156 / 166
最終章 側仕えは姫君へ、嫌われ貴族はご主人様に 後編
側仕えと託されし者たち レーシュ視点
しおりを挟む
親父の過去の話が終わり、俺は耳に当てていた貝殻の魔道具を外した。
レイラが俺に目を掛けてくれたのは、俺への信頼だったのか、それとも親父から託されたからなのか。
「気に食わん」
俺は手に持っている貝殻を握りつぶしてしまいたいほどの怒りに駆られた。
これまでレイラによって助けられたことは何度もあった。
しかし全て彼女の手のひらで踊らされていたことに自分のふがいなさで苛立ってきた。
今まで自分の力で解決してきたのに、まるでレイラの力がなければ達成できなかったといわんばかりだ。
俺は自室を出て廊下を来た道を引き返す。
「邪竜の力はエステルですら凌駕する。いくら剣を磨いてもその切っ先が届くことはない……」
邪竜の力はまさに神に相応しいものだろう。
エステルが一撃も与えることができずに一方的にやられたのだから、人間で敵う者はいない。
「ならやるべきは邪竜の弱体化……」
このままただ現実世界に戻ったとしてもおそらくは負け戦になるだけだ。
しかし時間を使いすぎてしまうと、現実とこの世界の境が消え去り、俺たちは傀儡として操られてしまうだろう。
考えている間に先ほどの客間まで到着すると、執事が待っててくれて、ドアを開けてくれた。
俺は客間に入ると、ちょうどあちらも話が終わっているようだった。
リシャールは「まちくたびれたぞ」と紅茶を飲んでいた。
「申し訳ございません。どのようなお話をされたのですか?」
「私達が隠れている間の現実世界の話だ。剣聖と呼ばれる女は実に興味深い。聖霊すら切り捨てるとは神を畏れぬ所業。これは痛快だ!」
リシャールは心の底から笑いだす。そして思いっきり笑った後は俺へ目を向けた。
「それで其方の親からどういう話があったのだ?」
リシャールから聞かれた時に俺はドキッとした。
親父は内乱が失敗することを分かっていたのだ。
それを知ったリシャールは絶望のあまり何をしでかすか分からない。
なるべくぼかして伝えるべきかもしれない。
しかしリシャールは俺の心を読んでいるようで先に話を切り出した。
「言っておくが、其方の父親に内乱を提案したのは私だ」
「なんですって!?」
てっきり親父が勝手に巻き込んだと思っていた。
そうなると内乱も失敗することは織り込み済みだったのだろうか。
俺はみんなに親父から聞いたことを伝える。
リシャールは飲んだ紅茶をテーブルに置いて腕を組む。
「あの戦いで私が王の座を奪って、神に頼らない国を作ろうとしたんだ。だが甘かったよ。神国に密告して共同戦線を張ろうとしたが、なかなか神国も動いてくれない。お前達の話を聞けば教王もあちら側に付いていたらしいではないか」
式典で教王は邪竜側に与していた。
かなり前からあちらも暗躍していたに違いない。
リシャールは忌々しそうに舌打ちをした。
「どうにか神使様を説得して、こちらへ連れてこようとしたんだ。なのにこちらへ来航するタイミングで海に聖霊が誕生した。最高神の力を持っているはずの神使様がこちらに付けば負けるはずがないと思っていたんだがな。レヴィエタンによって殺されてしまい、結局は最高神への信仰心を減らすだけになったよ」
レティスの前の神使の訃報は突然知らされた。
幼くして神使に選ばれたレティスへの支持は少なく、信頼を得るのにかなり時間が掛かったと聞く。
その間に教王は神国を掌握していったのだろう。
「だがこのまま邪竜に国を明け渡すなんぞしたくなかった。お前の父親から提案を受けたよ。レーシュ・モルドレッド、お前のために時間を稼いでみてはどうかとな。だからこそ内乱を起こして時間を稼いでやった」
リシャールは俺へ厳しい目を向ける。その目は俺を試しているのだ。
本当にその時の選択が間違いでは無かったのかを。
「そのために私は大義名分を持って配下をたくさん死なせた。そのたびにいつも考えたよ、お前に本当にその価値はあるのかと。これまでの功績を聞く限りではよく動いたと言えるだろう。だが邪竜を倒さねばどんな努力も無駄だ。其方に神を殺す覚悟はあるか?」
リシャールの目から殺意が溢れ、身体が硬直した。
首元に剣が添えられているようだった。
しかし俺に退く理由はない。たとえ誰かの策略の中で踊らされていたとしても、俺は今を勝ち取ったのだ。
これまでの軌跡が俺を作り上げた。
俺はまっすぐとリシャールへ見返した。
「私がやらねば誰に出来ると言うのですか。あの女狐にもいいかげん一泡食らわせないと俺の気が済まないのですよ」
あれだけ尽くしたレイラへの怒りもあった。エステルを裏切って結局は邪竜へ付くのなら、そっちの道は間違っていたと突きつけてやらねば腹の虫も治まらない。
リシャールは俺の言葉を聞いて笑い出した。
「くくく、神よりも女を意識するか。面白い、いいだろう」
リシャールは殺意を引っ込め、そして指を二本出す。
「どうせお前達に残された時間もあと二日が限度だ。そうなれば邪竜のこの世界に完全に溶け込む。それまでに突破口を見つけ出せ。そのための協力は惜しまん。命をかけて手伝ってやる」
なんだか引っかかる物言いだ。
しかしリシャールの魔力はこの国でもトップクラスだ。
ラウルの力も借りられるのなら、何か打つ手もあるかもしれない。
しかしまずはこの世界から出るために魔力が大量に必要になる。
その魔力は個人で持つ量では到底足りない。
だが足踏みはしていられないので、この二日で代替案を見つけなければならない。
「ではまずは親父の隠し部屋に向かいましょう。そこは昔から親父が研究するために使っていましたから、多くの世に出ていない魔法の真理があるはずです」
リシャールも賛成だと立ち上がる。
俺たちは部屋を出た。
「ではさっそく――うわっ!?」
俺は思わず声を出してしまった。
この屋敷に住んでいる使用人達が部屋の前に集まっていたのだ。
五十人ほどいる使用人たちに思わず驚いたが、使用人達の前に置かれた、二人ほど入りそうなほど大きな聖杯に目がいく。
リシャールはあらかじめ知っていたようで前に出た。
「皆の者。これまでご苦労であった。よくぞ私に付いてきて、希望を捨てずに生き残ってくれた。もしこの中で魔力だけの存在にならずにまだ生き延びたい者がいるのなら言ってくれ。私はとがめるつもりはない」
俺は思わずリシャールを見て、そして集まっている使用人たちへ目を向けた。
リシャールは全員を生贄に捧げるというのか。
「どういうことですか!」
リシャールへ言葉の真意を聞いたが、リシャールは「黙れ」と俺の言葉を遮った。
そして俺を無視して使用人達へ語り出す。
「誰も逃げないか。よくぞ決断した。其方らの魔力を使い、次こそは必ず勝利を約束しよう」
リシャールは祝詞を唱え出すと、使用人達は全員光の粒子になっていく。
人の身体は一部だけ魔力で出来ている。
もしその身を魔力へ変えれば、平民といえどもかなりの魔力が手に入るが、人道的ではないためその方法が取られることは無い。
邪竜教はこれまでその性質を利用して、たびたび邪竜へ平民を生贄にして魔力を捧げていたと聞く。
もし貴族がその身を全て魔力になったら、どれほどの魔力になるというのだ。
先ほど俺を案内した執事は穏やかな目で俺を見た。
「これでやっと死ねます……あとは頼みました」
そして全員の身体が消え去り、全ての粒子が聖杯の中に入っていく。
「皆の忠義に感謝する」
リシャールは少し寂しそうな顔をしたが、すぐにそれを消し去り王の顔に戻った。
「この世界が神の世界なら魔法で突破できるはずだ。好きに使え。世界を救うためならこの者達も救われるだろう。これで魔力集めの手間は省いてやった。これを無駄にしてみろ。其方もこの中へ放り込んでやる」
リシャールは聖杯を担ぐ。中身をこぼさないように大事そうに。
俺は内乱のせいでかなり後ろ指を指された。
しかし彼らは当事者であり、その非難は俺の比では無かったのではないだろうか。
死こそが救いだと何度も考えた。
だけど俺は運良く生き残ったのだ。
俺は必ずあちらの世界へ帰らねばならない。
廊下を進みながら、俺は託された者という責任を深く強く心に刻むのだった。
レイラが俺に目を掛けてくれたのは、俺への信頼だったのか、それとも親父から託されたからなのか。
「気に食わん」
俺は手に持っている貝殻を握りつぶしてしまいたいほどの怒りに駆られた。
これまでレイラによって助けられたことは何度もあった。
しかし全て彼女の手のひらで踊らされていたことに自分のふがいなさで苛立ってきた。
今まで自分の力で解決してきたのに、まるでレイラの力がなければ達成できなかったといわんばかりだ。
俺は自室を出て廊下を来た道を引き返す。
「邪竜の力はエステルですら凌駕する。いくら剣を磨いてもその切っ先が届くことはない……」
邪竜の力はまさに神に相応しいものだろう。
エステルが一撃も与えることができずに一方的にやられたのだから、人間で敵う者はいない。
「ならやるべきは邪竜の弱体化……」
このままただ現実世界に戻ったとしてもおそらくは負け戦になるだけだ。
しかし時間を使いすぎてしまうと、現実とこの世界の境が消え去り、俺たちは傀儡として操られてしまうだろう。
考えている間に先ほどの客間まで到着すると、執事が待っててくれて、ドアを開けてくれた。
俺は客間に入ると、ちょうどあちらも話が終わっているようだった。
リシャールは「まちくたびれたぞ」と紅茶を飲んでいた。
「申し訳ございません。どのようなお話をされたのですか?」
「私達が隠れている間の現実世界の話だ。剣聖と呼ばれる女は実に興味深い。聖霊すら切り捨てるとは神を畏れぬ所業。これは痛快だ!」
リシャールは心の底から笑いだす。そして思いっきり笑った後は俺へ目を向けた。
「それで其方の親からどういう話があったのだ?」
リシャールから聞かれた時に俺はドキッとした。
親父は内乱が失敗することを分かっていたのだ。
それを知ったリシャールは絶望のあまり何をしでかすか分からない。
なるべくぼかして伝えるべきかもしれない。
しかしリシャールは俺の心を読んでいるようで先に話を切り出した。
「言っておくが、其方の父親に内乱を提案したのは私だ」
「なんですって!?」
てっきり親父が勝手に巻き込んだと思っていた。
そうなると内乱も失敗することは織り込み済みだったのだろうか。
俺はみんなに親父から聞いたことを伝える。
リシャールは飲んだ紅茶をテーブルに置いて腕を組む。
「あの戦いで私が王の座を奪って、神に頼らない国を作ろうとしたんだ。だが甘かったよ。神国に密告して共同戦線を張ろうとしたが、なかなか神国も動いてくれない。お前達の話を聞けば教王もあちら側に付いていたらしいではないか」
式典で教王は邪竜側に与していた。
かなり前からあちらも暗躍していたに違いない。
リシャールは忌々しそうに舌打ちをした。
「どうにか神使様を説得して、こちらへ連れてこようとしたんだ。なのにこちらへ来航するタイミングで海に聖霊が誕生した。最高神の力を持っているはずの神使様がこちらに付けば負けるはずがないと思っていたんだがな。レヴィエタンによって殺されてしまい、結局は最高神への信仰心を減らすだけになったよ」
レティスの前の神使の訃報は突然知らされた。
幼くして神使に選ばれたレティスへの支持は少なく、信頼を得るのにかなり時間が掛かったと聞く。
その間に教王は神国を掌握していったのだろう。
「だがこのまま邪竜に国を明け渡すなんぞしたくなかった。お前の父親から提案を受けたよ。レーシュ・モルドレッド、お前のために時間を稼いでみてはどうかとな。だからこそ内乱を起こして時間を稼いでやった」
リシャールは俺へ厳しい目を向ける。その目は俺を試しているのだ。
本当にその時の選択が間違いでは無かったのかを。
「そのために私は大義名分を持って配下をたくさん死なせた。そのたびにいつも考えたよ、お前に本当にその価値はあるのかと。これまでの功績を聞く限りではよく動いたと言えるだろう。だが邪竜を倒さねばどんな努力も無駄だ。其方に神を殺す覚悟はあるか?」
リシャールの目から殺意が溢れ、身体が硬直した。
首元に剣が添えられているようだった。
しかし俺に退く理由はない。たとえ誰かの策略の中で踊らされていたとしても、俺は今を勝ち取ったのだ。
これまでの軌跡が俺を作り上げた。
俺はまっすぐとリシャールへ見返した。
「私がやらねば誰に出来ると言うのですか。あの女狐にもいいかげん一泡食らわせないと俺の気が済まないのですよ」
あれだけ尽くしたレイラへの怒りもあった。エステルを裏切って結局は邪竜へ付くのなら、そっちの道は間違っていたと突きつけてやらねば腹の虫も治まらない。
リシャールは俺の言葉を聞いて笑い出した。
「くくく、神よりも女を意識するか。面白い、いいだろう」
リシャールは殺意を引っ込め、そして指を二本出す。
「どうせお前達に残された時間もあと二日が限度だ。そうなれば邪竜のこの世界に完全に溶け込む。それまでに突破口を見つけ出せ。そのための協力は惜しまん。命をかけて手伝ってやる」
なんだか引っかかる物言いだ。
しかしリシャールの魔力はこの国でもトップクラスだ。
ラウルの力も借りられるのなら、何か打つ手もあるかもしれない。
しかしまずはこの世界から出るために魔力が大量に必要になる。
その魔力は個人で持つ量では到底足りない。
だが足踏みはしていられないので、この二日で代替案を見つけなければならない。
「ではまずは親父の隠し部屋に向かいましょう。そこは昔から親父が研究するために使っていましたから、多くの世に出ていない魔法の真理があるはずです」
リシャールも賛成だと立ち上がる。
俺たちは部屋を出た。
「ではさっそく――うわっ!?」
俺は思わず声を出してしまった。
この屋敷に住んでいる使用人達が部屋の前に集まっていたのだ。
五十人ほどいる使用人たちに思わず驚いたが、使用人達の前に置かれた、二人ほど入りそうなほど大きな聖杯に目がいく。
リシャールはあらかじめ知っていたようで前に出た。
「皆の者。これまでご苦労であった。よくぞ私に付いてきて、希望を捨てずに生き残ってくれた。もしこの中で魔力だけの存在にならずにまだ生き延びたい者がいるのなら言ってくれ。私はとがめるつもりはない」
俺は思わずリシャールを見て、そして集まっている使用人たちへ目を向けた。
リシャールは全員を生贄に捧げるというのか。
「どういうことですか!」
リシャールへ言葉の真意を聞いたが、リシャールは「黙れ」と俺の言葉を遮った。
そして俺を無視して使用人達へ語り出す。
「誰も逃げないか。よくぞ決断した。其方らの魔力を使い、次こそは必ず勝利を約束しよう」
リシャールは祝詞を唱え出すと、使用人達は全員光の粒子になっていく。
人の身体は一部だけ魔力で出来ている。
もしその身を魔力へ変えれば、平民といえどもかなりの魔力が手に入るが、人道的ではないためその方法が取られることは無い。
邪竜教はこれまでその性質を利用して、たびたび邪竜へ平民を生贄にして魔力を捧げていたと聞く。
もし貴族がその身を全て魔力になったら、どれほどの魔力になるというのだ。
先ほど俺を案内した執事は穏やかな目で俺を見た。
「これでやっと死ねます……あとは頼みました」
そして全員の身体が消え去り、全ての粒子が聖杯の中に入っていく。
「皆の忠義に感謝する」
リシャールは少し寂しそうな顔をしたが、すぐにそれを消し去り王の顔に戻った。
「この世界が神の世界なら魔法で突破できるはずだ。好きに使え。世界を救うためならこの者達も救われるだろう。これで魔力集めの手間は省いてやった。これを無駄にしてみろ。其方もこの中へ放り込んでやる」
リシャールは聖杯を担ぐ。中身をこぼさないように大事そうに。
俺は内乱のせいでかなり後ろ指を指された。
しかし彼らは当事者であり、その非難は俺の比では無かったのではないだろうか。
死こそが救いだと何度も考えた。
だけど俺は運良く生き残ったのだ。
俺は必ずあちらの世界へ帰らねばならない。
廊下を進みながら、俺は託された者という責任を深く強く心に刻むのだった。
0
お気に入りに追加
427
あなたにおすすめの小説
無能な悪役王子に転生した俺、推しの為に暗躍していたら主人公がキレているようです。どうやら主人公も転生者らしい~
そらら
ファンタジー
【ファンタジー小説大賞の投票お待ちしております!】
大人気ゲーム「剣と魔法のファンタジー」の悪役王子に転生した俺。
王族という血統でありながら、何も努力しない怠惰な第一王子。
中盤で主人公に暗殺されるざまぁ対象。
俺はそんな破滅的な運命を変える為に、魔法を極めて強くなる。
そんで推しの為に暗躍してたら、主人公がキレて来たんだが?
「お前なんかにヒロインと王位は渡さないぞ!?」
「俺は別に王位はいらないぞ? 推しの為に暗躍中だ」
「ふざけんな! 原作をぶっ壊しやがって、殺してやる」
「申し訳ないが、もう俺は主人公より強いぞ?」
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル総合週間ランキング50位入り。1300スター、3500フォロワーを達成!
ミミック派遣会社 ~ダンジョンからのご依頼、承ります!~
月ノ輪
ファンタジー
ダンジョンと言えば宝探し、宝探しと言えば宝箱。冒険者達は今日もそれを探しにダンジョンに潜る。
だが、そんな冒険者達の心をへし折る存在がいる。それは『ミミック』。宝箱を始めとした色んなものに化け、潜み、不意打ちをしかけるあの魔物である。
そんなミミックを取り扱う会社がある。その名も、『ミミック派遣会社』
社長を務めるは上位ミミックの“ミミン”、そして彼女の秘書として補佐するは悪魔族女性“アスト”
彼女達2人は今日も依頼を受け、各地のダンジョンを巡っていく―!
※他各サイトとの重複投稿となります。
※季節のネタを含んでいるため、お読みになる際は周囲との気温差にご注意ください。
疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!
uni
ファンタジー
** 勇者と王家の戦い、これは宿命である。10回目の勇者への転生 **
魔王を倒した後の勇者。それは王家には非常に危険な存在にもなる。
どの世界でも、いつの時代でも、多くの勇者たちが、王や王子達に騙され殺害されてきた。
殺害されること9回、10回目の転生でまたもや勇者になった主人公。神はいつになったらこの宿敵王家との対決から彼を開放してくれるのだろうか?
仕方がないので彼は今回もまた勇者の宿命に抗う。
なんだかんだすらなく勝手に魔物の森に住み着きながら、そこが勝手に村になりながら、手下の魔人達と一緒に魔王と各国王たちを手玉に取ろうと、、、
(流行りの形式ではなく、スタンダードなコメディ系小説です。)
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ@転移世界のアウトサイダー発売中
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
ドラゴネット興隆記
椎井瑛弥
ファンタジー
ある世界、ある時代、ある国で、一人の若者が領地を取り上げられ、誰も人が住まない僻地に新しい領地を与えられた。その領地をいかに発展させるか。周囲を巻き込みつつ、周囲に巻き込まれつつ、それなりに領地を大きくしていく。
ざまぁっぽく見えて、意外とほのぼのです。『新米エルフとぶらり旅』と世界観は共通していますが、違う時代、違う場所でのお話です。
★★★★★★六つ星ユニークスキル【ダウジング】は伝説級~雑魚だと追放されたので、もふもふ白虎と自由気ままなスローライフ~
いぬがみとうま
ファンタジー
■あらすじ
主人公ライカは、この国始まって以来、史上初の六つ星ユニークスキル『ダウジング』を授かる。しかし、使い方がわからずに、西の地を治める大貴族である、ホワイトス公爵家を追放されてしまう。
森で魔獣に襲われている猫を助けた主人公。実は、この猫はこの地を守護する伝説の四聖獣『白虎』であった。
この白虎にダウジングの使い方を教わり、自由気ままなスローライフを求めてる。しかし、待ち構えていたのは、度重なり降りかかる災難。それは、ライカがダウジングで無双していく日々の始まりであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる