127 / 166
最終章 側仕えは姫君へ、嫌われ貴族はご主人様に 前編
側仕えの掃除
しおりを挟む
眠ると夢を見た。見慣れない草原に剣一つで立つ。そしてその草原を埋め尽くさんばかりに甲冑の戦士がいた。
戦士たちが一斉に襲いかかってきて、私は全ての敵をなぎ払う。
どうして戦うのかと疑問に思う前に身体が勝手に動いた。
全ての敵を倒した後に丘を登ると、まだ他にも人がいることに気付く。
しかしそれは先ほどまでの甲冑の戦士とは異なり、小さな少女がいた。
さらにはもう一人、大きな鎧を身にまとったフルプレートの戦士もいた。
──あれは私……なのか?
小さな私と大きなクレイモアを持った戦士が、草原で戦っていた。
全く身に覚えの無い光景だ。これはただの幻なのか、それとも過去の再現なのか分からない。
ただ確実に言えるのは、もし私の昔の姿なら、絶対に勝っていただろう。
小さな私は大剣を簡単に受け流して、剣先を相手に当てる。
すると相手は後方に大きく吹き飛ばされた。
地面に体をぶつけてやっと止まり、苦々しい声を出す。
「ちょっと強すぎるわよ……これでも剣帝と呼ばれているんだけどね」
どうやら剣帝という異名があるらしい。起き上がった剣帝は大剣を構えた。勝敗の行く末を見守った。
「ふむ……あちらの私は気付いていないが、あの鎧はどこかおかしい。張りぼてのような何かだ」
鎧特有のガシャガシャする音が聞こえない。変な術でも使っているのかもしれない。
「もうやめたほうがいいんじゃない?」
小さな私は相手を気遣って試合を終わることを提案した。
だが相手にその意思はない。
「もう少しだけ付き合え。そうすれば金貨をもう一枚付け加えてやる。それと一騎当千の加護もな」
金貨の言葉を聞いて小さな私の顔が変わった。お金で釣られるとは前の私はどれだけ単純なのだ。
「もう一つはどうでもいいけど、お金はもらうよ!」
「こっちの方が何倍も価値があるんだがな。まあよい」
鎧の戦士が剣を地面に突き刺した。すると地面が揺れだし、大きな力の気配を感じる。
「一騎当千!」
その言葉と同時に私の意識は現実の世界へと引っ張られた。
「あっ、起きた?」
目を開けると、私を心配そうにのぞき込んでいるミシェルがいた。
私の世話をしてくれることになった側仕えだ。
どうしてか彼女もベッドに横になっていた。
「うなされていたけど大丈夫?」
夢の世界で急に戦わされたので、それが表に出たようだ。
私は心配ないと起き上がると彼女はふくれっ面をする。
「もう少しびっくりしてもいいのではありませんか?」
余っている部屋のベッドで眠っていたので、彼女とは別の部屋になっていた。
それなのに私が驚かないことが気にくわないようだ。
「気配で分かったからな」
「眠っているのに分かるの?」
「身体と頭の感覚を切り離せばいいだけだ」
あっさりと答えすぎたのか、彼女は頭を押さえて理解できないという顔をする。
ミシェルはつまらないと呟いてから立ち上がろうとするので、私は彼女の肩を押して、ベッドに戻した。
彼女は少し拗ねた顔をしていた。
「ひどい! エステルちゃん、どうして意地悪するの!」
ギャンギャンと騒ぐので、私はため息を吐いて答えた。
「寝ていないのだろ? ずっと机の上にいたら誰でも疲れる」
気配で眠っていないのは気付いていた。彼女も気付かれているとは思っていなかったようできょとんとしている。
どうしてずっと起きているのかは理由は分からないが、寝なければ身体に差し障る。
それと彼女がいなくとも特に役に立つわけでも無い。
ミシェルはふっと笑い、休まずに起き上がった。
「今は休めないわ」
何か含みがある言い方に聞き返そうとしたが、ちょうど、ミシェルの側仕えが来客が来たことを告げた。
来たのはグレイプニル様らしい。
急いで、ミシェルの部屋を借りてお話をすることになった。
ミシェルに任せるより私がお茶を注いだ方がましだと思いポットを用意しようと思ったが、ミシェルの側仕え達が代わりにしてくれたので、任せることにした。
「朝早くからすまんな」
グレイプニル様が出された紅茶を無視して、申し訳なさそうな声で謝罪した。
仮面越しで分からないが、ぶっきらぼうな言葉とは裏腹に真面目な性格だと感じた。
「お気になさらず。いつでも動けるようにしておりますので、気にせず命令ください」
「そうか。しかし、てっきり貸し出したあの部屋で過ごしていると思っていたが、どうして側仕えの一室で寝たのだ?」
中を見ればすぐに理由が分かりそうだが。彼の性格から勝手に部屋に入ることはしなかったのだろう。答えようとする前にミシェルが先に答えた。
「グレイプニル様、これはわたくしの落ち度です。エステル様がお休みになる部屋です。わたくし自身が納得できませんでしたので、今日だけはこちらの部屋で休んで頂きました」
「そういうことか。流石は噂に違わぬ向上心の高さだ。私も見習わければな」
「いいえ、大したことではありません」
二人で声を出して笑い合う。しかし昨日の件のせいで私は過分な評価な気がしてならない。部屋は未だ整理されておらず、ベッドすら無かったのだから。
ただグレイプニル様がこれほど褒めるのだから、あれは偶然だったのかもしれない。
──でもお茶は……。
考えるだけ無駄な気がしてきたので考えるのをやめた。グレイプニル様も仕切り直すため咳払いをする。
「では本題だが、お前に頼みたいことがある」
「なんなりとお申し付けください」
私が即答すると、グレイプニル様は満足そうに首を振って、地図を取り出してテーブルに広げる。
「これは王都のマップだ」
見せられたマップをのぞき込んだ。城を中心に街が円状に広がっていた。見ているだけで頭痛がするのはどうしてだろうか。
グレイプニル様がマップに指を置き、私へ顔を向けた。
「お前には貧民街に行ってもらう。いいな?」
私が断るはずが無い。二つ返事をした。
「そこで私は何をすればいいのですか?」
私が問いかけたときに、答えたのはなぜかミシェルだった。
「もちろん、掃除ですよね、グレイプニル様」
グレイプニル様が頷いたのでどうやらミシェルには通じているようだ。
私はよく分からないが、一度黙って話を聞くことにする。
「そうだ。これから王都はもっと繁栄していくのだから、塵一つあってはならん。お前もそう思うだろ?」
私へ尋ねられたので「もちろんです」と答えておく。満足そうにグレイプニル様も頷くので間違った回答ではないようだ。
しかしどうしてゴミの話なのだ。
私が疑問を口にしようとしたが、物知り顔のミシェルが手を胸にやって答える。
「それでしたらエステル様にとって簡単でしょう。まだ土地に不慣れな彼女のために私が付き添いで、貴族とは何かを民衆へ知らしめてきます」
「ふっ、頼もしいな。では其方に全て任せよう。やり方は任せる。更地にしてもかまわん」
掃除で更地とは、どんどん訳が分からなくなってきた。しかしミシェルはその話についていっている。
「それでは意味がありません。平民が誰のおかげで生きていられるのか、分からせてみせましょう」
二人でわかり合うように頬をつり上げ、私だけ意思の疎通が上手くいっていないような気がした。
グレイプニル様は満足そうに立ち上がった。
「では剣聖よ。あとはミシェル嬢に従え。彼女の言葉は私の言葉と思うように」
「かしこまりました!」
グレイプニル様が部屋から出て行ってしまった。残ったのは私とミシェルだけだ。
「では、エステルちゃん。行きますわよ」
「ええ。しかし私には今ひとつ分からん。掃除と仰っていたが、別の意味で言っていたのか?
詳しく聞けなかったので、ミシェルに尋ねるしか無い。
だがミシェルは、手を頭に当てて、やれやれ、という仕草をする。
「エステルちゃん、さっきグレイプニル様も仰っていましたでしょ? 塵一つ残すなって」
「ああ」
私は適当に返事すると、彼女は私の目の前で力強く上半身を前にのけぞった。
「それは平民達にしっかりと衛生観念を伝えろってことよ!」
彼女は自信満々に答えた。
「本当にそうなのか? 何か隠れた意味も……」
「それは私が教えるわ。今はとりあえず貧民街へ行きましょう。平民達へ教えてあげないとね。貴族がどれだけ綺麗好きかを」
彼女に手を引っ張られ私は無理矢理に馬車へ乗せられた。
ウキウキしている彼女の横顔を見ながら、本当にグレイプニル様はそのようなことを伝えていたのか考える。
しかし途中でミシェルから話を振られてからはその疑問をいつの間にか頭から消え去っていた。
戦士たちが一斉に襲いかかってきて、私は全ての敵をなぎ払う。
どうして戦うのかと疑問に思う前に身体が勝手に動いた。
全ての敵を倒した後に丘を登ると、まだ他にも人がいることに気付く。
しかしそれは先ほどまでの甲冑の戦士とは異なり、小さな少女がいた。
さらにはもう一人、大きな鎧を身にまとったフルプレートの戦士もいた。
──あれは私……なのか?
小さな私と大きなクレイモアを持った戦士が、草原で戦っていた。
全く身に覚えの無い光景だ。これはただの幻なのか、それとも過去の再現なのか分からない。
ただ確実に言えるのは、もし私の昔の姿なら、絶対に勝っていただろう。
小さな私は大剣を簡単に受け流して、剣先を相手に当てる。
すると相手は後方に大きく吹き飛ばされた。
地面に体をぶつけてやっと止まり、苦々しい声を出す。
「ちょっと強すぎるわよ……これでも剣帝と呼ばれているんだけどね」
どうやら剣帝という異名があるらしい。起き上がった剣帝は大剣を構えた。勝敗の行く末を見守った。
「ふむ……あちらの私は気付いていないが、あの鎧はどこかおかしい。張りぼてのような何かだ」
鎧特有のガシャガシャする音が聞こえない。変な術でも使っているのかもしれない。
「もうやめたほうがいいんじゃない?」
小さな私は相手を気遣って試合を終わることを提案した。
だが相手にその意思はない。
「もう少しだけ付き合え。そうすれば金貨をもう一枚付け加えてやる。それと一騎当千の加護もな」
金貨の言葉を聞いて小さな私の顔が変わった。お金で釣られるとは前の私はどれだけ単純なのだ。
「もう一つはどうでもいいけど、お金はもらうよ!」
「こっちの方が何倍も価値があるんだがな。まあよい」
鎧の戦士が剣を地面に突き刺した。すると地面が揺れだし、大きな力の気配を感じる。
「一騎当千!」
その言葉と同時に私の意識は現実の世界へと引っ張られた。
「あっ、起きた?」
目を開けると、私を心配そうにのぞき込んでいるミシェルがいた。
私の世話をしてくれることになった側仕えだ。
どうしてか彼女もベッドに横になっていた。
「うなされていたけど大丈夫?」
夢の世界で急に戦わされたので、それが表に出たようだ。
私は心配ないと起き上がると彼女はふくれっ面をする。
「もう少しびっくりしてもいいのではありませんか?」
余っている部屋のベッドで眠っていたので、彼女とは別の部屋になっていた。
それなのに私が驚かないことが気にくわないようだ。
「気配で分かったからな」
「眠っているのに分かるの?」
「身体と頭の感覚を切り離せばいいだけだ」
あっさりと答えすぎたのか、彼女は頭を押さえて理解できないという顔をする。
ミシェルはつまらないと呟いてから立ち上がろうとするので、私は彼女の肩を押して、ベッドに戻した。
彼女は少し拗ねた顔をしていた。
「ひどい! エステルちゃん、どうして意地悪するの!」
ギャンギャンと騒ぐので、私はため息を吐いて答えた。
「寝ていないのだろ? ずっと机の上にいたら誰でも疲れる」
気配で眠っていないのは気付いていた。彼女も気付かれているとは思っていなかったようできょとんとしている。
どうしてずっと起きているのかは理由は分からないが、寝なければ身体に差し障る。
それと彼女がいなくとも特に役に立つわけでも無い。
ミシェルはふっと笑い、休まずに起き上がった。
「今は休めないわ」
何か含みがある言い方に聞き返そうとしたが、ちょうど、ミシェルの側仕えが来客が来たことを告げた。
来たのはグレイプニル様らしい。
急いで、ミシェルの部屋を借りてお話をすることになった。
ミシェルに任せるより私がお茶を注いだ方がましだと思いポットを用意しようと思ったが、ミシェルの側仕え達が代わりにしてくれたので、任せることにした。
「朝早くからすまんな」
グレイプニル様が出された紅茶を無視して、申し訳なさそうな声で謝罪した。
仮面越しで分からないが、ぶっきらぼうな言葉とは裏腹に真面目な性格だと感じた。
「お気になさらず。いつでも動けるようにしておりますので、気にせず命令ください」
「そうか。しかし、てっきり貸し出したあの部屋で過ごしていると思っていたが、どうして側仕えの一室で寝たのだ?」
中を見ればすぐに理由が分かりそうだが。彼の性格から勝手に部屋に入ることはしなかったのだろう。答えようとする前にミシェルが先に答えた。
「グレイプニル様、これはわたくしの落ち度です。エステル様がお休みになる部屋です。わたくし自身が納得できませんでしたので、今日だけはこちらの部屋で休んで頂きました」
「そういうことか。流石は噂に違わぬ向上心の高さだ。私も見習わければな」
「いいえ、大したことではありません」
二人で声を出して笑い合う。しかし昨日の件のせいで私は過分な評価な気がしてならない。部屋は未だ整理されておらず、ベッドすら無かったのだから。
ただグレイプニル様がこれほど褒めるのだから、あれは偶然だったのかもしれない。
──でもお茶は……。
考えるだけ無駄な気がしてきたので考えるのをやめた。グレイプニル様も仕切り直すため咳払いをする。
「では本題だが、お前に頼みたいことがある」
「なんなりとお申し付けください」
私が即答すると、グレイプニル様は満足そうに首を振って、地図を取り出してテーブルに広げる。
「これは王都のマップだ」
見せられたマップをのぞき込んだ。城を中心に街が円状に広がっていた。見ているだけで頭痛がするのはどうしてだろうか。
グレイプニル様がマップに指を置き、私へ顔を向けた。
「お前には貧民街に行ってもらう。いいな?」
私が断るはずが無い。二つ返事をした。
「そこで私は何をすればいいのですか?」
私が問いかけたときに、答えたのはなぜかミシェルだった。
「もちろん、掃除ですよね、グレイプニル様」
グレイプニル様が頷いたのでどうやらミシェルには通じているようだ。
私はよく分からないが、一度黙って話を聞くことにする。
「そうだ。これから王都はもっと繁栄していくのだから、塵一つあってはならん。お前もそう思うだろ?」
私へ尋ねられたので「もちろんです」と答えておく。満足そうにグレイプニル様も頷くので間違った回答ではないようだ。
しかしどうしてゴミの話なのだ。
私が疑問を口にしようとしたが、物知り顔のミシェルが手を胸にやって答える。
「それでしたらエステル様にとって簡単でしょう。まだ土地に不慣れな彼女のために私が付き添いで、貴族とは何かを民衆へ知らしめてきます」
「ふっ、頼もしいな。では其方に全て任せよう。やり方は任せる。更地にしてもかまわん」
掃除で更地とは、どんどん訳が分からなくなってきた。しかしミシェルはその話についていっている。
「それでは意味がありません。平民が誰のおかげで生きていられるのか、分からせてみせましょう」
二人でわかり合うように頬をつり上げ、私だけ意思の疎通が上手くいっていないような気がした。
グレイプニル様は満足そうに立ち上がった。
「では剣聖よ。あとはミシェル嬢に従え。彼女の言葉は私の言葉と思うように」
「かしこまりました!」
グレイプニル様が部屋から出て行ってしまった。残ったのは私とミシェルだけだ。
「では、エステルちゃん。行きますわよ」
「ええ。しかし私には今ひとつ分からん。掃除と仰っていたが、別の意味で言っていたのか?
詳しく聞けなかったので、ミシェルに尋ねるしか無い。
だがミシェルは、手を頭に当てて、やれやれ、という仕草をする。
「エステルちゃん、さっきグレイプニル様も仰っていましたでしょ? 塵一つ残すなって」
「ああ」
私は適当に返事すると、彼女は私の目の前で力強く上半身を前にのけぞった。
「それは平民達にしっかりと衛生観念を伝えろってことよ!」
彼女は自信満々に答えた。
「本当にそうなのか? 何か隠れた意味も……」
「それは私が教えるわ。今はとりあえず貧民街へ行きましょう。平民達へ教えてあげないとね。貴族がどれだけ綺麗好きかを」
彼女に手を引っ張られ私は無理矢理に馬車へ乗せられた。
ウキウキしている彼女の横顔を見ながら、本当にグレイプニル様はそのようなことを伝えていたのか考える。
しかし途中でミシェルから話を振られてからはその疑問をいつの間にか頭から消え去っていた。
0
お気に入りに追加
427
あなたにおすすめの小説
召喚されたけど要らないと言われたので旅に出ます。探さないでください。
udonlevel2
ファンタジー
修学旅行中に異世界召喚された教師、中園アツシと中園の生徒の姫島カナエと他3名の生徒達。
他の三人には国が欲しがる力があったようだが、中園と姫島のスキルは文字化けして読めなかった。
その為、城を追い出されるように金貨一人50枚を渡され外の世界に放り出されてしまう。
教え子であるカナエを守りながら異世界を生き抜かねばならないが、まずは見た目をこの世界の物に替えて二人は慎重に話し合いをし、冒険者を雇うか、奴隷を買うか悩む。
まずはこの世界を知らねばならないとして、奴隷市場に行き、明日殺処分だった虎獣人のシュウと、妹のナノを購入。
シュウとナノを購入した二人は、国を出て別の国へと移動する事となる。
★他サイトにも連載中です(カクヨム・なろう・ピクシブ)
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
一級警備員の俺が異世界転生したら一流警備兵になったけど色々と勧誘されて鬱陶しい
司真 緋水銀
ファンタジー
【あらすじ】
一級の警備資格を持つ不思議系マイペース主人公、石原鳴月維(いしはらなつい)は仕事中トラックに轢かれ死亡する。
目を覚ました先は勇者と魔王の争う異世界。
『職業』の『天職』『適職』などにより『資格(センス)』や『技術(スキル)』が決まる世界。
勇者の力になるべく喚ばれた石原の職業は……【天職の警備兵】
周囲に笑いとばされ勇者達にもつま弾きにされた石原だったが…彼はあくまでマイペースに徐々に力を発揮し、周囲を驚嘆させながら自由に生き抜いていく。
--------------------------------------------------------
※基本主人公視点ですが別の人視点も入ります。
改修した改訂版でセリフや分かりにくい部分など変更しました。
小説家になろうさんで先行配信していますのでこちらも応援していただくと嬉しいですっ!
https://ncode.syosetu.com/n7300fi/
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第二章シャーカ王国編
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
転異世界のアウトサイダー 神達が仲間なので、最強です
びーぜろ@転移世界のアウトサイダー発売中
ファンタジー
告知となりますが、2022年8月下旬に『転異世界のアウトサイダー』の3巻が発売となります。
それに伴い、第三巻収録部分を改稿しました。
高校生の佐藤悠斗は、ある日、カツアゲしてきた不良二人とともに異世界に転移してしまう。彼らを召喚したマデイラ王国の王や宰相によると、転移者は高いステータスや強力なユニークスキルを持っているとのことだったが……悠斗のステータスはほとんど一般人以下で、スキルも影を動かすだけだと判明する。後日、迷宮に不良達と潜った際、無能だからという理由で囮として捨てられてしまった悠斗。しかし、密かに自身の能力を進化させていた彼は、そのスキル『影魔法』を駆使して、ピンチを乗り切る。さらには、道中で偶然『召喚』スキルをゲットすると、なんと大天使や神様を仲間にしていくのだった――規格外の仲間と能力で、どんな迷宮も手軽に攻略!? お騒がせ影使いの異世界放浪記、開幕!
いつも応援やご感想ありがとうございます!!
誤字脱字指摘やコメントを頂き本当に感謝しております。
更新につきましては、更新頻度は落とさず今まで通り朝7時更新のままでいこうと思っています。
書籍化に伴い、タイトルを微変更。ペンネームも変更しております。
ここまで辿り着けたのも、みなさんの応援のおかげと思っております。
イラストについても本作には勿体ない程の素敵なイラストもご用意頂きました。
引き続き本作をよろしくお願い致します。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる