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第9章 冬の……アナタ、どなた?
エピソード56-53
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保養施設 スパエリア 円形黄金風呂
黄金の浴槽に浸かり、滅多に味わえないロケーションに歓喜しているニナとルリだった。
「ふぁ~。 入ってるだけで金運が上がりそうだね♪」
「こんな体験が出来るなんて……ニナちゃんには感謝しかないよぉ」
感激しているルリが、ニナに礼を言った。
「イイのイイの。 今宵のラッキーガールは私たちなんだからさっ♪」
そう言ってニナは、隣にいるジンのレプリカの股間についているフルンチングを握った。
「ねぇ、 こうゆうやつあったよね? ほら♡」
ニナはジンを自分の膝に座らせ、フルンチングをシゴき始めた。
すると、勃起したフルンチングがピョコンと水面から顔を出した。
「そ、 その技は『潜望鏡』ですね? うひゃぁぁ」
「それで、 こうやって、 あ~むっ♡」グポッ、グポッ
ニナはフルンチングを咥え、顔を上下に動かした。
「おぉぅ……気持ちイイよ子ネコちゃん……」
「ピクピクしてる。 カワイイ♡」
ジンは苦悶の表情を浮かべ、潤んだ瞳でニナを見た。
ニナは、近くで指をくわえて見ているルリに言った。
「ほら! 先輩もやってみて♪」
「わ、 私もですかぁ? じゃ、 ちょっとだけ……」
ルリはダッシュ7を自分の太ももに座らせ、腰を上げさせた。
「こうゆうのはどうですぅ? ムフン♡」
ルリはD以上は確実の胸でフルンチングを挟み、上下に動かした。
するとフルンチングは直ぐに勃起した。
「イイぞ娘……もっと動け」
ルリは自分の胸で脈打つフルンチングを、満足そうに愛撫した。
「ヌフ~。 来年はイイ年になりそうですぅ……ぶふっ!」
すると突然ルリが鼻血を出し、お湯に血が混入した。
「ちょっと先輩!? のぼせたのか興奮したのかどっちなの?」
「り、 両方……かも? ぐふぅ!」
ルリは天井の方を見ながら、首の後ろをトントンと手刀を入れていた。
「とりあえず上がろう! ほら、 早くっ! 抱き上げて!」
「へ? ふぁぁ!」
ニナはダッシュ7にルリをお姫様抱っこさせ、浴槽から出させた。
「はわわ……幸せ……ぶっしゅぅ!」
逆効果だったのか、ルリの鼻血が一層強くなった。
「取り敢えず、そこに寝かせて!」
「ふぁぅぅぅ……」
目を回しているルリを、ダッシュ7が脱衣所の長椅子に寝かせた。
「ちょっとはしゃぎ過ぎたかなぁ……」
ニナはそう呟いて、壁にあった時計を見た。
「そろそろ頃合いか。 係の人を呼ぼう」
ニナはそう言って、内線でフロントに連絡した。
◆ ◆ ◆ ◆
保養施設内 宿泊棟 『デルフィニウムの間』
エスメラルダとラチャナがシズルーの施術を受けている最中、薫子と忍が戻って来た。
「何だいアンタたち! もう帰って来たのかい?」
エスメラルダは残念そうな顔でため息混じりに言った。
「速攻で温まって来た! シズルー兄様、 私にもお願ぁい!」ハァハァ
「勿論、 私も♪」ハァハァ
二人がそう言った直後、後続の者たちがゾロゾロと部屋に入って来た。
エスメラルダは大きなため息をつき、吐き捨てる様に言った。
「騒がしいねぇ……全くあのコたちときたら情緒もヘったくれもないのかい?」
次にキャリーとフジ子がいがみ合いながら入って来た。
「アンタ! 隙を見て『アレ』を奪うつもりでしょう?」
「はぁ? そう言うって事はアナタの方が怪しいです! オイルの滑りを利用するつもり!?」
いがみ合っている二人の後ろから、ジョアンヌとカミラが入って来た。
「ち、 ちょっとママ!? 何で修羅場ってるの!?」
「勝負に負けたママにも施術を受けさせてくれるシズルー様にしつれ……え?」
ジョアンヌがエスメラルダの方を見た瞬間、一瞬言葉を失った。
「シ、 シズルー様が、 二人?」
「ふぇ? あ、 ホントだ……」
それを聞いてカミラも一瞬フリーズした。
一同が二人のシズルーを交互に見ていると、片方のシズルーが話し出した。
「一人ずつ順番に施術を行うと短時間では対応しきれない。 ゆえに効率化を図った」パチン
シズルーが指パッチンをすると、内風呂の方からぞろぞろと6人のシズルーが出て来た。
「え、 えぇ~!?」
「【分身の術】!? シズルー様って、 ニンジャだったの!?」
ジョアンヌたちは、全部で8人のシズルーを見て驚愕の表情を浮かべた。
その表情が面白かったのか、薫子たちがドヤ顔で説明した。
「あら、 知らなかったの? シズルー兄様はね、いろんな複製を作れる魔法【レプリカ】を習得してるのよ♪」
「この位で驚いてるなんて、アンタたち、『にわか』ね? フフン」
「くっ!? 私が知っていたシズルー様は、 断片的なほんの一部だったんだわ……」
ジョアンヌはそう言って悔しそうに薫子たちを見た。
「どうでもイイから、 早く初めて頂戴?」
「そうです! シズルー様とのひと時、 一秒たりとも無駄には出来ません!」
声の方を見ると、キャリーとフジ子はダブルベッドにうつ伏せになっていた。
しかも、浴衣は脱ぎ捨てて全裸だった。
「私たちも早くスタンバイするわよっ!」
「了解!」
それを見た薫子たちは、瞬時に浴衣を脱ぎ、ダブルベッドに飛び込んだ。
みんなの機敏な動作に呆気に取られているジョアンヌたち。
「お前たちは見学か?」
シズルーは呆然と立ちすくんでいるジョアンヌたちにそう言った。
「いいえ! お願いしますっ!」
「私もお願いっ!」
浴衣を脱ぎ、全裸となったジョアンヌたちは、残ったダブルベッドに飛び込んだ。
「これより、 フォーメーションを決める……」
そう言ってシズルーは8人で円陣を組み、何かやっていた。
すると、次々にペアが出来上がっていく。
「グーとパーで別れましょ! っしょ! っしょ!」
静流は自分を含めた8人を4組のペアに分けたのだ。
グーが『主』でパーが『従』といった具合なのだろう。
これにより、命令系統を分散する事が出来る為、魔力の節約になる。
「何をやってるのよ?」
「多分アンテナを分配したのよ。 一度に7体操るよりはずっと楽だもん……」
キャリーの呟きに、その筋に詳しそうなラチャナがフォローした。
そしてシズルーのペアがそれぞれのベッドに配置された。
「「「「よろしい。 では、 始めよう」」」」
ペアの主たちの声がシンクロした。
黄金の浴槽に浸かり、滅多に味わえないロケーションに歓喜しているニナとルリだった。
「ふぁ~。 入ってるだけで金運が上がりそうだね♪」
「こんな体験が出来るなんて……ニナちゃんには感謝しかないよぉ」
感激しているルリが、ニナに礼を言った。
「イイのイイの。 今宵のラッキーガールは私たちなんだからさっ♪」
そう言ってニナは、隣にいるジンのレプリカの股間についているフルンチングを握った。
「ねぇ、 こうゆうやつあったよね? ほら♡」
ニナはジンを自分の膝に座らせ、フルンチングをシゴき始めた。
すると、勃起したフルンチングがピョコンと水面から顔を出した。
「そ、 その技は『潜望鏡』ですね? うひゃぁぁ」
「それで、 こうやって、 あ~むっ♡」グポッ、グポッ
ニナはフルンチングを咥え、顔を上下に動かした。
「おぉぅ……気持ちイイよ子ネコちゃん……」
「ピクピクしてる。 カワイイ♡」
ジンは苦悶の表情を浮かべ、潤んだ瞳でニナを見た。
ニナは、近くで指をくわえて見ているルリに言った。
「ほら! 先輩もやってみて♪」
「わ、 私もですかぁ? じゃ、 ちょっとだけ……」
ルリはダッシュ7を自分の太ももに座らせ、腰を上げさせた。
「こうゆうのはどうですぅ? ムフン♡」
ルリはD以上は確実の胸でフルンチングを挟み、上下に動かした。
するとフルンチングは直ぐに勃起した。
「イイぞ娘……もっと動け」
ルリは自分の胸で脈打つフルンチングを、満足そうに愛撫した。
「ヌフ~。 来年はイイ年になりそうですぅ……ぶふっ!」
すると突然ルリが鼻血を出し、お湯に血が混入した。
「ちょっと先輩!? のぼせたのか興奮したのかどっちなの?」
「り、 両方……かも? ぐふぅ!」
ルリは天井の方を見ながら、首の後ろをトントンと手刀を入れていた。
「とりあえず上がろう! ほら、 早くっ! 抱き上げて!」
「へ? ふぁぁ!」
ニナはダッシュ7にルリをお姫様抱っこさせ、浴槽から出させた。
「はわわ……幸せ……ぶっしゅぅ!」
逆効果だったのか、ルリの鼻血が一層強くなった。
「取り敢えず、そこに寝かせて!」
「ふぁぅぅぅ……」
目を回しているルリを、ダッシュ7が脱衣所の長椅子に寝かせた。
「ちょっとはしゃぎ過ぎたかなぁ……」
ニナはそう呟いて、壁にあった時計を見た。
「そろそろ頃合いか。 係の人を呼ぼう」
ニナはそう言って、内線でフロントに連絡した。
◆ ◆ ◆ ◆
保養施設内 宿泊棟 『デルフィニウムの間』
エスメラルダとラチャナがシズルーの施術を受けている最中、薫子と忍が戻って来た。
「何だいアンタたち! もう帰って来たのかい?」
エスメラルダは残念そうな顔でため息混じりに言った。
「速攻で温まって来た! シズルー兄様、 私にもお願ぁい!」ハァハァ
「勿論、 私も♪」ハァハァ
二人がそう言った直後、後続の者たちがゾロゾロと部屋に入って来た。
エスメラルダは大きなため息をつき、吐き捨てる様に言った。
「騒がしいねぇ……全くあのコたちときたら情緒もヘったくれもないのかい?」
次にキャリーとフジ子がいがみ合いながら入って来た。
「アンタ! 隙を見て『アレ』を奪うつもりでしょう?」
「はぁ? そう言うって事はアナタの方が怪しいです! オイルの滑りを利用するつもり!?」
いがみ合っている二人の後ろから、ジョアンヌとカミラが入って来た。
「ち、 ちょっとママ!? 何で修羅場ってるの!?」
「勝負に負けたママにも施術を受けさせてくれるシズルー様にしつれ……え?」
ジョアンヌがエスメラルダの方を見た瞬間、一瞬言葉を失った。
「シ、 シズルー様が、 二人?」
「ふぇ? あ、 ホントだ……」
それを聞いてカミラも一瞬フリーズした。
一同が二人のシズルーを交互に見ていると、片方のシズルーが話し出した。
「一人ずつ順番に施術を行うと短時間では対応しきれない。 ゆえに効率化を図った」パチン
シズルーが指パッチンをすると、内風呂の方からぞろぞろと6人のシズルーが出て来た。
「え、 えぇ~!?」
「【分身の術】!? シズルー様って、 ニンジャだったの!?」
ジョアンヌたちは、全部で8人のシズルーを見て驚愕の表情を浮かべた。
その表情が面白かったのか、薫子たちがドヤ顔で説明した。
「あら、 知らなかったの? シズルー兄様はね、いろんな複製を作れる魔法【レプリカ】を習得してるのよ♪」
「この位で驚いてるなんて、アンタたち、『にわか』ね? フフン」
「くっ!? 私が知っていたシズルー様は、 断片的なほんの一部だったんだわ……」
ジョアンヌはそう言って悔しそうに薫子たちを見た。
「どうでもイイから、 早く初めて頂戴?」
「そうです! シズルー様とのひと時、 一秒たりとも無駄には出来ません!」
声の方を見ると、キャリーとフジ子はダブルベッドにうつ伏せになっていた。
しかも、浴衣は脱ぎ捨てて全裸だった。
「私たちも早くスタンバイするわよっ!」
「了解!」
それを見た薫子たちは、瞬時に浴衣を脱ぎ、ダブルベッドに飛び込んだ。
みんなの機敏な動作に呆気に取られているジョアンヌたち。
「お前たちは見学か?」
シズルーは呆然と立ちすくんでいるジョアンヌたちにそう言った。
「いいえ! お願いしますっ!」
「私もお願いっ!」
浴衣を脱ぎ、全裸となったジョアンヌたちは、残ったダブルベッドに飛び込んだ。
「これより、 フォーメーションを決める……」
そう言ってシズルーは8人で円陣を組み、何かやっていた。
すると、次々にペアが出来上がっていく。
「グーとパーで別れましょ! っしょ! っしょ!」
静流は自分を含めた8人を4組のペアに分けたのだ。
グーが『主』でパーが『従』といった具合なのだろう。
これにより、命令系統を分散する事が出来る為、魔力の節約になる。
「何をやってるのよ?」
「多分アンテナを分配したのよ。 一度に7体操るよりはずっと楽だもん……」
キャリーの呟きに、その筋に詳しそうなラチャナがフォローした。
そしてシズルーのペアがそれぞれのベッドに配置された。
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