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第2章 味方ができれば頑張れる
2.怒鳴られても味方がいるから頑張れる
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きっとコンビニにお昼を買いに出たのを見つかっただけで酷い目に遭いそうなので、引き出しを開けた。
「買い置き、まだあってよかった……」
コーヒーを注いで席に戻る。
大石課長がいない隙に携帯を操作した。
「えっと……」
カロリーバーとコーヒーの画像を撮り、LINEの滝島さんとのトーク画面を開く。
こんにちは、お疲れ様ですと可愛いうさぎのスタンプを送ったあと、撮った画像を送った。
そのまま、こんなことを相談していいのか悩んでいる間に既読がつき、ピコン、と眼鏡男子のお疲れスタンプが送られてくる。
【まだ無理なダイエットしてんのか】
【ちゃんとメシ食えって言っただろ】
思ったとおり激おこの眼鏡男子スタンプが貼り付けられる。
【事情があってこれしか無理なんです】
【夜はちゃんとします!】
敬礼うさぎのスタンプを送ったら、まあ許すってスタンプで返ってきた。
少し迷って思い切って指を走らせる。
【あのですね】
【昨日の会への参加、会社サボって散歩してきただけだろって、怒られました】
次の文章を打ち終わらないうちに、返信が上がってくる。
【異業種交流の重要性とか、他社に会社名を呟いてもらうことによって得られる宣伝効果とか説明したか】
えっ、滝島さん、打つの早くない!?
私なんかまだ、この半分だよ。
打ち掛けの文章を急いで消して、新たな文を打ち込みはじめた……んだけど。
次々にこういうのを参考したらいいってリンクが送られてきた。
「早い、早いって!」
もしかして滝島さん、三人くらいいて同時に送ってきていない!? って疑うくらい早い。
追うのに必死で、返信を打つ手は止まっていた。
【以上を踏まえて報告書を作り直し、提出し直せ】
【伊深ならわかってると思うけど】
その文章を見て、この人はエスパーかって一瞬疑った。
そもそも、愚痴を聞いてもらうためにLINEしたわけじゃないのだ。
こういう事情なので、なにかいいアドバイスはないですか、と教えを請うため。
なのに私の一言で次々に資料を提示し、トドメにこの言葉。
これでやる気にならない方がおかしい。
【ありがとうございます!】
【上司をぎゃふんと言わせる報告書を出してみせます!】
ぎゃふんとかもしかして死語? なんて笑いつつ、ありがとう、感謝しているとスタンプを貼り付ける。
【頑張れ】
【上手くいったらメシ、奢ってやる】
頑張れーと応援する眼鏡男子のスタンプが送り返されてきた。
どうでもいいけどスタンプが全部眼鏡男子なのは、分身のつもり?
「よし、頑張るぞ!」
どうせ今日は残業しなければ大石課長は納得しないから、時間はたくさんある。
完璧に報告書を仕上げてやるんだから!
業務の間に送られてきた資料を片っ端から開けて、自分の報告書に足りなかった部分を補完していく。
いや、そもそも企画書で同じことをやったのだ。
二度手間……なんてことは考えてはいけないとも。
さらに隙間時間でTLを追っていく。
「あ、三阪屋さん、新商品出るんだ……」
【1月17日発売、もっちりあんバターどら焼きの試食でーす】
美味しそうな画像につい顔が綻ぶ。
しかもあの三阪屋さんが美味しそうに頬張っているのを想像してさらに。
「食べたいなー」
「なにが食べたいんだ、伊深ぁ?」
少しだけぽけっと画面を見ていたら上から振ってきた険悪な声に振り返ると、大石課長が口端をピクピク引き攣らせて立っていた。
「……その」
「……業務時間中にいいご身分だな」
「……ハイ、スミマセン」
口先だけであやまり、恐縮した態度を取る。
これも仕事だ、などと言ったところで彼には通じない。
「報告書の書き直しはどうした!?
そもそも、今日の業務は終わったのかーっ!」
「……ハイ、スミマセン」
降ってくるしぶきに辟易しつつ、キーを打つ。
私がおとなしく恭順して仕事を再開したように見えたのか、彼は満足して席に戻っていった。
大石課長の干渉は、戸辺さんがいなくなってから日ごとに酷くなっていく。
きっとそれまでだってTwitter運用なんて無駄だと思っていたんだろうけど、担当が二十三歳の小娘になっていろいろ言いやすくなったから。
定時になってももちろん帰れない。
どうせ、報告書もまだできていないし、帰ったところでなにか予定があるわけでも誰か待っているわけでもないから別にいいけど。
「しっかり働けよ」
嫌みのようにそう言い、大石課長は早々と帰っていった。
部下に仕事を押しつけて帰れる彼は、それこそいいご身分だと思うけど。
「おわっ、たー」
誤字脱字をチェックして、自分的はOKを出す。
一瞬、滝島さんに読んでもらおうかと思ったが、社外秘ではないとはいえ報告書を他社の人間に見せるのはやはりマズかろうとやめておいた。
「今度こそ、大丈夫でありますように……」
祈るように……というよりも、大石課長の机の上に置いたファイルを本気で拝み、会社をあとにする。
遅くなったし、晩ごはんはお弁当でいいかとコンビニに寄った。
バランスがよくてローカロリーで……となると、難しい。
一日分の野菜が取れるスープとかよさそうだけど、これだけじゃ足りなからおにぎりプラスしたら……?
とか考えるとなかなか決まらない。
「あ、これ……」
目に留まったスープのパックを手に取る。
サラダチキンを加えるだけでいいらしい。
鶏胸は高タンパク低カロリーでダイエットにいいと、そういえば滝島さんが言っていた。
これだけじゃ足りないので低糖質パンを明日の分とあわせて買った。
朝ごはんのサラダも忘れずに。
家に帰り、スープのパックに書いてあるとおりにサラダチキンを入れて温める。
「そういや、うちのレンジ、SMOOTH製だ」
なんか、そういうことに気づくとちょっとおかしい。
食べる前に忘れずに写真を撮って滝島さんに送る。
「いただきます」
食べながら、明日はスーパーが開いている時間に帰りたいなーなんてぼーっと考える。
英人と別れてからろくに食べていないから、もちろん冷蔵庫にはろくなものが入っていない。
お風呂から上がって携帯を見たら、滝島さんから返信が来ていた。
【ギリギリ合格】
【てか帰り、遅くね?】
【そういや報告書、どうなった?】
ギリギリは……だよねー。
うん、やっぱり明日は、スーパーに寄りたい。
遅くない?
とか、どうなった?
っていうのはもしかして、心配してくれている?
【報告書ができあがるまで帰れないので残業です】
【私としては最善を尽くして提出してきました。
無事に通るように祈ってください】
ドライヤーで髪を乾かしている間にチロリロリン、と携帯がメッセージの到着を告げる。
終わって見てみたら、滝島さんから届いていた。
【あの資料で完璧な報告書を作れない方がおかしい。
大丈夫だろ】
【あと、遅くなるときは気をつけろよ】
【じゃあ、おやすみ】
その自信はどこから?
とか思うけど、滝島さんから大丈夫なんて言われると、本当にそうな気がしてきた。
それに気をつけろなんて気遣ってくれているのが嬉しい。
「ありがとうございます、おやすみなさい、と」
スタンプを貼って画面を閉じる。
明日の大石課長の反応がちょっとだけ楽しみだ。
「買い置き、まだあってよかった……」
コーヒーを注いで席に戻る。
大石課長がいない隙に携帯を操作した。
「えっと……」
カロリーバーとコーヒーの画像を撮り、LINEの滝島さんとのトーク画面を開く。
こんにちは、お疲れ様ですと可愛いうさぎのスタンプを送ったあと、撮った画像を送った。
そのまま、こんなことを相談していいのか悩んでいる間に既読がつき、ピコン、と眼鏡男子のお疲れスタンプが送られてくる。
【まだ無理なダイエットしてんのか】
【ちゃんとメシ食えって言っただろ】
思ったとおり激おこの眼鏡男子スタンプが貼り付けられる。
【事情があってこれしか無理なんです】
【夜はちゃんとします!】
敬礼うさぎのスタンプを送ったら、まあ許すってスタンプで返ってきた。
少し迷って思い切って指を走らせる。
【あのですね】
【昨日の会への参加、会社サボって散歩してきただけだろって、怒られました】
次の文章を打ち終わらないうちに、返信が上がってくる。
【異業種交流の重要性とか、他社に会社名を呟いてもらうことによって得られる宣伝効果とか説明したか】
えっ、滝島さん、打つの早くない!?
私なんかまだ、この半分だよ。
打ち掛けの文章を急いで消して、新たな文を打ち込みはじめた……んだけど。
次々にこういうのを参考したらいいってリンクが送られてきた。
「早い、早いって!」
もしかして滝島さん、三人くらいいて同時に送ってきていない!? って疑うくらい早い。
追うのに必死で、返信を打つ手は止まっていた。
【以上を踏まえて報告書を作り直し、提出し直せ】
【伊深ならわかってると思うけど】
その文章を見て、この人はエスパーかって一瞬疑った。
そもそも、愚痴を聞いてもらうためにLINEしたわけじゃないのだ。
こういう事情なので、なにかいいアドバイスはないですか、と教えを請うため。
なのに私の一言で次々に資料を提示し、トドメにこの言葉。
これでやる気にならない方がおかしい。
【ありがとうございます!】
【上司をぎゃふんと言わせる報告書を出してみせます!】
ぎゃふんとかもしかして死語? なんて笑いつつ、ありがとう、感謝しているとスタンプを貼り付ける。
【頑張れ】
【上手くいったらメシ、奢ってやる】
頑張れーと応援する眼鏡男子のスタンプが送り返されてきた。
どうでもいいけどスタンプが全部眼鏡男子なのは、分身のつもり?
「よし、頑張るぞ!」
どうせ今日は残業しなければ大石課長は納得しないから、時間はたくさんある。
完璧に報告書を仕上げてやるんだから!
業務の間に送られてきた資料を片っ端から開けて、自分の報告書に足りなかった部分を補完していく。
いや、そもそも企画書で同じことをやったのだ。
二度手間……なんてことは考えてはいけないとも。
さらに隙間時間でTLを追っていく。
「あ、三阪屋さん、新商品出るんだ……」
【1月17日発売、もっちりあんバターどら焼きの試食でーす】
美味しそうな画像につい顔が綻ぶ。
しかもあの三阪屋さんが美味しそうに頬張っているのを想像してさらに。
「食べたいなー」
「なにが食べたいんだ、伊深ぁ?」
少しだけぽけっと画面を見ていたら上から振ってきた険悪な声に振り返ると、大石課長が口端をピクピク引き攣らせて立っていた。
「……その」
「……業務時間中にいいご身分だな」
「……ハイ、スミマセン」
口先だけであやまり、恐縮した態度を取る。
これも仕事だ、などと言ったところで彼には通じない。
「報告書の書き直しはどうした!?
そもそも、今日の業務は終わったのかーっ!」
「……ハイ、スミマセン」
降ってくるしぶきに辟易しつつ、キーを打つ。
私がおとなしく恭順して仕事を再開したように見えたのか、彼は満足して席に戻っていった。
大石課長の干渉は、戸辺さんがいなくなってから日ごとに酷くなっていく。
きっとそれまでだってTwitter運用なんて無駄だと思っていたんだろうけど、担当が二十三歳の小娘になっていろいろ言いやすくなったから。
定時になってももちろん帰れない。
どうせ、報告書もまだできていないし、帰ったところでなにか予定があるわけでも誰か待っているわけでもないから別にいいけど。
「しっかり働けよ」
嫌みのようにそう言い、大石課長は早々と帰っていった。
部下に仕事を押しつけて帰れる彼は、それこそいいご身分だと思うけど。
「おわっ、たー」
誤字脱字をチェックして、自分的はOKを出す。
一瞬、滝島さんに読んでもらおうかと思ったが、社外秘ではないとはいえ報告書を他社の人間に見せるのはやはりマズかろうとやめておいた。
「今度こそ、大丈夫でありますように……」
祈るように……というよりも、大石課長の机の上に置いたファイルを本気で拝み、会社をあとにする。
遅くなったし、晩ごはんはお弁当でいいかとコンビニに寄った。
バランスがよくてローカロリーで……となると、難しい。
一日分の野菜が取れるスープとかよさそうだけど、これだけじゃ足りなからおにぎりプラスしたら……?
とか考えるとなかなか決まらない。
「あ、これ……」
目に留まったスープのパックを手に取る。
サラダチキンを加えるだけでいいらしい。
鶏胸は高タンパク低カロリーでダイエットにいいと、そういえば滝島さんが言っていた。
これだけじゃ足りないので低糖質パンを明日の分とあわせて買った。
朝ごはんのサラダも忘れずに。
家に帰り、スープのパックに書いてあるとおりにサラダチキンを入れて温める。
「そういや、うちのレンジ、SMOOTH製だ」
なんか、そういうことに気づくとちょっとおかしい。
食べる前に忘れずに写真を撮って滝島さんに送る。
「いただきます」
食べながら、明日はスーパーが開いている時間に帰りたいなーなんてぼーっと考える。
英人と別れてからろくに食べていないから、もちろん冷蔵庫にはろくなものが入っていない。
お風呂から上がって携帯を見たら、滝島さんから返信が来ていた。
【ギリギリ合格】
【てか帰り、遅くね?】
【そういや報告書、どうなった?】
ギリギリは……だよねー。
うん、やっぱり明日は、スーパーに寄りたい。
遅くない?
とか、どうなった?
っていうのはもしかして、心配してくれている?
【報告書ができあがるまで帰れないので残業です】
【私としては最善を尽くして提出してきました。
無事に通るように祈ってください】
ドライヤーで髪を乾かしている間にチロリロリン、と携帯がメッセージの到着を告げる。
終わって見てみたら、滝島さんから届いていた。
【あの資料で完璧な報告書を作れない方がおかしい。
大丈夫だろ】
【あと、遅くなるときは気をつけろよ】
【じゃあ、おやすみ】
その自信はどこから?
とか思うけど、滝島さんから大丈夫なんて言われると、本当にそうな気がしてきた。
それに気をつけろなんて気遣ってくれているのが嬉しい。
「ありがとうございます、おやすみなさい、と」
スタンプを貼って画面を閉じる。
明日の大石課長の反応がちょっとだけ楽しみだ。
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