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第肆譚
0038:帝とサネユキ
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ーーここは、ニホン帝国の帝の間『天霧』ーー
ぱあああああ、…………シュタッ‼︎(着地音)
「ジョナサン、大丈夫か!(心配症サネユキ)」
「はい、大丈夫ですが…………。(汗だくジョナサン)」
「ふっふっふ、……待ちくたびれておったぞ、甥っ子よ‼︎(上座でドヤ顔している帝)」
「伯父上⁉︎(いきなりかー、会いたくなかったー。……それと、伯父上の鼻毛、どうにかならないかなー。 ものすっごい嫌な顔をするサネユキ)」
「ーーーーっ⁉︎(めちゃくちゃ隊長に似ているこのお方がニホン帝国の帝様⁉︎ よくわかんないけど、鼻毛さえ、鼻毛さえ抜けば、すっごいイケメンなんだよなー。……というか、まるで親子のように隊長と似すぎでしょー。……隊長って、帝様の隠し子とかなのかなー? ……いや、違うか。そそそんなこと、あるわけないもんね。……うん、今思ったことはまるっと忘れよう。……結局な話、出来れば関わりたくない。……あばよくば、姐御のお屋敷に華麗に戻って居座りたい。 帝の顔を見て、驚き桃の木なジョナサン)」
「よく来たな! サネユキに……嫁の……。(目が点)」
「ジョナサンです、伯父上。(ジト目サネユキ)」
「ジョナサン……くん、は、……男、なのか?(呆然帝)」
「あっ、いえ、女です。(すかさず訂正ジョナサン)」
「ジョナサンはれっきとした成人男性です。(キリッと真面目な顔で嘘を付くサネユキ)」
「いや隊長、嘘つかないでくださいよ!(バシバシバシッとサネユキを叩きまくるジョナサン)」
「ーーーーっ⁉︎(な、ん、で、す、と⁉︎ パニック帝)」
「伯父上、私達は男同士ですが、互いに愛し合って結婚しました。その心に嘘偽りはありません‼︎(ドヤ顔サネユキ)」
「……。(なんだろう。僕は、自分のことを女だと思ってたけど、本当は違うのか? ……いや、違わないでしょ! 身体も心も正真正銘女だ‼︎ 色々と悩みまくるジョナサン)」
「…………め。……だめだ。……容認できない‼︎(何故か涙をボタボタ流し出す帝)」
「伯父上⁉︎(何故かびっくり顔のサネユキ)」
「……。(いやまあ、今まで他国で暮らしてた甥っ子隊長がいきなり男っぽい人間を連れてきて愛し合って結婚しました宣言されたら、そうなりますよねー。 当事者のくせに、ほえーと他人事なジョナサン)」
「別に、男同士を否定するわけではない。……しかし、しかしだな、……私は、サネユキの子どもを所望しているのだ‼︎(涙ながらに、ものすっごく切実に訴えかける帝)」
「……わかっています。私も、ジョナサンとの間に子をたくさんもうけたかった。(帝に触発されて涙ぐむサネユキ)」
「あの、隊長、すみません。僕、女なんですけど。(サネユキの肩付近を人差し指でツンツンするジョナサン)」
「ーーっ‼︎ いいんだ、ジョナサン。……大丈夫。性転換は考えなくていいぞ。……でも私の為に女になろうとしてくれて、本当にありがとう。心だけを受け取るよ。(涙を流しながらジョナサンをさも慰めるように、肩を抱くサネユキ)」
「……。(駄目だこりゃ。 何かを諦めたジョナサン)」
「ジョナサン君、君のサネユキを想う気持ちは本物だと思う。(何故か涙を流しながら二人の会話に入ってくる帝)」
「あっ、いえ、……サネユキ様のことは、尊敬できる上司としか思っておりませんので。(訂正ジョナサン)」
「ーーっ⁉︎ ジョナサン君、もしや、愛するサネユキに迷惑をかけないよう、自らの想いを封印するのか⁉︎(誤解帝)」
「いえ、迷惑も何もサネユキ様は、ただの尊敬する上司です。(段々面倒になってきたジョナサン)」
「(ダダダっとジョナサンのところまで駆け降りてきて、ガシッとジョナサンの両肩に手を置き)いいんだ‼︎ 愛しいと想い合う心を殺さなくていいんだよ、ジョナサン君‼︎」
「いや、あの、隊長に対して恋愛感情は元々ありません。隊長とは家族みたいな間柄ですから。(ゆらゆらと揺れている鼻毛が気になってそれどころじゃないジョナサン)」
「な、ん、で、す、と⁉︎ 恋愛なぞという薄っぺらい仲ではなく、切っても切れない家族の契りをこの若さで結んでいるというのか⁉︎(誤解に誤解を重ねる帝)」
「……。(駄目だこりゃ。 なんか疲れたジョナサン)」
「ジョナサン、それほどまでに、……私のことを想ってくれていただなんて、……私は今、とても感激しているぞ‼︎(ものすっごい力でジョナサンの肩に置かれていた帝の手を払いのけ、ジョナサンを自身の腕の中に閉じ込めるサネユキ)」
「ーーーーっ⁉︎(サネユキから自身の手を払われてかなりショックな帝)」
「……。(なんでこの人達、僕の言ったことを素直にそのまま受け入れてくれないんだろう。 シクシクジョナサン)」
「以前から、お互いに想いあっていると、確信はしていたのだが、時たま、ジョナサンは私のことをただの湯たんぽ要員としか思ってくれていないんじゃないかとずっと不安だったことは否めない。……ジョナサン、今の言葉に救われたよ。私のことを愛してくれてありがとう。……ずっと一緒だぞ。(ジョナサンにスリスリしだすサネユキ)」
「……。(……言えない。……実は隊長のことを湯たんぽ代わりと思ってたことは、墓場の底まで持っていこう。 謎の悪寒を感じるジョナサン)」
「あと、いきなりだったから、今回はゆるしたが、私以外の男に触れられるのは許せない。……それが伯父上でもだ。……ジョナサン、次、他の男どもに触れられたらお仕置きだぞ。(瞳孔ピカッピカッなサネユキ)」
「……。(……めんどくせぇ。 複雑な心境ジョナサン)」
「サネユキが、サネユキが、私の手を払いのけた。……今まで、そんなことなかったのに。『伯父上‼︎』っていつもニコニコ遊んでくれたのに……。(サネユキにぺしーっとされて、かなり寂しい模様な帝)」
「伯父上……伯父上が私とジョナサンの仲を認めないということは予想していました。ですが、私たちは本気です。……その為、駆け落ちする所存です‼︎(覚悟を決めた顔)」
「ーーーーっ⁉︎(ええええええ⁉︎ 隊長、めちゃくちゃなこと言ってるよー! ……帝様があまりにも可哀想すぎやしないかい? 当事者のくせに、達観しているジョナサン)」
「ま、まって、サネユキ! 一旦落ち着こう!(焦る帝)」
「落ち着くもなにも、私たちの答えはただ一つ! 伯父上に認められようが認められまいが、私たちが離れ離れになることはありません‼︎(ドヤッとサネユキ)」
「わ、わかった、わかった! 伯父ちゃんが悪かったよ。機嫌を直してくれ、サネユキ。(サネユキにズバズバ言われて心が満身創痍な帝)」
「……別に私は怒っていないのですが。(ジト目)」
「サネユキ、……ごめんよ。男系の生き残りはもうサネユキだけだから、伯父ちゃん、いろいろ焦って酷いことを言ってしまったと思う。二人の仲は認めるよ。(しょんぼり帝)」
「わかればいいのですよ、わかれば。(ジト目)」
「……。(……隊長の方が酷いこと言ってたような気がするのは僕だけなのかな? 帝に同情しだすジョナサン)」
「そこでだ、……私は二人のことを認めるが、ニホン国民が二人のことを迎え入れてくれるのかは、わからない。」
「ですので、駆け落ちを……。」
「一週間、輿入れ期間として、ここに滞在してほしい。」
「輿入れ、……ですか?(考え込むサネユキ)」
「そうだ。二人がニホン帝国で上手くやっていけるかどうか、試してみようよ‼︎ それで、いやなら駆け落ちしてもいい。……でも、もし、上手くやっていけるならば、サネユキ、……私の後継者として後を継いでくれ。」
「伯父上……。」
「……。(感動の場面ですねー。 他人事なジョナサン)」
「伯父上が誰かと結婚して子を成せばいいのではないですか?(帝に騙されそうになりつつも、思い直すサネユキ)」
「だ、だめだ! 私は絶対結婚しないから、次の後継者はサネユキ、ただヒトリだ‼︎(ちょっと様子がおかしい帝)」
「………………?(伯父上は女好きで有名だが、一体どうしたのだ? 疑問に思うサネユキ)」
「ということで、ジョナサン君、……サネユキのお妃様としての輿入れを今から一週間もうけるよ! 君が、サネユキの妻として、立派なつとめを果たせるか、厳しくチェックするから、覚悟しておくように‼︎(ビシッと帝)」
「はい……。(えええ、めんどくせぇ。)」
「私は今からアデルに行かないといけないから、君を厳しく採点するのは、私の護衛の春霖だからね! ……春霖に殺されないよう、頑張るんだよ‼︎(爆弾発言帝)」
「「ーーーーっ⁉︎(ええええええ⁉︎)」」
「伯父上、アデルに行くとは何事ですか⁉︎ それに、春霖殿に殺されないようにとはどういう意味で⁉︎(激おこ)」
「言葉通りだよ、サネユキ。私が不在の間は、サネユキが帝だ‼︎ ……サネユキ、……帝代理、よろしくー‼︎(言うや否やドロンと消える帝)」
「伯父上ーーーー‼︎(激おこサネユキ)」
「……。(……ほんとに、隊長と帝様って、伯父と甥っ子の間柄なんだよね? 謎の違和感を抱えるジョナサン)」
ーーと、そこへ、ひとつの影が現れた‼︎ーー
「「ーーーーっ⁉︎」」
「サネユキ様、奥方様、……この春霖、命をかけて、お二人の絆を確認させていただきます。(シグレ似の男)」
ーーニホン帝国伝統のおもてなしが、今、始まる‼︎ーー
ぱあああああ、…………シュタッ‼︎(着地音)
「ジョナサン、大丈夫か!(心配症サネユキ)」
「はい、大丈夫ですが…………。(汗だくジョナサン)」
「ふっふっふ、……待ちくたびれておったぞ、甥っ子よ‼︎(上座でドヤ顔している帝)」
「伯父上⁉︎(いきなりかー、会いたくなかったー。……それと、伯父上の鼻毛、どうにかならないかなー。 ものすっごい嫌な顔をするサネユキ)」
「ーーーーっ⁉︎(めちゃくちゃ隊長に似ているこのお方がニホン帝国の帝様⁉︎ よくわかんないけど、鼻毛さえ、鼻毛さえ抜けば、すっごいイケメンなんだよなー。……というか、まるで親子のように隊長と似すぎでしょー。……隊長って、帝様の隠し子とかなのかなー? ……いや、違うか。そそそんなこと、あるわけないもんね。……うん、今思ったことはまるっと忘れよう。……結局な話、出来れば関わりたくない。……あばよくば、姐御のお屋敷に華麗に戻って居座りたい。 帝の顔を見て、驚き桃の木なジョナサン)」
「よく来たな! サネユキに……嫁の……。(目が点)」
「ジョナサンです、伯父上。(ジト目サネユキ)」
「ジョナサン……くん、は、……男、なのか?(呆然帝)」
「あっ、いえ、女です。(すかさず訂正ジョナサン)」
「ジョナサンはれっきとした成人男性です。(キリッと真面目な顔で嘘を付くサネユキ)」
「いや隊長、嘘つかないでくださいよ!(バシバシバシッとサネユキを叩きまくるジョナサン)」
「ーーーーっ⁉︎(な、ん、で、す、と⁉︎ パニック帝)」
「伯父上、私達は男同士ですが、互いに愛し合って結婚しました。その心に嘘偽りはありません‼︎(ドヤ顔サネユキ)」
「……。(なんだろう。僕は、自分のことを女だと思ってたけど、本当は違うのか? ……いや、違わないでしょ! 身体も心も正真正銘女だ‼︎ 色々と悩みまくるジョナサン)」
「…………め。……だめだ。……容認できない‼︎(何故か涙をボタボタ流し出す帝)」
「伯父上⁉︎(何故かびっくり顔のサネユキ)」
「……。(いやまあ、今まで他国で暮らしてた甥っ子隊長がいきなり男っぽい人間を連れてきて愛し合って結婚しました宣言されたら、そうなりますよねー。 当事者のくせに、ほえーと他人事なジョナサン)」
「別に、男同士を否定するわけではない。……しかし、しかしだな、……私は、サネユキの子どもを所望しているのだ‼︎(涙ながらに、ものすっごく切実に訴えかける帝)」
「……わかっています。私も、ジョナサンとの間に子をたくさんもうけたかった。(帝に触発されて涙ぐむサネユキ)」
「あの、隊長、すみません。僕、女なんですけど。(サネユキの肩付近を人差し指でツンツンするジョナサン)」
「ーーっ‼︎ いいんだ、ジョナサン。……大丈夫。性転換は考えなくていいぞ。……でも私の為に女になろうとしてくれて、本当にありがとう。心だけを受け取るよ。(涙を流しながらジョナサンをさも慰めるように、肩を抱くサネユキ)」
「……。(駄目だこりゃ。 何かを諦めたジョナサン)」
「ジョナサン君、君のサネユキを想う気持ちは本物だと思う。(何故か涙を流しながら二人の会話に入ってくる帝)」
「あっ、いえ、……サネユキ様のことは、尊敬できる上司としか思っておりませんので。(訂正ジョナサン)」
「ーーっ⁉︎ ジョナサン君、もしや、愛するサネユキに迷惑をかけないよう、自らの想いを封印するのか⁉︎(誤解帝)」
「いえ、迷惑も何もサネユキ様は、ただの尊敬する上司です。(段々面倒になってきたジョナサン)」
「(ダダダっとジョナサンのところまで駆け降りてきて、ガシッとジョナサンの両肩に手を置き)いいんだ‼︎ 愛しいと想い合う心を殺さなくていいんだよ、ジョナサン君‼︎」
「いや、あの、隊長に対して恋愛感情は元々ありません。隊長とは家族みたいな間柄ですから。(ゆらゆらと揺れている鼻毛が気になってそれどころじゃないジョナサン)」
「な、ん、で、す、と⁉︎ 恋愛なぞという薄っぺらい仲ではなく、切っても切れない家族の契りをこの若さで結んでいるというのか⁉︎(誤解に誤解を重ねる帝)」
「……。(駄目だこりゃ。 なんか疲れたジョナサン)」
「ジョナサン、それほどまでに、……私のことを想ってくれていただなんて、……私は今、とても感激しているぞ‼︎(ものすっごい力でジョナサンの肩に置かれていた帝の手を払いのけ、ジョナサンを自身の腕の中に閉じ込めるサネユキ)」
「ーーーーっ⁉︎(サネユキから自身の手を払われてかなりショックな帝)」
「……。(なんでこの人達、僕の言ったことを素直にそのまま受け入れてくれないんだろう。 シクシクジョナサン)」
「以前から、お互いに想いあっていると、確信はしていたのだが、時たま、ジョナサンは私のことをただの湯たんぽ要員としか思ってくれていないんじゃないかとずっと不安だったことは否めない。……ジョナサン、今の言葉に救われたよ。私のことを愛してくれてありがとう。……ずっと一緒だぞ。(ジョナサンにスリスリしだすサネユキ)」
「……。(……言えない。……実は隊長のことを湯たんぽ代わりと思ってたことは、墓場の底まで持っていこう。 謎の悪寒を感じるジョナサン)」
「あと、いきなりだったから、今回はゆるしたが、私以外の男に触れられるのは許せない。……それが伯父上でもだ。……ジョナサン、次、他の男どもに触れられたらお仕置きだぞ。(瞳孔ピカッピカッなサネユキ)」
「……。(……めんどくせぇ。 複雑な心境ジョナサン)」
「サネユキが、サネユキが、私の手を払いのけた。……今まで、そんなことなかったのに。『伯父上‼︎』っていつもニコニコ遊んでくれたのに……。(サネユキにぺしーっとされて、かなり寂しい模様な帝)」
「伯父上……伯父上が私とジョナサンの仲を認めないということは予想していました。ですが、私たちは本気です。……その為、駆け落ちする所存です‼︎(覚悟を決めた顔)」
「ーーーーっ⁉︎(ええええええ⁉︎ 隊長、めちゃくちゃなこと言ってるよー! ……帝様があまりにも可哀想すぎやしないかい? 当事者のくせに、達観しているジョナサン)」
「ま、まって、サネユキ! 一旦落ち着こう!(焦る帝)」
「落ち着くもなにも、私たちの答えはただ一つ! 伯父上に認められようが認められまいが、私たちが離れ離れになることはありません‼︎(ドヤッとサネユキ)」
「わ、わかった、わかった! 伯父ちゃんが悪かったよ。機嫌を直してくれ、サネユキ。(サネユキにズバズバ言われて心が満身創痍な帝)」
「……別に私は怒っていないのですが。(ジト目)」
「サネユキ、……ごめんよ。男系の生き残りはもうサネユキだけだから、伯父ちゃん、いろいろ焦って酷いことを言ってしまったと思う。二人の仲は認めるよ。(しょんぼり帝)」
「わかればいいのですよ、わかれば。(ジト目)」
「……。(……隊長の方が酷いこと言ってたような気がするのは僕だけなのかな? 帝に同情しだすジョナサン)」
「そこでだ、……私は二人のことを認めるが、ニホン国民が二人のことを迎え入れてくれるのかは、わからない。」
「ですので、駆け落ちを……。」
「一週間、輿入れ期間として、ここに滞在してほしい。」
「輿入れ、……ですか?(考え込むサネユキ)」
「そうだ。二人がニホン帝国で上手くやっていけるかどうか、試してみようよ‼︎ それで、いやなら駆け落ちしてもいい。……でも、もし、上手くやっていけるならば、サネユキ、……私の後継者として後を継いでくれ。」
「伯父上……。」
「……。(感動の場面ですねー。 他人事なジョナサン)」
「伯父上が誰かと結婚して子を成せばいいのではないですか?(帝に騙されそうになりつつも、思い直すサネユキ)」
「だ、だめだ! 私は絶対結婚しないから、次の後継者はサネユキ、ただヒトリだ‼︎(ちょっと様子がおかしい帝)」
「………………?(伯父上は女好きで有名だが、一体どうしたのだ? 疑問に思うサネユキ)」
「ということで、ジョナサン君、……サネユキのお妃様としての輿入れを今から一週間もうけるよ! 君が、サネユキの妻として、立派なつとめを果たせるか、厳しくチェックするから、覚悟しておくように‼︎(ビシッと帝)」
「はい……。(えええ、めんどくせぇ。)」
「私は今からアデルに行かないといけないから、君を厳しく採点するのは、私の護衛の春霖だからね! ……春霖に殺されないよう、頑張るんだよ‼︎(爆弾発言帝)」
「「ーーーーっ⁉︎(ええええええ⁉︎)」」
「伯父上、アデルに行くとは何事ですか⁉︎ それに、春霖殿に殺されないようにとはどういう意味で⁉︎(激おこ)」
「言葉通りだよ、サネユキ。私が不在の間は、サネユキが帝だ‼︎ ……サネユキ、……帝代理、よろしくー‼︎(言うや否やドロンと消える帝)」
「伯父上ーーーー‼︎(激おこサネユキ)」
「……。(……ほんとに、隊長と帝様って、伯父と甥っ子の間柄なんだよね? 謎の違和感を抱えるジョナサン)」
ーーと、そこへ、ひとつの影が現れた‼︎ーー
「「ーーーーっ⁉︎」」
「サネユキ様、奥方様、……この春霖、命をかけて、お二人の絆を確認させていただきます。(シグレ似の男)」
ーーニホン帝国伝統のおもてなしが、今、始まる‼︎ーー
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