50 / 124
恋は混戦模様。
はじまる新しい関係④
しおりを挟む
私の緊張が一気に高まって、周りをキョロキョロと見渡した。
ベッドの右手側にはナイトテーブルと、お洒落なライトが置いてあった。
沢山の本が詰まったオークの本棚が3つ並び、パソコンが置いてあるデスクと繋がった形のガラス製の机と椅子。
あとは、ラグが敷いてあるだけのナイトテーブルとベッド、机と本棚だけのだだっ広い空間だった。
「ここ、何処ですか?このベッドは・・・。」
「俺の部屋だよ。キングサイズのベッドだから2人でもゆっくり眠れる。」
「何で?部屋はまだあるのに・・。別部屋じゃないの?」
「寝るのも起きるのも、美桜と一緒がいい。」
切なそうな瞳と目が合い、何故か私の身体がぶるりと震えた。
「不思議・・。理央に言われた通りね。・・貴方に触れられるのは嫌じゃない。」
私はそう微笑んで慧と目が合う。
「ああ・・ァッ・・。」
首筋からゆっくりと降りてきた熱い唇の感触が胸元へと下がり信じられないほど甘い声が出た。
「可愛い・・。嬉しくて、どうにかなりそうだ。」
慧の瞳に映し出された私は、別人のように艶っぽい。
唇は次第に降りていく。震える体はいつの間にか気持ち良さで違う震えに代わっていく。
内腿に熱い唇が触れて、びくりと戦慄いた、、
優しく丁寧に全身を溶かされた私は何度も達して足指の先まで震えた。
「全身が真っ白で、恥ずかしいの?少しピンクいろだね、ここ。」
「え?どこ・・。んっ。はあぁぁんっ。やめっ・・。」
秘所の外側に突き出た、酷く卑猥で感じる突起を熱い舌先で、舐められた途端に、甲高い声が部屋に響いた。
何時間にもかけて、触れられて意識が何度も真っ白い世界へと連れていかれたのだった。
そんな時、蕩るほど潤った秘部に熱さを感じた。
「ああああぁっ・・。」
ゆっくりと、しかし滑るように突き刺されて信じられないほどの痛みと熱量と重量が入り込む。
「あぁっ・・。いま、ここで死んでもいいくらい・・。気持ちいっ。」
汗を光らせ、恍惚とした表情の慧を見た瞬間嬉しさと、心臓の高鳴りを感じてそっと瞳を閉じた。
深夜の宵闇が広がり、美しい夜景がベッドに重なる2人を照らしていた。
初めての夜、止まらぬ思いが迸ってしまった慧は時計を見上げて驚く。
ついつい彼女を気絶するまで貪ってしまった自分に溜息をつく・・・。
長い睫毛を揺らし眠りについた美桜の柔らかい表情を見つめて微笑む。
そっと起き上がり、起こさぬように細心の注意を払って服を身に着けてフローリングに降り立った慧は静かに部屋を辞した。
ベッドには、すやすやと眠る美桜が一人取り残された。
そぐそばにある窓からは激しかった雨が止み、煌びやかな夜景が窓の外で輝いていた。
慧は、キッチンで用意した冷たい水を飲み干しながらリビングの窓辺に立つ。
先程の、美桜との情事を思い出して少しだけ嬉しそうに口角が上がる。
テーブルの上に置かれた携帯電話の着信履歴を確認し、手を止める。
眉を潜めた慧は、直ぐ様携帯の発信ボタンに手をかけた。
「「・・・何か分かったのか。急に動き出したな。一体どうなっている?」」」
相手の返答に眉間に皺を寄せながら、外の明るい夜景を見つめる。
「「・・・しかし、どちらにしても時間がない。美桜がこちらにいる内に、切り札を見つけてくれ。」」
厳しい声で電話を切る。
ため息をつき、苦しそうにソファにドサッと座り込んで頭を抱えた。
「約束は必ず守る・・。そもそも出来ない約束など、俺は最初からしない。」
夜の戸張が慧を包み、強い瞳だけが浮かび上がる。
胸に過る不安の正体が、自分の過去にあることを確信した慧は深く深呼吸をした。
もう一度、携帯電話を手に取りある人物へと電話をかけた。
「「もしもし夜分遅くにすみません。至急、叶えて頂きたいお願いがあるのですが・・。」」
その電話は1時間に及び、日付が変わるまで通話が続いた。
リビングの電気は消されたままだった。
写真や絵のような美しい夜景が慧の背後には一面に広がっていたのだった。
ベッドの右手側にはナイトテーブルと、お洒落なライトが置いてあった。
沢山の本が詰まったオークの本棚が3つ並び、パソコンが置いてあるデスクと繋がった形のガラス製の机と椅子。
あとは、ラグが敷いてあるだけのナイトテーブルとベッド、机と本棚だけのだだっ広い空間だった。
「ここ、何処ですか?このベッドは・・・。」
「俺の部屋だよ。キングサイズのベッドだから2人でもゆっくり眠れる。」
「何で?部屋はまだあるのに・・。別部屋じゃないの?」
「寝るのも起きるのも、美桜と一緒がいい。」
切なそうな瞳と目が合い、何故か私の身体がぶるりと震えた。
「不思議・・。理央に言われた通りね。・・貴方に触れられるのは嫌じゃない。」
私はそう微笑んで慧と目が合う。
「ああ・・ァッ・・。」
首筋からゆっくりと降りてきた熱い唇の感触が胸元へと下がり信じられないほど甘い声が出た。
「可愛い・・。嬉しくて、どうにかなりそうだ。」
慧の瞳に映し出された私は、別人のように艶っぽい。
唇は次第に降りていく。震える体はいつの間にか気持ち良さで違う震えに代わっていく。
内腿に熱い唇が触れて、びくりと戦慄いた、、
優しく丁寧に全身を溶かされた私は何度も達して足指の先まで震えた。
「全身が真っ白で、恥ずかしいの?少しピンクいろだね、ここ。」
「え?どこ・・。んっ。はあぁぁんっ。やめっ・・。」
秘所の外側に突き出た、酷く卑猥で感じる突起を熱い舌先で、舐められた途端に、甲高い声が部屋に響いた。
何時間にもかけて、触れられて意識が何度も真っ白い世界へと連れていかれたのだった。
そんな時、蕩るほど潤った秘部に熱さを感じた。
「ああああぁっ・・。」
ゆっくりと、しかし滑るように突き刺されて信じられないほどの痛みと熱量と重量が入り込む。
「あぁっ・・。いま、ここで死んでもいいくらい・・。気持ちいっ。」
汗を光らせ、恍惚とした表情の慧を見た瞬間嬉しさと、心臓の高鳴りを感じてそっと瞳を閉じた。
深夜の宵闇が広がり、美しい夜景がベッドに重なる2人を照らしていた。
初めての夜、止まらぬ思いが迸ってしまった慧は時計を見上げて驚く。
ついつい彼女を気絶するまで貪ってしまった自分に溜息をつく・・・。
長い睫毛を揺らし眠りについた美桜の柔らかい表情を見つめて微笑む。
そっと起き上がり、起こさぬように細心の注意を払って服を身に着けてフローリングに降り立った慧は静かに部屋を辞した。
ベッドには、すやすやと眠る美桜が一人取り残された。
そぐそばにある窓からは激しかった雨が止み、煌びやかな夜景が窓の外で輝いていた。
慧は、キッチンで用意した冷たい水を飲み干しながらリビングの窓辺に立つ。
先程の、美桜との情事を思い出して少しだけ嬉しそうに口角が上がる。
テーブルの上に置かれた携帯電話の着信履歴を確認し、手を止める。
眉を潜めた慧は、直ぐ様携帯の発信ボタンに手をかけた。
「「・・・何か分かったのか。急に動き出したな。一体どうなっている?」」」
相手の返答に眉間に皺を寄せながら、外の明るい夜景を見つめる。
「「・・・しかし、どちらにしても時間がない。美桜がこちらにいる内に、切り札を見つけてくれ。」」
厳しい声で電話を切る。
ため息をつき、苦しそうにソファにドサッと座り込んで頭を抱えた。
「約束は必ず守る・・。そもそも出来ない約束など、俺は最初からしない。」
夜の戸張が慧を包み、強い瞳だけが浮かび上がる。
胸に過る不安の正体が、自分の過去にあることを確信した慧は深く深呼吸をした。
もう一度、携帯電話を手に取りある人物へと電話をかけた。
「「もしもし夜分遅くにすみません。至急、叶えて頂きたいお願いがあるのですが・・。」」
その電話は1時間に及び、日付が変わるまで通話が続いた。
リビングの電気は消されたままだった。
写真や絵のような美しい夜景が慧の背後には一面に広がっていたのだった。
0
お気に入りに追加
840
あなたにおすすめの小説
騎士団長の欲望に今日も犯される
シェルビビ
恋愛
ロレッタは小さい時から前世の記憶がある。元々伯爵令嬢だったが両親が投資話で大失敗し、没落してしまったため今は平民。前世の知識を使ってお金持ちになった結果、一家離散してしまったため前世の知識を使うことをしないと決意した。
就職先は騎士団内の治癒師でいい環境だったが、ルキウスが男に襲われそうになっている時に助けた結果纏わりつかれてうんざりする日々。
ある日、お地蔵様にお願いをした結果ルキウスが全裸に見えてしまった。
しかし、二日目にルキウスが分身して周囲から見えない分身にエッチな事をされる日々が始まった。
無視すればいつかは収まると思っていたが、分身は見えていないと分かると行動が大胆になっていく。
文章を付け足しています。すいません
【R18】悪役令嬢を犯して罪を償わせ性奴隷にしたが、それは冤罪でヒロインが黒幕なので犯して改心させることにした。
白濁壺
恋愛
悪役令嬢であるベラロルカの数々の悪行の罪を償わせようとロミリオは単身公爵家にむかう。警備の目を潜り抜け、寝室に入ったロミリオはベラロルカを犯すが……。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
裏切られた令嬢は死を選んだ。そして……
希猫 ゆうみ
恋愛
スチュアート伯爵家の令嬢レーラは裏切られた。
幼馴染に婚約者を奪われたのだ。
レーラの17才の誕生日に、二人はキスをして、そして言った。
「一度きりの人生だから、本当に愛せる人と結婚するよ」
「ごめんねレーラ。ロバートを愛してるの」
誕生日に婚約破棄されたレーラは絶望し、生きる事を諦めてしまう。
けれど死にきれず、再び目覚めた時、新しい人生が幕を開けた。
レーラに許しを請い、縋る裏切り者たち。
心を鎖し生きて行かざるを得ないレーラの前に、一人の求婚者が現れる。
強く気高く冷酷に。
裏切り者たちが落ちぶれていく様を眺めながら、レーラは愛と幸せを手に入れていく。
☆完結しました。ありがとうございました!☆
(ホットランキング8位ありがとうございます!(9/10、19:30現在))
(ホットランキング1位~9位~2位ありがとうございます!(9/6~9))
(ホットランキング1位!?ありがとうございます!!(9/5、13:20現在))
(ホットランキング9位ありがとうございます!(9/4、18:30現在))
【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!
ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、
1年以内に妊娠そして出産。
跡継ぎを産んで女主人以上の
役割を果たしていたし、
円満だと思っていた。
夫の本音を聞くまでは。
そして息子が他人に思えた。
いてもいなくてもいい存在?萎んだ花?
分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる