263 / 271
番外編
帰郷 前編
しおりを挟む
食堂にやってくると、ノエルさんはカウンターに座ることが多い。今日もカウンターに腰かけたんだけど、表情が暗い。どうしたんだろう?
ラズロさんがコーヒーの入った器を渡す。
「辛気臭い顔してどうした、振られたか?」
「それならどれほどいいか……」
振られたいってどういうことだろう?
「え、振られたいの? なんで?」
興味津々なのか、ラズロさんはノエルさんの横に座った。僕もちょっと気になる。
「この前、親に命じられて令嬢と顔合わせをしたんだ」
「あー……なるほどなぁ……」
ラズロさんは分かったみたいだったけど、僕にはちんぷんかんぷんだった。
「ノエルん家に爵位をって話が上がってんだよ」
元々別の国で貴族だったというノエルさんの家──オブディアン家は、戦争で色んなものを失ってこの国にきて、平民として暮らしてた。と聞いてたんだけど、貴族になるんだ。
「貴族は政略結婚が当たり前だからな。ただでさえ財力のあるオブディアン家が爵位をもらうってなれば多くの貴族が群がるに決まってる。しかもノエルは未来の魔法師団長候補だからな」
分かってない僕を見てラズロさんが教えてくれた。
村の女の人が旦那さんと喧嘩した時に、「この甲斐性なし!」って言ってるのを何回か見たことある。
ノエルさんはお金持ちの家の出で、しかも格好いいし、魔法使いとしても優秀。甲斐性なしの反対が甲斐性ありっていうのか分からないけど、ノエルさんは間違いなくモテる人。これまでもモテていたのが、もっとモテるようになるってことなんだと思う。
でも、ノエルさんは嬉しくなさそう。
「気が進まないんですか?」
尋ねるとノエルさんは頷いた。
「確かにオブディアン家は貴族だったのかもしれないけど、僕は平民として生きてきたんだよ。生活そのものは豊かだから、一般的な平民とは違うって分かってるけど、貴族として生きるなんて無理」
大きなため息を吐くノエルさん。
僕も突然、明日から違う生き方をしなさいって言われたら、嫌だなぁ。
「そうは言ってもおまえは殿下の腹心の一人だし、王家としてはオブディアン家をこの国に留めておきたいって思いもあるだろうし、なにより飲み込んだ北の国の奴らに負けない権力ってのは好き嫌いで語れるもんじゃねぇだろうよ」
「……言われなくても分かってるよ」
頭では分かっても、気持ちがついていかないことってあるもんね。
「ノエルさんは今は結婚したくなくても、いつか結婚したいですか?」
「そう思える人が現れたらね」
「なに、おまえ理想高いの?」
からかうような顔をラズロさんから向けられて、ノエルさんはムッとした顔になる。
食堂で休憩してる女の人たちがソワソワしているように見える。二人とも人気あるってリンさんが言ってたから、気になるんだろうなぁ。
「考えたこともないよ」
「嘘つけ! 初恋の相手ぐらいいんだろ!」
「なんでラズロに教えないといけないの!」
「言っても減らねえだろ!」
「減るよ! 僕の心のなにかが!」
二人のいつものやりとりはそのままにしておこうっと。
「貴族の生活って、どんな感じなんですか?」
「それは現役貴族のクリフやトキア様に聞くのがいいんじゃねぇの?」
騎士団長も魔法師団長のトキア様も貴族なんだよね。もしかして貴族じゃないと長になれないとかあったり? さっきラズロさんも権力がって言っていたし。
「貴族になるのが嫌なんですか? 貴族の生活が嫌?」
「……どうしたの、アシュリー、随分と追求してくるね」
「もし貴族じゃないと魔法師団長になれないんだと、ノエルさんはなれないのかなって。こんなに頑張ってるのに、貴族じゃないからなれないってなったら、なんか悲しいって思ったんです」
ラズロさんがノエルさんを突く。
「騎士団長と魔法師団長は、本来貴族がなる。僕は元々そんなものに興味がなかったから、副師団長のままでいいって思ってたんだ。でも、北の国を併呑したからね、そうも言ってられなくなっちゃって」
ノエルさんはため息を吐きながらコーヒーを飲む。
「で、おまえは貴族が嫌なの? 貴族の生活が嫌なの?」
「どっちも。この国では前のいざこざで腐敗した貴族たちが粛清されたとはいえ、貴族の本質っていうのはあるじゃない」
「陛下も、王太子である殿下も、そういった貴族を排除しようとしてんだろ?」
「そうだけど、力で抑えつけるのは……」
それだとその貴族たちと同じってノエルさんは言いたいんだろうな。
『愚か者が。必要な時に使うのが力だ』
どこからか飛んできたパフィが僕の肩にのる。
『それに力を振りかざすのは貴族だけではあるまい』
「魔女様の言うとおりだ。おまえは物事を堅っ苦しく考えすぎなんだよ。そんな貴族が嫌だってんならそうじゃない貴族になればいいだろうが」
「簡単に言うけど、そんな易しいものじゃないんだからね?」
実際はそんな簡単なことじゃないんだろうなっていうのは、なんとなく分かる。なんでっていうことは今までもいっぱいあったし。
「ノエルさんのお家は貴族になって、ノエルさんはならないっていうのは出来ないんですか?」
「え?」
ノエルさんとラズロさんが首をかしげる。
「騎士団長の息子さんは家出をして、多分ですけど平民として生きてるんですよね? ノエルさんもこれまでどおり平民として生きていけないんですか?」
ノエルさんが未来の魔法師団長になってくれたらって思ったけど、ノエルさんはそれを望んでるみたいじゃないし。
「……なんか僕、駄目過ぎて埋まりたい……」
そう言ってノエルさんはカウンターに突っ伏した。
「諦めろ、アシュリーが眩しいのは今に始まったことじゃねぇよ」
パフィをチラッと見ると、にやりと笑ってた。
「政略だろうがなんだろうが、気にいらねぇなら結婚しなきゃいいだろ。それでも結婚しなきゃいけないってなったら、大切にしてやればいい。おまえの気持ちが分からんどうしようもない相手なら別れりゃいいんだよ。オブディアン家にとっちゃ痛手にもならねぇんだから気にすんな。繋がりが欲しいのはあちらさんで、おまえの家じゃないからな」
「…………うん」
突っ伏したまま、ノエルさんは頷いた。
「え、招待ですか?」
ノエルさんに家に遊びに来ないかと言われた。
「そう、父がアシュリーに礼を言いたいって言っててね」
「ノエルさんの父さんが、僕にですか?」
少し困った顔になったノエルさんは、「この前、食堂で貴族になりたくないって愚痴ったでしょ?」と言った。
「はい」
「あれからも考えてね、僕なりの結論を父に伝えたんだよ。僕が考えを曲げると思ってなかった父から追求されて、アシュリーのお陰って答えたんだ」
「それならラズロさんじゃないですか?」
「ラズロは僕の家が嫌いだから」
苦笑いするノエルさん。
「でも僕、言葉遣いとか、行儀とか全然知りません」
「それは伝えてあるから大丈夫。無理しなくていいよ。家が広くて料理がこってるってことぐらいだから」
料理。貴族の料理って、どんなのだろう?
食堂もここと、上級官用に分かれているんだし、全然違うんだろうな。
ラズロさんがコーヒーの入った器を渡す。
「辛気臭い顔してどうした、振られたか?」
「それならどれほどいいか……」
振られたいってどういうことだろう?
「え、振られたいの? なんで?」
興味津々なのか、ラズロさんはノエルさんの横に座った。僕もちょっと気になる。
「この前、親に命じられて令嬢と顔合わせをしたんだ」
「あー……なるほどなぁ……」
ラズロさんは分かったみたいだったけど、僕にはちんぷんかんぷんだった。
「ノエルん家に爵位をって話が上がってんだよ」
元々別の国で貴族だったというノエルさんの家──オブディアン家は、戦争で色んなものを失ってこの国にきて、平民として暮らしてた。と聞いてたんだけど、貴族になるんだ。
「貴族は政略結婚が当たり前だからな。ただでさえ財力のあるオブディアン家が爵位をもらうってなれば多くの貴族が群がるに決まってる。しかもノエルは未来の魔法師団長候補だからな」
分かってない僕を見てラズロさんが教えてくれた。
村の女の人が旦那さんと喧嘩した時に、「この甲斐性なし!」って言ってるのを何回か見たことある。
ノエルさんはお金持ちの家の出で、しかも格好いいし、魔法使いとしても優秀。甲斐性なしの反対が甲斐性ありっていうのか分からないけど、ノエルさんは間違いなくモテる人。これまでもモテていたのが、もっとモテるようになるってことなんだと思う。
でも、ノエルさんは嬉しくなさそう。
「気が進まないんですか?」
尋ねるとノエルさんは頷いた。
「確かにオブディアン家は貴族だったのかもしれないけど、僕は平民として生きてきたんだよ。生活そのものは豊かだから、一般的な平民とは違うって分かってるけど、貴族として生きるなんて無理」
大きなため息を吐くノエルさん。
僕も突然、明日から違う生き方をしなさいって言われたら、嫌だなぁ。
「そうは言ってもおまえは殿下の腹心の一人だし、王家としてはオブディアン家をこの国に留めておきたいって思いもあるだろうし、なにより飲み込んだ北の国の奴らに負けない権力ってのは好き嫌いで語れるもんじゃねぇだろうよ」
「……言われなくても分かってるよ」
頭では分かっても、気持ちがついていかないことってあるもんね。
「ノエルさんは今は結婚したくなくても、いつか結婚したいですか?」
「そう思える人が現れたらね」
「なに、おまえ理想高いの?」
からかうような顔をラズロさんから向けられて、ノエルさんはムッとした顔になる。
食堂で休憩してる女の人たちがソワソワしているように見える。二人とも人気あるってリンさんが言ってたから、気になるんだろうなぁ。
「考えたこともないよ」
「嘘つけ! 初恋の相手ぐらいいんだろ!」
「なんでラズロに教えないといけないの!」
「言っても減らねえだろ!」
「減るよ! 僕の心のなにかが!」
二人のいつものやりとりはそのままにしておこうっと。
「貴族の生活って、どんな感じなんですか?」
「それは現役貴族のクリフやトキア様に聞くのがいいんじゃねぇの?」
騎士団長も魔法師団長のトキア様も貴族なんだよね。もしかして貴族じゃないと長になれないとかあったり? さっきラズロさんも権力がって言っていたし。
「貴族になるのが嫌なんですか? 貴族の生活が嫌?」
「……どうしたの、アシュリー、随分と追求してくるね」
「もし貴族じゃないと魔法師団長になれないんだと、ノエルさんはなれないのかなって。こんなに頑張ってるのに、貴族じゃないからなれないってなったら、なんか悲しいって思ったんです」
ラズロさんがノエルさんを突く。
「騎士団長と魔法師団長は、本来貴族がなる。僕は元々そんなものに興味がなかったから、副師団長のままでいいって思ってたんだ。でも、北の国を併呑したからね、そうも言ってられなくなっちゃって」
ノエルさんはため息を吐きながらコーヒーを飲む。
「で、おまえは貴族が嫌なの? 貴族の生活が嫌なの?」
「どっちも。この国では前のいざこざで腐敗した貴族たちが粛清されたとはいえ、貴族の本質っていうのはあるじゃない」
「陛下も、王太子である殿下も、そういった貴族を排除しようとしてんだろ?」
「そうだけど、力で抑えつけるのは……」
それだとその貴族たちと同じってノエルさんは言いたいんだろうな。
『愚か者が。必要な時に使うのが力だ』
どこからか飛んできたパフィが僕の肩にのる。
『それに力を振りかざすのは貴族だけではあるまい』
「魔女様の言うとおりだ。おまえは物事を堅っ苦しく考えすぎなんだよ。そんな貴族が嫌だってんならそうじゃない貴族になればいいだろうが」
「簡単に言うけど、そんな易しいものじゃないんだからね?」
実際はそんな簡単なことじゃないんだろうなっていうのは、なんとなく分かる。なんでっていうことは今までもいっぱいあったし。
「ノエルさんのお家は貴族になって、ノエルさんはならないっていうのは出来ないんですか?」
「え?」
ノエルさんとラズロさんが首をかしげる。
「騎士団長の息子さんは家出をして、多分ですけど平民として生きてるんですよね? ノエルさんもこれまでどおり平民として生きていけないんですか?」
ノエルさんが未来の魔法師団長になってくれたらって思ったけど、ノエルさんはそれを望んでるみたいじゃないし。
「……なんか僕、駄目過ぎて埋まりたい……」
そう言ってノエルさんはカウンターに突っ伏した。
「諦めろ、アシュリーが眩しいのは今に始まったことじゃねぇよ」
パフィをチラッと見ると、にやりと笑ってた。
「政略だろうがなんだろうが、気にいらねぇなら結婚しなきゃいいだろ。それでも結婚しなきゃいけないってなったら、大切にしてやればいい。おまえの気持ちが分からんどうしようもない相手なら別れりゃいいんだよ。オブディアン家にとっちゃ痛手にもならねぇんだから気にすんな。繋がりが欲しいのはあちらさんで、おまえの家じゃないからな」
「…………うん」
突っ伏したまま、ノエルさんは頷いた。
「え、招待ですか?」
ノエルさんに家に遊びに来ないかと言われた。
「そう、父がアシュリーに礼を言いたいって言っててね」
「ノエルさんの父さんが、僕にですか?」
少し困った顔になったノエルさんは、「この前、食堂で貴族になりたくないって愚痴ったでしょ?」と言った。
「はい」
「あれからも考えてね、僕なりの結論を父に伝えたんだよ。僕が考えを曲げると思ってなかった父から追求されて、アシュリーのお陰って答えたんだ」
「それならラズロさんじゃないですか?」
「ラズロは僕の家が嫌いだから」
苦笑いするノエルさん。
「でも僕、言葉遣いとか、行儀とか全然知りません」
「それは伝えてあるから大丈夫。無理しなくていいよ。家が広くて料理がこってるってことぐらいだから」
料理。貴族の料理って、どんなのだろう?
食堂もここと、上級官用に分かれているんだし、全然違うんだろうな。
2
お気に入りに追加
348
あなたにおすすめの小説
料理を作って異世界改革
高坂ナツキ
ファンタジー
「ふむ名前は狭間真人か。喜べ、お前は神に選ばれた」
目が覚めると謎の白い空間で人型の発行体にそう語りかけられた。
「まあ、お前にやってもらいたいのは簡単だ。異世界で料理の技術をばらまいてほしいのさ」
記憶のない俺に神を名乗る謎の発行体はそう続ける。
いやいや、記憶もないのにどうやって料理の技術を広めるのか?
まあ、でもやることもないし、困ってる人がいるならやってみてもいいか。
そう決めたものの、ゼロから料理の技術を広めるのは大変で……。
善人でも悪人でもないという理由で神様に転生させられてしまった主人公。
神様からいろいろとチートをもらったものの、転生した世界は料理という概念自体が存在しない世界。
しかも、神様からもらったチートは調味料はいくらでも手に入るが食材が無限に手に入るわけではなく……。
現地で出会った少年少女と協力して様々な料理を作っていくが、果たして神様に依頼されたようにこの世界に料理の知識を広げることは可能なのか。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
残滓と呼ばれたウィザード、絶望の底で大覚醒! 僕を虐げてくれたみんなのおかげだよ(ニヤリ)
SHO
ファンタジー
15歳になり、女神からの神託の儀で魔法使い(ウィザード)のジョブを授かった少年ショーンは、幼馴染で剣闘士(ソードファイター)のジョブを授かったデライラと共に、冒険者になるべく街に出た。
しかし、着々と実績を上げていくデライラとは正反対に、ショーンはまともに魔法を発動する事すら出来ない。
相棒のデライラからは愛想を尽かされ、他の冒険者たちからも孤立していくショーンのたった一つの心の拠り所は、森で助けた黒ウサギのノワールだった。
そんなある日、ショーンに悲劇が襲い掛かる。しかしその悲劇が、彼の人生を一変させた。
無双あり、ザマァあり、復讐あり、もふもふありの大冒険、いざ開幕!
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
テイマーズライフ ~ダンジョン制覇が目的ではなく、ペットを育てるためだけに潜ってしまうテイマーさんの、苦しくも楽しい異世界生活~
はらくろ
ファンタジー
時は二十二世紀。沢山のユーザーに愛されていた、VRMMORPGファンタズマル・ワールズ・オンラインに、一人のディープなゲーマーさんがいた。そのゲーマーさんは、豊富な追体験ができるコンテンツには目もくれず、日々、ペットを育てることに没頭している。ある日突然ゲーマーさんは、ゲームに似た異世界へ転移してしまう。ゲーマーさんははたして、どうなってしまうのか?
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
人間だった竜人の番は、生まれ変わってエルフになったので、大好きなお父さんと暮らします
吉野屋
ファンタジー
竜人国の皇太子の番として預言者に予言され妃になるため城に入った人間のシロアナだが、皇太子は人間の番と言う事実が受け入れられず、超塩対応だった。シロアナはそれならば人間の国へ帰りたいと思っていたが、イラつく皇太子の不手際のせいであっさり死んでしまった(人は竜人に比べてとても脆い存在)。
魂に傷を負った娘は、エルフの娘に生まれ変わる。
次の身体の父親はエルフの最高位の大魔術師を退き、妻が命と引き換えに生んだ娘と森で暮らす事を選んだ男だった。
【完結したお話を現在改稿中です。改稿しだい順次お話しをUPして行きます】
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる