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勘違い男

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ある飲み会の日のこと。

友達の紹介で知り合った男と連絡先を交換したのだが…
なんとなく携帯番号を教えたくなかったので実家の家電を教えたのだ。
飲み会も終わり家に帰ると母が
母「美々、さっき○○さんって人から電話きたわよ。」
美「早々になんなのさ。」
母「美々ちゃんは家に帰ってきてますかーって、あんたの彼氏?」
美「いやいやんなわけないじゃん。タイプじゃないし。」
母「ふーん…3回電話くるくらいだから彼氏かと思ったわ。」
美「うゎ…引くわ。」
母「とりあえず風呂入って来なさい。」
美「わかった。」
ゆっくり浸かっていると、
母「ちょっと美々また電話きたわよ。2回も。」
美「は?しつこ。」
母「最初はお風呂に入ってます。って言って切ったけど10分後にまたきてまだお風呂に入ってるんですか?代わってくださいって」
美「うっざー適当になんか言っておいて。」
母「しょうがないわね。」
その後も何回も電話がきたが無視して寝た美々だった。

次の日~
母「美々、またきたわよ。いい加減話したら?」
美「はぁ………もしもし…」
男「も~!やっとでた!なんで連絡しなかったのさ!ずっと待ってたんだからね!」
……は?
何故私が付き合っても無い男に連絡をしなければいけないのか。
彼氏ヅラするな。
美「なんで付き合ってもないのに連絡しなきゃいけないの?」
男「え!?俺たち付き合ってるじゃん!!」
美「はぁ?」
男「だって俺が連絡先交換しようって言ったら良いよって言ったじゃん!交換してこれからよろしくねって握手したじゃん!」
ホワィ?なにぞや?
私は今宇宙人と話しているのか?
美「いやいやそれで付き合うとかないでしょ。連絡先交換したのは友達の紹介で仕方なしに交換したってだけだから、あとアンタみたいな勘違い野郎はお断りだからもう電話してくんな。」
ガチャンと電話を切った。
疲れる美々だった。

美々はこんな変な人から結構好かれるのです
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