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マグダリア王国編
別れの夜。
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魔術師団の精鋭達も自分の前で起こった「炭素結晶癒」
にザワついていた。
ケイレブと、ランドルは目を合わせ何かを伝え合った。
医師がアスコットの容態を確認し、脈拍も
先ほどは微弱になっていた心拍数も正常心拍に戻っていた事に驚いていた。
アスコットも、自らの体に起こった変化に驚いている。
私は何が起きたのかを理解しておらず、ポカンとした顔でアスコットを見上げていた。
「セレーナ、体が戻っただけじゃないんだよ。
僕の魔力が完全に戻ってるんだ。
君の魔法は金剛癒の回復以上の魔法を使ったと考えるべきだが・・。
しかし・・それは・・・。」
「・・アスコット!!
お前、まだ起き上がっちゃ駄目だ。
魔力や体が急激に回復していてもダメージは食らっているんだ。
それに、・・・まだ片はついてないだろ。」
ハッとした表情で、ケイレブを見たアスコットは悲しそうな表情を見せた。
クレードとクリスは何処かへ出て行ったようだった。
「ほら、まだアスコットをゆっくり休ませねばならぬのでな・・。
雑談は病室以外の所でしよう。皆!今日はこの位で退出するぞ。」
アスコットは、退出しようとしたランドルを制した。
「ランドル君、リンダと、セレーナの事を頼みます。
僕は、回復したとは言っても・・・。」
「ああ、分かっている。・・任せろ。」
アスコットの頼みを、ランドルは笑顔で快諾する。
私とリンダも、ランドルに状況が読めていないまま
背中を押されて退出を促される。
「団長、また来ますね。」
ペコリと頭を下げて退出した。
第1師団のエミールと、第2師団のアレクシスを呼び止め小さな声で伝えた。
「・・夜に備えろ。」
ハッと了承した2人は、鋭い目つきで出ていく。
皆が退出した様子を確認した、ケイレブは
「やっと寝れるー。」と天井に向かってひと伸びをした。
「アスコット、お前も寝とけ・・。さて、どちらが来るかな。
今日は長い夜になるぞ。」
アスコットは、悲しそうに頷いた。
大きなソファーセットにボフッ!!と大きな190cmの体を投げた。
ブーツをテーブルに置き、天井を仰いだ。
「炭素結晶癒・・。
特別な者しか使えぬ技を簡単に使った。・・やはり、決まりだな。」
ボソッと呟いた言葉は、窓の方向を向いて横になっていたアスコットにも聞こえていた。
眉間に皺が入り、切ない表情を浮かべた。
窓の外で遠くなっていくセレーナを見ながら、アスコットは・・何かを囁いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
師団のメンバーはメディテリアでの宿へと向かい、交代で仮眠を取る事になった。
私やリンダは混乱する頭で、その指示に従いベッドへと潜り込んだ。
外には大きな月が輝いていた。
深夜、アスコットの病室の前に月明りさえも照らさぬ、4つの影があった。
暗闇に溶け込むような濃紺の上下を身に着け、手には黒に金色のサソリの刻印が入った銃が握られていた。
「・・行くぞ。」
男は小声で指示をする。
他の3人も、魔剣、銃のそれぞれの武器を構えた。
静かに入室し、部屋を見渡すとベッドに静かに眠るアスコットの姿を確認する。
ソファに置いてあったクッションを1つかみし、ベッドへと向かう。
いつもは美しい金色の髪も、包帯に巻かれ痛々しい様相を見せていた。
目を瞑り眠るアスコットの頭上にクッションを置き、銃を構えた。
「光盾!!!」
部屋全体が防衛魔法の発動により、空間が切り取られ光の盾が包み込んだ。
「魔弾岩!!!」「不死鳥炎。」
共に入室した3人は、敵襲に武器を持ち反撃をする。
背後からの急襲に、驚いた男は一瞬そちらに気を取られてしまい
自分の腕を鋭い目つきで握るアスコットに気付いたのは数秒後だった。
持っていた銃はドロドロに解けていた。
「・・・くそっ。何故、魔力が戻った!?
しかも総長が帰ったと報告を受けたが。カルドリアにいる筈の第1師団と第2師団が気配を消して
控えているなぞ・・同じ師団にも動きを隠し、策を講じたのだな・・!」
「ふははは。詰めが甘いんだよ。・・ジェレミー。」
月に反射した黄金色の瞳は冷たい色を浮かべる。
ゾクリとした殺気に、いつもは穏やかなアスコットとは違う物を感じた。
「ジェレミー、アスコットが何故第3師団長を務めていると思う?」
窓辺に現れたランドルが、酷薄な笑みで問う。
「師団長はな、常に冷静であり、誰よりも冷酷にならねばならぬ。
例え、自分の大切に育てて来た弟子に裏切られても・・だ!!」
ランドルは紅い目で睨むと、ジェレミーを黒い闇が見る見る内に包み込んだ。
ニヤリと笑んだランダルに、ゾッとした真っ青な顔のジェレミーは震えながら
見上げた。
「お前のような裏切り者は、一生異空間で彷徨い、光も音もない空間で一人孤独に耐えて・・・。生まれてきた事すら後悔するがいい!!」
闇が体を徐々に飲み込んで行く。
足や腕、指先が黒に侵食されてジェレミーは真っ青な顔で助けを求める。
「・・・師匠!!・・・た、助けて・・。助けてください。命令が急に下りたのです。
・・私だって貴方を殺したくはなかった・・・。死にたくないーっ!!」
アスコットは無表情でその様子を眺めていた。
ジェレミーは縋るような目で見るも、その表情を見るとゾクリと寒感が走り、終わりを認めた。
激しい戦闘の末、他の3人も命からがらの状態で捕らえられる。
引きずられていく敵とすれ違い様に入出した者がいた。
「何故・・・。ジェレミー。どうしてなの・・・。」
「そ、そんな。団長はジェレミーに襲われた?!・・まさか。」
セレーナと、リンダはその光景を見ていた。
私は闇に飲まれ消えて行くジェレミーの断末魔の叫びに耳を塞ぐ。
裏切者のジェレミーをこの手で始末するランドルの姿に、痛みを覚えながら。
にザワついていた。
ケイレブと、ランドルは目を合わせ何かを伝え合った。
医師がアスコットの容態を確認し、脈拍も
先ほどは微弱になっていた心拍数も正常心拍に戻っていた事に驚いていた。
アスコットも、自らの体に起こった変化に驚いている。
私は何が起きたのかを理解しておらず、ポカンとした顔でアスコットを見上げていた。
「セレーナ、体が戻っただけじゃないんだよ。
僕の魔力が完全に戻ってるんだ。
君の魔法は金剛癒の回復以上の魔法を使ったと考えるべきだが・・。
しかし・・それは・・・。」
「・・アスコット!!
お前、まだ起き上がっちゃ駄目だ。
魔力や体が急激に回復していてもダメージは食らっているんだ。
それに、・・・まだ片はついてないだろ。」
ハッとした表情で、ケイレブを見たアスコットは悲しそうな表情を見せた。
クレードとクリスは何処かへ出て行ったようだった。
「ほら、まだアスコットをゆっくり休ませねばならぬのでな・・。
雑談は病室以外の所でしよう。皆!今日はこの位で退出するぞ。」
アスコットは、退出しようとしたランドルを制した。
「ランドル君、リンダと、セレーナの事を頼みます。
僕は、回復したとは言っても・・・。」
「ああ、分かっている。・・任せろ。」
アスコットの頼みを、ランドルは笑顔で快諾する。
私とリンダも、ランドルに状況が読めていないまま
背中を押されて退出を促される。
「団長、また来ますね。」
ペコリと頭を下げて退出した。
第1師団のエミールと、第2師団のアレクシスを呼び止め小さな声で伝えた。
「・・夜に備えろ。」
ハッと了承した2人は、鋭い目つきで出ていく。
皆が退出した様子を確認した、ケイレブは
「やっと寝れるー。」と天井に向かってひと伸びをした。
「アスコット、お前も寝とけ・・。さて、どちらが来るかな。
今日は長い夜になるぞ。」
アスコットは、悲しそうに頷いた。
大きなソファーセットにボフッ!!と大きな190cmの体を投げた。
ブーツをテーブルに置き、天井を仰いだ。
「炭素結晶癒・・。
特別な者しか使えぬ技を簡単に使った。・・やはり、決まりだな。」
ボソッと呟いた言葉は、窓の方向を向いて横になっていたアスコットにも聞こえていた。
眉間に皺が入り、切ない表情を浮かべた。
窓の外で遠くなっていくセレーナを見ながら、アスコットは・・何かを囁いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
師団のメンバーはメディテリアでの宿へと向かい、交代で仮眠を取る事になった。
私やリンダは混乱する頭で、その指示に従いベッドへと潜り込んだ。
外には大きな月が輝いていた。
深夜、アスコットの病室の前に月明りさえも照らさぬ、4つの影があった。
暗闇に溶け込むような濃紺の上下を身に着け、手には黒に金色のサソリの刻印が入った銃が握られていた。
「・・行くぞ。」
男は小声で指示をする。
他の3人も、魔剣、銃のそれぞれの武器を構えた。
静かに入室し、部屋を見渡すとベッドに静かに眠るアスコットの姿を確認する。
ソファに置いてあったクッションを1つかみし、ベッドへと向かう。
いつもは美しい金色の髪も、包帯に巻かれ痛々しい様相を見せていた。
目を瞑り眠るアスコットの頭上にクッションを置き、銃を構えた。
「光盾!!!」
部屋全体が防衛魔法の発動により、空間が切り取られ光の盾が包み込んだ。
「魔弾岩!!!」「不死鳥炎。」
共に入室した3人は、敵襲に武器を持ち反撃をする。
背後からの急襲に、驚いた男は一瞬そちらに気を取られてしまい
自分の腕を鋭い目つきで握るアスコットに気付いたのは数秒後だった。
持っていた銃はドロドロに解けていた。
「・・・くそっ。何故、魔力が戻った!?
しかも総長が帰ったと報告を受けたが。カルドリアにいる筈の第1師団と第2師団が気配を消して
控えているなぞ・・同じ師団にも動きを隠し、策を講じたのだな・・!」
「ふははは。詰めが甘いんだよ。・・ジェレミー。」
月に反射した黄金色の瞳は冷たい色を浮かべる。
ゾクリとした殺気に、いつもは穏やかなアスコットとは違う物を感じた。
「ジェレミー、アスコットが何故第3師団長を務めていると思う?」
窓辺に現れたランドルが、酷薄な笑みで問う。
「師団長はな、常に冷静であり、誰よりも冷酷にならねばならぬ。
例え、自分の大切に育てて来た弟子に裏切られても・・だ!!」
ランドルは紅い目で睨むと、ジェレミーを黒い闇が見る見る内に包み込んだ。
ニヤリと笑んだランダルに、ゾッとした真っ青な顔のジェレミーは震えながら
見上げた。
「お前のような裏切り者は、一生異空間で彷徨い、光も音もない空間で一人孤独に耐えて・・・。生まれてきた事すら後悔するがいい!!」
闇が体を徐々に飲み込んで行く。
足や腕、指先が黒に侵食されてジェレミーは真っ青な顔で助けを求める。
「・・・師匠!!・・・た、助けて・・。助けてください。命令が急に下りたのです。
・・私だって貴方を殺したくはなかった・・・。死にたくないーっ!!」
アスコットは無表情でその様子を眺めていた。
ジェレミーは縋るような目で見るも、その表情を見るとゾクリと寒感が走り、終わりを認めた。
激しい戦闘の末、他の3人も命からがらの状態で捕らえられる。
引きずられていく敵とすれ違い様に入出した者がいた。
「何故・・・。ジェレミー。どうしてなの・・・。」
「そ、そんな。団長はジェレミーに襲われた?!・・まさか。」
セレーナと、リンダはその光景を見ていた。
私は闇に飲まれ消えて行くジェレミーの断末魔の叫びに耳を塞ぐ。
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