8 / 8
結果発表!
しおりを挟む
女神様はみんなの紙を回収し一人で『お~』『へ~』と楽しんでいる。
「おまたせしました。今回選ばれたのは~」
どこからか小太鼓の音がする。ドドドドドドドド、ドン!
「エリザベートさんで~す! 皆さん拍手~!」
女神様はこれでもかと言う拍手でエリザベート様を讃える。
みんなもつられてパチパチと拍手する。
ガタン!
「なぜだ! なぜ私じゃない! あれ程戻りたいと言ったじゃない! 皆はわかっていなかったの? 何を聞いていたのよ」
怒り心頭のフェリシモ様が机を両手で叩き女神様に喰らいつく。
「あら? 投票結果なんだからしょうがないじゃない? 始めからそう言うルールだったわよ」
『ん?』と首を傾げて、女神様は全く相手にしていない。
…
私達は無言で成り行きを見守る。だって、私、横の席だしね。フェリシモ様がかなり怒っているのがビンビン伝わって来るし。怖いんだよ。
「あんなに『戻りたい』と言ったのに! 女神! この三人はイレギュラーだと言っていたではないか! そこのおばさんも悪女だけど最後は戻りたいとも言っていない! 今回は希望するものが戻るべきではないの? ねぇ!」
と、フェリシモ様は私の方へ向き、同調するよう強要して来た。目力が!!!
え! 困るんだけど… 私はタジタジしながら女神様を横目で見て助けを求めた。
「どうなのよ! あなた、まさか私じゃない人に投票したんじゃないでしょうね?」
と、フェリシモ様は迫って来た挙句、いきなり胸ぐらを掴んで来た。
怖いよ~。女神様~。助けて!
「止めなさい、フェリシモ。最後の忠告よ」
女神様は真顔でフェリシモ様を牽制する。
「はん。今まで大人しくしていたが、こんな小娘達。私の魔法の前では小虫も同然」
と、いきなり私を突き放すとエリザベート様に向かって手を向けた。
「は~、フェリシモ。残念だわ」
女神様はため息をつきつつも、素早くパチンと指を鳴らす。あっという間にフェリシモ様は居なくなってしまった。
そう、跡形もなく一瞬で目の前から消えた。
「ほぉ~。女神の御技か。それが魔法と言うものかぇ?」
蘭令様はフェリシモ様より魔法が気になるようだ。
「違うわ。ん~? 魔法と言えば魔法に見えない事もないか… あのね、私の力? によってこの空間は保たれているの。だから私の思った通りに何でも出来るのよ」
ほぇ~。万能! あっそっか。神様だった。女神様だもんね。軽いノリだからちょっと忘れかけていたな。いけない、いけない。
「面白うのぉ。他は何ぞないのかぇ?」
「後でね… それより今はエリザベートさんよ。エリザベートさん! 改めましておめでとう。あなたを戻す事にしました。これは拒否権はないわ。ごめんなさいね」
『ハッ』としたエリザベート様が我に帰る。
「あっ私… えっと、わかりました。皆様、ありがとうございます」
「それでは、物語が現実となった世界へ送り出すんだけど、あなたはどの時点に戻りたい?」
エリザベート様は真剣に悩んでいる。
「少し時間を頂けますか?」
「ええ、いいわよ。では、他の方々は輪廻の輪に還ってもらいます。輪廻ってわかるかしら?」
「妾は理解している。人は生を受け、また死んでいく。魂が浄化されまた生を受ける。繰り返すのじゃ、一つの魂が色々な者に生を受けては死に、生を受けては死ぬ。記憶は蓄積されないがな。その繰り返される輪に戻れと言うのじゃな?」
「ええ。次の人生は幸せになってね。どうなるかは私もわからないけど。心からそう願うわ。では、エリザベートさん以外のあなた達はいいかしら?」
と、女神様が片手を挙げて指を鳴らそうとした。
「待て待て! 女神よ、最後に妾の希望を聞いてはくれぬか?」
「ん? あなたも戻りたいとか言わないでよ」
と、女神様はちょっと機嫌が悪くなった。
「いや違う。妾はこのままここに居たいのじゃ」
ん?
「蘭令殿。あっ、あなたは輪廻とやらに行かないのか?」
ずっと黙っていたデアトロ様が流石に不思議に思ったのか、珍しく蘭令様にツッコンでいる。
「いずれは戻るじゃろうが、妾は女神の側でこの他の選手権が聞きたいのじゃ。生まれ変わるよりよっぽど面白い。色々な世界の悪女達の話じゃぞ? ワクワクする~そうは思わんか?」
…
私とデアトロ様は顔を見合わして呆れている。
「あなた… は~、まぁいいわ。ちょうど助手が欲しかったし。一人で物語を読むのってしんどいのよね。いいわよ、しばらくの間私の従者になる? 皇后の地位に居たあなたが私の言う事を大人しく聞けるかしら?」
「あぁ。善処する」
蘭令様は余程うれしいのか、ニタリ顔ではない初めて美しい笑顔を向けた。
キレイな人。
「あなた達は輪廻へ還るわね?」
「あぁ。エリザベート殿。がんばってくれ」
「はい。エリザベート様、次はお幸せになるといいですね」
私達は女神様の『パチン』でその場から消えた。
私は夜空に浮かぶ天の川の星達の様な、魂達がゆっくりと流れる川の中へと吸い込まれる様に落ちて行った。
あ~温かい。
<エリザベート目線>
「女神様、決めました!」
私は二人を見送ると女神様にお願いする。
「ええ。どうぞ」
ニコニコ顔の女神様。
「では、王子と婚約する三年前に戻して下さい。九歳です」
「理由を聞いても?」
「はい。王子と婚約せず隣国へ留学しようと思います。その根回しに三年要ります。後は学校が始まるまでの三年で確実なものにします!」
「ほぉ、根回しとな。どうするのじゃ?」
「ええ。まず、王子を婿にもらうと言う選択肢自体を潰そうと思いまして。私自身が騎士になればいいのではないかと考えました。それで、女性騎士が存在するのは隣国のみです。ですので隣国へ留学し私自身が強くなって婿を連れて帰って来ます。万一、二〇歳までに婿を見つけられなければ相続権を放棄する、と父に進言します」
「それに三年もいるのか? 親を説得すればいいのではないか?」
「はい。でも父は実力主義ですので。騎士になるにしても下地が必要なんです。九歳に戻って領の騎士に稽古をつけてもらわないと! あと、隣国の言葉ももっと勉強しなければいけませんし。何より私は、どうせやり直すのなら、今度こそは人生を全うしたいのです。自国の学校へ行ってしまっては、転生者のミカエル様に会ってしまう… 絶対にがんばってみせます! 命がかかっていますから!」
「そう。私の予想と違ったわ。また全く違うアプローチね。いいわ、あなたの希望を叶えましょう」
女神様はニコッとして片手を挙げる。
「女神様、ありがとうございました。蘭令様もお元気で」
私は目を瞑って女神様の『パチン』を待つ。
「パチン」
恐る恐る目を開けると私はベットに寝ていた。寝たまま両手を挙げて見る。
「あっ!!!」
手が小さくなっている。そうだ! 鏡!
バッと布団を剥ぎ鏡の前に急ぐ。走っている間も足が小さいのがわかる! うれしい! 鏡で見なくてもわかるんだけど、見てみたい! 確認したい!
「やった~! 戻った! 最初は戻りたくなかったけど… 九歳に戻った! やった~!」
私がその場ではしゃぎすぎたので、部屋に入って来た侍女に怒られた。
「お嬢様! はしたないですよ! 朝早くから大きなお声はいけません」
あっ! 私付きの侍女、ハンナだ。若い! ハンナも戻っている!
「ハンナ~!」
と、私は抱きついて泣いてしまった。
「あらあら、どうしたのでしょう。いつもはお嬢様は大人しい方なのに… 熱でもあるのかしら?」
と、ハンナはブツブツ言いながらおでこを触ったり脈を診たりしている。
「ハンナ! 私、決めたの! 私、女性騎士になるわ!」
『はっ?』と、目が点になったハンナを余所に私はベットの上によじ登り、片手を天に向かって突き上げる!
今度はお婆ちゃんになるまで生き抜いてみせる! 絶対に幸せになってやる!
「おまたせしました。今回選ばれたのは~」
どこからか小太鼓の音がする。ドドドドドドドド、ドン!
「エリザベートさんで~す! 皆さん拍手~!」
女神様はこれでもかと言う拍手でエリザベート様を讃える。
みんなもつられてパチパチと拍手する。
ガタン!
「なぜだ! なぜ私じゃない! あれ程戻りたいと言ったじゃない! 皆はわかっていなかったの? 何を聞いていたのよ」
怒り心頭のフェリシモ様が机を両手で叩き女神様に喰らいつく。
「あら? 投票結果なんだからしょうがないじゃない? 始めからそう言うルールだったわよ」
『ん?』と首を傾げて、女神様は全く相手にしていない。
…
私達は無言で成り行きを見守る。だって、私、横の席だしね。フェリシモ様がかなり怒っているのがビンビン伝わって来るし。怖いんだよ。
「あんなに『戻りたい』と言ったのに! 女神! この三人はイレギュラーだと言っていたではないか! そこのおばさんも悪女だけど最後は戻りたいとも言っていない! 今回は希望するものが戻るべきではないの? ねぇ!」
と、フェリシモ様は私の方へ向き、同調するよう強要して来た。目力が!!!
え! 困るんだけど… 私はタジタジしながら女神様を横目で見て助けを求めた。
「どうなのよ! あなた、まさか私じゃない人に投票したんじゃないでしょうね?」
と、フェリシモ様は迫って来た挙句、いきなり胸ぐらを掴んで来た。
怖いよ~。女神様~。助けて!
「止めなさい、フェリシモ。最後の忠告よ」
女神様は真顔でフェリシモ様を牽制する。
「はん。今まで大人しくしていたが、こんな小娘達。私の魔法の前では小虫も同然」
と、いきなり私を突き放すとエリザベート様に向かって手を向けた。
「は~、フェリシモ。残念だわ」
女神様はため息をつきつつも、素早くパチンと指を鳴らす。あっという間にフェリシモ様は居なくなってしまった。
そう、跡形もなく一瞬で目の前から消えた。
「ほぉ~。女神の御技か。それが魔法と言うものかぇ?」
蘭令様はフェリシモ様より魔法が気になるようだ。
「違うわ。ん~? 魔法と言えば魔法に見えない事もないか… あのね、私の力? によってこの空間は保たれているの。だから私の思った通りに何でも出来るのよ」
ほぇ~。万能! あっそっか。神様だった。女神様だもんね。軽いノリだからちょっと忘れかけていたな。いけない、いけない。
「面白うのぉ。他は何ぞないのかぇ?」
「後でね… それより今はエリザベートさんよ。エリザベートさん! 改めましておめでとう。あなたを戻す事にしました。これは拒否権はないわ。ごめんなさいね」
『ハッ』としたエリザベート様が我に帰る。
「あっ私… えっと、わかりました。皆様、ありがとうございます」
「それでは、物語が現実となった世界へ送り出すんだけど、あなたはどの時点に戻りたい?」
エリザベート様は真剣に悩んでいる。
「少し時間を頂けますか?」
「ええ、いいわよ。では、他の方々は輪廻の輪に還ってもらいます。輪廻ってわかるかしら?」
「妾は理解している。人は生を受け、また死んでいく。魂が浄化されまた生を受ける。繰り返すのじゃ、一つの魂が色々な者に生を受けては死に、生を受けては死ぬ。記憶は蓄積されないがな。その繰り返される輪に戻れと言うのじゃな?」
「ええ。次の人生は幸せになってね。どうなるかは私もわからないけど。心からそう願うわ。では、エリザベートさん以外のあなた達はいいかしら?」
と、女神様が片手を挙げて指を鳴らそうとした。
「待て待て! 女神よ、最後に妾の希望を聞いてはくれぬか?」
「ん? あなたも戻りたいとか言わないでよ」
と、女神様はちょっと機嫌が悪くなった。
「いや違う。妾はこのままここに居たいのじゃ」
ん?
「蘭令殿。あっ、あなたは輪廻とやらに行かないのか?」
ずっと黙っていたデアトロ様が流石に不思議に思ったのか、珍しく蘭令様にツッコンでいる。
「いずれは戻るじゃろうが、妾は女神の側でこの他の選手権が聞きたいのじゃ。生まれ変わるよりよっぽど面白い。色々な世界の悪女達の話じゃぞ? ワクワクする~そうは思わんか?」
…
私とデアトロ様は顔を見合わして呆れている。
「あなた… は~、まぁいいわ。ちょうど助手が欲しかったし。一人で物語を読むのってしんどいのよね。いいわよ、しばらくの間私の従者になる? 皇后の地位に居たあなたが私の言う事を大人しく聞けるかしら?」
「あぁ。善処する」
蘭令様は余程うれしいのか、ニタリ顔ではない初めて美しい笑顔を向けた。
キレイな人。
「あなた達は輪廻へ還るわね?」
「あぁ。エリザベート殿。がんばってくれ」
「はい。エリザベート様、次はお幸せになるといいですね」
私達は女神様の『パチン』でその場から消えた。
私は夜空に浮かぶ天の川の星達の様な、魂達がゆっくりと流れる川の中へと吸い込まれる様に落ちて行った。
あ~温かい。
<エリザベート目線>
「女神様、決めました!」
私は二人を見送ると女神様にお願いする。
「ええ。どうぞ」
ニコニコ顔の女神様。
「では、王子と婚約する三年前に戻して下さい。九歳です」
「理由を聞いても?」
「はい。王子と婚約せず隣国へ留学しようと思います。その根回しに三年要ります。後は学校が始まるまでの三年で確実なものにします!」
「ほぉ、根回しとな。どうするのじゃ?」
「ええ。まず、王子を婿にもらうと言う選択肢自体を潰そうと思いまして。私自身が騎士になればいいのではないかと考えました。それで、女性騎士が存在するのは隣国のみです。ですので隣国へ留学し私自身が強くなって婿を連れて帰って来ます。万一、二〇歳までに婿を見つけられなければ相続権を放棄する、と父に進言します」
「それに三年もいるのか? 親を説得すればいいのではないか?」
「はい。でも父は実力主義ですので。騎士になるにしても下地が必要なんです。九歳に戻って領の騎士に稽古をつけてもらわないと! あと、隣国の言葉ももっと勉強しなければいけませんし。何より私は、どうせやり直すのなら、今度こそは人生を全うしたいのです。自国の学校へ行ってしまっては、転生者のミカエル様に会ってしまう… 絶対にがんばってみせます! 命がかかっていますから!」
「そう。私の予想と違ったわ。また全く違うアプローチね。いいわ、あなたの希望を叶えましょう」
女神様はニコッとして片手を挙げる。
「女神様、ありがとうございました。蘭令様もお元気で」
私は目を瞑って女神様の『パチン』を待つ。
「パチン」
恐る恐る目を開けると私はベットに寝ていた。寝たまま両手を挙げて見る。
「あっ!!!」
手が小さくなっている。そうだ! 鏡!
バッと布団を剥ぎ鏡の前に急ぐ。走っている間も足が小さいのがわかる! うれしい! 鏡で見なくてもわかるんだけど、見てみたい! 確認したい!
「やった~! 戻った! 最初は戻りたくなかったけど… 九歳に戻った! やった~!」
私がその場ではしゃぎすぎたので、部屋に入って来た侍女に怒られた。
「お嬢様! はしたないですよ! 朝早くから大きなお声はいけません」
あっ! 私付きの侍女、ハンナだ。若い! ハンナも戻っている!
「ハンナ~!」
と、私は抱きついて泣いてしまった。
「あらあら、どうしたのでしょう。いつもはお嬢様は大人しい方なのに… 熱でもあるのかしら?」
と、ハンナはブツブツ言いながらおでこを触ったり脈を診たりしている。
「ハンナ! 私、決めたの! 私、女性騎士になるわ!」
『はっ?』と、目が点になったハンナを余所に私はベットの上によじ登り、片手を天に向かって突き上げる!
今度はお婆ちゃんになるまで生き抜いてみせる! 絶対に幸せになってやる!
0
お気に入りに追加
195
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(13件)
あなたにおすすめの小説
性悪という理由で婚約破棄された嫌われ者の令嬢~心の綺麗な者しか好かれない精霊と友達になる~
黒塔真実
恋愛
公爵令嬢カリーナは幼い頃から後妻と義妹によって悪者にされ孤独に育ってきた。15歳になり入学した王立学園でも、悪知恵の働く義妹とカリーナの婚約者でありながら義妹に洗脳されている第二王子の働きにより、学園中の嫌われ者になってしまう。しかも再会した初恋の第一王子にまで軽蔑されてしまい、さらに止めの一撃のように第二王子に「性悪」を理由に婚約破棄を宣言されて……!? 恋愛&悪が報いを受ける「ざまぁ」もの!! ※※※主人公は最終的にチート能力に目覚めます※※※アルファポリスオンリー※※※皆様の応援のおかげで第14回恋愛大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます※※※
すみません、すっきりざまぁ終了したのでいったん完結します→※書籍化予定部分=【本編】を引き下げます。【番外編】追加予定→ルシアン視点追加→最新のディー視点の番外編は書籍化関連のページにて、アンケートに答えると読めます!!
婚約破棄をしてくれた王太子殿下、ありがとうございました
hikari
恋愛
オイフィア王国の王太子グラニオン4世に婚約破棄された公爵令嬢アーデルヘイトは王国の聖女の任務も解かれる。
家に戻るも、父であり、オルウェン公爵家当主のカリオンに勘当され家から追い出される。行き場の無い中、豪商に助けられ、聖女として平民の生活を送る。
ざまぁ要素あり。
悪役令嬢 (仮) は、悪女皇后を経て良妻賢母を目指します 〜二度目は息子に殺させない〜
白猫
恋愛
一度目の人生をルヴェルディ帝国の皇后として生きたクリスティナ・リーズ・ルヴェルディは、「悪女皇后」の名に恥じない傲慢で奔放な人生を生きた。悪事のかぎりを尽くし…悪女としては100点満点の彼女だが、母親業では自分が産んだ子の顔さえ思い出せない落第点ホルダー。そんな自己中女の末路は、息子による断罪と絶命だった。まさか、息子に殺される日が来るなんて…「この子、何番目の子だっけ?」…母親失格な心の声と共に天に昇る彼女だが、死んだと気付いたその瞬間…20年前の子供時代へと遡り、実家であるクレメント公爵邸の自室で目を覚ますことになる。二度目の人生を授かったクリスティナは神に感謝し、己の過ちを振り返る。そして、自省の念に駆られながら誓ったのは「脱!悪役悪女」。見た目だけは美しい公爵令嬢が絶望に直面しながらも「良妻賢母」目指す物語。二度目の人生、今度は息子に母親を殺させたりしない!はたして望むとおりの未来に辿り着けるのか?どうぞお楽しみに!
➡️登場人物、国、背景など全て架空の100%フィクションです。
お言葉を返すようですが、私それ程暇人ではありませんので
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
<あなた方を相手にするだけ、時間の無駄です>
【私に濡れ衣を着せるなんて、皆さん本当に暇人ですね】
今日も私は許婚に身に覚えの無い嫌がらせを彼の幼馴染に働いたと言われて叱責される。そして彼の腕の中には怯えたふりをする彼女の姿。しかも2人を取り巻く人々までもがこぞって私を悪者よばわりしてくる有様。私がいつどこで嫌がらせを?あなた方が思う程、私暇人ではありませんけど?
王太子が悪役令嬢ののろけ話ばかりするのでヒロインは困惑した
葉柚
恋愛
とある乙女ゲームの世界に転生してしまった乙女ゲームのヒロイン、アリーチェ。
メインヒーローの王太子を攻略しようとするんだけど………。
なんかこの王太子おかしい。
婚約者である悪役令嬢ののろけ話しかしないんだけど。
ある王国の王室の物語
朝山みどり
恋愛
平和が続くある王国の一室で婚約者破棄を宣言された少女がいた。カップを持ったまま下を向いて無言の彼女を国王夫妻、侯爵夫妻、王太子、異母妹がじっと見つめた。
顔をあげた彼女はカップを皿に置くと、レモンパイに手を伸ばすと皿に取った。
それから
「承知しました」とだけ言った。
ゆっくりレモンパイを食べるとお茶のおかわりを注ぐように侍女に合図をした。
それからバウンドケーキに手を伸ばした。
カクヨムで公開したものに手を入れたものです。
わたしは婚約者の不倫の隠れ蓑
岡暁舟
恋愛
第一王子スミスと婚約した公爵令嬢のマリア。ところが、スミスが魅力された女は他にいた。同じく公爵令嬢のエリーゼ。マリアはスミスとエリーゼの密会に気が付いて……。
もう終わりにするしかない。そう確信したマリアだった。
本編終了しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
私も今更ですが読んでみたいです(* ´ ▽ ` *)
読んで下さりありがとうございます!
エリザベート 結構人気だなぁ
(^∇^)
エリザベートの騎士の話が読みたくなったー
ありがとうございます😊
次回作、考えてみます。
時間が経ってますが、読んで下さりありがとうございます♪
面白かったです!
エリザベート様、次の人生は、天寿を全うしてほしいです!
他の方は、やはり戻るのは難しいですが、皆さんに幸せな来世が訪れますように。
ミシェルさんも、愛に恵まれた家庭に生まれてほしい。
フェリシモさんは、転生前の記憶は忘れて、素敵な恋愛をしてほしいです。
次回、ランレイ様もまざった、「第○回~」を、読んでみたいです=͟͟͞͞(๑•̀ㅁ•́ฅ✧
こちらも読んで下さりありがとうございました♪
機会があれば😌