450 / 611
第9章 冬の……アナタ、どなた?
エピソード56-8
しおりを挟む
利用者専用ビーチ――
保養施設の利用者専用ビーチには、静流たちとシズムや白黒ミサのグラビア撮影チームがいた。
少し遅れて真琴や美千留、薫子や忍たちがビーチにやって来た。
「あっ! 静流見つけた!」
「ホントだ! あそこにいた!」
静流を見付けるや、猛烈な加速でダッシュして来る忍と薫子。
「うわっ! 見つかっちゃった」
砂煙を上げ、静流めがけて危険タックルをかます勢いで近付いて来る二人。
「「しずるぅ~!!」」ドドドド
「う、うわぁぁ!」
ひと際高く砂煙が立ち込め、やがて視界がクリアになると、忍たちは何故か、イルカの浮き輪を抱きしめていた。
「ん? あれ? 大丈夫だ……」
これから襲って来るだろう衝撃に、とっさにガードしていた静流だったが、衝撃は襲って来なかった。
異変に気付いた忍が状況を分析した。
「ん? これは……『変わり身の術』?」
そう言って静流の方を見ると、静流の前に立ってポーズを取っている者たちがいた。
薫子は面倒くさそうに、その者たちに言い放った。
「アンタたち? これから静流とイチャイチャするんだから、 遠慮してくれない?」、
「いいえ! 静流様は私たちと過ごすのです!」
「ししょー! シズルンは渡さない!」
「ちょっと待ったー! であります!」
「み、みんなぁ……」
静流の前にいたのは、イチカ、ヨーコ、佳乃であった。
「イチカはいつでも静流に会える。 私は我慢した!」
忍に痛い所を突かれ、黙ってしまうイチカ。
「ぐぬぬ、 確かにそれを言われると……」
「イイ子。 物分かりが良くて助かる」
イチカはいとも簡単に忍の手に落ちた。
すると、ここぞと言わんばかりにヨーコが言い放った。
「だからって静流様を独占するのは違うと思います! 私たちだってこの日を一日千秋の想いで待ち望んでいたのですから!」
佳乃もそれに追随した。
「右に同じであります! 我々だって、 癒されたいのであります!」
そんな二人に対し、薫子はため息混じりに言った。
「じゃあ、どうしろって言うの? 静流は一人なのよ?」
そんなやりとりを遠くから見ていた女性がいた。
ビーチパラソルの下で、ビーチチェアに寝そべってアイスティーを飲んでいる。
学校指定の競泳水着の上にパーカーを羽織り、赤い髪が風になびいている。
「冴えてますねお姉様。 それ、頂きます」
その女性はそう言って、口元を緩めた。
「さぁて、宴会の余興が楽しみだ♪」
◆ ◆ ◆ ◆
静流を巡って一触即発の状態が続き、静流は睨み合う女どもに苦笑いしながら言った。
「まぁまぁ落ち着いて。 もっと平和的な解決方法は無いかなぁ? あ、あれなんかどうかな? ビーチバレーとか?」
静流はビーチバレーのコートを指さした。
薫子たちは余裕ぶって三人に言った。
「そうね、 もうすぐお昼だし……わかった。 勝者が静流とランチを共にするってのはどう?」
薫子の提案に、ヨーコは堂々とした口調で薫子たちに言い放った。
「イイでしょう。 受けて立ちますっ!」
「無謀。 恥をかくだけ」
「日ごろの鍛錬が役に立ちそうでありますっ!」
ヨーコたちと忍たちが睨み合っていると、他の者たちがわらわらと集まった。
「面白そうね美紀、私たちも出てみる?」
「オッケー真紀!」
先に食いついたのは工藤姉妹だった。
澪はそんな二人を見てボソッと呟いた。
「静流クンとランチか……イイなぁ」
すると、それを聞いたココナが夏樹に言った。
「何ぃ? 聞き捨てならんな。 ナッキー! 私も出るぞ!」
「姫様、 本気ですか?」
それを聞いたイクの眉がピクっと反応し、おもむろに立ち上がった。
「ココナが出るのか? 腹ごなしに丁度イイ! 佳乃、 準備しろ!」
「了解でありますっ!」
次々とエントリーしていくのを見て、真琴は決心した。
「イチカ、出るよ!」
「ふぇ? ホントにししょーとやり合うの?」
「そこまで勝進めるかわからないけど、アタシたちの『幼馴染パワー』を使う!」
「……わかった。 やってみる」
薫子やヨーコたちの小競り合いだったのが、参加者があっという間に増えた。
名乗りを上げたのは、
薫子・忍ペア
ヨーコ・アンナペア
工藤姉妹ペア
ココナ・夏樹ペア
イク・佳乃ペア
真琴・イチカペア
であった。
臨戦態勢になっている面々を見て、静流は引き気味に達也に言った。
「うわぁ……何かヤバい雰囲気になってきた。 僕、 変な事言っちゃったかな?」
「みんな目がギラギラしてるぜ……観念して勝ったペアとメシに付き合ってやるんだな」
「成り行き上、それしかないよね……」
「羨ましいぜ……モテる男ってのは辛いねぇ。 クヒヒ」
他人事だと思って言いたい放題の達也に、静流が聞いた。
「何でそこにこだわるんだろう? 昼ごはんぐらい、みんな一緒に食べればイイのに……」
静流がそんな事を言うと、達也は溜息混じりに言った。
「静流、 お前わかって無いなぁ……いいか? 会えない時間が『愛』を育てるんだ!」
「そんな、大袈裟な……」
「お前は言わば、 滅多に会えない『レア出勤』『プラチナキャスト』だって事!」
「ふぅ。 そんなもんかね……」
力説する達也に、今度は静流が溜息交じりに言った。
「なぁ達也、 これってモテてるの?」
「はぁ? どう少なく見積もっても、 モテてるとしか思えねぇけどな」
達也は眉間にしわを寄せ、呆れ顔で静流にそう言った。
静流は浮かない顔でボソッと呟いた。
「わかんないんだ……こんな感じで、 ここに来たみんなが満足してるのかってね……」
「おいおい、 まだ始まったばっかじゃん! これからだろ?」
「う、うん」
達也は静流の肩をポンと叩き、静流を励ました。
「とにかく! 今はこのイベントを全力で楽しめ! それが結果的に他のヤツを満足させる事になるんだからよ」
「そ、 そうかな?」
「そんな顔すんなって! お前は基本、 笑ってればイイんだ!」
「何だよそれ! でも、 確かに達也の言う通りかもな。 フフフ」
静流の顔に、笑顔が戻った。
すると、後ろから声をかけられた。
「しず兄、ツッチーに慰められてる。 キモ」
「静流お兄様、 私もエントリーしたかったんですが、 美千留ちゃんを説得出来ませんでした……」
「美千留と、 カナ子ちゃん?」
声の主は美千留とカナ子だった。その隣には朋子がいた。
「達也、 見事なメンタルケアだったよ。 見直した」
「朋子? 聞いてたのか?」
「うん。 私もそう思った。 五十嵐クン、全力で楽しめばイイんだよ」
「そうだね。 サンキュー達也♪」パァァ
朋子にそう言われ、静流は満面の笑顔を浮かべた。
「まぁな! なんたって静流とは『親友』だかんな!」
達也はそう言って白い歯を見せた。
保養施設の利用者専用ビーチには、静流たちとシズムや白黒ミサのグラビア撮影チームがいた。
少し遅れて真琴や美千留、薫子や忍たちがビーチにやって来た。
「あっ! 静流見つけた!」
「ホントだ! あそこにいた!」
静流を見付けるや、猛烈な加速でダッシュして来る忍と薫子。
「うわっ! 見つかっちゃった」
砂煙を上げ、静流めがけて危険タックルをかます勢いで近付いて来る二人。
「「しずるぅ~!!」」ドドドド
「う、うわぁぁ!」
ひと際高く砂煙が立ち込め、やがて視界がクリアになると、忍たちは何故か、イルカの浮き輪を抱きしめていた。
「ん? あれ? 大丈夫だ……」
これから襲って来るだろう衝撃に、とっさにガードしていた静流だったが、衝撃は襲って来なかった。
異変に気付いた忍が状況を分析した。
「ん? これは……『変わり身の術』?」
そう言って静流の方を見ると、静流の前に立ってポーズを取っている者たちがいた。
薫子は面倒くさそうに、その者たちに言い放った。
「アンタたち? これから静流とイチャイチャするんだから、 遠慮してくれない?」、
「いいえ! 静流様は私たちと過ごすのです!」
「ししょー! シズルンは渡さない!」
「ちょっと待ったー! であります!」
「み、みんなぁ……」
静流の前にいたのは、イチカ、ヨーコ、佳乃であった。
「イチカはいつでも静流に会える。 私は我慢した!」
忍に痛い所を突かれ、黙ってしまうイチカ。
「ぐぬぬ、 確かにそれを言われると……」
「イイ子。 物分かりが良くて助かる」
イチカはいとも簡単に忍の手に落ちた。
すると、ここぞと言わんばかりにヨーコが言い放った。
「だからって静流様を独占するのは違うと思います! 私たちだってこの日を一日千秋の想いで待ち望んでいたのですから!」
佳乃もそれに追随した。
「右に同じであります! 我々だって、 癒されたいのであります!」
そんな二人に対し、薫子はため息混じりに言った。
「じゃあ、どうしろって言うの? 静流は一人なのよ?」
そんなやりとりを遠くから見ていた女性がいた。
ビーチパラソルの下で、ビーチチェアに寝そべってアイスティーを飲んでいる。
学校指定の競泳水着の上にパーカーを羽織り、赤い髪が風になびいている。
「冴えてますねお姉様。 それ、頂きます」
その女性はそう言って、口元を緩めた。
「さぁて、宴会の余興が楽しみだ♪」
◆ ◆ ◆ ◆
静流を巡って一触即発の状態が続き、静流は睨み合う女どもに苦笑いしながら言った。
「まぁまぁ落ち着いて。 もっと平和的な解決方法は無いかなぁ? あ、あれなんかどうかな? ビーチバレーとか?」
静流はビーチバレーのコートを指さした。
薫子たちは余裕ぶって三人に言った。
「そうね、 もうすぐお昼だし……わかった。 勝者が静流とランチを共にするってのはどう?」
薫子の提案に、ヨーコは堂々とした口調で薫子たちに言い放った。
「イイでしょう。 受けて立ちますっ!」
「無謀。 恥をかくだけ」
「日ごろの鍛錬が役に立ちそうでありますっ!」
ヨーコたちと忍たちが睨み合っていると、他の者たちがわらわらと集まった。
「面白そうね美紀、私たちも出てみる?」
「オッケー真紀!」
先に食いついたのは工藤姉妹だった。
澪はそんな二人を見てボソッと呟いた。
「静流クンとランチか……イイなぁ」
すると、それを聞いたココナが夏樹に言った。
「何ぃ? 聞き捨てならんな。 ナッキー! 私も出るぞ!」
「姫様、 本気ですか?」
それを聞いたイクの眉がピクっと反応し、おもむろに立ち上がった。
「ココナが出るのか? 腹ごなしに丁度イイ! 佳乃、 準備しろ!」
「了解でありますっ!」
次々とエントリーしていくのを見て、真琴は決心した。
「イチカ、出るよ!」
「ふぇ? ホントにししょーとやり合うの?」
「そこまで勝進めるかわからないけど、アタシたちの『幼馴染パワー』を使う!」
「……わかった。 やってみる」
薫子やヨーコたちの小競り合いだったのが、参加者があっという間に増えた。
名乗りを上げたのは、
薫子・忍ペア
ヨーコ・アンナペア
工藤姉妹ペア
ココナ・夏樹ペア
イク・佳乃ペア
真琴・イチカペア
であった。
臨戦態勢になっている面々を見て、静流は引き気味に達也に言った。
「うわぁ……何かヤバい雰囲気になってきた。 僕、 変な事言っちゃったかな?」
「みんな目がギラギラしてるぜ……観念して勝ったペアとメシに付き合ってやるんだな」
「成り行き上、それしかないよね……」
「羨ましいぜ……モテる男ってのは辛いねぇ。 クヒヒ」
他人事だと思って言いたい放題の達也に、静流が聞いた。
「何でそこにこだわるんだろう? 昼ごはんぐらい、みんな一緒に食べればイイのに……」
静流がそんな事を言うと、達也は溜息混じりに言った。
「静流、 お前わかって無いなぁ……いいか? 会えない時間が『愛』を育てるんだ!」
「そんな、大袈裟な……」
「お前は言わば、 滅多に会えない『レア出勤』『プラチナキャスト』だって事!」
「ふぅ。 そんなもんかね……」
力説する達也に、今度は静流が溜息交じりに言った。
「なぁ達也、 これってモテてるの?」
「はぁ? どう少なく見積もっても、 モテてるとしか思えねぇけどな」
達也は眉間にしわを寄せ、呆れ顔で静流にそう言った。
静流は浮かない顔でボソッと呟いた。
「わかんないんだ……こんな感じで、 ここに来たみんなが満足してるのかってね……」
「おいおい、 まだ始まったばっかじゃん! これからだろ?」
「う、うん」
達也は静流の肩をポンと叩き、静流を励ました。
「とにかく! 今はこのイベントを全力で楽しめ! それが結果的に他のヤツを満足させる事になるんだからよ」
「そ、 そうかな?」
「そんな顔すんなって! お前は基本、 笑ってればイイんだ!」
「何だよそれ! でも、 確かに達也の言う通りかもな。 フフフ」
静流の顔に、笑顔が戻った。
すると、後ろから声をかけられた。
「しず兄、ツッチーに慰められてる。 キモ」
「静流お兄様、 私もエントリーしたかったんですが、 美千留ちゃんを説得出来ませんでした……」
「美千留と、 カナ子ちゃん?」
声の主は美千留とカナ子だった。その隣には朋子がいた。
「達也、 見事なメンタルケアだったよ。 見直した」
「朋子? 聞いてたのか?」
「うん。 私もそう思った。 五十嵐クン、全力で楽しめばイイんだよ」
「そうだね。 サンキュー達也♪」パァァ
朋子にそう言われ、静流は満面の笑顔を浮かべた。
「まぁな! なんたって静流とは『親友』だかんな!」
達也はそう言って白い歯を見せた。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない
一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。
クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。
さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。
両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。
……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。
それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。
皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。
※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる