夏の林間学校で出会った織姫と彦星よいつまでも

小学校六年生の初恋。
それはたいてい諍いから始まる。
しかしそこには初で純粋な心の触れ合いがある。

雄太と美咲は小学校に入学したころからずっと同じクラスで、ずっと仲良しだった。
でも高学年になるにつれ美咲は身長も体力も雄太を上回るようになり、なぜか雄太につらくあたるようになった。

ある夏、林間学校で二人は一緒になった。

美咲の態度はいつも通りだったのだが、その夜、二人はあることがきっかけで闇のなかに放り込まれ、そこで互いの心のなかにあるものを知る。

夜空を見上げれば夏の大三角。

織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)が出会う。

星の瞬きのように胸がときめく……この気持ちはいったい何だろう。
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