【R18】婚約破棄されて闇堕ちする予定の聖女に転生したんだけど、バグでひらがな喋りになった魔王様が溺愛してくる件

第5話 ひらがなは幸せ★

「こんどはおれからいくぞ、らふぃす。おまえののぞみをいってみろ」

「望みなんてありません。ただ魔王様と一緒にいることが私の望みですから……」

「らふぃす……」

「魔王様のお好きなようになさってください」

「では……しつれいする」

　魔王様が私を押し倒す。そして私の服を脱がせ始めた。

「あ……」

「きれいだ、らふぃす」

　魔王様は優しくキスをする。

「んっ……」

　唇を割って魔王様の舌が入ってきた。

「んっ……んっ……」

　魔王様は私の胸を揉み始める。
　……やばい。胸がすごく感じる。さっきフェラして私まで興奮しちゃってるんだわ。

　魔王様はキスの唇をはなすと、こんどは胸の先端に唇を付けてきた。

「あんっ……」

　乳首を吸われる度にびりびりとした感覚が全身を襲う。

「ま、魔王様、魔王様ぁ……」

「かわいい、らふぃす。かわいい……」

「んっ、ああっ」

　魔王様はそのまま手と口で両方の乳房を刺激し続ける。

「あっ、あっ」

「どうだ？　りょうほうされるとさらにきもちいいだろう？」

「はい……。きもちいいです……」

　もう、ほんと、これを今まで意識がほとんど無い女性たちにしてたってことなのよね。こんな気持ちのいいのに……、なんか、やっぱりもったいないなぁ。

「……それでは、そろそろ……」

「え？」

　魔王様は私のおへその下に手を伸ばした。
　指先で複雑な印を印していき、そのあとが光っていく。それが熱くて、くすぐったくて、なんだか不思議と興奮しちゃうもので……。

　ああ、もしかして、ついに淫紋を印されちゃうのね。
　洗脳されて魔王様なしでは生きられない身体にされちゃうのね……。

「いんもんをおまえにしるしてくれよう。これでおまえは……」

　といいかけて、魔王様はふと指をとめた。

「………………いや、おまえはおれのものではない」

「え？」

「おれがおまえのものだ……らふぃす……」

　ちゅっ、と額にキスを落としてくる魔王様。

「すきだ。おまえにおれのすべてをささげよう。おまえはこのままでおれをうけいれてくれ、らふぃす」

「魔王様……はい、魔王様」

　ああ、なにこれ。なんか滅茶苦茶幸せなんだけど……。

「……こっちはどうなっている？」

　私の股間に手を伸ばす。

「ひゃうっ！？」

「おお、ぬれているな……」

「や、やだ……はずかし……」

「はずかしがることはない。かわいいらふぃすがおれをうけいれてくれているしょうこなのだからな……」

　ぐにっ。魔王様が割れ目に指を差し込んでくる。

「あ、ああっ……」

「かわいいこえだ……」

　ぐちゅ、ぐちゅと音をたてて、ゆっくりと魔王様の指が私の中を刺激する。

「あっ、ああ、ああああっ！！」

「……そろそろいいか」

　魔王様は指を抜くと、自分のモノを私の秘所にあてがった。

「いくぞ……」

「はい……」

　ぐちゅ……と音がして、魔王様のモノがゆっくりと入ってきた。

「あ、ああ、魔王さまぁ……」

「くっ……、いたくはないか、らふぃす？」

「は、はい。圧迫感はあるけど、それほどは……」

　もしかしたらこの世界の『初めて』って、そんなに痛くないようにできているのかもしれない。R18ダーク乙女ゲーム『白百合の懺餌ざんえ』でも、ヒロインが処女を散らすときはそんなに痛そうにはしていなかったし。

「そうか。では動くぞ」

「は、はい……」

　ずっ、ずっ……、と魔王様が腰を動かす。最初はゆっくりと……。それからだんだん激しく……。

「あっ、ああっ、魔王さまっ、魔王さまっ！」

「らふぃす、らふぃすぅ……」

　魔王様は私の名前を呼びながら動き続ける。

「あ、あんっ、ああ」

「らふぃす、かわいいぞ」

「あ……んっ……あっ」

「だいすきだ、らふぃす」

「え……？」

「だいすきだ。らふぃす、だいすきだぞ……」

「え、ちょ……！」

　だ、ダメだって！　いまそんなこといきなり言われたら……ああん、身体が悦んじゃうから……！

「らふぃす、らふぃす……！」

「あ、ああっ、まおうさまっ……！」

　魔王様の動きが激しくなる。私もそれに合わせてどんどん気持ちよくなって……。

「まおうさまっ、わたしもっ……わたしもすきですっ！」

「らふぃす、らふぃす……！」

　魔王様が私を抱き寄せる。私もそれに答えるように魔王様を抱きしめた。

「らふぃす、だすぞ」

「はいっ、きてくださっ……あああっ！！」

「くうっ……！」

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！」

　中に熱いものが入ってくる。ああ、魔王様に中出しされちゃった。
　それはまるで、魂の奥底まで満たされるような、祝福のような……。

「はぁ……はぁ……」

「あ……ん、まおう……さまぁ……」

　ああ、目の前が白い光でいっぱいだ。これが……イクってことなのかな……。

「……らふぃす」

「はい……」

「あいしてる……」

「わたしもあいしてます……」

　私はそこで意識を手放した。
　ていうか私までひらがなしか喋れなくなってる……。

（ああ、まおうさま、すきぃ……）