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20 迷惑石
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筆以外の土産の話。
筆ほどでなかったが、黒水晶や緑輝石が南大陸では宝石並みの値段と判明。
黒水晶の指輪や首飾り、緑輝石のペンダントが特に喜ばれた。
安い品物ではアライグマの毛皮、南大陸では縞模様の動物が居ないため、縞の尻尾が喜ばれ良く売れた。
紙。
北大陸では当たり前に使われるムルナ紙、ムルナ杉を砕いて梳いた紙。
墨が滲み難く、厚い紙質が小さく切って携帯するのに適している。
連絡用に配った紙が好評で、買い求める客が多かった。
食べ物。
平原狼の塩浸け肉が好評。
荷車の護送で襲ってくる平原狼を護衛が討伐して、毛皮と肉を持って帰る。
距離が有ると肉に塩を振る。
値段も安く、貧乏人の肉として認識されている。
この塩浸け肉の味が南大陸の大地山羊の肉に近く、平原狼の肉料理を得意とする大衆食堂に案内したらとても喜ばれた。
そしてこれはおまけの話、カムが新しい案内先を探していたときの話
古い、古典として読まれる旅行記に、湯が噴き出す谷の夜輝く石の話がある。
湯に含まれる蛍光分が岩に付着し、夜になると光る。
純粋な化学反応としてカムは解釈していた。
が、観光名所を町の文書館で探していたとき、光る石の記述を見付けるがただ詳しい説明が無い。
帰ってサラに地元民からの情報収集を依頼。
“ここの泉質には蛍光分は無いと思うけど、念のため”と引き受けて貰う。
で、サラは秘密会議の後、聞いてみる。簡単に答えが返る。
「有りますよ。私達は鳴き石って呼んでますけど」
“光る石で鳴く石じゃないんだけど”
「もう殆ど引っこ抜かれたんじゃないかな。ユーナの所はまだ残ってるの」
“え、引っこ抜くって、石だよ。光る石”
「ええ、うちは御婆ちゃんがお供えして時々拝んでる」
「へー、うちは邪魔で煩いから庭の敷石にしちゃった」
「あー、酷いんだ」
「でも木柵工事で祟りは無いって解ったからね。皆抜いちゃってるよ」
“話が良く解らん”
その後詳しく聞いた話。
その石は高さ1リーグ、幅半リーグ、厚さ4分の1リーグの石版。
夜中に発光して、鳥の鳴き声を発する。
音の小さい物あれば、蛙の鳴き声を大きくしたような物もある。
夜中に鳴きだすので、別名迷惑石。
祟りを恐れて我慢していたが、木柵工事で尾根沿いの鳴き石を軍が50枚撤去したが、祟る様子は無い。
そこで住民も一斉に撤去。
地面から抜けば音も無くなる。
ただ、固くて、重くて、撤去後も迷惑石の本領を発揮して扱いに困っているとのこと。
纏めて海に捨てに行く相談も行われている。
数が多いことやただ迷惑な存在と認識しているため、珍しいとか遺跡とかの認識は皆無。
帰ってカムに報告する。
カムが腕を組んで唸っている。
「それって、古代遺跡じゃないのか。酷いなその扱いは」
カムは土系の魔道士なので遺跡にも、鉱物にも興味を示す。
古代遺跡は謎が多く、カムの興味をそそる分野でもある。
それ故、海に投げ入れるなど、言語道断と思っているので憤慨する。
そこで実地検分、サラとともにユーナの家を訪れる。
長老宅は大きい。
貴族の別荘と良い勝負である。
王都風の煉瓦作りで硝子窓もある。
二人は大歓迎で迎えられる。
祖母の案内で鳴き石に向かう。
広い庭の片隅に祠が有り、鳴き石が収められていた。
祖母は痩せた上品な女性、昔の美貌の名残をまだ残している。
王都での勤務経験も有る元エリートで知性派。
「祟りとか神性とかじゃないのよ。なんとなく昔からの習慣を変えるのが億劫なのね。だから、この子の母親には勝手にしていいよって言ってあるのよ」
石を拭いて手を合わせる。
「見せて貰って良いですか」
「ええ、勿論よ。良く調べて見てね」
カムが石を調べる。
明らかに工作物、それもかなり高度な技術力を使った工作物。
表面は平坦で鍵穴や魔法受は無い。
16点鐘を告げる鐘が時の教会から聞こえる。
「もう直ぐ鳴くわよ」
直ぐに鳥のさえずりに似た音を石が奏でだす。
“ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、・・・”すると石の表面に赤い記号が現れ、上から下に流れて行く。
記号が停止し、一瞬消えた後、再び赤い記号が浮かぶ。
リズムが変わる。
“ぴー、ぴ、ぴ、ぴ、ぴー”音に合わせて記号が緑に変化する。
物凄い勢いで上から下へ赤の記号が緑に変わる。
動きが止まり、音も記号も一瞬で消える。
唐突に静寂が訪れる。
「はい、これでおしまい。後は明日までウンともスンとも言わないのよ。で、如何だったの」
「古代遺跡ですね」
ユーナが息を飲む。
「理由は」
ユーナの祖母は興味深かげにカムを見詰める。
「スナ遺跡の魔道石と同じ・・聞いた話ですが、同じ動きです。緑の赤踏みと呼ばれる、何かの確認行為と想像されているんですが、その動きと同じです。スナ遺跡より大きい遺跡かもしれません」
「へー、私もね、不思議に思ってたの。調べたけど解らなくて。あの人に相談してみるわね」
その後王都から学者が呼ばれて本格的な調査が始まる。
ホグ遺跡群と呼ばれ町の新たな名所が誕生する。
鵺のパレードから約二カ月、停滞していた町の景気も急速に回復した。
保養客が増え、町で冬を過ごす貴族も続々と到着する。
鵺の恐ろしげな骨も名物となり、広場で骨を見上げる保養客が途絶えることが無かった。
ギルドも鵺事件で中止していた家族棟の工事を再開した。
棟が完成し、カム達の”新婚棟”から、赤子を抱えた数家族が移って行った。
カム達の住む”新婚棟の新しい方”通称”まぐわい棟の住民もカム達を除く全家族が引っ越した。
その殆どが二人目をお腹に宿しており、別称の”子作り棟”も的を得た名前であることに、カム達は感心させられた。
部屋の清掃が終わると、新住民の入居が始まった。
筆ほどでなかったが、黒水晶や緑輝石が南大陸では宝石並みの値段と判明。
黒水晶の指輪や首飾り、緑輝石のペンダントが特に喜ばれた。
安い品物ではアライグマの毛皮、南大陸では縞模様の動物が居ないため、縞の尻尾が喜ばれ良く売れた。
紙。
北大陸では当たり前に使われるムルナ紙、ムルナ杉を砕いて梳いた紙。
墨が滲み難く、厚い紙質が小さく切って携帯するのに適している。
連絡用に配った紙が好評で、買い求める客が多かった。
食べ物。
平原狼の塩浸け肉が好評。
荷車の護送で襲ってくる平原狼を護衛が討伐して、毛皮と肉を持って帰る。
距離が有ると肉に塩を振る。
値段も安く、貧乏人の肉として認識されている。
この塩浸け肉の味が南大陸の大地山羊の肉に近く、平原狼の肉料理を得意とする大衆食堂に案内したらとても喜ばれた。
そしてこれはおまけの話、カムが新しい案内先を探していたときの話
古い、古典として読まれる旅行記に、湯が噴き出す谷の夜輝く石の話がある。
湯に含まれる蛍光分が岩に付着し、夜になると光る。
純粋な化学反応としてカムは解釈していた。
が、観光名所を町の文書館で探していたとき、光る石の記述を見付けるがただ詳しい説明が無い。
帰ってサラに地元民からの情報収集を依頼。
“ここの泉質には蛍光分は無いと思うけど、念のため”と引き受けて貰う。
で、サラは秘密会議の後、聞いてみる。簡単に答えが返る。
「有りますよ。私達は鳴き石って呼んでますけど」
“光る石で鳴く石じゃないんだけど”
「もう殆ど引っこ抜かれたんじゃないかな。ユーナの所はまだ残ってるの」
“え、引っこ抜くって、石だよ。光る石”
「ええ、うちは御婆ちゃんがお供えして時々拝んでる」
「へー、うちは邪魔で煩いから庭の敷石にしちゃった」
「あー、酷いんだ」
「でも木柵工事で祟りは無いって解ったからね。皆抜いちゃってるよ」
“話が良く解らん”
その後詳しく聞いた話。
その石は高さ1リーグ、幅半リーグ、厚さ4分の1リーグの石版。
夜中に発光して、鳥の鳴き声を発する。
音の小さい物あれば、蛙の鳴き声を大きくしたような物もある。
夜中に鳴きだすので、別名迷惑石。
祟りを恐れて我慢していたが、木柵工事で尾根沿いの鳴き石を軍が50枚撤去したが、祟る様子は無い。
そこで住民も一斉に撤去。
地面から抜けば音も無くなる。
ただ、固くて、重くて、撤去後も迷惑石の本領を発揮して扱いに困っているとのこと。
纏めて海に捨てに行く相談も行われている。
数が多いことやただ迷惑な存在と認識しているため、珍しいとか遺跡とかの認識は皆無。
帰ってカムに報告する。
カムが腕を組んで唸っている。
「それって、古代遺跡じゃないのか。酷いなその扱いは」
カムは土系の魔道士なので遺跡にも、鉱物にも興味を示す。
古代遺跡は謎が多く、カムの興味をそそる分野でもある。
それ故、海に投げ入れるなど、言語道断と思っているので憤慨する。
そこで実地検分、サラとともにユーナの家を訪れる。
長老宅は大きい。
貴族の別荘と良い勝負である。
王都風の煉瓦作りで硝子窓もある。
二人は大歓迎で迎えられる。
祖母の案内で鳴き石に向かう。
広い庭の片隅に祠が有り、鳴き石が収められていた。
祖母は痩せた上品な女性、昔の美貌の名残をまだ残している。
王都での勤務経験も有る元エリートで知性派。
「祟りとか神性とかじゃないのよ。なんとなく昔からの習慣を変えるのが億劫なのね。だから、この子の母親には勝手にしていいよって言ってあるのよ」
石を拭いて手を合わせる。
「見せて貰って良いですか」
「ええ、勿論よ。良く調べて見てね」
カムが石を調べる。
明らかに工作物、それもかなり高度な技術力を使った工作物。
表面は平坦で鍵穴や魔法受は無い。
16点鐘を告げる鐘が時の教会から聞こえる。
「もう直ぐ鳴くわよ」
直ぐに鳥のさえずりに似た音を石が奏でだす。
“ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、・・・”すると石の表面に赤い記号が現れ、上から下に流れて行く。
記号が停止し、一瞬消えた後、再び赤い記号が浮かぶ。
リズムが変わる。
“ぴー、ぴ、ぴ、ぴ、ぴー”音に合わせて記号が緑に変化する。
物凄い勢いで上から下へ赤の記号が緑に変わる。
動きが止まり、音も記号も一瞬で消える。
唐突に静寂が訪れる。
「はい、これでおしまい。後は明日までウンともスンとも言わないのよ。で、如何だったの」
「古代遺跡ですね」
ユーナが息を飲む。
「理由は」
ユーナの祖母は興味深かげにカムを見詰める。
「スナ遺跡の魔道石と同じ・・聞いた話ですが、同じ動きです。緑の赤踏みと呼ばれる、何かの確認行為と想像されているんですが、その動きと同じです。スナ遺跡より大きい遺跡かもしれません」
「へー、私もね、不思議に思ってたの。調べたけど解らなくて。あの人に相談してみるわね」
その後王都から学者が呼ばれて本格的な調査が始まる。
ホグ遺跡群と呼ばれ町の新たな名所が誕生する。
鵺のパレードから約二カ月、停滞していた町の景気も急速に回復した。
保養客が増え、町で冬を過ごす貴族も続々と到着する。
鵺の恐ろしげな骨も名物となり、広場で骨を見上げる保養客が途絶えることが無かった。
ギルドも鵺事件で中止していた家族棟の工事を再開した。
棟が完成し、カム達の”新婚棟”から、赤子を抱えた数家族が移って行った。
カム達の住む”新婚棟の新しい方”通称”まぐわい棟の住民もカム達を除く全家族が引っ越した。
その殆どが二人目をお腹に宿しており、別称の”子作り棟”も的を得た名前であることに、カム達は感心させられた。
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