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第4話
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「ルノワール様、失礼致します。」
「失礼いたします!」
…
「まだ寝ていらっしゃるみたいね…」
僕は「失礼致します。」と声をかけ部屋に入ったメルーシャさんに着いて行った。
「もうすぐ闇の時間ですが、どうしましょう…」
「よし!これも御使いの仕事の一つ。ノルン、ルノワール様を起こしてさしあげなさい!」
「は、はい!」
瞬時にふわふわと浮かぶ星型のランプを作ったメルーシャさんと一緒にルノワール様のベッドのそばに行く。
ルノワール様が使われるお部屋は基本シンプルで、銀と白を好むためこの二色が多い。僕は僕の髪色に似ていて嬉しいといつも思ってる。
規則正しい寝息が聞こえてきた。ルノワール様の白銀の長い髪が輝いていた。
「ルノワール様、ノルンです。起きてください。」
うーん、起きる気配がないなぁ。
「ノルン、『月の力』の練習ついでに、星のランプをルノワール様の周りに作ってみましょう。」
『力』とは、御使いが神の力を借りたものであり、これにより御使いは神の仕事の一部を行ったり、想像したものを自由に作ったりすることができる。ノルンたちは、ルノワールの無限の力を借りた『月の力』を行使している。使える力の程度は、神の管理のもと、御使いの成長に応じて強さや範囲が広くなる。
「はい!いっぱい作ります!」
僕が作れるランプは僕の掌に収まる小さなサイズのもの。だんだん作れる数も増えてきたの!えっへんo(`ω´ )o
「かわいいわね~、小さいところがノルンらしいわ。」
だんだん部屋が明るくなってきた~
ルノワールが目覚めるまでノルンは小さな星を作り続けた。
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