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「公爵令嬢ヴェロニカ・リンダーソン、貴様との婚約は今をもって、破棄するものとする」
「え?なぜでございますか?」
高らかに宣言されているのは、ヴェロニカの婚約者であるこの国の第1王子アントニー・フォン・セントルイス・その腕には、ピンク色のフワフワ頭がぶら下がっている。
ヴェロニカにとっては、そのピンク頭の女性が初見で、誰かもわからないが、この女性のせいで婚約破棄されるということは理解が追い付いている。
「貴様はわが愛する男爵令嬢のリリアーヌのことをさんざんイジメていただろう?だから婚約破棄するのさ」
「わたくしイジメなど神様に誓ってしておりません」
「嘘です!ヴェロニカ様は、私を卑しい娼婦の娘だと言い放ち、校庭の噴水に突き落とそうとなさったではありませんか?」
「そんなことをしておりません。誰かと勘違いなさっていらっしゃるのではございませんか?」
「聖女様のくせに、よくそこまでおめおめと嘘が吐けるものだな?あいわかった。その方は、将来の国母となるべくリリアーヌをイジメた咎で、死罪にしてやろう。聖女様は、死罪など免れるだろうと思っていたから、そこまでイジメることができたのだろう。だけど、そうは問屋が卸さない!衛兵、この聖女様を連れて行け!刃向かえば、切り捨てても構わん!聖女様の魔法を封じ込める手枷をしておる!あはは。この日のためにヴェロニカにはプレゼントと称して手枷を贈っておいたのだ」
なんという卑怯なやり方、最初から嵌めるつもりでヴェロニカと婚約したというのか?
アントニーと婚約したのは、ヴェロニカがまだ5歳になったばかりの頃、王城で何やら集まりがあると、生まれて初めて王城を訪ね、アントニーから一目惚れをされてしまい、まだ結婚や婚約、お妃がどういうものかわからないうちに婚約者になることが決まってしまったのだ。
ヴェロニカの母は泣き叫び、なんとか婚約を阻止しようと動いたことから、王室への不敬罪と反逆罪を取られ、母は処刑されてしまう。
ヴェロニカにとって、アントニーはいわば母の仇同然の存在なのだが、当の本人は、まったくもって意に介さない。
婚約してからずっとリンダーソン家は王家から監視下に置かれ、見張られ続けていたのだ。
そして12歳の時にヴェロニカは、聖女様として覚醒してしまったのだ。その後、何度か聖魔法を披露していたのだが、学園に入ってからというもの、アントニーの態度が妙によそよそしいものとなり、聖魔法を披露することもなく現在に至っている。だから、まさかそんな手枷をプレゼントされていたことなど気づかずにいたのだ。
ヴェロニカが聖女様に覚醒してからというものは、魔物の出現もすっかり鳴りを潜めてしまって、ヴェロニカが聖女様として存在する理由がないと王家では秘かに囁かれていた。
今回の婚約破棄騒動は、アントニーはその意を汲んだにすぎず、何ら悪びれた様子を見せていない。
それにアントニーは、秘かにヴェロニカに対して嫉妬をしていた。特にヴェロニカが聖女様に覚醒してからはというもの、他の兄弟たちが向けるヴェロニカへの視線が気になって仕方がなかった。何をしてもヴェロニカは、自分より頭一つ分秀でていて、到底かなわなかったものが、その上聖女様になられてからというもの、周りもタダの公爵令嬢としてでだけではなく聖女様という一段高い所に登られた存在になってしまい、とてもアントニーは、自分自身が小さい存在になってしまったかのような錯覚を覚えた。
そこにつけ込んだのが、リリアーヌの父ドイル男爵である。ドイル男爵は冒険家出身で、今まで多くの魔物を討伐してきた実績から男爵の地位を与えられている。
娘を唆し、第1王子のアントニーの后にでもなれば、危険な魔物を討伐せずとも、暮らし向きが安定することを企み、わざわざ娘をアントニーと同じ学園に転入させたのもそのためであったのだ。
ところがドイル男爵の誤算がここにきて、起こり始めた。こともあろうに聖女様を断罪しようだなんて、アントニーはどれほど思い上がっていたかということ。
今、魔物が減っているのは、間違いなくヴェロニカ聖女様のおかげで、ドイル男爵も左うちわで暮らしが成り立っているということをわかっていない。
そのヴェロニカ聖女様を断罪してしまえば、この国どころか、この世界はついぞ滅びの一途をたどってしまうということがわかっていない。
聖女様は、生かさず殺さず、塔の中で一生を終えてくださるだけでいいものを、調子に乗ったアントニーは、暴走を止めないでいる。
ドイル男爵も、娘に聖女様を排除しても、殺させてはいけないということを、口を酸っぱくして説いていて、娘も「うんうん」と頷いていたので、安心しきっていた。
父からきつく言われていたリリアーヌは涙目になって、アントニーに「死罪はダメ」と訴えかけたにもかかわらず、アントニーはそれがリリアーヌの優しさと勘違いして、ますますヴェロニカ聖女様を追い詰めていく。
リリアーヌはこんなに優しいのに、聖女様であることに胡坐をかいているヴェロニカが何もかも悪いと、それがドイル男爵とリリアーヌの策略だとも気づかずに、ヴェロニカに魔法封じの手枷をしたまま地下牢に幽閉してしまう。
リンダーソン公爵は、当然のごとく王家に食って掛かる。それがまた不敬罪や反逆罪と言った冤罪を擦り付けられ、ヴェロニカに帰宅を許すことなく、リンダーソン公爵邸に火を放ち、使用人ともども焼き殺してしまうという暴挙に出てしまったのだ。
さすがにこれは、マズイと判断した国の重鎮は、なんとかヴェロニカ嬢を解き放つようにアントニーを説得するも、もはや悪魔に魂を売り渡したかのようなアントニーは聞き入れるわけがない。
重鎮は、このままでは、聖女様が祟り神になる恐れがあると、ヴェロニカがすべてを知ってしまう前に、なんとかヴェロニカを国外に逃そうと画策するが、すべて裏目に出てしまう。
なんと!アントニーは、ヴェロニカが自ら国外逃亡を謀ったと勘違いしてしまい、怒りに震えたその手で、ヴェロニカの両手両足を切り落としてしまう。
あの誰よりも美しかったヴェロニカが断頭台の前に引きずり出されたのは、その翌日のことで、変わり果てたその姿に誰もが息を呑んでしまう。
呪われた手枷は、なくなり、ヴェロニカは静かに息を引き取った。
直後、大地は大きな地鳴りと共に揺れ、地面に亀裂が走る。リリアーヌとドイル男爵が恐れていたことが現実となり、天から神のものと思われる声が響き渡る。
「なぜ、聖女様を殺したのだ?許さない!この国に……、この世界に……、罰を与えねば」
突如、大きな火柱がどこからともなく、何本も立ち、あっという間にセントルイス国はおろか、この世界が焦土と化し、その惑星が爆発し、木っ端みじんに滅んでしまう。
-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
「いやぁぁぁぁぁぁぁ」
気が付けば、そこは真っ暗な室内にいるようだった。
ヴェロニカの両手両足は、無事であるべきところについている。
「ここはどこ?」
ヴェロニカは、指先に炎の魔法を繰り出し、辺りを照らす。その部屋は木材に囲まれているように見えたが、壁は漆喰のような?石のような?地下牢のようなジメジメしたところではなく、むしろ快適と言った方がふさわしいひんやりとした空気感がある。
それになんだか心を落ち着かせるような香りが鼻腔をくすぐる。
ヴェロニカは大きく深呼吸をして、もう一度目を凝らして、辺りを見回す。そして、自分の着ているドレスが、ドレスではないとわかってくる。
それは、ヴェロニカの記憶が正しければ、ひざ丈のワンピースで、ネグリジェのような何も飾り気がない囚人服のようなワンピースを着せられている。
手足は、まだ細く小さい。どう見ても学園に入る前のように、カラダも小さい。
「ここはどこ?わたくしは……死に戻りしたのかしら?」
先ほどまで見ていた悪夢が嘘みたいに思えてくる。
どう見ても見知らぬ世界にしか見えない。ヴェロニカはそれでも意を決して、立ち上がる。フラフラしながら、壁伝いに手をついて、歩くと……何か硬いものにぶち当たって、目から星が飛び出し、そのまま意識を手放してしまう。
「え?なぜでございますか?」
高らかに宣言されているのは、ヴェロニカの婚約者であるこの国の第1王子アントニー・フォン・セントルイス・その腕には、ピンク色のフワフワ頭がぶら下がっている。
ヴェロニカにとっては、そのピンク頭の女性が初見で、誰かもわからないが、この女性のせいで婚約破棄されるということは理解が追い付いている。
「貴様はわが愛する男爵令嬢のリリアーヌのことをさんざんイジメていただろう?だから婚約破棄するのさ」
「わたくしイジメなど神様に誓ってしておりません」
「嘘です!ヴェロニカ様は、私を卑しい娼婦の娘だと言い放ち、校庭の噴水に突き落とそうとなさったではありませんか?」
「そんなことをしておりません。誰かと勘違いなさっていらっしゃるのではございませんか?」
「聖女様のくせに、よくそこまでおめおめと嘘が吐けるものだな?あいわかった。その方は、将来の国母となるべくリリアーヌをイジメた咎で、死罪にしてやろう。聖女様は、死罪など免れるだろうと思っていたから、そこまでイジメることができたのだろう。だけど、そうは問屋が卸さない!衛兵、この聖女様を連れて行け!刃向かえば、切り捨てても構わん!聖女様の魔法を封じ込める手枷をしておる!あはは。この日のためにヴェロニカにはプレゼントと称して手枷を贈っておいたのだ」
なんという卑怯なやり方、最初から嵌めるつもりでヴェロニカと婚約したというのか?
アントニーと婚約したのは、ヴェロニカがまだ5歳になったばかりの頃、王城で何やら集まりがあると、生まれて初めて王城を訪ね、アントニーから一目惚れをされてしまい、まだ結婚や婚約、お妃がどういうものかわからないうちに婚約者になることが決まってしまったのだ。
ヴェロニカの母は泣き叫び、なんとか婚約を阻止しようと動いたことから、王室への不敬罪と反逆罪を取られ、母は処刑されてしまう。
ヴェロニカにとって、アントニーはいわば母の仇同然の存在なのだが、当の本人は、まったくもって意に介さない。
婚約してからずっとリンダーソン家は王家から監視下に置かれ、見張られ続けていたのだ。
そして12歳の時にヴェロニカは、聖女様として覚醒してしまったのだ。その後、何度か聖魔法を披露していたのだが、学園に入ってからというもの、アントニーの態度が妙によそよそしいものとなり、聖魔法を披露することもなく現在に至っている。だから、まさかそんな手枷をプレゼントされていたことなど気づかずにいたのだ。
ヴェロニカが聖女様に覚醒してからというものは、魔物の出現もすっかり鳴りを潜めてしまって、ヴェロニカが聖女様として存在する理由がないと王家では秘かに囁かれていた。
今回の婚約破棄騒動は、アントニーはその意を汲んだにすぎず、何ら悪びれた様子を見せていない。
それにアントニーは、秘かにヴェロニカに対して嫉妬をしていた。特にヴェロニカが聖女様に覚醒してからはというもの、他の兄弟たちが向けるヴェロニカへの視線が気になって仕方がなかった。何をしてもヴェロニカは、自分より頭一つ分秀でていて、到底かなわなかったものが、その上聖女様になられてからというもの、周りもタダの公爵令嬢としてでだけではなく聖女様という一段高い所に登られた存在になってしまい、とてもアントニーは、自分自身が小さい存在になってしまったかのような錯覚を覚えた。
そこにつけ込んだのが、リリアーヌの父ドイル男爵である。ドイル男爵は冒険家出身で、今まで多くの魔物を討伐してきた実績から男爵の地位を与えられている。
娘を唆し、第1王子のアントニーの后にでもなれば、危険な魔物を討伐せずとも、暮らし向きが安定することを企み、わざわざ娘をアントニーと同じ学園に転入させたのもそのためであったのだ。
ところがドイル男爵の誤算がここにきて、起こり始めた。こともあろうに聖女様を断罪しようだなんて、アントニーはどれほど思い上がっていたかということ。
今、魔物が減っているのは、間違いなくヴェロニカ聖女様のおかげで、ドイル男爵も左うちわで暮らしが成り立っているということをわかっていない。
そのヴェロニカ聖女様を断罪してしまえば、この国どころか、この世界はついぞ滅びの一途をたどってしまうということがわかっていない。
聖女様は、生かさず殺さず、塔の中で一生を終えてくださるだけでいいものを、調子に乗ったアントニーは、暴走を止めないでいる。
ドイル男爵も、娘に聖女様を排除しても、殺させてはいけないということを、口を酸っぱくして説いていて、娘も「うんうん」と頷いていたので、安心しきっていた。
父からきつく言われていたリリアーヌは涙目になって、アントニーに「死罪はダメ」と訴えかけたにもかかわらず、アントニーはそれがリリアーヌの優しさと勘違いして、ますますヴェロニカ聖女様を追い詰めていく。
リリアーヌはこんなに優しいのに、聖女様であることに胡坐をかいているヴェロニカが何もかも悪いと、それがドイル男爵とリリアーヌの策略だとも気づかずに、ヴェロニカに魔法封じの手枷をしたまま地下牢に幽閉してしまう。
リンダーソン公爵は、当然のごとく王家に食って掛かる。それがまた不敬罪や反逆罪と言った冤罪を擦り付けられ、ヴェロニカに帰宅を許すことなく、リンダーソン公爵邸に火を放ち、使用人ともども焼き殺してしまうという暴挙に出てしまったのだ。
さすがにこれは、マズイと判断した国の重鎮は、なんとかヴェロニカ嬢を解き放つようにアントニーを説得するも、もはや悪魔に魂を売り渡したかのようなアントニーは聞き入れるわけがない。
重鎮は、このままでは、聖女様が祟り神になる恐れがあると、ヴェロニカがすべてを知ってしまう前に、なんとかヴェロニカを国外に逃そうと画策するが、すべて裏目に出てしまう。
なんと!アントニーは、ヴェロニカが自ら国外逃亡を謀ったと勘違いしてしまい、怒りに震えたその手で、ヴェロニカの両手両足を切り落としてしまう。
あの誰よりも美しかったヴェロニカが断頭台の前に引きずり出されたのは、その翌日のことで、変わり果てたその姿に誰もが息を呑んでしまう。
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直後、大地は大きな地鳴りと共に揺れ、地面に亀裂が走る。リリアーヌとドイル男爵が恐れていたことが現実となり、天から神のものと思われる声が響き渡る。
「なぜ、聖女様を殺したのだ?許さない!この国に……、この世界に……、罰を与えねば」
突如、大きな火柱がどこからともなく、何本も立ち、あっという間にセントルイス国はおろか、この世界が焦土と化し、その惑星が爆発し、木っ端みじんに滅んでしまう。
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「いやぁぁぁぁぁぁぁ」
気が付けば、そこは真っ暗な室内にいるようだった。
ヴェロニカの両手両足は、無事であるべきところについている。
「ここはどこ?」
ヴェロニカは、指先に炎の魔法を繰り出し、辺りを照らす。その部屋は木材に囲まれているように見えたが、壁は漆喰のような?石のような?地下牢のようなジメジメしたところではなく、むしろ快適と言った方がふさわしいひんやりとした空気感がある。
それになんだか心を落ち着かせるような香りが鼻腔をくすぐる。
ヴェロニカは大きく深呼吸をして、もう一度目を凝らして、辺りを見回す。そして、自分の着ているドレスが、ドレスではないとわかってくる。
それは、ヴェロニカの記憶が正しければ、ひざ丈のワンピースで、ネグリジェのような何も飾り気がない囚人服のようなワンピースを着せられている。
手足は、まだ細く小さい。どう見ても学園に入る前のように、カラダも小さい。
「ここはどこ?わたくしは……死に戻りしたのかしら?」
先ほどまで見ていた悪夢が嘘みたいに思えてくる。
どう見ても見知らぬ世界にしか見えない。ヴェロニカはそれでも意を決して、立ち上がる。フラフラしながら、壁伝いに手をついて、歩くと……何か硬いものにぶち当たって、目から星が飛び出し、そのまま意識を手放してしまう。
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