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第一章 魔法祭で負けてたまるものですか
またもやアクィエル
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新たに来たのはラナであった。
ラナは護衛を一人だけ連れてこちらにやってきたようだ。
「おはようございます、マリアさま。アリアがご迷惑をお掛けしておりませんでしょうか」
「大丈夫ですわ。アリアさんのおかげこのように素晴らしい道具ができましたもの」
わたしは数多くのアクセサリーを見せて研究結果を伝えた。
それにラナも興味津々に手にとって眺めていた。
「なるほど、 このブレスレットは魔法をその場に留まらせるのですね。それと、触媒の反応速度を上げるものや魔力鍛錬用のものと短い間でよくここまで。どれも高濃度の魔力を入れなければ出来ないものでしょう」
「アリアさんの力がほとんとです。わたくしは仕上げで魔力を込めただけですので」
「いえ、マリアさまのお力がなければ魔力が全く足りませんでした。研究所まで使わせてもらえて本当に感謝してもしきれません」
お互いに謙遜するのでラナも苦笑していた。
「もし時間がありましたら、ぜひこちらにもお越しください。”彼ら”に着せる亜魔導アーマーの最終調整も終わりましたので、マリアさまにも見てもらいたいのです」
「わかりました。あとで”彼ら”にも来るように伝えておきます」
マナはまた自身の研究所へと戻っていく。
シュトラレーセの研究はどれも評価が高いので人気があり忙しいはずなのにわざわざ時間を作って来てくれたのだ。
その後は五大貴族であるわたしの研究を見にくる貴族がたくさん訪れた。
全員が感嘆しており、熱心にその構造を調べようとする貴族もいた。
「本当にたくさんの方が来てくれますね。お姉さまとアリアさんの研究が認められてわたくしも嬉しいです」
レティアの言葉にアリアが恐縮するがほのかに顔を赤くして喜びがわかる。
わたしも嬉しく思っていると後ろからリムミントが声を掛けてきた。
「姫さま、まだお時間はありますがシュティレンツとホーキンス先生の研究発表もありますので、お早めに移動しましょう」
「わかったわ、レティアあとは頼みますね。アリアさんも妹をお願いね」
「はい、分かりました。お姉さまの代わりに宣伝しておきます」
「マリアさまもマンネルハイムで優勝するのを楽しみにしております」
二人に見送られてわたしはシュティレンツとホーキンス先生が出店しているテントを探しにいく。
途中でわたしのテントよりかなり観客が少ないがそれなりに人の集まりがいい研究所から耳障りな声が聞こえてきた。
「さあ、見ていきなさい! マリア・ジョセフィーヌなんて目でもない逸品ばかりですわよ! さあ、あなたたちも宣伝してきなさい! おーほほほ」
「分かりました、アクィエルさま! 行くぞお前ら!」
顔が見えずともすぐにわかった。
アクィエルがまさか研究所を作っているとは知らなかったが、おそらくはわたしに触発されたのだろう。
側近……手下をお使いに出して宣伝を行っているようだ。
その手下たちが人混みからなんとか脱出してこちらへ近付いてくるとその顔には見覚えがあった。
「ぐえぇ! あ、あんたは……あなた様!」
あちらもこちらに気付いて情けない声を出していた。
失礼な言葉遣いにセルランとステラが睨みを利かせるとすぐに言葉を訂正した。
「あらっ、たしかあなたたちはビルネンクルベのいじめっ子たち? 」
五人組のこの者たちは過去にパラストカーティの下級貴族をいじめていた最低な貴族たちだ。
わたしが不問としたが、もう少しで領地問題にまで発展しかねた誘拐未遂犯たちだ。
内々で処分されると思っていたが、アクィエルに拾われたのだろう。
「あらっ、マリアさんではないですの」
地獄耳とはこのことだろう。
よくあの人混みでわたしの声だけを拾えたものだ。
アクィエルの進む道を観客たちが道を開けていく。
腐っても五大貴族。
彼女の道を阻める者は誰もいない。
「敵情視察ということですか? マリアさんの物と比べて優秀な品が多いので今後の励みに見させてあげますわよ!」
「あら、お優しいですね。でも見た限り参考になるほどの物はありませんですので結構です。何ならこれからわたくしの出している品をお見せしますわよ? 今後の励みのためにも」
わたしとアクィエルは火花を散らしながら微笑みあっている。
周りの観客たちも巻き添えを避けるためにどんどん逃げていく。
「今日のマンネルハイムは楽しみですわね。貴方の驚く顔が目に浮かぶようですもの」
「そうですの? なら楽しみにしています。初戦は華々しく勝利を飾りたいと思っていますので、圧勝ではそうはいかないですものね」
わたしは「御機嫌よう」と別れを告げてその場を離れた。
せっかくの良い気分が台無しになった。
無駄な時間を使ってしまったため、急いでホーキンス先生の研究所へ向かった。
「マリアさま、こちらです! 」
下僕の声が聞こえてきた。
わたしは声の方を向くと下僕がこちらに走ってきて朝の挨拶をした。
「どうですか? ホーキンス先生もまだ帰ってきたばかりで今日の出店は間に合わないと思っていました。あなたにもこちらの手伝いをかなりお願いしたから心配でしたの」
「それまでの研究や調査結果がありましたので何とか間に合っています。それにパラストカーティの結果も合わせることで、あの通りの盛況です」
ホーキンス先生のテントも多くの人だかりもできている。
特に蒼の髪の伝承についての発表は注目を浴びているようだ。
……土地が復活すれば当然よね。
魔力の多い土地だけが豊かである現状だが、今回の伝承を紐解いていけばそれ以外のの土地も豊かになる可能性がある。
特に下位の領地であれば今後も気になる研究だろう。
わたしはテントへと近付いてホーキンス先生に挨拶をした。
「ホーキンス先生、ご機嫌いかがですか?」
「これは、マリアさまよくおいでくださいました。あの後もこちらで過去の研究を再度調べ直したら面白いことがわかったので、報告をしようと思っていたのですよ。どうも昔はどの領地も踊りをよくしていたという記述があるのですよ。やはり踊りは何かしら意味を持っているみたいです」
「そうなのですね。ですがなぜあの時だけはあのような奇跡が起きたのでしょう。王国院で踊った時はそのようなことは起きたことありませんのに」
それについてはホーキンス先生も肩を竦めた。
まだわかっていないことが多いので答えられないのだろう。
だが少しでも領地を潤すにはホーキンス先生の研究が何かしらのきっかけになる気がする。
ラナは護衛を一人だけ連れてこちらにやってきたようだ。
「おはようございます、マリアさま。アリアがご迷惑をお掛けしておりませんでしょうか」
「大丈夫ですわ。アリアさんのおかげこのように素晴らしい道具ができましたもの」
わたしは数多くのアクセサリーを見せて研究結果を伝えた。
それにラナも興味津々に手にとって眺めていた。
「なるほど、 このブレスレットは魔法をその場に留まらせるのですね。それと、触媒の反応速度を上げるものや魔力鍛錬用のものと短い間でよくここまで。どれも高濃度の魔力を入れなければ出来ないものでしょう」
「アリアさんの力がほとんとです。わたくしは仕上げで魔力を込めただけですので」
「いえ、マリアさまのお力がなければ魔力が全く足りませんでした。研究所まで使わせてもらえて本当に感謝してもしきれません」
お互いに謙遜するのでラナも苦笑していた。
「もし時間がありましたら、ぜひこちらにもお越しください。”彼ら”に着せる亜魔導アーマーの最終調整も終わりましたので、マリアさまにも見てもらいたいのです」
「わかりました。あとで”彼ら”にも来るように伝えておきます」
マナはまた自身の研究所へと戻っていく。
シュトラレーセの研究はどれも評価が高いので人気があり忙しいはずなのにわざわざ時間を作って来てくれたのだ。
その後は五大貴族であるわたしの研究を見にくる貴族がたくさん訪れた。
全員が感嘆しており、熱心にその構造を調べようとする貴族もいた。
「本当にたくさんの方が来てくれますね。お姉さまとアリアさんの研究が認められてわたくしも嬉しいです」
レティアの言葉にアリアが恐縮するがほのかに顔を赤くして喜びがわかる。
わたしも嬉しく思っていると後ろからリムミントが声を掛けてきた。
「姫さま、まだお時間はありますがシュティレンツとホーキンス先生の研究発表もありますので、お早めに移動しましょう」
「わかったわ、レティアあとは頼みますね。アリアさんも妹をお願いね」
「はい、分かりました。お姉さまの代わりに宣伝しておきます」
「マリアさまもマンネルハイムで優勝するのを楽しみにしております」
二人に見送られてわたしはシュティレンツとホーキンス先生が出店しているテントを探しにいく。
途中でわたしのテントよりかなり観客が少ないがそれなりに人の集まりがいい研究所から耳障りな声が聞こえてきた。
「さあ、見ていきなさい! マリア・ジョセフィーヌなんて目でもない逸品ばかりですわよ! さあ、あなたたちも宣伝してきなさい! おーほほほ」
「分かりました、アクィエルさま! 行くぞお前ら!」
顔が見えずともすぐにわかった。
アクィエルがまさか研究所を作っているとは知らなかったが、おそらくはわたしに触発されたのだろう。
側近……手下をお使いに出して宣伝を行っているようだ。
その手下たちが人混みからなんとか脱出してこちらへ近付いてくるとその顔には見覚えがあった。
「ぐえぇ! あ、あんたは……あなた様!」
あちらもこちらに気付いて情けない声を出していた。
失礼な言葉遣いにセルランとステラが睨みを利かせるとすぐに言葉を訂正した。
「あらっ、たしかあなたたちはビルネンクルベのいじめっ子たち? 」
五人組のこの者たちは過去にパラストカーティの下級貴族をいじめていた最低な貴族たちだ。
わたしが不問としたが、もう少しで領地問題にまで発展しかねた誘拐未遂犯たちだ。
内々で処分されると思っていたが、アクィエルに拾われたのだろう。
「あらっ、マリアさんではないですの」
地獄耳とはこのことだろう。
よくあの人混みでわたしの声だけを拾えたものだ。
アクィエルの進む道を観客たちが道を開けていく。
腐っても五大貴族。
彼女の道を阻める者は誰もいない。
「敵情視察ということですか? マリアさんの物と比べて優秀な品が多いので今後の励みに見させてあげますわよ!」
「あら、お優しいですね。でも見た限り参考になるほどの物はありませんですので結構です。何ならこれからわたくしの出している品をお見せしますわよ? 今後の励みのためにも」
わたしとアクィエルは火花を散らしながら微笑みあっている。
周りの観客たちも巻き添えを避けるためにどんどん逃げていく。
「今日のマンネルハイムは楽しみですわね。貴方の驚く顔が目に浮かぶようですもの」
「そうですの? なら楽しみにしています。初戦は華々しく勝利を飾りたいと思っていますので、圧勝ではそうはいかないですものね」
わたしは「御機嫌よう」と別れを告げてその場を離れた。
せっかくの良い気分が台無しになった。
無駄な時間を使ってしまったため、急いでホーキンス先生の研究所へ向かった。
「マリアさま、こちらです! 」
下僕の声が聞こえてきた。
わたしは声の方を向くと下僕がこちらに走ってきて朝の挨拶をした。
「どうですか? ホーキンス先生もまだ帰ってきたばかりで今日の出店は間に合わないと思っていました。あなたにもこちらの手伝いをかなりお願いしたから心配でしたの」
「それまでの研究や調査結果がありましたので何とか間に合っています。それにパラストカーティの結果も合わせることで、あの通りの盛況です」
ホーキンス先生のテントも多くの人だかりもできている。
特に蒼の髪の伝承についての発表は注目を浴びているようだ。
……土地が復活すれば当然よね。
魔力の多い土地だけが豊かである現状だが、今回の伝承を紐解いていけばそれ以外のの土地も豊かになる可能性がある。
特に下位の領地であれば今後も気になる研究だろう。
わたしはテントへと近付いてホーキンス先生に挨拶をした。
「ホーキンス先生、ご機嫌いかがですか?」
「これは、マリアさまよくおいでくださいました。あの後もこちらで過去の研究を再度調べ直したら面白いことがわかったので、報告をしようと思っていたのですよ。どうも昔はどの領地も踊りをよくしていたという記述があるのですよ。やはり踊りは何かしら意味を持っているみたいです」
「そうなのですね。ですがなぜあの時だけはあのような奇跡が起きたのでしょう。王国院で踊った時はそのようなことは起きたことありませんのに」
それについてはホーキンス先生も肩を竦めた。
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