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第一章 幼少期
知らない星に落とされた女の子
しおりを挟むこの話を書こうと思ったのは、いつも自分の過去について誰かに打ち明けた時
「なんかそれ、ドラマになりそうだよ!」
「本でも出せそうな話だね!」
と、ほとんどの人に言われて来ました。
なぜ平凡だと思っていた私の人生には沢山事件のようなことが起きたのか。
今現在51歳の私ですが、46歳くらいから本業の美容師に加えて占い師という肩書きも持つようになりました。
それは31才くらいの頃、当たり前だと思っていた私の性質は当たり前じゃないと知ったからです。
キラキラした世界が見えている。
子供の頃は寝室の天井が満点の星空。
目を瞑れば綺麗なパビリオンショーが見えていて、空気中には細かい銀のラメのようなものが薄く見えている。
時々細かい銀の紙吹雪や小さい粒のダイヤモンドがバラバラ降ってくる。
私にとって普通の現象が他の人にはないと知った時から、自分について深く考えるようになりました。
それから目に見えない世界の事が大好きな人たちの助言によって
どうやらスピリチュアルな事を人に伝えていく役目なんだってうっすらわかった時
だからあんな事が自分の中に起きていたんだ!と腑に落ちました。
いつも宇宙に帰りたい!って漠然と寂しさを抱えていたんです。
けれど現実にはやらなくてはならない事が次々起こるので、一旦その事は忘れひたすら様々な出来事に翻弄され続けました。
スピリチュアルな事は自然にいつも頭の中にありました。
そういう話が好きな人が自然に周りに沢山いて私に情報を伝えてくれるからです。
けれどそこまで追求する事なく、運命の渦に巻かれながら生きていましたが(笑)
46才の頃から頭の中に響く声のないメッセージが。
『50才からご褒美人生』
それとともに大聖堂の大きな鐘が
『ゴーン ゴーン ゴーン』
とずっつ鳴り響いているような音が頭のずっと奥で聞こえるようになったんです。
それは流石に気になって、友達が教えてくれた凄い人気のなかなか予約が取れないカウンセラーさんの個人セッションを受ける事にしました。
彼女は守護霊さんとお話ができるそう。
そこで色々びっくりするような自分の性質や守護霊さんの存在など
教えてもらった事を総合した時、どうやら宇宙由来の魂である、占い師、スピリチュアルな事を活かさなくては。
そんな風に思いました。
そこから占星術やタロットを学び出したのです。
そしてとうとう50才を迎える直前に青天の霹靂のようなどんでん返しが起きて
自己統合、自己愛、自己受容、と本格的に、徹底的に潜在意識と向き合う事になりました。
そして自分の考えがいかに幼く、悲劇のヒロインだったのか
でも!それでもこの経験は魂が私に体験させたかった避けられないカリキュラムでもあったのだと、今は確信しています。
人生はアトラクションだらけ。そこは愛の沼遊園地!
私の波瀾万丈なアトラクション満載な地球体験が
誰かの気付きや勇気になりますように。
どんな時もどんな事も愛のど真ん中の出来事だと
あなたに届きますように。
多分保育園に入園する頃だから3才か4才くらい。
私の記憶はそのくらいから始まっている。
お父さんとお母さんと3つ上のお姉ちゃんとなんとなく実際感のない毎日を過ごしていた。
上手く言えないけど‥‥例えるなら人の人生を借りているような感覚。
お父さんやお母さんと手を繋いで歩いたり、抱きしめてもらったりという記憶がない。
日常的に何気ないスキンシップがあって、それらを日々繰り返すことで家族に対しての安心感だったり
ここが自分の居場所なんだって、情緒を安定させていくんだと思う。
けど、手を繋いで歩けば「モタモタするな」、抱っこされたら「モゾモゾ動かないで」
こんな感じでイライラしてるお母さんには安心感も温もりも求められなかった。
仮の両親に仮の姉、交わす言葉も外国語を聞いてるみたい。
言葉での理解じゃなくて雰囲気と直感で会話しているような感じだから、きっと私の理解は
半分以下だったと思う。
もし急に今中国に連れて行かれて知らない家族に放り込まれても、戸惑って話もわからないのに
戸惑っているのは自分だけで周りは前からずっと変わらないような様子で、当たり前に接してくる。
そんな感じ。
だからお父さんやお母さんの言うとうりに出来なくて、本当によく叱られてイライラされていたように思う。
その相手の表現する感情も物凄く鈍く伝わるだけで、なんかガミガミ言ってるみたい‥‥
どうしたらいいのかよくわからない。
結局私は動く事ができなかった。
身の置き場所がわからなくて私はいつも落ち着かなかった。
いつもここがどこなのかわからなかったし、いつもなんのやり方も理解できなかった。
ただずっとずっと水溜りの中の世界に入ってみたかった。
葉っぱがどんな規則を持って枝に付いているのかずっと見ていたかった。
その葉っぱを小川に流しては水の流れをずっと追っていたし、その葉っぱに乗ってみたかった。
人と物と自分の区別が付かないから、1人で何時間でも遊んでいられた。
一瞬で木の根っこの中に住む小人にもなれるし、童話の中に住むことも出来た。
人と物と自分の区別が付かないから、「誰に対しても分け隔てなく接することが出来て偉いね。」って
保育園の連絡帳に書いてあったのを大人になってから見たことがある。
ご飯を食べるのがとても遅くて、保育園ではいつも最後まで残されていた。
これは結局小学校を卒業するまで変わらなかった。
食べ物を口に入れた時の匂いに敏感で、今思うと調理されてから時間が経過したものが苦手みたい。
茹でたほうれん草などの野菜のぐにゃっとした食感や肉加工品の匂いもダメ。
今も惣菜や売られている弁当類が苦手。
保存料の匂いもキツく感じる。
そういった私の性質も、いつも先生はお母さんに直してもらわないと困るって言っていた。
何よりも鮮明に覚えているのは
お布団に入って電気を消され、眠りにつくまでの時間の事。
隣にはお姉ちゃんがいた。
それはいつも決まって左からやってきて右に消える。
フワンッ!って星空が天井にやって来て
数十秒間プラネタリウムのよう見せてくれた後、ヒュンて右下に消えて無くなる。
そしてまた数秒後に
フワンッ!って左下から天井に星空が現れて、またヒュンって右下に消える。
天井いっぱいに張り出されたスクリーンのように堂々とした星空。
それが週に二、三回来るから眠りにつくその時が大好きだった。
現れる星空は毎回違って、大好きな壁紙の模様のキリンさんやウサギさんが紛れ込んでいたりするの。
お布団に入ってから真っ暗になった天井を見つめ
(今日星やって来るかなぁ)ってワクワクして密かに待った。
小学生に上がる頃引っ越しをしてからその星空はやって来なくなった。
お姉ちゃんに「最近星空がやって来なくなったね。」って話をしたら
何の話?は?って感じだった。自分にしか見えていなかったなんてとても思えなくて
お姉ちゃんはなんて忘れっぽいんだろうって思った。
とにかく全てを鈍く感じ当時は何もかもが人ごとだった。
今思えばこんな思考だったのかなと想像はできるけど、わからない自分さえわかっていなかった。
私6才
お母さん30歳
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