【R18】女囚体験

3.出会い

　中学3年生の夏のある日、楓ちゃんの家に遊びに行って、いつも通りのプレイをした。それが終わった後、楓ちゃんがあるサイトを見せてくれた。

「女囚体験？」

　私は縄の跡が残る二の腕を擦りながら聞いた。

「そう。すごいんだよ。ドキドキしない？」

　楓ちゃんは興奮した様子で
「最近見つけたんだー」
と教えてくれた。

　そのホームページには、実際に用意された監獄に入れられ、犯罪者として懲役刑を体験する事ができると書いてあった。

「まあ、私達は中学生だからまだ申し込みできないんだよねー。お金も結構掛かるっぽいし。でも大人になったら参加したいなあって思っているんだ」

　楓ちゃんは費用や対象年齢が書かれたページも見せてくれた。私の気持ちもすごく高まった。

　家に帰った後、詳しくホームページを見直した。まず、申し込みできる年齢は20歳からだと分かった。成人することが条件なのだ。

　そして収監プランにはレベル別で種類があることも分かった。

　軽い順に①禁固刑、②懲役刑、③重懲役刑、④奴隷刑とあった。①の禁固刑は刑事施設を模した場所に収監されるだけ。②は現代の一般的な刑務所をイメージしたもので刑務作業も課される。③の重懲役刑は懲役刑をより過酷にしたもののようだ。最後の奴隷刑は基本的人権が剥奪され奴隷として扱われ、拷問なども行われる非常に厳しい刑罰を体験できますと書かれていた。ホームページを見るだけでドキドキして、その日は寝れなくなってしまった。

　ベッドに横になりながら更に読み進めると禁固刑や懲役刑も魅力的だったけれど一番興味を惹かれたのは、やはり奴隷刑だった。
　奴隷刑を体験した人のレビューによると奴隷刑は離島にある監獄に収監され鉱山での重労働を課されるとのことだった。奴隷刑の収監プランは、3週間～2年まで選べるようだ。

奴隷刑参加者のレビュー

O・Sさん　21歳　収監期間5ヶ月
　5ヶ月の間、とても過酷な生活でした。収監されたばかりの頃は、あまりに辛く、奴隷刑を申し込んだことを後悔しました。なんで申し込んでしまったんだろうって毎日のように悔やみました。でも刑期が終わって出所した今では不思議なことに、また戻りたいと感じています。生活の全てか管理され自由がないのは屈辱だと思うのですが、今は気持ちが良かったと感じてしまう自分がいます。

I・Kさん　25歳　収監期間3ヶ月
　とても過酷なプランです。相応の覚悟を持って参加する必要があります。しかし、とても満足することができました。看守役の方たちもとても厳しいですし、本当に自分が重犯罪を起こして罪を償っていると錯覚することができました。厳しいルールや刑罰に感じることができます。

K・Mさん　20歳　収監期間6ヶ月
　屈辱に塗れた半年間でした。生活の全てが私たち受刑者に屈辱感を味わわせるために設計されています。私は間違いなく本当の女囚、いや奴隷でした。こういうのが好きな人、興味がある人にはおすすめしますが、とても厳しいところです。


　
　レビューを読んで、率直に私はこのプランに参加したい。奴隷として扱われたいと感じてしまった。後5、6年は待つ必要があるけど、すぐに楓ちゃんに連絡をとって私も参加したいから一緒に申し込もうと約束をした。

　費用面のことも調べた。結構な額のお金を用意しないといけないことが分かった。中学生ではよく分からなかったけれど、後に知った事によると、看守役にはこういうことに興味がある人間をアルバイトとして雇うことで人件費を浮かせているとのことだった。つまり責めが好きな人間を看守役として格安で集めていたのだ。また、収監施設は孤島の金鉱山跡にあるようで、受刑者の奴隷が採掘した金鉱石を売り、その利益を運営費に回しているとの話もあった。生身の人間を何ヶ月も拘束、監視する費用を考えれば安いと評価しているレビューもあった。

　その後、高校、大学へと進学する間、奴隷刑のことは一時たりとも頭から離れなかった。楓ちゃんとは別の大学に進学することになったけれど2人とも東京の大学だったので、関係性は続いた。大学進学後はアルバイトで申込みに必要な金額も準備した。そして2人とも成人した大学2年生の春休みを使って2ヶ月の奴隷刑を申し込むことにした。