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第参譚
0022:リゲル殿下のお茶会
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ーーフローレンス辺境伯領のとあるお屋敷にて。ーー
「リゲル殿下、精鋭部隊が今しがた帰還致しました‼︎」
「ご苦労。……状況はどうであったか?」
「六十六弾の内、一弾だけ爆発を確認しました‼︎」
「……良いだろう。此度やり遂げた兵士達を大いにもてなしてくれ。(柔らかい表情のリゲル殿下)」
「承知致しました‼︎(物音立てず退出する伝令)」
「……ユエ陛下、計画通りにいきましたね。」
「ええ。結果がどうなるのか楽しみです。(微笑)」
コンコン
「失礼致します。」
ーーとそこへ、シェリー・ステビアが入室してきた‼︎ーー
「リゲル殿下、お茶の用意が整いました。」
「ありがとう。……ユエ陛下、お茶はどうですか?」
「いいですね。一旦休憩しましょうか。」
カチャカチャ、カチャカチャ
「そう言えば、お二人の婚約話は進みましたか?」
「ユエ陛下、それがですね……。(神妙リゲル)」
「失礼致します。(ユエとリゲルにお茶を出すシェリー)」
「ありがとうございます、シェリー嬢。(微笑)」
「勿体なきお言葉ですわ。(うっとりシェリー)」
「ありがとう、シェリー。君も椅子に座りなさい。」
「……私も一緒にいて良いのですか?」
「うん、いいよ。……いいですよね、ユエ陛下?」
「ええ。……二人のお話も聞きたいですし。(微笑)」
「それでは、ご相伴させていただきますわ。」
ーーシェリー嬢は、リゲル殿下の隣に座った‼︎ーー
「それで、お二人の婚約話はどこまで進みましたか?」
「……実は、母上が私達の婚約に反対していて、まだ決まっていないのです。(困り眉リゲル)」
「ほう、……それは、とても大変ですね。(微笑)」
「ステビア侯爵家は由諸正しい家柄です。ラーズベルト公爵家とも見劣りしないはずですが……。母上は何故反対するのでしょう?」
「…………。(リゲルの横で微笑むシェリー)」
「……もしかすると、トルネード国王妃は、シェリー嬢の本当の出自を知っているのかもしれませんね。(微笑)」
「ーーーーっ⁉︎ ユエ陛下、それはどういう……。」
「リゲル殿下、ずっと黙っていたのですが、私はトルネード王国の人間ではありません。……私の本当の故郷は、月国です。訳あってステビア侯爵家の養子として今まで生きてきました。(ウルウルシェリー)」
「ーーーーっ⁉︎(困惑リゲル)」
「でんか、……私のこと、幻滅しましたか?(大粒涙)」
「ち、違うよ、シェリー。幻滅するわけないじゃないか‼︎ 言えない事情があったのだろう。打ち明けてくれて、私は嬉しいぞ。(さりげなくシェリーの肩を抱くリゲル)」
「でんか、……だいすきです。(ウルウルシェリー)」
「私もだよ。(デレデレリゲル)」
「……仲の良さを見せつけられてしまいましたね。」
「ーーっ‼︎ ユエ陛下の御前で、申し訳ありません‼︎」
「気にしないでください、リゲル殿下。……それよりも、トルネード国王妃はなかなかに手強そうですね。(微笑)」
「ええ。……母上が、ここを回しているようなものですから。父上も母上には頭が上がりませんし……。」
「そうですか。……ちなみに、二人の婚約を反対している人間は他にいますか?(微笑)」
「いえ、母上だけです。」
「なるほど。それならリゲル殿下、……トルネード国王妃をスパイ容疑で逮捕しましょう!(微笑)」
「ーーーーっ⁉︎(母上を逮捕だと⁉︎)」
「それは良い案ですわね‼︎(きゅるるんシェリー)」
「彼女が犯したかもしれない証拠は、私が用意しましょう。マリア・ラーズベルト公爵令嬢のときのようにね。」
「ーーーーっ‼︎ で、ですが……。」
「リゲル殿下、私たちのために、ユエ陛下が心を掛けてくださるのです。勿論、……断りませんよね?(きゅるるん)」
「シェリー……。(戸惑うリゲル)」
「勘違いしてほしくないのですが、これは無理強いではありません。……ただ、私は、素朴で仲睦まじい二人を応援したいだけなのです。リゲル殿下、どうかな? 」
「……考える時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
「……そうですね。肉親を逮捕するだなんて、大きな決断ですからね。決心がつきましたら、私に相談してください。(微笑)」
「はい。……何から何までありがとうございます。」
「いえいえこちらこそ、新しい時限装置付き爆弾の実験場所を提供してくださって、ありがとうございます。(微笑)」
「……上手くデータが取れれば良いのですが。」
「大丈夫です。いろいろと楽しくなってきましたから。」
「…………?」
「リゲル殿下、恒例のクッキーのお時間ですわ!(クッキーがこんもりと盛られている大皿をグイッと出すシェリー)」
「ーーーーっ‼︎ シェリー、ありがとう‼︎ ユエ陛下も食べられますか?」
「いえ、私は甘いものが苦手ですので、お二人でどうぞ。」
「そうですか。……シェリー、いただきます。(クッキーに手を伸ばすリゲル)」
「どうぞ、どうぞ。(きゅるるんシェリー)」
「…………。(面白くなってきましたね。)」
◇ ◇ ◇
ーーその一週間後、とある空の果て霊界空港では。ーー
カツカツカツカツ、カツカツカツカツ
「マリアさま、ファイトー! 頑張れー‼︎(待合室の椅子に座り四角い小箱に向かって叫びまくるパトリック殿下)」
「おい、うるさいぞ。」
「ーーーーっ⁉︎ うるさいとは何事だ‼︎ 僕はただ、人間界に残してきた愛おしい愛おしい妻に対してエールを送っているだけなんだぞ‼︎(四角い箱を見たまま激おこ殿下)」
「いや、だから他の魂の迷惑になってるから、少し音量を落とせって言ってるんだろーが‼︎(一緒に叫ぶロック公爵)」
「……。(ガバッと顔を上げてロック公爵を見る殿下)」
「…………。(パトリック殿下をジト目で見る公爵)」
「……エドワード・ロック?」
「ああ、そうだが。(超ジト目)」
「本物だーー‼︎ お久しぶりーーー‼︎(興奮殿下)」
「テンション高っ‼︎ …………いや、それよりも、パトリック殿下、……どうしてあのとき俺を庇ったんだ? 」
「うん? ……違うよ。僕は、マリア様に火の粉が当たらないように、動いたまでさ。(きゅるるん殿下)」
ーーパトリック殿下は立ち上がって言った。ーー
「あのとき、僕が矢面に立たないと、完全に皆死んでたからね♪(きゅるるん殿下)」
「……視えたのか。」
「一瞬だけね。……あの爆弾は、魔法だけでは防ぎきれない代物だよ。(神妙殿下)」
「そうか……。」
「(四角い箱を取り出して)この、こんぴゅーたー? ってヤツで、人間界のことを巻き戻しで見てみたんだけどさ、火薬の爆発が二重構造になってて、威力も従来のものと二倍、おまけに魂に対する被爆も確認できた。」
「…………。(すごい分析力だな。)」
「本当は、僕が安全に爆破できたらよかったんだけどさ、時限装置が作動しちゃって制御不能だから、自分の霊力をぶつけるしかなかったんだ。(儚げな表情の殿下)」
「……何はともあれ、俺の部下も守ってくれて感謝している。ありがとう。(ペコリ公爵)」
「いいよ、いいよ、気にしないで。(照れ殿下)」
「……パトリック殿下は、これからどうするつもりだ?」
「うん? 僕はマリア様の守護霊として生きていくよ‼︎」
「守護霊?(幽霊とかの類いか?)」
「そう、守護霊‼︎ マリア様に近寄るゴミ虫共を蹴散らしまくってやる‼︎」
「そ、そうか。俺は人間として人間界に帰るつもりだ。……パトリック殿下も人間として一緒に帰ってみてはどうだろうか?(少なからず『スピカ』達は大喜びするはずだぞ。)」
「えっ? ほんとに⁉︎(テンション上がる殿下)」
「ああ、……前は帰れたからおそらく大丈夫なはず。」
「前? エドワード・ロックって、ここに来たことあるの?(興味津々殿下)」
「ああ。……これで三度目だ。」
「ーーーーっ⁉︎(いや、死にすぎでしょ⁉︎)」
ーー殿下とロック公爵は、霊界空港で結託する⁉︎ーー
「リゲル殿下、精鋭部隊が今しがた帰還致しました‼︎」
「ご苦労。……状況はどうであったか?」
「六十六弾の内、一弾だけ爆発を確認しました‼︎」
「……良いだろう。此度やり遂げた兵士達を大いにもてなしてくれ。(柔らかい表情のリゲル殿下)」
「承知致しました‼︎(物音立てず退出する伝令)」
「……ユエ陛下、計画通りにいきましたね。」
「ええ。結果がどうなるのか楽しみです。(微笑)」
コンコン
「失礼致します。」
ーーとそこへ、シェリー・ステビアが入室してきた‼︎ーー
「リゲル殿下、お茶の用意が整いました。」
「ありがとう。……ユエ陛下、お茶はどうですか?」
「いいですね。一旦休憩しましょうか。」
カチャカチャ、カチャカチャ
「そう言えば、お二人の婚約話は進みましたか?」
「ユエ陛下、それがですね……。(神妙リゲル)」
「失礼致します。(ユエとリゲルにお茶を出すシェリー)」
「ありがとうございます、シェリー嬢。(微笑)」
「勿体なきお言葉ですわ。(うっとりシェリー)」
「ありがとう、シェリー。君も椅子に座りなさい。」
「……私も一緒にいて良いのですか?」
「うん、いいよ。……いいですよね、ユエ陛下?」
「ええ。……二人のお話も聞きたいですし。(微笑)」
「それでは、ご相伴させていただきますわ。」
ーーシェリー嬢は、リゲル殿下の隣に座った‼︎ーー
「それで、お二人の婚約話はどこまで進みましたか?」
「……実は、母上が私達の婚約に反対していて、まだ決まっていないのです。(困り眉リゲル)」
「ほう、……それは、とても大変ですね。(微笑)」
「ステビア侯爵家は由諸正しい家柄です。ラーズベルト公爵家とも見劣りしないはずですが……。母上は何故反対するのでしょう?」
「…………。(リゲルの横で微笑むシェリー)」
「……もしかすると、トルネード国王妃は、シェリー嬢の本当の出自を知っているのかもしれませんね。(微笑)」
「ーーーーっ⁉︎ ユエ陛下、それはどういう……。」
「リゲル殿下、ずっと黙っていたのですが、私はトルネード王国の人間ではありません。……私の本当の故郷は、月国です。訳あってステビア侯爵家の養子として今まで生きてきました。(ウルウルシェリー)」
「ーーーーっ⁉︎(困惑リゲル)」
「でんか、……私のこと、幻滅しましたか?(大粒涙)」
「ち、違うよ、シェリー。幻滅するわけないじゃないか‼︎ 言えない事情があったのだろう。打ち明けてくれて、私は嬉しいぞ。(さりげなくシェリーの肩を抱くリゲル)」
「でんか、……だいすきです。(ウルウルシェリー)」
「私もだよ。(デレデレリゲル)」
「……仲の良さを見せつけられてしまいましたね。」
「ーーっ‼︎ ユエ陛下の御前で、申し訳ありません‼︎」
「気にしないでください、リゲル殿下。……それよりも、トルネード国王妃はなかなかに手強そうですね。(微笑)」
「ええ。……母上が、ここを回しているようなものですから。父上も母上には頭が上がりませんし……。」
「そうですか。……ちなみに、二人の婚約を反対している人間は他にいますか?(微笑)」
「いえ、母上だけです。」
「なるほど。それならリゲル殿下、……トルネード国王妃をスパイ容疑で逮捕しましょう!(微笑)」
「ーーーーっ⁉︎(母上を逮捕だと⁉︎)」
「それは良い案ですわね‼︎(きゅるるんシェリー)」
「彼女が犯したかもしれない証拠は、私が用意しましょう。マリア・ラーズベルト公爵令嬢のときのようにね。」
「ーーーーっ‼︎ で、ですが……。」
「リゲル殿下、私たちのために、ユエ陛下が心を掛けてくださるのです。勿論、……断りませんよね?(きゅるるん)」
「シェリー……。(戸惑うリゲル)」
「勘違いしてほしくないのですが、これは無理強いではありません。……ただ、私は、素朴で仲睦まじい二人を応援したいだけなのです。リゲル殿下、どうかな? 」
「……考える時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
「……そうですね。肉親を逮捕するだなんて、大きな決断ですからね。決心がつきましたら、私に相談してください。(微笑)」
「はい。……何から何までありがとうございます。」
「いえいえこちらこそ、新しい時限装置付き爆弾の実験場所を提供してくださって、ありがとうございます。(微笑)」
「……上手くデータが取れれば良いのですが。」
「大丈夫です。いろいろと楽しくなってきましたから。」
「…………?」
「リゲル殿下、恒例のクッキーのお時間ですわ!(クッキーがこんもりと盛られている大皿をグイッと出すシェリー)」
「ーーーーっ‼︎ シェリー、ありがとう‼︎ ユエ陛下も食べられますか?」
「いえ、私は甘いものが苦手ですので、お二人でどうぞ。」
「そうですか。……シェリー、いただきます。(クッキーに手を伸ばすリゲル)」
「どうぞ、どうぞ。(きゅるるんシェリー)」
「…………。(面白くなってきましたね。)」
◇ ◇ ◇
ーーその一週間後、とある空の果て霊界空港では。ーー
カツカツカツカツ、カツカツカツカツ
「マリアさま、ファイトー! 頑張れー‼︎(待合室の椅子に座り四角い小箱に向かって叫びまくるパトリック殿下)」
「おい、うるさいぞ。」
「ーーーーっ⁉︎ うるさいとは何事だ‼︎ 僕はただ、人間界に残してきた愛おしい愛おしい妻に対してエールを送っているだけなんだぞ‼︎(四角い箱を見たまま激おこ殿下)」
「いや、だから他の魂の迷惑になってるから、少し音量を落とせって言ってるんだろーが‼︎(一緒に叫ぶロック公爵)」
「……。(ガバッと顔を上げてロック公爵を見る殿下)」
「…………。(パトリック殿下をジト目で見る公爵)」
「……エドワード・ロック?」
「ああ、そうだが。(超ジト目)」
「本物だーー‼︎ お久しぶりーーー‼︎(興奮殿下)」
「テンション高っ‼︎ …………いや、それよりも、パトリック殿下、……どうしてあのとき俺を庇ったんだ? 」
「うん? ……違うよ。僕は、マリア様に火の粉が当たらないように、動いたまでさ。(きゅるるん殿下)」
ーーパトリック殿下は立ち上がって言った。ーー
「あのとき、僕が矢面に立たないと、完全に皆死んでたからね♪(きゅるるん殿下)」
「……視えたのか。」
「一瞬だけね。……あの爆弾は、魔法だけでは防ぎきれない代物だよ。(神妙殿下)」
「そうか……。」
「(四角い箱を取り出して)この、こんぴゅーたー? ってヤツで、人間界のことを巻き戻しで見てみたんだけどさ、火薬の爆発が二重構造になってて、威力も従来のものと二倍、おまけに魂に対する被爆も確認できた。」
「…………。(すごい分析力だな。)」
「本当は、僕が安全に爆破できたらよかったんだけどさ、時限装置が作動しちゃって制御不能だから、自分の霊力をぶつけるしかなかったんだ。(儚げな表情の殿下)」
「……何はともあれ、俺の部下も守ってくれて感謝している。ありがとう。(ペコリ公爵)」
「いいよ、いいよ、気にしないで。(照れ殿下)」
「……パトリック殿下は、これからどうするつもりだ?」
「うん? 僕はマリア様の守護霊として生きていくよ‼︎」
「守護霊?(幽霊とかの類いか?)」
「そう、守護霊‼︎ マリア様に近寄るゴミ虫共を蹴散らしまくってやる‼︎」
「そ、そうか。俺は人間として人間界に帰るつもりだ。……パトリック殿下も人間として一緒に帰ってみてはどうだろうか?(少なからず『スピカ』達は大喜びするはずだぞ。)」
「えっ? ほんとに⁉︎(テンション上がる殿下)」
「ああ、……前は帰れたからおそらく大丈夫なはず。」
「前? エドワード・ロックって、ここに来たことあるの?(興味津々殿下)」
「ああ。……これで三度目だ。」
「ーーーーっ⁉︎(いや、死にすぎでしょ⁉︎)」
ーー殿下とロック公爵は、霊界空港で結託する⁉︎ーー
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