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最終章 公開告白を許してください
5.小泉さん、私とちゅーしませんか
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お祝いをしてくれるという金曜日、待ち合わせ場所に向かった私の足は、鉛の下駄でも履いているんじゃないかってくらい重かった。
「茉理乃ちゃん、こっち!」
私を見つけた路さんが手を振る。
「お疲れさまです」
「お疲れー」
路さんと一緒に店に入っていく。
会場になったのはオシャレなイタリアンバルの個室だった。
すでに小泉さんも橋川さんも来ている。
「滝島さんは……?」
「あいつ、残業だから来られないなんて言うのよ?
ほぼ滝島が茉理乃ちゃんの面倒みてたのに」
「え……」
それほどまでに私と顔をあわせたくないということなんだろうか。
なんで。
どうして。
滝島さんはいつも一方的だ。
あんなに私にかまったかと思ったら、こんなに簡単に突き放す。
「きょ、今日は茉理乃ちゃんがこれからも中の人を続けられるお祝いなんだし。
とりあえず、乾杯しましょう?」
私があまりにも暗い顔をしていたからか、路さんが焦ってフォローしてくれた。
私のために集まってくれたのに、主賓の私が浮かない顔とかよくない。
「そうですね。
今日は私のためにわざわざ、ありがとうございます」
無理にでも笑顔を作る。
いまは飲んで食べて騒いで忘れよう。
乾杯を済ませ、当たり障りのない会話をする。
「小泉さん、この間はどら焼き、ありがとうございました。
上司なんて美味しいってふたつも食べちゃったんですよ」
「うん、こっちこそ、食レポありがとう。
それでさ。
……滝島さんと、なんかあったの?」
小泉さんの言葉で、その場の全員の動きが止まった。
「や、やだ。
小泉、なに言ってんのよ?
なにもないわよね、茉理乃ちゃん」
「オレも思ってた。
滝島さんとなんかあったのかな、って」
路さんが誤魔化してくれたのに、さらに橋川さんが追い打ちをかけてくる。
「も、もう!
橋川くんもなに言ってんの?」
「そういう丹沢姐サンだって気になってるんでしょ」
「……はぁーっ」
大きなため息をつき、路さんは空になったグラスにどぼどぼと勢いよく、手酌で赤ワインを注いだ。
「……そうよ、気になってる。
あれだけ茉理乃ちゃんにかまっていた滝島がTLで塩対応。
しかもこんな会、前の滝島だったら進んでやってた。
……でもね」
ぐいっと一気に、路さんがグラスを呷る。
「いま、一番傷ついているのは茉理乃ちゃんよ?
見たでしょ、来たときの茉理乃ちゃんの顔。
こんなに傷ついてる茉理乃ちゃんに、さらに塩を塗るようなこと、私はできないわ……」
ぎゅーっと路さんに抱き締められた。
ああ、温かいな。
こんなに温かいと、気が緩んできちゃう……。
「……ごめんなさい」
「……ごめん」
潤んでくる瞳を見られたくなくて路さんの腕を借りて顔を隠していたら、ふたつの声が聞こえてきた。
「や、やだな。
あやまらないでくださいよ。
悪いのは私なんだし」
「悪いのは茉理乃ちゃんじゃない、滝島よ」
「路さん……」
優しい言葉で危険水域に達していた涙が崩壊する。
「私、私……」
「いいのよ、泣いちゃいなさい」
場所も考えずに泣きじゃくった。
もしかしたら路さんはこういうことも想定して、個室にしてくれたのかもしれない。
「よし、泣いてすっきりしたら今日は飲も!
終電なんか気にせずに飲むぞー!」
路さんが私のグラスにワインを注いでくれる。
「はい!
今日はダイエットなんか気にせずに、飲みます!」
注いでくれたワインを一気に飲み干す。
「茉理乃ちゃん、いい飲みっぷり!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、丹沢姐サン!
飲み過ぎ、よくない!」
ケラケラ笑ってはやし立てる路さんを、橋川さんが慌てて止めた。
「小泉さん!
あなたも止めて!」
「えー、ああなった丹沢さんは止められないし……」
小泉さんはテーブルの隅でひとり、チーズをつまみにワインをちびちびやりだした。
「オレがひとりで止めんの!?
無理、無理だからー!」
悲痛な橋川さんの叫びが、虚しく響いた。
「だからー、あの人、俺様で勝手だしー」
「うんうん、そうよねー」
ぐだぐだ言う私の話を、路さんがワイン片手に聞いている。
小泉さんは相変わらずひとりでちびちびやっているし、橋川さんはすっかり諦めて聞き役に回っていた。
「そのくせ、無駄に優しいんですよー。
最初から捨てるつもりなら、優しくするなっていうんですよ」
目の前が滲んできて、慌ててずびっと鼻を啜る。
さっきから目の前がゆらゆらしているけど、なんでかな……?
「うん、そうねー」
視界の隅で橋川さんが出ていったのが見えた気がするけれど、どうも意識がはっきりしない。
「あんな人好きになるより、小泉さんを好きになった方がよっぽどいいと思うんですよねー」
ふにゃんと小泉さんに笑いかけたら、え、僕?とちっちゃい目を思いっきり開いて自分を指さした。
「そうだ、小泉さん。
私と付き合いません、か?」
それがなんだか、とてもいい考えに思えた。
滝島さんと違って優しいし、気遣いもできるし。
付き合って損はない、いい人だもん。
「え、ええと、ね?」
なのに小泉さんの歯切れは悪い。
それが不満で、不機嫌になっていく。
「えー、私と付き合うのは不満ですかー?
絶対に損はさせませんよ?
……そうだ。
ちゅー、してみます?」
「ちょ、ちょっと、茉理乃ちゃん!?」
「え、ええっ、と」
路さんの制止を振り切り、きょときょととせわしなく目玉を動かす小泉さんにかまわず、テーブルから身を乗り出してぐいっと顔を近づけた、が。
「……そんくらいでやめとけ」
ぐいっと後ろから、あたまを掴んで止められた。
「なにするん……」
切れ気味に振り返ると、そこには滝島さんが立っている。
「なにやってるんだ、お前は」
黒メタル眼鏡と同じくらい冷ややかな視線を向けられて、一気に酔いが醒めた。
「な、なにって。
小泉さんとちゅー……」
それでも精一杯虚勢を張る。
けれど呆れたようにはぁっ、と短くため息をつかれ、その場に棒立ちになった。
「小泉さん、困ってるじゃないか」
「あ、いや、僕は……、ね」
曖昧に笑ってフォローしてくれる小泉さんがいまは痛い。
「……だって」
「だってじゃない。
帰るぞ」
私のコートとバッグを手に、腕を掴んで滝島さんは強引に歩きだす。
部屋を出るとき、片手であやまる橋川さんが見えた。
きっと、彼が滝島さんを呼んだのだろう。
「イヤッ、離して!
だいたい、滝島さんが!」
「俺が?」
人気のない路地で壁ドンされた。
私を見下ろす冷たい目に、背中がぶるりと震える。
「た、滝島さんが、私の話、聞いてくれないから……」
震える唇でどうにか言葉を絞り出す。
目なんかあわせられなくて俯いていたのに、あごにかかった手が無理矢理上を向かせた。
「勘違いするなよ」
「……え?」
薄暗闇の中、街灯の反射するレンズだけが光って見える。
ギリギリと掴まれるあごが、痛い。
「お前は優しくしてくれる人間を好きになったと勘違いしているだけだ。
だから、小泉さんだって」
「違う!」
「違わない」
ぱっと私から手を離し、また腕を掴んで歩いていく。
通りかかったタクシーを拾って私だけを押し込んだ。
「あたまを冷やせ。
俺のことは忘れろ。
俺はただの中の人のミツミ、だ。
……運転手さん、出してください」
「まっ……」
止める間もなくタクシーは走りだす。
なんで滝島さんはあんなことを言うのだろう。
私が好きなのは間違いなく、滝島さんなのに。
「そうか。
こんなに深く、滝島さんを好きになっていたんだ……」
勘違いって、なに?
そんなの、あるわけがない。
なのになんで、滝島さんはあんなことを言うんだろう……。
「茉理乃ちゃん、こっち!」
私を見つけた路さんが手を振る。
「お疲れさまです」
「お疲れー」
路さんと一緒に店に入っていく。
会場になったのはオシャレなイタリアンバルの個室だった。
すでに小泉さんも橋川さんも来ている。
「滝島さんは……?」
「あいつ、残業だから来られないなんて言うのよ?
ほぼ滝島が茉理乃ちゃんの面倒みてたのに」
「え……」
それほどまでに私と顔をあわせたくないということなんだろうか。
なんで。
どうして。
滝島さんはいつも一方的だ。
あんなに私にかまったかと思ったら、こんなに簡単に突き放す。
「きょ、今日は茉理乃ちゃんがこれからも中の人を続けられるお祝いなんだし。
とりあえず、乾杯しましょう?」
私があまりにも暗い顔をしていたからか、路さんが焦ってフォローしてくれた。
私のために集まってくれたのに、主賓の私が浮かない顔とかよくない。
「そうですね。
今日は私のためにわざわざ、ありがとうございます」
無理にでも笑顔を作る。
いまは飲んで食べて騒いで忘れよう。
乾杯を済ませ、当たり障りのない会話をする。
「小泉さん、この間はどら焼き、ありがとうございました。
上司なんて美味しいってふたつも食べちゃったんですよ」
「うん、こっちこそ、食レポありがとう。
それでさ。
……滝島さんと、なんかあったの?」
小泉さんの言葉で、その場の全員の動きが止まった。
「や、やだ。
小泉、なに言ってんのよ?
なにもないわよね、茉理乃ちゃん」
「オレも思ってた。
滝島さんとなんかあったのかな、って」
路さんが誤魔化してくれたのに、さらに橋川さんが追い打ちをかけてくる。
「も、もう!
橋川くんもなに言ってんの?」
「そういう丹沢姐サンだって気になってるんでしょ」
「……はぁーっ」
大きなため息をつき、路さんは空になったグラスにどぼどぼと勢いよく、手酌で赤ワインを注いだ。
「……そうよ、気になってる。
あれだけ茉理乃ちゃんにかまっていた滝島がTLで塩対応。
しかもこんな会、前の滝島だったら進んでやってた。
……でもね」
ぐいっと一気に、路さんがグラスを呷る。
「いま、一番傷ついているのは茉理乃ちゃんよ?
見たでしょ、来たときの茉理乃ちゃんの顔。
こんなに傷ついてる茉理乃ちゃんに、さらに塩を塗るようなこと、私はできないわ……」
ぎゅーっと路さんに抱き締められた。
ああ、温かいな。
こんなに温かいと、気が緩んできちゃう……。
「……ごめんなさい」
「……ごめん」
潤んでくる瞳を見られたくなくて路さんの腕を借りて顔を隠していたら、ふたつの声が聞こえてきた。
「や、やだな。
あやまらないでくださいよ。
悪いのは私なんだし」
「悪いのは茉理乃ちゃんじゃない、滝島よ」
「路さん……」
優しい言葉で危険水域に達していた涙が崩壊する。
「私、私……」
「いいのよ、泣いちゃいなさい」
場所も考えずに泣きじゃくった。
もしかしたら路さんはこういうことも想定して、個室にしてくれたのかもしれない。
「よし、泣いてすっきりしたら今日は飲も!
終電なんか気にせずに飲むぞー!」
路さんが私のグラスにワインを注いでくれる。
「はい!
今日はダイエットなんか気にせずに、飲みます!」
注いでくれたワインを一気に飲み干す。
「茉理乃ちゃん、いい飲みっぷり!」
「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、丹沢姐サン!
飲み過ぎ、よくない!」
ケラケラ笑ってはやし立てる路さんを、橋川さんが慌てて止めた。
「小泉さん!
あなたも止めて!」
「えー、ああなった丹沢さんは止められないし……」
小泉さんはテーブルの隅でひとり、チーズをつまみにワインをちびちびやりだした。
「オレがひとりで止めんの!?
無理、無理だからー!」
悲痛な橋川さんの叫びが、虚しく響いた。
「だからー、あの人、俺様で勝手だしー」
「うんうん、そうよねー」
ぐだぐだ言う私の話を、路さんがワイン片手に聞いている。
小泉さんは相変わらずひとりでちびちびやっているし、橋川さんはすっかり諦めて聞き役に回っていた。
「そのくせ、無駄に優しいんですよー。
最初から捨てるつもりなら、優しくするなっていうんですよ」
目の前が滲んできて、慌ててずびっと鼻を啜る。
さっきから目の前がゆらゆらしているけど、なんでかな……?
「うん、そうねー」
視界の隅で橋川さんが出ていったのが見えた気がするけれど、どうも意識がはっきりしない。
「あんな人好きになるより、小泉さんを好きになった方がよっぽどいいと思うんですよねー」
ふにゃんと小泉さんに笑いかけたら、え、僕?とちっちゃい目を思いっきり開いて自分を指さした。
「そうだ、小泉さん。
私と付き合いません、か?」
それがなんだか、とてもいい考えに思えた。
滝島さんと違って優しいし、気遣いもできるし。
付き合って損はない、いい人だもん。
「え、ええと、ね?」
なのに小泉さんの歯切れは悪い。
それが不満で、不機嫌になっていく。
「えー、私と付き合うのは不満ですかー?
絶対に損はさせませんよ?
……そうだ。
ちゅー、してみます?」
「ちょ、ちょっと、茉理乃ちゃん!?」
「え、ええっ、と」
路さんの制止を振り切り、きょときょととせわしなく目玉を動かす小泉さんにかまわず、テーブルから身を乗り出してぐいっと顔を近づけた、が。
「……そんくらいでやめとけ」
ぐいっと後ろから、あたまを掴んで止められた。
「なにするん……」
切れ気味に振り返ると、そこには滝島さんが立っている。
「なにやってるんだ、お前は」
黒メタル眼鏡と同じくらい冷ややかな視線を向けられて、一気に酔いが醒めた。
「な、なにって。
小泉さんとちゅー……」
それでも精一杯虚勢を張る。
けれど呆れたようにはぁっ、と短くため息をつかれ、その場に棒立ちになった。
「小泉さん、困ってるじゃないか」
「あ、いや、僕は……、ね」
曖昧に笑ってフォローしてくれる小泉さんがいまは痛い。
「……だって」
「だってじゃない。
帰るぞ」
私のコートとバッグを手に、腕を掴んで滝島さんは強引に歩きだす。
部屋を出るとき、片手であやまる橋川さんが見えた。
きっと、彼が滝島さんを呼んだのだろう。
「イヤッ、離して!
だいたい、滝島さんが!」
「俺が?」
人気のない路地で壁ドンされた。
私を見下ろす冷たい目に、背中がぶるりと震える。
「た、滝島さんが、私の話、聞いてくれないから……」
震える唇でどうにか言葉を絞り出す。
目なんかあわせられなくて俯いていたのに、あごにかかった手が無理矢理上を向かせた。
「勘違いするなよ」
「……え?」
薄暗闇の中、街灯の反射するレンズだけが光って見える。
ギリギリと掴まれるあごが、痛い。
「お前は優しくしてくれる人間を好きになったと勘違いしているだけだ。
だから、小泉さんだって」
「違う!」
「違わない」
ぱっと私から手を離し、また腕を掴んで歩いていく。
通りかかったタクシーを拾って私だけを押し込んだ。
「あたまを冷やせ。
俺のことは忘れろ。
俺はただの中の人のミツミ、だ。
……運転手さん、出してください」
「まっ……」
止める間もなくタクシーは走りだす。
なんで滝島さんはあんなことを言うのだろう。
私が好きなのは間違いなく、滝島さんなのに。
「そうか。
こんなに深く、滝島さんを好きになっていたんだ……」
勘違いって、なに?
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