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第9章 冬の……アナタ、どなた?
エピソード56-80
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エルフィンナイツ財団 極東支局 地下格納庫 ジン回想――
ミッションの確認をしている内に、朔也が選出された理由が露呈した。
カサンドラにいるであろう大賢者ブロディ(仮)は女性だった。
要するに朔也は、大賢者を誘惑して連れ戻す為の『エサ』に使われると言う事のようだ。
朔也は恐る恐るハルヒに聞いた。
「大賢者って生きていたら何歳くらい?」
「そうさな……ざっと800歳は下らないと思うぞ?」
「はぁ!? そんなヨボヨボのおばあちゃんを口説き落とせって? 無理無理無理」
朔也はドン引きし、両手をブンブンと振り回して露骨に嫌がった。
「それだけの価値があると言う事だ。 今更駄々をこねても遅いぞ?」
「ふざけてる……とんだ茶番だ……」
追い詰められた朔也は、次第にトーンダウンしていった。
そんな朔也の肩に手を置き、ハルヒはささやくように言った。
「相手は大賢者だ。『不老の魔法』でも使って今でもピチピチのムチムチかもしれんぞ?」
「適当な事を……くっ! そんな事でボクに命張れって言うのかよ……」
ハルヒは悪びれもせず、さらに追い打ちをかけた。
「何百年ぶりに見る男がお前なら、 大賢者とてチョロいだろうよ♪」
ハルヒの言い草に、朔也はもうどうでも良くなっていた。
「あー! もうイイわかった! こうなりゃヤケだ! 速攻でボク史上最高年齢のレディをモノにしてやるさ!」
朔也は抵抗するのも空しくなり、半ば投げやりに言った。
「そうだ! その意気だ! いやぁわかってくれたかぁ……うんうん」
ハルヒは何度も頷き、朔也の肩をポンポンと軽く叩いた。
そしてハルヒは、ここぞとばかりに周りにいる作業員に言い放った。
「善は急げだ! 皆の者、 心して準備に掛かれ!」
「「「はっ!!」」」
作業員たちの背筋がピンと伸び、作業に没頭し始めた。
「まんまと乗せられた。 だから交渉事はボクには無理なのか。 はぁ……」
大きな溜息を吐いた朔也に、ミモザは申し訳なさげに言った。
「ジン様、 ドンマイです……」
◇ ◇ ◇ ◇
宇宙船ナビスコ 船内 ジン回想――
ハルヒたちがナビスコに近付くと、作業員が食料や水などの物資の積み込みを行っていた。
ハルヒが作業員に声をかけた。
「おおご苦労! 進捗はどうだ?」
「はっ! 順調でありますっ!」
「よしっ! 続けたまえ」
「はっ!」
ナビスコをまじまじと見つめている朔也たち。
全長20m、高さ5mのガンメタリックに塗られた未知の乗り物を眺めていると、自然と声が漏れた。
「これで宇宙に行けるの?……」
「行けるぞ! なぁベラ?」
「肯定デス。 ありよりのありデス」
ハルヒの問いに、ベラはギャル語混じりに答えた。
それでも不安だった朔也がさらに聞いた。
「飛行試験とかはやったの?」
「ああやった。 5回ほどな。 当然成功したぞ? そうだ! ちょっと待ってろ!」
はっと何かを思いついたハルヒがパタパタとデスクの方に行き、雑誌を持って全速力で戻って来た。
「この雑誌は知っているか?」
「『ヌー』? 確かオカルト雑誌ですよね? それが何です?」
「まあそう焦るな。 ほれ♪」
ハルヒは雑誌の付箋が付いた所をめくった。
・乳武山麓に『葉巻型UFO』出現か!?
・人間航空基地よりF-144がスクランブル発進! パイロットが肉眼で捕捉!?
・数分後に消失、痕跡はゼロ!
特集記事にはそんな見出しが躍り、さらに投稿者が撮った写真が掲載されていた。
夕方の薄暗い背景に、それらしき姿が黒く浮かんでいた。
「このシルエット、見覚えあるだろう? ん? ん?」
ハルヒがドヤ顔で見せて来たページをまじまじと見る二人。
目の前にある実際のナビスコと交互に見比べている。
「う~ん、 確かに似ているな……」
朔也が唸りながら写真を見ていると、ミモザは写真を見て確信した。
「似ているも何も、 間違いなくコイツですよ!」
そしてミモザは半ギレ状態でハルヒに言った。
「と言うか安易に姿を晒すなんてダメでしょう? 何でステルス迷彩とか展開しないんですか?」
「生憎そんな都合の良いロマン装備は、 コイツには付いておらん!」
ハルヒは開き直ってミモザに言った。
「はぁ? だったらヤバいでしょう? 軍の宇宙局なんかに嗅ぎ付けられでもしたら目も当てられない……」
「問題無い。 あそこは脳ミソお花畑の連中しかおらん!」
「もっと緊張感とかないんですか? はぁ……」
最早何を言っても無駄と、ミモザは『オーマイガー』のポーズを取って見せた。
「マスコミが勝手に『UFO』として取り扱ってくれたお陰で、 アイツらはガセネタくらいにしか思っておらんだろうさ」
「それを言うなら逆でしょう?『ロマン思考』の人が多い宇宙局だからヤバいんですって……」
「国から開発費を搾り取って自分らの肥やしにする様な輩たちだ。 心配せずともその内解体されるだろうよ」
ハルヒのトゲのある言い方に、朔也は訝し気な顔でハルヒに聞いた。
「ハルちゃんて、 宇宙局に恨みでもあるの? いちいち引っかかる言い方するし……」
「ああ、 それはですねジン様、 先輩は――」
「言うなミモザ!」
「ひっ!?」
ミモザの解説を遮り、ハルヒは一瞬声を荒くした。
「過去に色々あったのだ。 詮索する価値も無い他愛ない事だよ……」
そう言ったハルヒは少し悲し気だったが、直ぐにパァッと明るい顔になった。
「そんな事はイイ! お前たちも船内を見ればコイツの価値観が変わるだろう。 ほれ、 行くぞ♪」
ハルヒがナビスコに朔也たちを連れてズンズンと歩いて行く。
ミモザがキョロキョロとナビスコを見ながらハルヒに聞いた。
「先輩? 船尾から物資が運ばれてますけど、乗組員はドコから乗るんです?」
「おお! イイ質問だ! ココを見ろ」
ミモザが指差した所には、赤い▽マークが入っていた。
「この前に立って手をかざすと……ほれ♪」
シュイィィン……
「うわっ!?」
朔也が思わず声を上げた。
境目が全く見えなかった所に、突如扉が出現した。
「スゴいな。 継ぎ目が全く見えなかったぞ?」
「どんな金属を使っているんでしょうね……」
扉の様子を観察している二人の横を、突然ベラが通り越した。
「ベラちゃん?」
「……由々しき事態デス。 マジヤバデス……」
ベラはミモザを無視し、ブツブツ言いながら躊躇なく船内に入って行った。
「ベラちゃん、 どうしたんでしょうね?」
「さぁ? ボクにはさっぱり?」
顔を見合わせ首を傾げている二人に、ハルヒが声を掛けた。
「早く来いよ! 船内を案内する♪」
ハルヒが船内でおいでおいでをしている。
ミモザは朔也と顔を見合わせた。
「ジン様、 覚悟を決めて行きましょう……」
「わかった。 行こう」
二人は足並みをそろえて船内に入った。
ミッションの確認をしている内に、朔也が選出された理由が露呈した。
カサンドラにいるであろう大賢者ブロディ(仮)は女性だった。
要するに朔也は、大賢者を誘惑して連れ戻す為の『エサ』に使われると言う事のようだ。
朔也は恐る恐るハルヒに聞いた。
「大賢者って生きていたら何歳くらい?」
「そうさな……ざっと800歳は下らないと思うぞ?」
「はぁ!? そんなヨボヨボのおばあちゃんを口説き落とせって? 無理無理無理」
朔也はドン引きし、両手をブンブンと振り回して露骨に嫌がった。
「それだけの価値があると言う事だ。 今更駄々をこねても遅いぞ?」
「ふざけてる……とんだ茶番だ……」
追い詰められた朔也は、次第にトーンダウンしていった。
そんな朔也の肩に手を置き、ハルヒはささやくように言った。
「相手は大賢者だ。『不老の魔法』でも使って今でもピチピチのムチムチかもしれんぞ?」
「適当な事を……くっ! そんな事でボクに命張れって言うのかよ……」
ハルヒは悪びれもせず、さらに追い打ちをかけた。
「何百年ぶりに見る男がお前なら、 大賢者とてチョロいだろうよ♪」
ハルヒの言い草に、朔也はもうどうでも良くなっていた。
「あー! もうイイわかった! こうなりゃヤケだ! 速攻でボク史上最高年齢のレディをモノにしてやるさ!」
朔也は抵抗するのも空しくなり、半ば投げやりに言った。
「そうだ! その意気だ! いやぁわかってくれたかぁ……うんうん」
ハルヒは何度も頷き、朔也の肩をポンポンと軽く叩いた。
そしてハルヒは、ここぞとばかりに周りにいる作業員に言い放った。
「善は急げだ! 皆の者、 心して準備に掛かれ!」
「「「はっ!!」」」
作業員たちの背筋がピンと伸び、作業に没頭し始めた。
「まんまと乗せられた。 だから交渉事はボクには無理なのか。 はぁ……」
大きな溜息を吐いた朔也に、ミモザは申し訳なさげに言った。
「ジン様、 ドンマイです……」
◇ ◇ ◇ ◇
宇宙船ナビスコ 船内 ジン回想――
ハルヒたちがナビスコに近付くと、作業員が食料や水などの物資の積み込みを行っていた。
ハルヒが作業員に声をかけた。
「おおご苦労! 進捗はどうだ?」
「はっ! 順調でありますっ!」
「よしっ! 続けたまえ」
「はっ!」
ナビスコをまじまじと見つめている朔也たち。
全長20m、高さ5mのガンメタリックに塗られた未知の乗り物を眺めていると、自然と声が漏れた。
「これで宇宙に行けるの?……」
「行けるぞ! なぁベラ?」
「肯定デス。 ありよりのありデス」
ハルヒの問いに、ベラはギャル語混じりに答えた。
それでも不安だった朔也がさらに聞いた。
「飛行試験とかはやったの?」
「ああやった。 5回ほどな。 当然成功したぞ? そうだ! ちょっと待ってろ!」
はっと何かを思いついたハルヒがパタパタとデスクの方に行き、雑誌を持って全速力で戻って来た。
「この雑誌は知っているか?」
「『ヌー』? 確かオカルト雑誌ですよね? それが何です?」
「まあそう焦るな。 ほれ♪」
ハルヒは雑誌の付箋が付いた所をめくった。
・乳武山麓に『葉巻型UFO』出現か!?
・人間航空基地よりF-144がスクランブル発進! パイロットが肉眼で捕捉!?
・数分後に消失、痕跡はゼロ!
特集記事にはそんな見出しが躍り、さらに投稿者が撮った写真が掲載されていた。
夕方の薄暗い背景に、それらしき姿が黒く浮かんでいた。
「このシルエット、見覚えあるだろう? ん? ん?」
ハルヒがドヤ顔で見せて来たページをまじまじと見る二人。
目の前にある実際のナビスコと交互に見比べている。
「う~ん、 確かに似ているな……」
朔也が唸りながら写真を見ていると、ミモザは写真を見て確信した。
「似ているも何も、 間違いなくコイツですよ!」
そしてミモザは半ギレ状態でハルヒに言った。
「と言うか安易に姿を晒すなんてダメでしょう? 何でステルス迷彩とか展開しないんですか?」
「生憎そんな都合の良いロマン装備は、 コイツには付いておらん!」
ハルヒは開き直ってミモザに言った。
「はぁ? だったらヤバいでしょう? 軍の宇宙局なんかに嗅ぎ付けられでもしたら目も当てられない……」
「問題無い。 あそこは脳ミソお花畑の連中しかおらん!」
「もっと緊張感とかないんですか? はぁ……」
最早何を言っても無駄と、ミモザは『オーマイガー』のポーズを取って見せた。
「マスコミが勝手に『UFO』として取り扱ってくれたお陰で、 アイツらはガセネタくらいにしか思っておらんだろうさ」
「それを言うなら逆でしょう?『ロマン思考』の人が多い宇宙局だからヤバいんですって……」
「国から開発費を搾り取って自分らの肥やしにする様な輩たちだ。 心配せずともその内解体されるだろうよ」
ハルヒのトゲのある言い方に、朔也は訝し気な顔でハルヒに聞いた。
「ハルちゃんて、 宇宙局に恨みでもあるの? いちいち引っかかる言い方するし……」
「ああ、 それはですねジン様、 先輩は――」
「言うなミモザ!」
「ひっ!?」
ミモザの解説を遮り、ハルヒは一瞬声を荒くした。
「過去に色々あったのだ。 詮索する価値も無い他愛ない事だよ……」
そう言ったハルヒは少し悲し気だったが、直ぐにパァッと明るい顔になった。
「そんな事はイイ! お前たちも船内を見ればコイツの価値観が変わるだろう。 ほれ、 行くぞ♪」
ハルヒがナビスコに朔也たちを連れてズンズンと歩いて行く。
ミモザがキョロキョロとナビスコを見ながらハルヒに聞いた。
「先輩? 船尾から物資が運ばれてますけど、乗組員はドコから乗るんです?」
「おお! イイ質問だ! ココを見ろ」
ミモザが指差した所には、赤い▽マークが入っていた。
「この前に立って手をかざすと……ほれ♪」
シュイィィン……
「うわっ!?」
朔也が思わず声を上げた。
境目が全く見えなかった所に、突如扉が出現した。
「スゴいな。 継ぎ目が全く見えなかったぞ?」
「どんな金属を使っているんでしょうね……」
扉の様子を観察している二人の横を、突然ベラが通り越した。
「ベラちゃん?」
「……由々しき事態デス。 マジヤバデス……」
ベラはミモザを無視し、ブツブツ言いながら躊躇なく船内に入って行った。
「ベラちゃん、 どうしたんでしょうね?」
「さぁ? ボクにはさっぱり?」
顔を見合わせ首を傾げている二人に、ハルヒが声を掛けた。
「早く来いよ! 船内を案内する♪」
ハルヒが船内でおいでおいでをしている。
ミモザは朔也と顔を見合わせた。
「ジン様、 覚悟を決めて行きましょう……」
「わかった。 行こう」
二人は足並みをそろえて船内に入った。
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