23 / 47
魔法練習中
しおりを挟む
勇輝と葵がそれぞれの練習を開始して二時間。
最初に魔法を発動するまでは良かったのだが、魔法発動に必要なイメージや、魔法発動を補助したり、魔法を安定させる等の効果がある詠唱が足りていなく、訓練場はあちこちに穴が空き、地面が溶け、水浸しになっていた。
そしてそれを行った当人達は身体中煤だらけにしていたりびしょ濡れになっていた。
結局、この日の練習では勇輝はダークショット、葵は某RPGの火炎魔法のみ使えたようだ。
◇
アリス及び、カトレイア家の恩人という立場であった為にアリスの家に厄介になっていた時は毎日メイド達に徹底洗浄されていた勇輝だが、ここではそのような事もなく一人のんびりと湯につかることが出来ていた。
もっとも、メイド達は勇輝を全身隈なく洗う気満々だったが、流石に“勇者二人”から断られては引き下がるしかなかった。
「ぷはぁ~。あ~、いい湯だ~。」
「そうだね~。」
「…………………………。」
「…………………………。」
「なんで、ここに、いるのかな?」
「ゆー君がいるから。」
「ちょっ! ここ男湯! 男性用!」
「知ってるよ。」
「誰か入ってきたらどうすんの!?」
「丸焼き?」
「何物騒な事を可愛く言ってるの!?」
「あはは。冗談だよ。それに外にはちゃんと張り紙と見張りを用意したから。」
「そういう問題じゃないよね!」
「何照れてるの? 一緒にお風呂入ってたじゃん。」
「それ、昔のことだから!」
「それに婚約者なんだし気にしなーい、気にしない。」
「ちょっとは気にしてよーー!」
勇輝の魂の叫びが浴室に響いた。
その後は風呂から出ようとした勇輝に葵が押しとどめる。
その際に抱きついたために葵の胸が自然と押し付けられる形になり、勇輝はとある理由でしばらくの間風呂から出られなくなったが、概ね平和な感じでお風呂タイムが進行していった。
「つ、疲れた。」
風呂から上がり、メイドに用意されていた服に着替えて、風呂上がりの牛乳を飲んだ後に勇輝は呟く。
それを聞いた葵はこう返した。
「今日は色々あったからしょうがないよ。」
「ゆーちゃんがそれを言う?」
「?」
勇輝は、無自覚かい! というツッコミが出かかったが、喉の奥へとなんとか押し込んだ。
「ちょっと疲れたから僕は夕食まで寝てるから。雪羅達が帰ってきたら、そう伝えてくれるかな?」
「いいよ。」
「じゃあ、おやすみ。」
そう言って勇輝は自身に与えられた部屋へと入り、そのまま眠りにつく。
その後に夕食になったのでメイドが呼びに来て起こされる勇輝だが、何故か葵が添い寝していて驚くなんて一幕があったものの、毒が混入されていてメイドが倒れるなんて事もなく夕食は無事に終わり、とても長かった、色々あった一日が終わりを告げた。
◇
次の日から勇輝達は忙しい日々を過ごすことになった。
魔法もスキルもない世界で平和に過ごしていた二人な為に戦闘経験が皆無だった。
おまけに勇輝は契約に蝕まれていた関係で碌に運動もしたことがなかった事もあり、毎日のように戦闘訓練を行うことになった。
それと並行して勇輝達は色々な知識を教わることになった。
といっても、魔法世界トライザードの歴史を学ぶという事ではなく、戦闘に役立つ事柄を教わっていく。
確かに世界の事を知るのは必要なことだが戦争が迫ったこの状況ではなんの意味もないと感じた勇輝達はその指示に従う。
そしてこれはそんな日々の内の一日。
「昨日も教えた通りこの世界には魔法があり、様々な属性があります。そしてその属性には特色があります。火は攻撃力、水は操作性、風は速度、土は防御力。そして闇は特殊性、光は退魔能力。
これが基本属性の特色ですね。」
「先生。」
「なんでしょう、アオイ様?」
「相性は無いんですか? 例えば水は火に強いとか。」
「確かに相性はありますね。水は火に強く、土は水に強く、風は土に強く、火は風に強いです。でも、それはあくまでも相性だけですので、相手より強い攻撃をすれば打ち勝ちますし、技術で対応することも十分に可能です。」
「分かりました。」
「そうですか。それでは続きをしますね。」
「「はい。」」
◇
「確かに魔法は強力だし効果範囲も広い。だが、それだけでは戦いに勝つ事はできません。なので本日からは基礎訓練に加えて近接戦闘術も学んでもらいます。ここに色々な武器を用意したので先ずは武器を選んで下さい。もちろん、刃引きしてあるのでご安心ください。」
「あの。」
「どうしましたか、ユウキ様?」
「えっと、刀ってありますか?」
「カタナ……ですか? 確か、昔の勇者が愛用した武器だと聞いた事がありますな。ですが、生憎こ我が国にはそのような武器は存在しないのです。」
「そうですか。それじゃあ、しょうがないですね。」
「申し訳ありません。」
「いえ、気にしてませんから。」
(霞月は刃引きしてないだろうな。でも、一応聞いてみようかな。)
「式神召喚、霞月。」
「お呼びでしょうか、勇輝様。」
「ねぇ、霞月って刃引きした状態になれる?」
「いえ、私は妖刀ですので流石にそれは無理です。」
「そっかぁ。それじゃあしょうがないか。」
「ですが片刃ですので峰を使えば問題ないかと。」
「それもそうだね。じゃあ、妖刀状態になってくれるかな?」
「はっ!」
「驚いた。それがユウキ様のスキルですか。」
「そうです。」
「それでは早速訓練を……と言いたいところですが、我が国にはそのカタナを指導できるものがおらないのです。」
『その件についてはご心配なく。私が勇輝様に教えますから。』
「えっと、どうやら霞月が扱い方を教えてくれるみたいです。なので先ずは自分達だけでやってある程度慣れてきたら模擬戦を……っていう流れで良いですか?」
「そうですな。私共が混じってはかえって悪影響になりかねませんし。」
「ありがとうございます。」
「いいなぁ。私も刀が使いたい。」
「そう言っても無いんだからしようがないじゃない。」
「そうだけどぉ~。」
「申し訳ありませんアオイ様。普通の武器で我慢してください。」
「は~い。」
そう言って葵は普通の剣を手に取って騎士団の人に教わり、そのまま一日が過ぎていった。
最初に魔法を発動するまでは良かったのだが、魔法発動に必要なイメージや、魔法発動を補助したり、魔法を安定させる等の効果がある詠唱が足りていなく、訓練場はあちこちに穴が空き、地面が溶け、水浸しになっていた。
そしてそれを行った当人達は身体中煤だらけにしていたりびしょ濡れになっていた。
結局、この日の練習では勇輝はダークショット、葵は某RPGの火炎魔法のみ使えたようだ。
◇
アリス及び、カトレイア家の恩人という立場であった為にアリスの家に厄介になっていた時は毎日メイド達に徹底洗浄されていた勇輝だが、ここではそのような事もなく一人のんびりと湯につかることが出来ていた。
もっとも、メイド達は勇輝を全身隈なく洗う気満々だったが、流石に“勇者二人”から断られては引き下がるしかなかった。
「ぷはぁ~。あ~、いい湯だ~。」
「そうだね~。」
「…………………………。」
「…………………………。」
「なんで、ここに、いるのかな?」
「ゆー君がいるから。」
「ちょっ! ここ男湯! 男性用!」
「知ってるよ。」
「誰か入ってきたらどうすんの!?」
「丸焼き?」
「何物騒な事を可愛く言ってるの!?」
「あはは。冗談だよ。それに外にはちゃんと張り紙と見張りを用意したから。」
「そういう問題じゃないよね!」
「何照れてるの? 一緒にお風呂入ってたじゃん。」
「それ、昔のことだから!」
「それに婚約者なんだし気にしなーい、気にしない。」
「ちょっとは気にしてよーー!」
勇輝の魂の叫びが浴室に響いた。
その後は風呂から出ようとした勇輝に葵が押しとどめる。
その際に抱きついたために葵の胸が自然と押し付けられる形になり、勇輝はとある理由でしばらくの間風呂から出られなくなったが、概ね平和な感じでお風呂タイムが進行していった。
「つ、疲れた。」
風呂から上がり、メイドに用意されていた服に着替えて、風呂上がりの牛乳を飲んだ後に勇輝は呟く。
それを聞いた葵はこう返した。
「今日は色々あったからしょうがないよ。」
「ゆーちゃんがそれを言う?」
「?」
勇輝は、無自覚かい! というツッコミが出かかったが、喉の奥へとなんとか押し込んだ。
「ちょっと疲れたから僕は夕食まで寝てるから。雪羅達が帰ってきたら、そう伝えてくれるかな?」
「いいよ。」
「じゃあ、おやすみ。」
そう言って勇輝は自身に与えられた部屋へと入り、そのまま眠りにつく。
その後に夕食になったのでメイドが呼びに来て起こされる勇輝だが、何故か葵が添い寝していて驚くなんて一幕があったものの、毒が混入されていてメイドが倒れるなんて事もなく夕食は無事に終わり、とても長かった、色々あった一日が終わりを告げた。
◇
次の日から勇輝達は忙しい日々を過ごすことになった。
魔法もスキルもない世界で平和に過ごしていた二人な為に戦闘経験が皆無だった。
おまけに勇輝は契約に蝕まれていた関係で碌に運動もしたことがなかった事もあり、毎日のように戦闘訓練を行うことになった。
それと並行して勇輝達は色々な知識を教わることになった。
といっても、魔法世界トライザードの歴史を学ぶという事ではなく、戦闘に役立つ事柄を教わっていく。
確かに世界の事を知るのは必要なことだが戦争が迫ったこの状況ではなんの意味もないと感じた勇輝達はその指示に従う。
そしてこれはそんな日々の内の一日。
「昨日も教えた通りこの世界には魔法があり、様々な属性があります。そしてその属性には特色があります。火は攻撃力、水は操作性、風は速度、土は防御力。そして闇は特殊性、光は退魔能力。
これが基本属性の特色ですね。」
「先生。」
「なんでしょう、アオイ様?」
「相性は無いんですか? 例えば水は火に強いとか。」
「確かに相性はありますね。水は火に強く、土は水に強く、風は土に強く、火は風に強いです。でも、それはあくまでも相性だけですので、相手より強い攻撃をすれば打ち勝ちますし、技術で対応することも十分に可能です。」
「分かりました。」
「そうですか。それでは続きをしますね。」
「「はい。」」
◇
「確かに魔法は強力だし効果範囲も広い。だが、それだけでは戦いに勝つ事はできません。なので本日からは基礎訓練に加えて近接戦闘術も学んでもらいます。ここに色々な武器を用意したので先ずは武器を選んで下さい。もちろん、刃引きしてあるのでご安心ください。」
「あの。」
「どうしましたか、ユウキ様?」
「えっと、刀ってありますか?」
「カタナ……ですか? 確か、昔の勇者が愛用した武器だと聞いた事がありますな。ですが、生憎こ我が国にはそのような武器は存在しないのです。」
「そうですか。それじゃあ、しょうがないですね。」
「申し訳ありません。」
「いえ、気にしてませんから。」
(霞月は刃引きしてないだろうな。でも、一応聞いてみようかな。)
「式神召喚、霞月。」
「お呼びでしょうか、勇輝様。」
「ねぇ、霞月って刃引きした状態になれる?」
「いえ、私は妖刀ですので流石にそれは無理です。」
「そっかぁ。それじゃあしょうがないか。」
「ですが片刃ですので峰を使えば問題ないかと。」
「それもそうだね。じゃあ、妖刀状態になってくれるかな?」
「はっ!」
「驚いた。それがユウキ様のスキルですか。」
「そうです。」
「それでは早速訓練を……と言いたいところですが、我が国にはそのカタナを指導できるものがおらないのです。」
『その件についてはご心配なく。私が勇輝様に教えますから。』
「えっと、どうやら霞月が扱い方を教えてくれるみたいです。なので先ずは自分達だけでやってある程度慣れてきたら模擬戦を……っていう流れで良いですか?」
「そうですな。私共が混じってはかえって悪影響になりかねませんし。」
「ありがとうございます。」
「いいなぁ。私も刀が使いたい。」
「そう言っても無いんだからしようがないじゃない。」
「そうだけどぉ~。」
「申し訳ありませんアオイ様。普通の武器で我慢してください。」
「は~い。」
そう言って葵は普通の剣を手に取って騎士団の人に教わり、そのまま一日が過ぎていった。
0
お気に入りに追加
215
あなたにおすすめの小説
この世界で唯一『スキル合成』の能力を持っていた件
なかの
ファンタジー
異世界に転生した僕。
そこで与えられたのは、この世界ただ一人だけが持つ、ユニークスキル『スキル合成 - シンセサイズ』だった。
このユニークスキルを武器にこの世界を無双していく。
【web累計100万PV突破!】
著/イラスト なかの
47歳のおじさんが異世界に召喚されたら不動明王に化身して感謝力で無双しまくっちゃう件!
のんたろう
ファンタジー
異世界マーラに召喚された凝流(しこる)は、
ハサンと名を変えて異世界で
聖騎士として生きることを決める。
ここでの世界では
感謝の力が有効と知る。
魔王スマターを倒せ!
不動明王へと化身せよ!
聖騎士ハサン伝説の伝承!
略称は「しなおじ」!
年内書籍化予定!
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
「専門職に劣るからいらない」とパーティから追放された万能勇者、教育係として新人と組んだらヤベェ奴らだった。俺を追放した連中は自滅してるもよう
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「近接は戦士に劣って、魔法は魔法使いに劣って、回復は回復術師に劣る勇者とか、居ても邪魔なだけだ」
パーティを組んでBランク冒険者になったアンリ。
彼は世界でも稀有なる才能である、全てのスキルを使う事が出来るユニークスキル「オールラウンダー」の持ち主である。
彼は「オールラウンダー」を持つ者だけがなれる、全てのスキルに適性を持つ「勇者」職についていた。
あらゆるスキルを使いこなしていた彼だが、専門職に劣っているという理由でパーティを追放されてしまう。
元パーティメンバーから装備を奪われ、「アイツはパーティの金を盗んだ」と悪評を流された事により、誰も彼を受け入れてくれなかった。
孤児であるアンリは帰る場所などなく、途方にくれているとギルド職員から新人の教官になる提案をされる。
「誰も組んでくれないなら、新人を育て上げてパーティを組んだ方が良いかもな」
アンリには夢があった。かつて災害で家族を失い、自らも死ぬ寸前の所を助けてくれた冒険者に礼を言うという夢。
しかし助けてくれた冒険者が居る場所は、Sランク冒険者しか踏み入ることが許されない危険な土地。夢を叶えるためにはSランクになる必要があった。
誰もパーティを組んでくれないのなら、多少遠回りになるが、育て上げた新人とパーティを組みSランクを目指そう。
そう思い提案を受け、新人とパーティを組み心機一転を図るアンリ。だが彼の元に来た新人は。
モンスターに追いかけ回されて泣き出すタンク。
拳に攻撃魔法を乗せて戦う殴りマジシャン。
ケガに対して、気合いで治せと無茶振りをする体育会系ヒーラー。
どいつもこいつも一癖も二癖もある問題児に頭を抱えるアンリだが、彼は持ち前の万能っぷりで次々と問題を解決し、仲間たちとSランクを目指してランクを上げていった。
彼が新人教育に頭を抱える一方で、彼を追放したパーティは段々とパーティ崩壊の道を辿ることになる。彼らは気付いていなかった、アンリが近接、遠距離、補助、“それ以外”の全てを1人でこなしてくれていた事に。
※ 人間、エルフ、獣人等の複数ヒロインのハーレム物です。
※ 小説家になろうさんでも投稿しております。面白いと感じたらそちらもブクマや評価をしていただけると励みになります。
※ イラストはどろねみ先生に描いて頂きました。
僕の兄上マジチート ~いや、お前のが凄いよ~
SHIN
ファンタジー
それは、ある少年の物語。
ある日、前世の記憶を取り戻した少年が大切な人と再会したり周りのチートぷりに感嘆したりするけど、実は少年の方が凄かった話し。
『僕の兄上はチート過ぎて人なのに魔王です。』
『そういうお前は、愛され過ぎてチートだよな。』
そんな感じ。
『悪役令嬢はもらい受けます』の彼らが織り成すファンタジー作品です。良かったら見ていってね。
隔週日曜日に更新予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる