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食っちまうスマッシュさんと食われてしまうカッツェさん
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◇スペシャルミッション 「衛兵をたらしこめ」開始◇
スマッシュに声をかけられた若い兵士が近づいてきた。
「俺はこの街を守る衛兵だ。貴様らが何者かを尋問するので、後をついてこい」
そのように兵は3人に告げると、門の横に立つ詰所のような建物にミトたち3人を連れ込んだ。
バタン。
ドアが閉まる音。
部屋にはテーブルと4脚の椅子。そしてベッド。すると、兵の端正な顔が醜く歪んだ。
「さて、お前らを俺は徹底的に尋問せねばならん。覚悟はいいな。まずお前ら、服を全て脱げ」
◇服を脱ぎますか Yes/No ◇
「ふん」
ミトは"No"を選択しようとするも、なぜかそれに先んじて、スマッシュが"Yes"を選択してしまった。
「俺が最初に行くと言っただろう」
そういうことかとミトとカッツェは納得した。
続けてスマッシュはベストとタイツをおもむろに脱ぎ出していく。
「おい、俺はオーガの裸になんぞ興味はない。そこのサキュバスかキャットガール、お前らが脱げ。どうせならば2人一緒でも構わんぞ」
そう、このイベントは、個人ならば本人が、パーティならばメンバーの誰かが、兵と夜の部を共にしなければならないというイベントなのだ。
しかも、先に兵にイかされてしまったらミッション失敗となり、他の兵で最初からやり直すことになる。
そんな若い兵の尊大な指示を無視するかのように、スマッシュはいちもつを屹立させた。
そのサイズにミトはドン引きし、カッツェは興奮して思わずペンとスケッチブックを取り出した。
「まあそういうな。俺が新しい世界を教えてやる」
「うわ、巨漢は小さいというけど、こいつには当てはまらないねえ」
「もしかしてあれで掘るのかしら、あんなの入るのかしら? やだ、どうしよう! ミト姉さま、私困っちゃう。ああん!」
そんな2人を全く気にせず、スマッシュは全裸で兵に対峙する。
「少年よ、新しい世界を教えてしんぜよう」
ここに来て、兵は自らがどれだけヤバい立場に立たされているのかに、やっと気がついた。
「やめ……。やめろ……。やめてくれぇ!」
「少年よ、良い叫び声だ」
スマッシュは兵の腹にパンチを入れ、動きを止めると、ベッドにうつ伏せに押し付け、兵のズボンをおもむろに引きずり下ろした。
「やめろー!」
「やめぬわ!」
哀れ、若くて華奢な兵は、スマッシュの毒牙にかかってしまったのである。
「おっす! おっす! おっす!」
「うひゃ! うひゃ! うひゃ!」
少年兵の顔がゆがむ。
その中性的な顔に浮かぶ苦痛の表情に、スマッシュの腰はいきり立ち、更に加速する。
「うおっす! うおっす! うおっす!」
「うひゃあ! うひゃあ! うひゃあ!」
カッツェはペンを走らせる。
ひたすら走らせる。
無言で走らせる。
すごいわ! すごいわ!と、ペンを走らせる。
いつの間にか股間を湿らせながらもペンを走らせる。
ああ。
するとカッツェの右の耳たぶを、突然刺すような快感が襲った。
それはミトの牙だった。
◇夜の部の申し込みを受けますか? Yes/No ◇
「カッツェ、お姉さんはもう我慢できないよ」
「あっ」
後ろからカッツェの左胸が優しく愛撫された。
右側からショートパンツの隙間にひんやりして柔かな手のひらが、やさしく侵入してくる。
「いい子だね」
「ああん……」
カッツェはペンとスケッチブックを取り落とすと、ほぼ無意識のうちに"Yes"を選択した。
◇スペシャルミッション 「衛兵をたらしこめ」 成功です◇
「エクセレントボーナス」通常性交以外の方法でミッション成功により"スマッシュ"は5万ゼルを獲得。
「エクセレントボーナス」兵との性交以外でオーガズムを得たことにより"カッツェ"は5万ゼルを獲得。
「エクセレントボーナス」兵以外にオーガズムを与えたことにより"ミト"は5万ゼルを獲得。
◇シーナの城門が開かれました◇
どうもスペシャルミッションには、様々なエクセレントボーナスが設定されているらしい。
先程のミッションでは、男性プレイヤーは好みの女性兵士、女性プレイヤーは好みの男性兵士を探し、性交の上、相手をイカせることがノーマルクリアになる。
恐らくはこの前のスペシャルミッション「スケベンヌ夫妻」で中年相手のキモい相手をさせてしまったことへの運営なりのボーナスステージなのであろう。
ところがこいつらは全く異なる手段でクリアしてしまったのだ。
しかもミッション中に自分たちも一戦を始めてしまうというおまけつき。
まあ、変態さんほど得をするというシステムなのだろうが。
「お前ら、これから俺のことをホモと呼ぶの禁止な」
「ホモはホモだろ?」
「漢同士の勝負の横でガチレズに走るとは、大概だとは思わんか?」
「やん、恥ずかしい。メンタルポイントが10も減っちゃった」
「アダルトゲームの世界でつまんないことにこだわってんじゃないよ。カッツェ、さっさとお仕事紹介所を探しな」
「はーい」
カッツェが見つけたお仕事紹介所で、3人はワイルドゴブリン討伐証の精算を行った。
討伐証は合計で15枚ある。
額面のゼルは1枚二千ゼル経験値600なので、15枚で三万ゼルと経験値9000だが、ここでもビシャスネスかノーブルネスの効果が発生し、総額は五万ゼルと経験値15000に修正された。
つまりお一人様 一万六千七百ゼルと、経験値5000を獲得できた。
これだけあれば当然レベルアップが来る。
まずはミト。
◇レベル7となりました◇
オートマチックスキル-自律技能-獲得
バイブレートハンド 手指振動
タフネス 強靭さ 25
デフトネス 器用さ 22+3
クイックネス 機敏さ 43+2
クレバーネス 賢さ 60+5
ノーブルネス 気高さ 999
ビシャスネス 悪辣さ 999
ライフポイント 生命力 40+5/40+5
メンタルポイント 精神力 72+15/80+15
レベル 7
Next 7000(400)
次はスマッシュ。
◇レベル7となりました◇
ユニークスキル-独自技能-獲得
ウォークライ 雄叫び 消費MP 5
タフネス 強靭さ 95+5
デフトネス 器用さ 30
クイックネス 機敏さ 48+2
クレバーネス 賢さ 2+3
ノーブルネス 気高さ 0
ビシャスネス 悪辣さ 999
ライフポイント 生命力 80+15/80+15
メンタルポイント 精神力 40+5/40+5
レベル 7
Next 7000(400)
最後はカッツェ
◇レベル7となりました◇
ユニークスキル-独自技能-』獲得
ブラックアウトチョップ 失神の手刀 消費MP 5
タフネス 強靭さ 33+2
デフトネス 器用さ 63+2
クイックネス 機敏さ 62+3
クレバーネス 賢さ 22+3
ノーブルネス 気高さ 999
ビシャスネス 悪辣さ 0
ライフポイント 生命力 60+10/60+10
メンタルポイント 精神力 49+10/60+10
レベル 7
Next 7000(400)
「さて、レベルも上がったことだし、シーナの探検に出かけるよ!」
「うっす」
「はーい」
こうして三人はメインの都市であるシーナでの活動を始めることになった。
スマッシュに声をかけられた若い兵士が近づいてきた。
「俺はこの街を守る衛兵だ。貴様らが何者かを尋問するので、後をついてこい」
そのように兵は3人に告げると、門の横に立つ詰所のような建物にミトたち3人を連れ込んだ。
バタン。
ドアが閉まる音。
部屋にはテーブルと4脚の椅子。そしてベッド。すると、兵の端正な顔が醜く歪んだ。
「さて、お前らを俺は徹底的に尋問せねばならん。覚悟はいいな。まずお前ら、服を全て脱げ」
◇服を脱ぎますか Yes/No ◇
「ふん」
ミトは"No"を選択しようとするも、なぜかそれに先んじて、スマッシュが"Yes"を選択してしまった。
「俺が最初に行くと言っただろう」
そういうことかとミトとカッツェは納得した。
続けてスマッシュはベストとタイツをおもむろに脱ぎ出していく。
「おい、俺はオーガの裸になんぞ興味はない。そこのサキュバスかキャットガール、お前らが脱げ。どうせならば2人一緒でも構わんぞ」
そう、このイベントは、個人ならば本人が、パーティならばメンバーの誰かが、兵と夜の部を共にしなければならないというイベントなのだ。
しかも、先に兵にイかされてしまったらミッション失敗となり、他の兵で最初からやり直すことになる。
そんな若い兵の尊大な指示を無視するかのように、スマッシュはいちもつを屹立させた。
そのサイズにミトはドン引きし、カッツェは興奮して思わずペンとスケッチブックを取り出した。
「まあそういうな。俺が新しい世界を教えてやる」
「うわ、巨漢は小さいというけど、こいつには当てはまらないねえ」
「もしかしてあれで掘るのかしら、あんなの入るのかしら? やだ、どうしよう! ミト姉さま、私困っちゃう。ああん!」
そんな2人を全く気にせず、スマッシュは全裸で兵に対峙する。
「少年よ、新しい世界を教えてしんぜよう」
ここに来て、兵は自らがどれだけヤバい立場に立たされているのかに、やっと気がついた。
「やめ……。やめろ……。やめてくれぇ!」
「少年よ、良い叫び声だ」
スマッシュは兵の腹にパンチを入れ、動きを止めると、ベッドにうつ伏せに押し付け、兵のズボンをおもむろに引きずり下ろした。
「やめろー!」
「やめぬわ!」
哀れ、若くて華奢な兵は、スマッシュの毒牙にかかってしまったのである。
「おっす! おっす! おっす!」
「うひゃ! うひゃ! うひゃ!」
少年兵の顔がゆがむ。
その中性的な顔に浮かぶ苦痛の表情に、スマッシュの腰はいきり立ち、更に加速する。
「うおっす! うおっす! うおっす!」
「うひゃあ! うひゃあ! うひゃあ!」
カッツェはペンを走らせる。
ひたすら走らせる。
無言で走らせる。
すごいわ! すごいわ!と、ペンを走らせる。
いつの間にか股間を湿らせながらもペンを走らせる。
ああ。
するとカッツェの右の耳たぶを、突然刺すような快感が襲った。
それはミトの牙だった。
◇夜の部の申し込みを受けますか? Yes/No ◇
「カッツェ、お姉さんはもう我慢できないよ」
「あっ」
後ろからカッツェの左胸が優しく愛撫された。
右側からショートパンツの隙間にひんやりして柔かな手のひらが、やさしく侵入してくる。
「いい子だね」
「ああん……」
カッツェはペンとスケッチブックを取り落とすと、ほぼ無意識のうちに"Yes"を選択した。
◇スペシャルミッション 「衛兵をたらしこめ」 成功です◇
「エクセレントボーナス」通常性交以外の方法でミッション成功により"スマッシュ"は5万ゼルを獲得。
「エクセレントボーナス」兵との性交以外でオーガズムを得たことにより"カッツェ"は5万ゼルを獲得。
「エクセレントボーナス」兵以外にオーガズムを与えたことにより"ミト"は5万ゼルを獲得。
◇シーナの城門が開かれました◇
どうもスペシャルミッションには、様々なエクセレントボーナスが設定されているらしい。
先程のミッションでは、男性プレイヤーは好みの女性兵士、女性プレイヤーは好みの男性兵士を探し、性交の上、相手をイカせることがノーマルクリアになる。
恐らくはこの前のスペシャルミッション「スケベンヌ夫妻」で中年相手のキモい相手をさせてしまったことへの運営なりのボーナスステージなのであろう。
ところがこいつらは全く異なる手段でクリアしてしまったのだ。
しかもミッション中に自分たちも一戦を始めてしまうというおまけつき。
まあ、変態さんほど得をするというシステムなのだろうが。
「お前ら、これから俺のことをホモと呼ぶの禁止な」
「ホモはホモだろ?」
「漢同士の勝負の横でガチレズに走るとは、大概だとは思わんか?」
「やん、恥ずかしい。メンタルポイントが10も減っちゃった」
「アダルトゲームの世界でつまんないことにこだわってんじゃないよ。カッツェ、さっさとお仕事紹介所を探しな」
「はーい」
カッツェが見つけたお仕事紹介所で、3人はワイルドゴブリン討伐証の精算を行った。
討伐証は合計で15枚ある。
額面のゼルは1枚二千ゼル経験値600なので、15枚で三万ゼルと経験値9000だが、ここでもビシャスネスかノーブルネスの効果が発生し、総額は五万ゼルと経験値15000に修正された。
つまりお一人様 一万六千七百ゼルと、経験値5000を獲得できた。
これだけあれば当然レベルアップが来る。
まずはミト。
◇レベル7となりました◇
オートマチックスキル-自律技能-獲得
バイブレートハンド 手指振動
タフネス 強靭さ 25
デフトネス 器用さ 22+3
クイックネス 機敏さ 43+2
クレバーネス 賢さ 60+5
ノーブルネス 気高さ 999
ビシャスネス 悪辣さ 999
ライフポイント 生命力 40+5/40+5
メンタルポイント 精神力 72+15/80+15
レベル 7
Next 7000(400)
次はスマッシュ。
◇レベル7となりました◇
ユニークスキル-独自技能-獲得
ウォークライ 雄叫び 消費MP 5
タフネス 強靭さ 95+5
デフトネス 器用さ 30
クイックネス 機敏さ 48+2
クレバーネス 賢さ 2+3
ノーブルネス 気高さ 0
ビシャスネス 悪辣さ 999
ライフポイント 生命力 80+15/80+15
メンタルポイント 精神力 40+5/40+5
レベル 7
Next 7000(400)
最後はカッツェ
◇レベル7となりました◇
ユニークスキル-独自技能-』獲得
ブラックアウトチョップ 失神の手刀 消費MP 5
タフネス 強靭さ 33+2
デフトネス 器用さ 63+2
クイックネス 機敏さ 62+3
クレバーネス 賢さ 22+3
ノーブルネス 気高さ 999
ビシャスネス 悪辣さ 0
ライフポイント 生命力 60+10/60+10
メンタルポイント 精神力 49+10/60+10
レベル 7
Next 7000(400)
「さて、レベルも上がったことだし、シーナの探検に出かけるよ!」
「うっす」
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