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1章 〜てんぺんちい〜
Story.1 空から降ってきたのはイケメンでもなく神でもなく可愛いけもみみ少女でした。
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「……であって、他国と比べれば軍事力は比較的低めとなっているが、サイバー攻撃など、デジタル系統だけで比較した場合の軍事力は高めになっている。 そこでとある科学者と宗教学者と霊能力者に占い師などの凄腕が手を組んだ結果、私達の想像を遥かに超える武器ができた。それが今配ったサーベルで、こいつはワールドプログラム機能の鍵となるものだ。使い方は天に勢いよく掲げて気持ちや感情をサーベルに込めるように強く意識すると、頭の中に世界の情報が流れ込んでくる。 そして情報を脳内Excelで書き換えて好き勝手に色々な現象を起こすことができる、といった仕様となっている。 正直に言わせてもらうとサーベルのメカニズムは私にもわからないので質問はしないでくれるとありがたい。」
メカニズムが教授にもわからないもの作ってしかもそれを量産って…わけがわからない科学者たちだけど腕だけは確かすぎるし恩恵を私達にくれるって言うことはなにか裏がありそうで怖いかもしれないと思った。都合のいい実験体として使われているような気もする。
「では早速お前らにやってもらいたいわけだが、どういうわけかこのサーベルは使える人と使えない人がいてだな、使えない人はさっき言ったことをやってもなにも起こることはないので、そういった人は報告しに来てくれ、以上。」
「「はい!」」
「それでは、実演開始!ピッ!」
使えないのなら意味がないような気がするしなんで使えない人もいるような構造にしてしまうんだろう。まぁ私が使えなくても別にいいんだけどさ。
そんな事を考えながらさっそく使ってみる。
手順は教授の言ったとおりにすればできるはずであるが、すでにクラスの3分の2が教授の元へとダッシュしている。
「これほんとにできるのかなぁ?」
と言うとクラスメイトたちも同調の声を上げる。 だよねぇ…。と思っている間にとうとう残り二人だけとなった。親友の冬ちゃんと一緒に残っていたので二人同時にやろうと耳打ちする。私達二人が何も起こらなかったらこのサーベルは意味がなくなってしまうという教授の圧とクラスメイトからの視線がすごいが、息を合わせて二人同時にサーベルを天へと掲げる。もちろん感情も強く込めている。
その瞬間、意識を失った。
ーー目を覚ますと、狭くて白い部屋の中にいた。
ここはどこと声を出そうとする。しかし声は出ない。それどころか身体も動かない。まるで時間が止まってしまったようだ。
かろうじて目だけは動かせたため、部屋全体を見回す。
そこは、家具もなく、窓もなく、そして、ドアもない殺風景のレベルじゃない空間といったほうが合っているところだった。
ーーガチャッ
前言撤回、普通じゃないがドアはあった。
普通じゃないとは、そのドアが自分の頭の上にあるという異質な事を表している。
「どうも、私は貴方の守護霊です」
頭上からそんな声がかけられる。ふむ、何を言っているのかさっぱり分からない。
貴方の…守護霊…なるほど…やっぱり分からない。
「ところで守護霊ってどのようなものでしょうか」
「なんか人を危険から守ったり超常現象を起こすとってもすごい存在だよ」
ここはラノベだったりゲームでよく見るからよく分かる。
「なるほど、なんかすごそうですね」
「そうだよ!だからすごいことできるんだよ!」
「分かりました…では…うぬぬぬぬぬ」
そう言うと、守護霊は手を強くにぎって悶える。
そしてその後、私の方に両手を突き出し、「ハッ!」と言った。
ちなみに見えていないためほぼ妄想である。
「頭の中で本を開くイメージをしてください」
言われたとおりに頭の中で辞書を開くイメージをした。
すると頭の中に情報が流れてくる。上から下へと、それらは激しく流れていったが、サーベルのおかげかなんなのかは知らんがすべて解読することができた。
このサーベルは持つ者によってできる能力が違うこと、これからはサーベルを帯刀することでも能力が使えること、自分には物質を出現させたり消し去ったりする能力がつくこと、使っている時は黄色のパーティクルが私のもとから勢いよく放出されるとのこと、隠しコマンドがあること、使いたいと願えば10分間だけ人の心の声が聞こえるなどの能力系からスッタフロールまで来て他から富ぃ♪(なんだこの会社)や、SAGAとか、任侠堂に、Apply社などの豪華な会社が出てきていたりして絶対ネタだと思ったりするが、能力は嬉しい。
「どうでしたか?」
「他から富ぃ♪って何!?」
間髪入れずに答える。
「え~っと…成功したみたいですね?」
あれ?他から富ぃ♪の説明はなし?
「説明が済んだのでとっとと帰っていいですよ」
そう言われると同時に身体が急に動く。無意識にずっと力んでいたようだ。
「あ、出口は上にありますが…届きますか?」
届くわけねけぇだろ私の身長152だぞ。
「今手を出しますね」
その手を取る。
放り投げられた…そのまま上に行く。
ーードアを通り過ぎたと思ったときには教室にいた。
ちらりと横を見ると、困惑している様子の冬ちゃんがいて成功した事がわかる。
……この能力役に立つよねぇ?
メカニズムが教授にもわからないもの作ってしかもそれを量産って…わけがわからない科学者たちだけど腕だけは確かすぎるし恩恵を私達にくれるって言うことはなにか裏がありそうで怖いかもしれないと思った。都合のいい実験体として使われているような気もする。
「では早速お前らにやってもらいたいわけだが、どういうわけかこのサーベルは使える人と使えない人がいてだな、使えない人はさっき言ったことをやってもなにも起こることはないので、そういった人は報告しに来てくれ、以上。」
「「はい!」」
「それでは、実演開始!ピッ!」
使えないのなら意味がないような気がするしなんで使えない人もいるような構造にしてしまうんだろう。まぁ私が使えなくても別にいいんだけどさ。
そんな事を考えながらさっそく使ってみる。
手順は教授の言ったとおりにすればできるはずであるが、すでにクラスの3分の2が教授の元へとダッシュしている。
「これほんとにできるのかなぁ?」
と言うとクラスメイトたちも同調の声を上げる。 だよねぇ…。と思っている間にとうとう残り二人だけとなった。親友の冬ちゃんと一緒に残っていたので二人同時にやろうと耳打ちする。私達二人が何も起こらなかったらこのサーベルは意味がなくなってしまうという教授の圧とクラスメイトからの視線がすごいが、息を合わせて二人同時にサーベルを天へと掲げる。もちろん感情も強く込めている。
その瞬間、意識を失った。
ーー目を覚ますと、狭くて白い部屋の中にいた。
ここはどこと声を出そうとする。しかし声は出ない。それどころか身体も動かない。まるで時間が止まってしまったようだ。
かろうじて目だけは動かせたため、部屋全体を見回す。
そこは、家具もなく、窓もなく、そして、ドアもない殺風景のレベルじゃない空間といったほうが合っているところだった。
ーーガチャッ
前言撤回、普通じゃないがドアはあった。
普通じゃないとは、そのドアが自分の頭の上にあるという異質な事を表している。
「どうも、私は貴方の守護霊です」
頭上からそんな声がかけられる。ふむ、何を言っているのかさっぱり分からない。
貴方の…守護霊…なるほど…やっぱり分からない。
「ところで守護霊ってどのようなものでしょうか」
「なんか人を危険から守ったり超常現象を起こすとってもすごい存在だよ」
ここはラノベだったりゲームでよく見るからよく分かる。
「なるほど、なんかすごそうですね」
「そうだよ!だからすごいことできるんだよ!」
「分かりました…では…うぬぬぬぬぬ」
そう言うと、守護霊は手を強くにぎって悶える。
そしてその後、私の方に両手を突き出し、「ハッ!」と言った。
ちなみに見えていないためほぼ妄想である。
「頭の中で本を開くイメージをしてください」
言われたとおりに頭の中で辞書を開くイメージをした。
すると頭の中に情報が流れてくる。上から下へと、それらは激しく流れていったが、サーベルのおかげかなんなのかは知らんがすべて解読することができた。
このサーベルは持つ者によってできる能力が違うこと、これからはサーベルを帯刀することでも能力が使えること、自分には物質を出現させたり消し去ったりする能力がつくこと、使っている時は黄色のパーティクルが私のもとから勢いよく放出されるとのこと、隠しコマンドがあること、使いたいと願えば10分間だけ人の心の声が聞こえるなどの能力系からスッタフロールまで来て他から富ぃ♪(なんだこの会社)や、SAGAとか、任侠堂に、Apply社などの豪華な会社が出てきていたりして絶対ネタだと思ったりするが、能力は嬉しい。
「どうでしたか?」
「他から富ぃ♪って何!?」
間髪入れずに答える。
「え~っと…成功したみたいですね?」
あれ?他から富ぃ♪の説明はなし?
「説明が済んだのでとっとと帰っていいですよ」
そう言われると同時に身体が急に動く。無意識にずっと力んでいたようだ。
「あ、出口は上にありますが…届きますか?」
届くわけねけぇだろ私の身長152だぞ。
「今手を出しますね」
その手を取る。
放り投げられた…そのまま上に行く。
ーードアを通り過ぎたと思ったときには教室にいた。
ちらりと横を見ると、困惑している様子の冬ちゃんがいて成功した事がわかる。
……この能力役に立つよねぇ?
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