニスは、私とメルファが持っている包みが気になるみたい。
私はアドニスの傍まで歩み寄ると、悪戯っぽく笑って答える。
「王妃様に、素敵な薔薇園にご招待されたんですもの。お礼にお弁当を作ったの」
私の言葉にアドニスは驚いたように目を見開くと、あごに手を当てて考え込む。
「……シャルロッテ、お前が作ったものを母上に食べさせる気か?」
「アドニス、何その顔。大丈夫だから、ちゃんとミーアさんやコンラッドさんにも手伝ってもらってます!」
私の言葉にアドニスは、ほっと息を漏らした。
「ならば安心できそうだな」
「悪かったですね。私が作ったものでは安心が出来なくて!」
私達の会話を聞いて、伯爵様が笑っている。
「シャルロッテ様、楽しみにしています」
「は、はい、伯爵様!」
ほら、伯爵様はいつも紳士。
奥様になる人は幸せだよね。
そんなことを考えていたら、いつの間にかアドニスの顔がすぐ側に迫っていた。
(え?)
アドニスは私を抱きしめると、頬に優しく口づけをする。
突然だったので私は固まってしまった。
体が熱くなって、心臓がドキドキと音を立てて鳴っているのが分かる。
アドニスはそっと唇をはなすと耳元で囁いた。
「お前のお陰だ、シャルロッテ。母上の命を救ってくれたこと感謝している」
「アドニス……」
頬がまだとても熱く感じられる。
気が付くと、メイドの子たちがキャッキャと黄色い歓声を上げている。
「素敵ですわ、アドニス殿下」
「シャルロッテ様と、とてもお似合いですわ」
「はぁ、私もあんな素敵な殿方に口づけされてみたいです」
アドニスは、彼女たちの声を聞いて思わず咳払いをしている。
何だかその姿が可愛い。
「それでは行こうか、シャルロッテ」
「ええ、アドニス」
私はアドニスに手を引かれて、玄関を出ると王宮へ向かうための馬車に乗った。
────
園宮りおんです。
皆さんのお陰で、このお話もちょうど100話になりました。
いつもお読み頂いて本当にありがとうございます!
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