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27.二度目の結婚式
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二度目の結婚式も滞りなく終わり、今度もまた、ヒマなのか?海の魔物が出席している。
「だから、もう来ないで。」と言っている。
「そうはいかん。儂も男妾候補の一人だからな。まだ聖女様に認めてもらえてないがな。ガハハ。」
「聖女様に近づく不埒な輩を蹴散らすためにも、儂が候補としていた方が、何かと使えるじゃろ?」
さっきから、お酒を樽で飲んでいる。魔物とドワーフで酒飲み対決をしたら、どっちが勝つのだろう。ふと、そんなことを考えていると、モーガンが来て、魔物を紹介してくれと言ってきた。
「紹介するほどのものでもないけど、陛下と因縁の決闘をしてくれた御仁よ。」
「ああ、あなたが?その節はお世話になりました。」
「フン。若造が!聖女様を抱けるからといい気になりよって。儂の方が絶倫だぞ!」
「っもう、何バカなこと言っているのよ!ほら、定時の水よ。」
そういいながら、水魔法で、魔物の全身を濡らす。
「今度は、儂が聖女様を濡らしたいのぉ。」
「エッチ、バカ!」
その日の夜伽は、レオナルドの計らいで、モーガン様と二人だけにしてくれた。
「んふっ。……あっあっあっ。」
「なあ、思うのだが、女性を満足させる魔道具は作れないものかなぁ。」
「え?どういうこと?もう、わたくしに飽きてしまわれたの?」
「いやいや、そんな意味で言ったのではない。陛下の側妃のことだよ。あんなジイさんに抱かれても、ロクに満足できないだろうと思ってさ。」
「いいんじゃないの?キズモノになるよりマシよ。お金も自由に好きなだけ使えるのだから。美味しいものでも豪華なドレスもなんだって買えるのよ。」
「ん。まぁ……そうだがな。」
「陛下の傍日の中で、誰か気に入った娘がいるの?それなら、陛下に頼んで、その娘を解放してもらうわよ。わたくしが頼めば、何とかなると思うわ。」
「いや。いない。俺が欲しいのはジャクリーヌ様の心だけさ。」
「うそ!カラダでしょ?」
クスクスと笑う。
「いや、嘘ではない。ジャクリーヌ様の心が愛おしい。愛しています。心から、俺を男妾に選んでくれて、ありがとうございます。」
次の日、新婚旅行に出発することにした。これもレオナルドの計らいにより、今回はアナザーライト家でお留守番をするそうだ。
「俺は前回、新婚旅行を経験しておりますので、今度は二人きりで行ってきてください。馬車でも、家でも好きな乗り物に乗って、なんならモーガン殿の膝の上にでも乗って楽しんできてください。」
っもう!レオナルドも言うようになったわね。
さて、これからの行く先は、どこにする?トロピカルランド、ホットスプリング国、ウインター国とまでは行った。その後の砂漠の国とジャングルはまだ言っていないけど、そんな何もない所へ行っても面白くない。ただ、モーガン様とエッチしに行くだけでも、やはり活気があるところへ行きたい。
どこへ行こうかと悩んでいると、モーガン様が東に絹の国があると聞いたことがある。そこの絹織物は一級品で最高品質なものがそろっている。そこへ買い物がてら行くのは、どうか?と勧められ、すっかりその気になるジャクリーヌ。
そうと決まれば、後は、乗り物だけど。買い物があるのなら、倉庫ごと持って行っちゃう?倉庫はやはり味気がないので、やっぱり、ここはカントリーハウスかなぁ?でも月夜に浮かぶ馬車も絵になる。庭にあるゴンドラ式ブランコで行くのも悪くはない。
二人で大きな傘を広げて、相相傘になって、飛んでいくのはどうだろうか?近場なら楽しそうだけど、二人きりというわけではないから、やはり公爵と筆頭公爵の2人が護衛も連れていないと体面が悪い。
それに外国へ旅行に行くわけだから、大義名分も必要になるかもしれない。ドレスも必要になるかもしれない。最初、レオナルド様と行ったときは、叙勲や結婚式に招かれたから、ドレスを着る機会があった。
ドレスを着るとなると、侍女の手が必要になる。固いコルセットも持っていくべきか?いろいろ考えると、やっぱり荷物が大変な量になりそうな予感がする。
二人だけで、気楽にポイと出かけるわけには、なかなかいかない。
やっぱり、家かなぁ。家を持っていけば、荷物は軽くなる。家の中においておけばいいのだから。
でもタウンハウスを持っていくとなると影響が大きすぎる。
「マーフィー家で使われていない建物ってありますか?」
急に話を振られ、ドギマギしているモーガン様、完全に目が泳いでいる。
「図書館なんか、どうだろうか?滅多に使っていない建物だが。」
図書館にベッドを置いて、寝泊まりするなんて、あり得ない。面白そうとかの問題ではない。それに図書館で煮焚きものでもして、火事になったらどうするの?って話もある。
即、却下する。
残り一択は、どうしてもカントリーハウスになってしまう。たまには、領地のみんなにも外遊に連れて行ってあげようかしら。
カントリーハウスを思い浮かべたのは、前回陛下と一緒にウインター国へ行こうとしているとき、食料と水の確保が急務だと思い、すぐに動かせるカントリーハウスを想定して、案をまとめた経験を活かし絵、今度こそ、カントリーハウスの出番かもと思っているだけのこと。
「だから、もう来ないで。」と言っている。
「そうはいかん。儂も男妾候補の一人だからな。まだ聖女様に認めてもらえてないがな。ガハハ。」
「聖女様に近づく不埒な輩を蹴散らすためにも、儂が候補としていた方が、何かと使えるじゃろ?」
さっきから、お酒を樽で飲んでいる。魔物とドワーフで酒飲み対決をしたら、どっちが勝つのだろう。ふと、そんなことを考えていると、モーガンが来て、魔物を紹介してくれと言ってきた。
「紹介するほどのものでもないけど、陛下と因縁の決闘をしてくれた御仁よ。」
「ああ、あなたが?その節はお世話になりました。」
「フン。若造が!聖女様を抱けるからといい気になりよって。儂の方が絶倫だぞ!」
「っもう、何バカなこと言っているのよ!ほら、定時の水よ。」
そういいながら、水魔法で、魔物の全身を濡らす。
「今度は、儂が聖女様を濡らしたいのぉ。」
「エッチ、バカ!」
その日の夜伽は、レオナルドの計らいで、モーガン様と二人だけにしてくれた。
「んふっ。……あっあっあっ。」
「なあ、思うのだが、女性を満足させる魔道具は作れないものかなぁ。」
「え?どういうこと?もう、わたくしに飽きてしまわれたの?」
「いやいや、そんな意味で言ったのではない。陛下の側妃のことだよ。あんなジイさんに抱かれても、ロクに満足できないだろうと思ってさ。」
「いいんじゃないの?キズモノになるよりマシよ。お金も自由に好きなだけ使えるのだから。美味しいものでも豪華なドレスもなんだって買えるのよ。」
「ん。まぁ……そうだがな。」
「陛下の傍日の中で、誰か気に入った娘がいるの?それなら、陛下に頼んで、その娘を解放してもらうわよ。わたくしが頼めば、何とかなると思うわ。」
「いや。いない。俺が欲しいのはジャクリーヌ様の心だけさ。」
「うそ!カラダでしょ?」
クスクスと笑う。
「いや、嘘ではない。ジャクリーヌ様の心が愛おしい。愛しています。心から、俺を男妾に選んでくれて、ありがとうございます。」
次の日、新婚旅行に出発することにした。これもレオナルドの計らいにより、今回はアナザーライト家でお留守番をするそうだ。
「俺は前回、新婚旅行を経験しておりますので、今度は二人きりで行ってきてください。馬車でも、家でも好きな乗り物に乗って、なんならモーガン殿の膝の上にでも乗って楽しんできてください。」
っもう!レオナルドも言うようになったわね。
さて、これからの行く先は、どこにする?トロピカルランド、ホットスプリング国、ウインター国とまでは行った。その後の砂漠の国とジャングルはまだ言っていないけど、そんな何もない所へ行っても面白くない。ただ、モーガン様とエッチしに行くだけでも、やはり活気があるところへ行きたい。
どこへ行こうかと悩んでいると、モーガン様が東に絹の国があると聞いたことがある。そこの絹織物は一級品で最高品質なものがそろっている。そこへ買い物がてら行くのは、どうか?と勧められ、すっかりその気になるジャクリーヌ。
そうと決まれば、後は、乗り物だけど。買い物があるのなら、倉庫ごと持って行っちゃう?倉庫はやはり味気がないので、やっぱり、ここはカントリーハウスかなぁ?でも月夜に浮かぶ馬車も絵になる。庭にあるゴンドラ式ブランコで行くのも悪くはない。
二人で大きな傘を広げて、相相傘になって、飛んでいくのはどうだろうか?近場なら楽しそうだけど、二人きりというわけではないから、やはり公爵と筆頭公爵の2人が護衛も連れていないと体面が悪い。
それに外国へ旅行に行くわけだから、大義名分も必要になるかもしれない。ドレスも必要になるかもしれない。最初、レオナルド様と行ったときは、叙勲や結婚式に招かれたから、ドレスを着る機会があった。
ドレスを着るとなると、侍女の手が必要になる。固いコルセットも持っていくべきか?いろいろ考えると、やっぱり荷物が大変な量になりそうな予感がする。
二人だけで、気楽にポイと出かけるわけには、なかなかいかない。
やっぱり、家かなぁ。家を持っていけば、荷物は軽くなる。家の中においておけばいいのだから。
でもタウンハウスを持っていくとなると影響が大きすぎる。
「マーフィー家で使われていない建物ってありますか?」
急に話を振られ、ドギマギしているモーガン様、完全に目が泳いでいる。
「図書館なんか、どうだろうか?滅多に使っていない建物だが。」
図書館にベッドを置いて、寝泊まりするなんて、あり得ない。面白そうとかの問題ではない。それに図書館で煮焚きものでもして、火事になったらどうするの?って話もある。
即、却下する。
残り一択は、どうしてもカントリーハウスになってしまう。たまには、領地のみんなにも外遊に連れて行ってあげようかしら。
カントリーハウスを思い浮かべたのは、前回陛下と一緒にウインター国へ行こうとしているとき、食料と水の確保が急務だと思い、すぐに動かせるカントリーハウスを想定して、案をまとめた経験を活かし絵、今度こそ、カントリーハウスの出番かもと思っているだけのこと。
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