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目覚めたら、伯爵令嬢・・!?
目覚めたら、伯爵令嬢・・!?⑦
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「半年後の結婚式できっちり破談にして、婚約関係を清算したらいいのよ。
自由を手に入れる算段を考えなきゃね。あ、レオも協力してね!!」
王立高等学院の頭脳派のレオを味方につければ、怖いもんなんてないわ!
ギシギシと、軋むソファの音に顔を顰めながらレオは眉を寄せて首を傾げた。
「ユヴェールから聞いた。昨日、ウェディングドレスの試着だったんだろ?
おい、シア、・・・・本気なのか?」
レオは、一瞬黙って戸惑いの表情を浮かべて私を見上げた。
「そんなの関係ないわ。まだ間に合うわよ!!
そうよ、今日この現場に居合わせたのも運命よ!!絶対、破談だわ!一蓮托生よっ。」
私はシルバーグレーの瞳を細めて笑った。
その笑顔に、ビクリとレオの身体が揺れた。
ジッと押し黙って考えているレオの横顔を静かに見つめていた。
「解った。出来る範囲のことなら協力してもいい。俺が何とかしてやるよ。」
「よっし、助かるわ!!早速、計画を練らなきゃ。」
私は嬉しそうにレオを見上げる。
「逞しい女だな・・。シアは。
・・・まるで予想とは違う未来になりそうだな。」
薄くニヤッと笑うレオに、私は不満気に唇を尖らせた。
「予想って何よ・・!?」
時計を見上げて、レオは何も言わずに笑った。
「そろそろ、あいつが起こしにきてくれる時間だからな。
・・この最悪の拷問も、あと2分だ。」
「あいつ・・??」
「その前に・・。確認してもいいか?」
その言葉に驚いて揺れる私の瞳を、笑顔で見つめる蒼い大きな瞳が映る。
「手伝うには、何かギャランティがあれば断然やる気になるんだが。
何を貰おうかな。」
私は、困り顔でレオを見上げた。
「えっと・・。お金とか??お小遣いから、そうね。少しづつなら支払うわよ・・。」
「違う、金なんかいらない。そうだな・・。」
私は、何かあげられる物はないかと考えながら俯いていた。
「こうしようか・・・。」
ぐいっと、顎を持ち上げられると目の前に影が出来る。
蹲りながら、見上げた姿勢で
柔らかく、しっとりとした唇が重なった。
「ん・・。んんっ・・。」
何かを言おうと、開いた口に熱くて甘い物が塞いだ。
嘘・・!?
私、レオとキスしてるの???
唇に、熱いものが侵入してくる。
「・・っ。はぁ・・。」
息も絶え絶えに潤んだ瞳で見上げると、レオも蒼い瞳が潤んでいた。
綺麗な顔の真正面からのドアップが見えていた。
驚く程美しすぎて、ついつい目を見開いてしまう。
だけど・・。
何だか胸が高鳴って、耳までボッと発火したように赤くなる。
息も絶え絶えに、重なる唇は私の呼吸を妨げるように角度をつけて
絡みつく。
自由を手に入れる算段を考えなきゃね。あ、レオも協力してね!!」
王立高等学院の頭脳派のレオを味方につければ、怖いもんなんてないわ!
ギシギシと、軋むソファの音に顔を顰めながらレオは眉を寄せて首を傾げた。
「ユヴェールから聞いた。昨日、ウェディングドレスの試着だったんだろ?
おい、シア、・・・・本気なのか?」
レオは、一瞬黙って戸惑いの表情を浮かべて私を見上げた。
「そんなの関係ないわ。まだ間に合うわよ!!
そうよ、今日この現場に居合わせたのも運命よ!!絶対、破談だわ!一蓮托生よっ。」
私はシルバーグレーの瞳を細めて笑った。
その笑顔に、ビクリとレオの身体が揺れた。
ジッと押し黙って考えているレオの横顔を静かに見つめていた。
「解った。出来る範囲のことなら協力してもいい。俺が何とかしてやるよ。」
「よっし、助かるわ!!早速、計画を練らなきゃ。」
私は嬉しそうにレオを見上げる。
「逞しい女だな・・。シアは。
・・・まるで予想とは違う未来になりそうだな。」
薄くニヤッと笑うレオに、私は不満気に唇を尖らせた。
「予想って何よ・・!?」
時計を見上げて、レオは何も言わずに笑った。
「そろそろ、あいつが起こしにきてくれる時間だからな。
・・この最悪の拷問も、あと2分だ。」
「あいつ・・??」
「その前に・・。確認してもいいか?」
その言葉に驚いて揺れる私の瞳を、笑顔で見つめる蒼い大きな瞳が映る。
「手伝うには、何かギャランティがあれば断然やる気になるんだが。
何を貰おうかな。」
私は、困り顔でレオを見上げた。
「えっと・・。お金とか??お小遣いから、そうね。少しづつなら支払うわよ・・。」
「違う、金なんかいらない。そうだな・・。」
私は、何かあげられる物はないかと考えながら俯いていた。
「こうしようか・・・。」
ぐいっと、顎を持ち上げられると目の前に影が出来る。
蹲りながら、見上げた姿勢で
柔らかく、しっとりとした唇が重なった。
「ん・・。んんっ・・。」
何かを言おうと、開いた口に熱くて甘い物が塞いだ。
嘘・・!?
私、レオとキスしてるの???
唇に、熱いものが侵入してくる。
「・・っ。はぁ・・。」
息も絶え絶えに潤んだ瞳で見上げると、レオも蒼い瞳が潤んでいた。
綺麗な顔の真正面からのドアップが見えていた。
驚く程美しすぎて、ついつい目を見開いてしまう。
だけど・・。
何だか胸が高鳴って、耳までボッと発火したように赤くなる。
息も絶え絶えに、重なる唇は私の呼吸を妨げるように角度をつけて
絡みつく。
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