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第一章 学園編
019.ギルドはいかがでしょう?
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「ミチル、お願いがあります」
教室に戻る途中、ルシアンが言った。
「私に、ミチルの知る交易の知識を教えていただけないでしょうか?」
あー、さっきの独占禁止法とか関税とかそういうこと?
「最初は殿下がおっしゃるように独占契約を結ぶので問題ないと思いますが、ミチルからもたらされる知識や技術により、我が国が他国に抜きん出て国益を上げることは容易に想像出来ます。
そうなった場合、皇国を筆頭に諸外国が対策を練ってくることは火を見るよりも明らかなのです。そうなる前に対策を用意しつつ、国力を上げる必要があります。その為にも、ミチルの知る知識を伝授していただけませんか」
わぁ、こんな難しいことを言う十六歳が、私に何を聞きたいって言うんでしょうかね……。
ニュースで流れてくる単語程度ぐらいにしか分からないというのに。
それに、そんなに国益になりそうなこと、私知ってるかなぁ。
「私は単語としては知っていても、貿易の玄人ではないので、お役に立てないと思いますよ……?」
それでも、とルシアンは言うので、知ってることを話すだけなら、ということで了承した。
放課後、研究室でルシアンと交易についてのお勉強です。
お湯を沸かしている間に、お昼休みに自分が言った単語なんかを思い出していた。
なんだったっけな。
独占禁止法と、関税だったっけ。
「お、やっぱりここにいたか」
ジェラルドの声と同時にドアが開いた。王子とモニカも一緒だ。
「どうなさったのですか?」
ジェラルドが言うには、昼休みに私の発した単語が衝撃的で、もっと詳しく聞きたかったらしい。それで教室に王子と来てみたら私は既にいなかったと。
それにしても、みんな同じことを心配してるとは……。
この国の中心になるだろう若人がこんなに真剣に学ぼうとしてるんだから、この国優秀じゃね?
「皆さまの分もお茶を入れますから、どうぞお座りになって下さい」
全員分のお茶を入れ、テーブルの真ん中に私が座り、左右にルシアンとモニカ。正面に王子とジェラルドが座って、お勉強の開始です。
ホワイトボード欲しいかもー。
「私がお昼に申し上げた独占を禁止する法ですが、禁止されることは一つではありません。
例えば王室がとある新規事業を立ち上げることを決め、それを公募形式にしたとします。一番安い値段を提示した商会が権利を獲得出来ます。
十の商会の内、四社が秘密裏に談合し、値段をいくらにするか教えたり、今回はどの商会が受けるかを決めてしまったり、王室側の人間が希望の値段を教えてしまうといったことをすると、談合に参加出来ない商会や、王室と繋がりのない商会は大変不利になります。
こういった状況が長く続けば、特定の商会だけが利益を上げ、新規参入する商会がいなくなってしまいます。
そのうち、この特定の商会が不当に値段を釣り上げて生活必需品を販売した場合、国民の生活に大きな損害を与えますし、そういったことを管理出来ない王室に対して、国民の不満は募ります」
そう言った、私的な独占を禁止するのが、私の知る独占禁止法です、と説明すると、王子たちは納得がいったようで何度も頷いた。
「そう言ったことは既に国内でも起きていて、特定の商会が暴利を貪ることはあります。それを禁止してしまうと、ト国茶に関して国を挙げて利益を得ることは難しくなりそうですね」
確かにね。
国民には禁じて自分たちは良いの!じゃ道理が通らないからねぇ。
「この国には、ギルドはありますか?
それから、税金についてもお尋ねしてもいいでしょうか?」
国が全部の商会を管理するのは到底無理な話だ。義務と権利を与えた同種業組合を作成し、その長には力のある貴族が立つ。
これは王室が認めた場合のみ、ギルドの立ち上げを認定する。王室と関わるのならば、貴族は必要になる。
で、そのギルド内で、同職の商会の中で不正に暴利を貪るような商会が出ないように監視する、というものだな。
うさんくさい商会とうさんくさい貴族が組んだ場合にも、一網打尽にしやすいかも知れないしね。
識字率の低い平民が富豪にいいようにされる、ということを防ぐ為にも、ギルドが庇護するのも大事だ。
平民にも学校はあるが、まだまだ、といったところのようだし。
職人系が向いてる人もいれば、書類作成、管理が得意といった人たちもいる。
そういった人たちが系統立てて組織を管理出来れば、今よりはいいだろうし、就職率も上がる。
税金は毎年税率が一方的に発表される為、職種によっては納付が厳しい時なんかもあるようだ。でもそれに対して異議を申し立てることが出来ない。つまり交渉出来ない。出来る人間がいないからだ。
そういう意味でも、好調な時は王室に多めの税率で税金を納付し、不調な時は税率を下げさせてもらう為にも、ギルドはあったほうがいい。
これは平民にもメリットがある。
貴族へのメリットは、ギルドの長になることで王室と絡む回数が増える、ということだ。
今は上位貴族が王室関連を完全に独占しており、それ以下の貴族は、いかにして上位貴族にコネクションを作っていくか=死活問題になっており、簡単に言うと、上位貴族との婚姻関係を持つことがてっとり早い、というもののようだ。
どうりで、うちの愚父が喜んだ筈だよ……。
そんな訳だから、簡単に下位貴族は没落するのだそうだ。なんという不安定なシステム……。
そんなことを説明すると、全員額に手を当てていた。
あ、ここの人たち国のトップだから、むしろ利権が減ってしまうから、駄目だったかな?
「現在の王室は、上位貴族が執務を独占していると言うよりは、上位貴族が馬車馬のように働いて何とか回しているような、悲惨な状態だ。
そんな状態だから商会にまで目を向ける余裕はなく、一部商会による暴利を貪る行為が放置されており、国民の王政への不満につながっていると聞く」
ジェラルドの家は公爵だからなー。騎士団長でも書類の管理はするだろうしね。
アルト侯爵も家でもずっと書類とにらめっこしてたもんねぇ。
「作成するギルドはどういったものを用意すればいいだろうか?」
王子の問いにルシアンが答える。
「まずは試行も兼ねて生活に密着するものに特化したギルドを立ち上げることをお勧めします」
なるほど、と王子は頷く。
……あ、そうだ。
私は立ち上がって鞄の中から筆記用具を取り出し、日付と議題、解決方法をメモした。
王子やジェラルド、ルシアンが驚いて私を見る。
なんで?
「何をしているんだ?」とジェラルド。
「議事録です。後から資料を作成するにしても、そのメモを取っておかないと思い出す所から始めなくてはならないではありませんか?」
っていうかここではどういう形でやってるんだよ、会議とか……。
書記に該当する人が会議室中は壁際に立って話の内容を暗記し、後ほど紙に起こして提出するシステムらしい。だからたまに記憶からもれてしまったものがあったりしてやり直し、なんていうのもあるらしい。
なんという無駄な……。
「議長の目の前に机を二つ並べて、二人に議事録をメモしてその二人が後でまとめて提出すればいいのでは? そうすれば聞き漏らしも減るでしょうし。まとめる作業も一回で済むので、時間短縮になります」
それは良い、ということになり、これはすぐさま採用されるらしい。
こうして聞いていると、前世のシステムって、無駄ばっかりだな、と思うものも多かったけど、よく出来てるものも多くあったよなぁ。
「ミチル様、私にその、議事録を書かせていただけませんこと? 私には皆さまの話はまだ、難しくて分からないので参加は出来ませんが、文章に書き起こすことであれば出来そうですから」
モニカの提案に私も頷いた。確かにそうやって議事録を取っている内に、モニカも色々勉強になるだろうし、いいと思う。
最終的に議事録係は私になってそうだけど。
試行的に立ち上げられるギルドは、生活に密着したものが良い、ということになった。
服飾ギルド、商人ギルド、手工業ギルド。
「周辺諸国との交易の際に、商人たちに護衛はつくのでしょうか?」
各商会は個別に護衛部隊を自前で持つらしい。
えぇー、それだとやっぱり力のある商会しか交易出来ないから、利益が偏るじゃん……。
「冒険者ギルドも作りませんか?」
「冒険者ギルド?」
「腕に自信のある方たちに護衛などをやってもらうのです。あらくれな人たちのその気質を上手く職に変えてしまおうというものですね。
護衛などもそうですし、例えば大量発生してしまった野生動物の討伐など、使い勝手はあると思います。
それとも、騎士団がそこまでやって下さるのでしょうか?」
ちらっ、とジェラルドを見る。
困った顔になったジェラルドが、「分かった上でのその発言は、いささか意地が悪いのではないか、ミチル嬢……」と抗議してくる。
騎士団はよっぽどの被害が発生しない限り動かない集団だということは、実家の情報から知っている。
せっかくの武力も、使わないのであればただの銭食い虫なだけだよねぇ。
やたら高級な鎧とか剣とかは国家予算で購入してるみたいだけど。
特別国家間の紛争もないのだから、そんなに高い装備要りますかー?っていつも思う。
ただ、用意がないといざという時に困るし、いざという時に使い物にならない騎士団なんてただの燃費悪い脳筋集団でしかない。
日頃から活躍してもらおうではないか。
「冒険者は個別で動く人たちですから、そこには機動性を求めるとして、本格的に集団での武力を必要とした場合には、騎士団にご出動いただいた方が良ろしいかと」
働け、穀潰しが。
「……ミチル嬢、それ、個人的な恨みが含まれてないか?」
「いいえ?」
家で装備自慢ばかりしているあの愚父にもちゃんと仕事を用意してあげないとねっ。
うふふふふふ。
教室に戻る途中、ルシアンが言った。
「私に、ミチルの知る交易の知識を教えていただけないでしょうか?」
あー、さっきの独占禁止法とか関税とかそういうこと?
「最初は殿下がおっしゃるように独占契約を結ぶので問題ないと思いますが、ミチルからもたらされる知識や技術により、我が国が他国に抜きん出て国益を上げることは容易に想像出来ます。
そうなった場合、皇国を筆頭に諸外国が対策を練ってくることは火を見るよりも明らかなのです。そうなる前に対策を用意しつつ、国力を上げる必要があります。その為にも、ミチルの知る知識を伝授していただけませんか」
わぁ、こんな難しいことを言う十六歳が、私に何を聞きたいって言うんでしょうかね……。
ニュースで流れてくる単語程度ぐらいにしか分からないというのに。
それに、そんなに国益になりそうなこと、私知ってるかなぁ。
「私は単語としては知っていても、貿易の玄人ではないので、お役に立てないと思いますよ……?」
それでも、とルシアンは言うので、知ってることを話すだけなら、ということで了承した。
放課後、研究室でルシアンと交易についてのお勉強です。
お湯を沸かしている間に、お昼休みに自分が言った単語なんかを思い出していた。
なんだったっけな。
独占禁止法と、関税だったっけ。
「お、やっぱりここにいたか」
ジェラルドの声と同時にドアが開いた。王子とモニカも一緒だ。
「どうなさったのですか?」
ジェラルドが言うには、昼休みに私の発した単語が衝撃的で、もっと詳しく聞きたかったらしい。それで教室に王子と来てみたら私は既にいなかったと。
それにしても、みんな同じことを心配してるとは……。
この国の中心になるだろう若人がこんなに真剣に学ぼうとしてるんだから、この国優秀じゃね?
「皆さまの分もお茶を入れますから、どうぞお座りになって下さい」
全員分のお茶を入れ、テーブルの真ん中に私が座り、左右にルシアンとモニカ。正面に王子とジェラルドが座って、お勉強の開始です。
ホワイトボード欲しいかもー。
「私がお昼に申し上げた独占を禁止する法ですが、禁止されることは一つではありません。
例えば王室がとある新規事業を立ち上げることを決め、それを公募形式にしたとします。一番安い値段を提示した商会が権利を獲得出来ます。
十の商会の内、四社が秘密裏に談合し、値段をいくらにするか教えたり、今回はどの商会が受けるかを決めてしまったり、王室側の人間が希望の値段を教えてしまうといったことをすると、談合に参加出来ない商会や、王室と繋がりのない商会は大変不利になります。
こういった状況が長く続けば、特定の商会だけが利益を上げ、新規参入する商会がいなくなってしまいます。
そのうち、この特定の商会が不当に値段を釣り上げて生活必需品を販売した場合、国民の生活に大きな損害を与えますし、そういったことを管理出来ない王室に対して、国民の不満は募ります」
そう言った、私的な独占を禁止するのが、私の知る独占禁止法です、と説明すると、王子たちは納得がいったようで何度も頷いた。
「そう言ったことは既に国内でも起きていて、特定の商会が暴利を貪ることはあります。それを禁止してしまうと、ト国茶に関して国を挙げて利益を得ることは難しくなりそうですね」
確かにね。
国民には禁じて自分たちは良いの!じゃ道理が通らないからねぇ。
「この国には、ギルドはありますか?
それから、税金についてもお尋ねしてもいいでしょうか?」
国が全部の商会を管理するのは到底無理な話だ。義務と権利を与えた同種業組合を作成し、その長には力のある貴族が立つ。
これは王室が認めた場合のみ、ギルドの立ち上げを認定する。王室と関わるのならば、貴族は必要になる。
で、そのギルド内で、同職の商会の中で不正に暴利を貪るような商会が出ないように監視する、というものだな。
うさんくさい商会とうさんくさい貴族が組んだ場合にも、一網打尽にしやすいかも知れないしね。
識字率の低い平民が富豪にいいようにされる、ということを防ぐ為にも、ギルドが庇護するのも大事だ。
平民にも学校はあるが、まだまだ、といったところのようだし。
職人系が向いてる人もいれば、書類作成、管理が得意といった人たちもいる。
そういった人たちが系統立てて組織を管理出来れば、今よりはいいだろうし、就職率も上がる。
税金は毎年税率が一方的に発表される為、職種によっては納付が厳しい時なんかもあるようだ。でもそれに対して異議を申し立てることが出来ない。つまり交渉出来ない。出来る人間がいないからだ。
そういう意味でも、好調な時は王室に多めの税率で税金を納付し、不調な時は税率を下げさせてもらう為にも、ギルドはあったほうがいい。
これは平民にもメリットがある。
貴族へのメリットは、ギルドの長になることで王室と絡む回数が増える、ということだ。
今は上位貴族が王室関連を完全に独占しており、それ以下の貴族は、いかにして上位貴族にコネクションを作っていくか=死活問題になっており、簡単に言うと、上位貴族との婚姻関係を持つことがてっとり早い、というもののようだ。
どうりで、うちの愚父が喜んだ筈だよ……。
そんな訳だから、簡単に下位貴族は没落するのだそうだ。なんという不安定なシステム……。
そんなことを説明すると、全員額に手を当てていた。
あ、ここの人たち国のトップだから、むしろ利権が減ってしまうから、駄目だったかな?
「現在の王室は、上位貴族が執務を独占していると言うよりは、上位貴族が馬車馬のように働いて何とか回しているような、悲惨な状態だ。
そんな状態だから商会にまで目を向ける余裕はなく、一部商会による暴利を貪る行為が放置されており、国民の王政への不満につながっていると聞く」
ジェラルドの家は公爵だからなー。騎士団長でも書類の管理はするだろうしね。
アルト侯爵も家でもずっと書類とにらめっこしてたもんねぇ。
「作成するギルドはどういったものを用意すればいいだろうか?」
王子の問いにルシアンが答える。
「まずは試行も兼ねて生活に密着するものに特化したギルドを立ち上げることをお勧めします」
なるほど、と王子は頷く。
……あ、そうだ。
私は立ち上がって鞄の中から筆記用具を取り出し、日付と議題、解決方法をメモした。
王子やジェラルド、ルシアンが驚いて私を見る。
なんで?
「何をしているんだ?」とジェラルド。
「議事録です。後から資料を作成するにしても、そのメモを取っておかないと思い出す所から始めなくてはならないではありませんか?」
っていうかここではどういう形でやってるんだよ、会議とか……。
書記に該当する人が会議室中は壁際に立って話の内容を暗記し、後ほど紙に起こして提出するシステムらしい。だからたまに記憶からもれてしまったものがあったりしてやり直し、なんていうのもあるらしい。
なんという無駄な……。
「議長の目の前に机を二つ並べて、二人に議事録をメモしてその二人が後でまとめて提出すればいいのでは? そうすれば聞き漏らしも減るでしょうし。まとめる作業も一回で済むので、時間短縮になります」
それは良い、ということになり、これはすぐさま採用されるらしい。
こうして聞いていると、前世のシステムって、無駄ばっかりだな、と思うものも多かったけど、よく出来てるものも多くあったよなぁ。
「ミチル様、私にその、議事録を書かせていただけませんこと? 私には皆さまの話はまだ、難しくて分からないので参加は出来ませんが、文章に書き起こすことであれば出来そうですから」
モニカの提案に私も頷いた。確かにそうやって議事録を取っている内に、モニカも色々勉強になるだろうし、いいと思う。
最終的に議事録係は私になってそうだけど。
試行的に立ち上げられるギルドは、生活に密着したものが良い、ということになった。
服飾ギルド、商人ギルド、手工業ギルド。
「周辺諸国との交易の際に、商人たちに護衛はつくのでしょうか?」
各商会は個別に護衛部隊を自前で持つらしい。
えぇー、それだとやっぱり力のある商会しか交易出来ないから、利益が偏るじゃん……。
「冒険者ギルドも作りませんか?」
「冒険者ギルド?」
「腕に自信のある方たちに護衛などをやってもらうのです。あらくれな人たちのその気質を上手く職に変えてしまおうというものですね。
護衛などもそうですし、例えば大量発生してしまった野生動物の討伐など、使い勝手はあると思います。
それとも、騎士団がそこまでやって下さるのでしょうか?」
ちらっ、とジェラルドを見る。
困った顔になったジェラルドが、「分かった上でのその発言は、いささか意地が悪いのではないか、ミチル嬢……」と抗議してくる。
騎士団はよっぽどの被害が発生しない限り動かない集団だということは、実家の情報から知っている。
せっかくの武力も、使わないのであればただの銭食い虫なだけだよねぇ。
やたら高級な鎧とか剣とかは国家予算で購入してるみたいだけど。
特別国家間の紛争もないのだから、そんなに高い装備要りますかー?っていつも思う。
ただ、用意がないといざという時に困るし、いざという時に使い物にならない騎士団なんてただの燃費悪い脳筋集団でしかない。
日頃から活躍してもらおうではないか。
「冒険者は個別で動く人たちですから、そこには機動性を求めるとして、本格的に集団での武力を必要とした場合には、騎士団にご出動いただいた方が良ろしいかと」
働け、穀潰しが。
「……ミチル嬢、それ、個人的な恨みが含まれてないか?」
「いいえ?」
家で装備自慢ばかりしているあの愚父にもちゃんと仕事を用意してあげないとねっ。
うふふふふふ。
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